留萌市(るもいし)は、北海道北西部・日本海に面する留萌振興局の中心都市で、人口17,338人。札幌から車で約2時間、旭川から約1時間10分。市域がハートの形をしていることでも知られます。
留萌市の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:
- ✅ 塩数の子の加工生産量が日本一──国内シェアおよそ50%を誇る「数の子のまち」
- ✅ 黄金岬──「日本の夕陽百選」に選ばれた絶景スポット。「日本一の落陽」とも称される
- ✅ 連番3国道の終点──国道231・232・233号が元川町2丁目交差点に集まる全国でも珍しい地点
- ✅ ニシン漁と炭鉱で栄えた歴史──最盛期は人口4万人超、出稼ぎ労働者3万人以上で賑わった港町
- ✅ 黄金岬はスコットランド・インドと並ぶ「世界三大波濤」の一つとされる荒々しい海岸景観
「夕陽の絶景を見たい旅行者」「海産物が好きな人」「ゆったり暮らせる港町を移住先に探している人」に向いた町。本記事では、観光・特産・歴史から、地元目線で留萌市の素顔を紹介します。
| 人口 | 17,338 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳) |
|---|---|
| 面積 | 297.81 km² |
| 人口密度 | 58.2 人/km² |
地理的には、北を留萌郡小平町、南を増毛郡増毛町、東を雨竜郡北竜町と沼田町に接し、西は日本海に面しています。アクセスは札幌から深川留萌自動車道経由で約2時間、旭川から約1時間10分。2023年4月にJR留萌本線の石狩沼田駅〜留萌駅間が廃止され、市内から鉄道路線は消滅しました。現在は沿岸バスや高速バスが交通の主役です。
かつてニシン漁で4万人超を擁した港町、その後の炭鉱、そして今は数の子加工日本一の町へ。留萌市の歩みと今をひとつずつ見ていきましょう。
留萌市の推しポイント

留萌市を語るときに外せないのが、海と港にまつわる物語です。日本一の数の子加工地、「日本の夕陽百選」黄金岬、3本の国道が集まる連番終点、そしてニシンと炭鉱で隆盛をきわめた港の記憶。海岸線の景観も独特で、世界三大波濤に数えられる柱状節理の岩肌が荒々しく続きます。ここからは、その代表的な顔を一つずつ深掘りしていきます。
推しポイント1:数の子加工生産量、日本一
留萌市は塩数の子の加工生産量で国内シェアおよそ50%を占める「数の子のまち」です。1956年に三井物産の取り扱いで海外産ニシンの卵を輸入・加工して贈答用に売り出したのが始まりで、空前のヒットとなりました。現在もカナダ産などのニシン卵を国内最高水準の技術で加工しており、市は5月5日を「かずの子の日」として消費拡大に取り組んでいます。
推しポイント2:黄金岬──「日本一の落陽」
柱を積み重ねたような奇岩(カンラン石玄武岩の柱状節理)が連なる黄金岬は、日本海に沈む夕陽の絶景スポット。「日本の夕陽百選」に選ばれ、地元では「日本一の落陽」と呼ばれています。さらにこの一帯はスコットランドのウィック、インド南部のマドラスと並んで「世界三大波濤」に挙げられる、波の激しさで知られる海岸でもあります。
推しポイント3:連番3国道の終点・元川町2丁目交差点
市内中心部の元川町2丁目交差点は、札幌が起点の国道231号、稚内が起点の国道232号、旭川が起点の国道233号という連番の3国道が同時に終点を迎える、国内でも珍しい地点。地理マニアにはたまらない「国道の交差点」として知られています。
推しポイント4:ニシンと炭鉱で栄えた港町の記憶
1900年代までは留萌市はニシン漁一本の漁業の町で、定住人口は4万人弱、出稼ぎ労働者は3万人以上、歓楽街は大いに賑わっていました。大正期からは周辺で大和田炭鉱・浅野炭鉱などが次々に開発され、留萌港は石炭・木材の積出港として急成長。最盛期には複数の鉄道が留萌駅に乗り入れていました。
推しポイント5:留萌出身のスポーツ選手・文化人
留萌は意外なほど人材を輩出している町でもあります。プロ野球で道内出身者初の首位打者を獲得した若松勉(元ヤクルト監督)、メジャーも経験した投手五十嵐亮太、作曲家の佐藤勝、歌手のあがた森魚などが留萌出身。スキー競技や相撲の力士も生んでいます。
留萌市の歴史

留萌市の歩みは、ニシン漁・炭鉱・貿易の三つの柱で語ることができます。江戸時代まではアイヌと和人が混在する地域でしたが、明治期にニシン漁の北上で漁村として発展。大正から昭和初期にかけては周辺の炭鉱開発で大きく繁栄し、戦後は国内最大の数の子加工拠点へと姿を変えていきました。
江戸時代〜明治──ルルモッペから留萌へ
「留萌」の地名は、現在の留萌川を指すアイヌ語に由来します。市が採用している説では、「潮汐が・静か・でいつもある・もの(川)」を意味する「ルㇽモオッペ(rur-mo-ot-pe)」、すなわち汐が奥深く入る川を表す言葉が転訛したものです。1786年(天明6年)に留萌神社が創建され、1869年(明治2年)に「ルルモッペ」が「留萌」と命名されました。1877年(明治10年)に戸長役場が元町に置かれ、これが留萌市の開基とされています。
大正〜昭和初期──炭鉱と鉄道で栄えた港町
1899年(明治32年)に大和田炭鉱が開業し、続いて浅野炭鉱・豊平炭鉱・達布炭鉱などが発見され、鉱業の比重が年々高まりました。1910年に留萌〜深川間に鉄道が開通、1921年には留萌〜増毛間も開通。1914年には増毛支庁が移転し、留萌支庁と改称。昭和22年頃には留萌本線、羽幌線、天塩炭砿鉄道、留萠鉄道、達布森林鉄道など多くの路線が留萌駅に集まり、石炭と木材の積出港として留萌港は飛躍的な拡大を遂げました。
戦後〜現代──三船殉難事件と数の子のまちへ
1945年8月22日、停戦直後の留萌沖で樺太からの引揚船3隻がソ連潜水艦に撃沈される三船殉難事件が起こりました。1947年(昭和22年)10月1日に市制が施行され、留萌市が誕生。1956年には三井物産の取り扱いで数の子の輸入・加工が始まり、1950年代の留萌港の数の子輸入シェアはほぼ100%、タラコ加工も国内シェア60%超を記録しました。一方で1960年代以降は炭鉱の閉山が相次ぎ、1987年には羽幌線が廃止、2023年4月にはJR留萌本線の石狩沼田〜留萌間が廃止され、市内から鉄道路線は完全に姿を消しました。
留萌市の文化・風習

留萌の暮らしは、海と冬と密接に結びついています。日本海から吹きつける季節風、特別豪雪地帯に指定されるほどの大雪、そして港町ならではの距離の近い人間関係。北海道弁を話す港の人たちの生活感を、いくつかの切り口で覗いてみましょう。
方言と話し方の特徴
留萌で耳にするのは、いわゆる北海道弁です。「なまら」(とても・すごく)、「しばれる」(厳しく冷え込む)、「したっけ」(そうしたら/じゃあね)、「〜だべ」「〜しょや」(〜でしょ)といった語が日常に登場します。冬の朝、近所のおばちゃんと「今朝はしばれるねぇ」と挨拶を交わす光景は、留萌の冬らしい風景なんですよね。
食卓と季節の暮らし
食卓には、季節ごとの海の恵みが並びます。夏はウニやホタテ、冬は塩数の子に甘エビ。お正月の食卓には地元加工の数の子が当たり前のように登場し、市内の学校給食でも地元のカズノコを使ったメニューが出されるほどです。冬は雪との戦いで、12月から3月までは日平均気温が氷点下の日が続きます。それでもみなさん、しばれる朝はストーブを焚いてあったかい味噌汁とおにぎりで一日を始めるんですよ。
港町の人の気質
留萌はかつてニシン漁の出稼ぎ労働者「やん衆」(ニシン漁に出稼ぎでやってきた漁師たち)で賑わった港町。今もその名残で、初対面でも距離が近く、世話焼きな人が多い土地柄と考えられます。歓楽街は最盛期ほどの賑わいではなくなりましたが、市民センターや文化センターでの催しを中心に、顔の見える関係性が残っています。
けあらしと冬の風物詩
真冬の黄金岬では、北海道らしい気象現象「けあらし」(凍らない海面から白く立ち上る霧)が見られます。したっけ(それじゃあ)、寒さは厳しくとも、その分だけ景色のご褒美がついてくるのが留萌の冬なんです。冬の海と霧と夕陽の組み合わせは、ここでしか味わえません。
留萌市の特産品・食

「数の子のまち」と呼ばれるだけあって、留萌市の食はとにかく海と切っても切れません。ニシン文化を今に残す加工品、ご当地ラーメン、そして留萌独自のブランド米やパスタ用小麦まで。代表的なものを順に紹介していきます。
塩数の子──国内シェア50%の主役
留萌の食を語るうえで外せないのが、何といっても塩数の子。国内シェア約50%を占める加工生産量日本一の特産品で、留萌市のゆるキャラ「KAZUMOちゃん」のモチーフにもなっています。味はなまら(すごく)パリパリで、噛むほどに塩気と旨味が広がります。旬は正月前の11月〜12月で、贈答用の需要がピーク。塩抜きしてだし醤油でいただくのが定番ですが、市内では刻んで寿司ネタやおにぎりにも使われていて、地元の人にとっては「特別な日のごちそう」ではなく「日常の食材」なんですよね。
ニシンの親子漬・ニシンそば──ヤン衆の記憶を継ぐ味
かつて留萌の海を埋め尽くしたニシンは、今でも留萌港で水揚げされ、加工品として食卓を彩ります。ニシンの親子漬は、ニシンの身と数の子を麹に漬け込んだ郷土の保存食。塩気と発酵の旨味が温かいご飯と相性抜群です。市内のそば屋では、甘辛く煮付けたニシンの甘露煮をのせたニシンそばが定番メニュー。20cmを超える大きなニシンがどんぶりからはみ出す店もあり、出汁の甘さがしみたニシンはなまら(とても)うまいんです。旬は春のニシン漁解禁時期と、冬の鍋シーズン。
やん衆ラーメン──港町のソウルフード
「やん衆ラーメン」は、ニシン漁の出稼ぎ労働者「やん衆」の名を冠した留萌のご当地ラーメン。市の特産品として留萌振興局からも紹介されている一杯で、海産物の旨味を活かしたスープが特徴です。寒い日に港町で食べる熱々のラーメンは、それだけで旅の記憶になります。市内には昔ながらのラーメン店が点在しており、観光ついでに食べ歩くのも楽しい時間と考えられます。
たら子・松前漬・カズチー──加工技術が生んだ多彩なラインナップ
1960年に三井物産経由でタラコの国内移入加工が始まって以降、留萌はたら子加工でも国内屈指の地位を築いてきました。数の子を松前漬にした松前漬、数の子をチーズで包んだ近年話題のおつまみカズチーなど、留萌の水産加工技術は今も進化を続けています。お土産選びに迷ったら、まずはこのあたりから手に取ってみてください。
ななつぼし・ルルロッソ──知る人ぞ知る農産物
水産だけでなく、農産物も実は留萌の隠れた強み。南るもい地域の「ななつぼし」は「全国米・食味分析コンクール」で3年連続金賞を受賞したブランド米。さらに、デュラム小麦のような特徴を持つパスタ用小麦「ルルロッソ」は、北海道内では留萌市と隣の小平町だけで生産されているレアな小麦で、生産から加工まで一貫したブランド化が進められています。海の町と思いきや、内陸では米と小麦も育っているのが留萌のおもしろさなんですよ。
留萌市の観光スポット

留萌市を旅する楽しみは、なんといっても海と港、そして高台からの眺望に集約されます。「日本一の落陽」と呼ばれる夕陽スポットから、道北最大級の海水浴場、ニシン漁の歴史を学べる資料館、温泉まで、コンパクトな市内に見どころが詰まっています。ここでは「初めての留萌」で外せない場所を、テーマごとに紹介します。
海と夕陽を楽しむスポット
- 黄金岬海浜公園 – 柱状節理の奇岩が連なる留萌のシンボル。日本海に沈む夕陽はなまら(とても)見事で、「日本の夕陽百選」「日本一の落陽」と称されています。シーズン中は岩場で磯ガニ釣りも体験でき、夏は海の家でイカの足を購入して挑戦するのが定番。シンボルモニュメント「波濤の門」越しに見る夕陽は写真映え抜群で、夕方17時前後に訪れると一番美しい時間帯に出会えます。
- ゴールデンビーチるもい – 国道231号沿い、約1kmの砂浜が続く道北エリア最大級の海水浴場。南に暑寒岳連峰、北に黄金岬を望むロケーションで、海水のきれいさで知られます。シャワー室・トイレ・洗い場が整備され、BBQ用のレンタルスペースも完備。夏休みのファミリーキャンプにぴったりです。
- 千望台 – 海抜180mに位置する展望スポット。留萌港を中心に市街地全体を見渡せ、条件が揃えば利尻島・天売島・焼尻島の島影まで望めます。夕景と夜景がとくに評判で、雲海が出現することも。駐車場横にはカフェがあり、コーヒー片手にゆっくり眺望を楽しめます。
ニシン文化と歴史を学べるスポット
- 留萌市海のふるさと館 – 黄金岬の高台に建つ、入館無料の資料館。1階の常設展示室では、日本海誕生を物語る貝の化石、ニシン漁で栄えた浜の道具、昔の留萌を撮影した映像などが見られます。2階の展望ラウンジからはコバルトブルーの日本海を一望でき、黄金岬の奇岩を見下ろす絶景。観光案内資料も豊富で、留萌観光の起点として立ち寄りたい施設です。
- 旧留萌佐賀家漁場 – 国の史跡に指定されている、ニシン漁の番屋・関連施設。ヤン衆が暮らした空間と、ニシン漁の道具類がそのまま残されています。最盛期に「一起し千両」と呼ばれた留萌の海の記憶に静かに触れられる、文化財好きにはたまらないスポットです。
自然と温泉で過ごすスポット
- 神居岩公園 – 広大な敷地でパークゴルフやキャンプを楽しめる総合公園。秋の紅葉シーズンにはきれいな景色が広がり、市民の散策コースとしても親しまれています。しばれる(厳しく冷え込む)冬を抜けた春から秋にかけてが訪れどき。
- 神居岩温泉 – 神居岩公園に隣接する留萌市内の温泉施設。観光や海水浴のあとに立ち寄って疲れを癒すのに最適な場所として知られています。
- 礼受牧場 – 大型風車が立ち並び、日本海と暑寒岳を一望できる風光明媚なスポット。7月中旬から8月中旬には白いそばの花が一面に咲き、風車と花畑のコントラストが見事です。夏の留萌ドライブで立ち寄りたい場所のひとつ。
ドライブと買い物のスポット
- 道の駅るもい – 「るしんふれ愛パーク」内にある留萌の特産品集積拠点。地元食材のテイクアウト品を扱うチャレンジショップや、留萌の特産品を購入できるアンテナショップが併設されています。塩数の子・松前漬・カズチーなど、お土産選びの最終チェックポイントとしてなまら(とても)便利です。
- 元川町2丁目交差点 – 国道231号、232号、233号という連番3国道が同時に終点を迎える、国内でも珍しい交差点。地理マニア・国道マニアの聖地として知られ、何気ない街中の交差点ですが看板を見上げると感慨深い場所です。
留萌市の観光ルート

市内から鉄道路線が消滅した今、留萌市の観光は車移動が前提となります。市内はコンパクトで主要スポットが半日〜1日で巡れる規模、さらに広域では小平町・増毛町とつなぐ「オロロンライン」のドライブが定番ルート。ここでは初めての方向けの王道ルートを3つ紹介します。
【車・1日】留萌市内まるごと夕陽ルート
札幌や旭川から日帰り・1泊でも楽しめる、留萌の主要スポットを押さえる王道ルートです。
9:00 札幌出発 → 11:00 留萌IC着(深川留萌自動車道経由)
①道の駅るもい(30分)
→ 留萌の特産品を一通りチェック。塩数の子・松前漬・カズチーなどお土産候補を下見しておくと、夕方の混雑時に慌てません。
11:40 道の駅 → 12:00 市内中心部(車20分)
②市内でやん衆ラーメンorニシンそば(60分)
→ 港町ならではの一杯でランチタイム。ここでなまら(とても)うまい一杯にありつけば旅のテンションが上がります。
13:00 ランチ → 13:15 千望台(車15分)
③千望台(30分)
→ 海抜180mから留萌港と日本海を見下ろす絶景タイム。市街地の全体像が頭に入るので、このあとの旅が立体的になります。
13:45 千望台 → 14:00 礼受牧場(車15分)
④礼受牧場(45分)
→ 大型風車と海のコントラスト、夏は白いそばの花も。風の音と牛と暑寒岳のスケールで、北海道らしさが満喫できます。
15:00 礼受牧場 → 15:30 黄金岬(車30分)
⑤留萌市海のふるさと館(45分)
→ 黄金岬の高台に建つ無料の資料館。ニシン漁と留萌の歴史をざっと予習してから岬に降りると、景色の見え方が変わります。
⑥黄金岬で夕陽待ち(90〜120分)
→ 波濤の門越しに日本海へ沈む夕陽。日没時刻は季節で大きく変わるので、事前に当日の日没時間をチェックして30分前には到着しておくのがコツです。
【車・半日】数の子と文化財をたどる留萌歴史ルート
朝〜昼の半日で、留萌の「ニシン文化と数の子の町」としての顔を巡るコース。歴史好き・グルメ好き向けです。
9:00 道の駅るもい出発
①道の駅るもい(30分)
→ 観光情報を仕入れつつ、塩数の子・カズチー・松前漬を試食。留萌の食の全体像が一気にわかります。
9:30 道の駅 → 9:50 旧留萌佐賀家漁場(車20分)
②旧留萌佐賀家漁場(45分)
→ 国の史跡に指定されたニシン漁の番屋。ヤン衆たちが寝起きした空間と漁具を見ると、数の子のまちの「源流」が体感できます。
10:40 漁場 → 11:00 元川町2丁目交差点(車20分)
③元川町2丁目交差点(10分)
→ 国道231・232・233号の3国道が集まる地点。看板を見上げて記念撮影。地理好きにはたまりません。
11:15 交差点 → 11:25 留萌市海のふるさと館(車10分)
④留萌市海のふるさと館(45分)
→ ニシン漁と留萌港の歴史を映像と展示で学び、2階の展望ラウンジで日本海をぼーっと眺める時間も贅沢。
12:15 ふるさと館 → 12:25 市内ランチ(車10分)
⑤市内でニシンそばランチ(60分)
→ どんぶりからはみ出す大きなニシン甘露煮の乗ったそば。骨ごと食べられる柔らかさで、留萌に来たことを舌で実感できる一杯です。
【車・1日】広域ルート:オロロンライン日本海絶景ドライブ
留萌市を起点に、北は小平町、南は増毛町まで、日本海沿いの国道231号・232号(オロロンライン)を走るドライブルート。札幌方面から訪れる方の定番です。
9:00 留萌市内出発(黄金岬駐車場集合がわかりやすい)
①黄金岬海浜公園(30分)
→ 朝の澄んだ空気で奇岩と海を一望。日中はまた違った穏やかな表情を見せてくれます。
9:30 黄金岬 → 10:00 増毛町・国稀酒造(車30分)
②増毛町・国稀酒造(60分)
→ 日本最北の酒蔵を見学。試飲もでき、レトロな駅前の歴史的建物群も合わせて散策できます。
11:00 増毛 → 11:30 留萌市内ランチ(車30分)
③留萌市内でランチ(60分)
→ やん衆ラーメンorニシンそばor海鮮丼。港町の昼ごはんをなまら(しっかり)楽しみます。
12:30 ランチ → 12:50 ゴールデンビーチるもい(車20分)
④ゴールデンビーチるもい(45分)
→ 道北最大級の砂浜で海風を浴びる時間。夏は海水浴、それ以外の季節は散策で。
13:35 ビーチ → 14:00 小平町・道の駅おびら鰊番屋(車25分)
⑤旧花田家番屋&道の駅おびら鰊番屋(90分)
→ 国指定重要文化財・最北の現存番屋を見学し、隣接の道の駅でにしんそばや三平汁を味わう。留萌一帯のニシン文化を体感する締めくくりです。
15:30 小平 → 16:00 黄金岬戻り → 夕陽鑑賞
留萌市の年間イベント

留萌市のイベントカレンダーは、「春の萌っこ」「夏の三大祭り」「秋の収穫祭」という季節のリズムで動いています。ヤン衆の心意気を継ぐ夏祭り、ばんばレースで沸く春のフェスタ、数の子のPRイベントまで、港町ならではの熱量を持ったお祭りがそろっています。
春:萌っこ春待里(3月)/かずの子のマチ留萌フェスタ(5月)
3月に道の駅るもい周辺で開かれる萌っこ春待里(もえっこはるまつり)は、留萌に春を呼ぶ恒例イベント。目玉は力自慢のチームが激突する「萌っこばんばレース」で、優勝賞金10万円をかけて20チーム超が出場し、会場が歓声で沸き上がります。寒さが残る時期ですが、熱気でしばれる(冷える)感覚を忘れさせてくれる一日です。
5月5日は「かずの子の日」。これに合わせてかずの子のマチ留萌フェスタが開催され、留萌市かずの子条例の周知と数の子のPRイベントが行われます。日本一の加工生産量を誇る町ならではの、ちょっと変わった春のお祭りです。
夏:留萌三大祭り(7〜8月)
留萌の夏は「三大祭り」で動きます。なかでも最大規模なのが、毎年7月下旬に開催されるるもい呑涛(どんとう)まつり。ニシン漁の漁師たちの「シケでも嵐でもドンと来い」という心意気を由来とし、夕暮れ時に灯る大小十数基の「やん衆あんどん」と、約400人の「はねと隊」が「雷夜(らいや)!」の掛け声とともに市内目抜き通りを練り歩きます。太鼓と笛の音、あんどんの灯り、人の熱気で街全体が震えるような夜は、留萌の夏の風物詩です。
盆の時期にはやん衆盆踊りが、8月には留萌川の河川敷でボートレースなどを楽しむるもい川まつりが開催されます。さらに夏のあいだ、新星マリン漁業協同組合の市場ではうまいよ!るもい市が開かれ、殻付きウニの量り売りやホタテ詰め放題、浜焼きコーナーなどで港町ならではの「浜値」を体感できます。
秋〜冬:港のイベントと冬の風物詩
秋には道の駅るもいを舞台にした収穫感謝のイベントや特産品フェアが開催されます。10月の連休には道の駅で農水産物の販売や体験イベントが行われ、地元の食材を味わえる機会も増えます。
冬は気温が氷点下を下回る日が続き、12月から2月にかけては日平均気温が氷点下に。観光イベントは少なくなりますが、その分黄金岬の「けあらし」(凍らない海面から霧が立ち上る現象)や、雪化粧した千望台からの夜景など、自然そのものが冬の見どころになります。したっけ(それじゃあ)、防寒対策をしっかりして、冬の留萌でしか見られない景色を楽しみに来てみてください。
留萌市のエリア別の顔

留萌市は人口17,338人、面積297.81km²のコンパクトな市ですが、海沿いの市街地、黄金岬を中心とした観光エリア、内陸の幌糠地区など、エリアごとに異なる表情を持っています。旅の目的に応じてどこを起点にするかを決めると、限られた時間でも満足度の高い旅になります。ここでは旅人目線で4つのエリアを紹介します。
市街地中心エリア──港町の暮らしと食が集まる場所
留萌駅跡周辺から元川町、大町、幸町にかけてのエリアは、留萌の行政・商業・飲食の中心地。市役所や留萌振興局、留萌地方合同庁舎、市立図書館などが集まり、やん衆ラーメンやニシンそばを出す老舗の食堂・そば屋もこのエリアに点在しています。元川町2丁目交差点という地理マニアの聖地もここ。市内グルメと買い物を満喫したい人にぴったりのエリアなんですよ。
黄金岬・海のふるさと館エリア──夕陽と海の絶景ゾーン
市街地の北西に位置する黄金岬周辺は、留萌の観光の心臓部。黄金岬海浜公園、留萌市海のふるさと館、黄金岬キャンプ場、波濤の門が集まり、夕方になると夕陽目当ての車が次々と駐車場に入ってきます。空気は潮の香りが強く、波の音とカモメの鳴き声で構成される港町らしい景色。「絶景を狙って訪れる」タイプの旅人はまずこのエリアを目指すのが王道です。
ゴールデンビーチ・礼受エリア──夏のレジャーと牧場の風景
市街地から南へ国道231号を進むと、ゴールデンビーチるもい、礼受牧場、礼受漁港が続くエリアに入ります。夏は道北最大級のビーチで海水浴・BBQ・キャンプを楽しむ家族連れで賑わい、礼受牧場の大型風車と暑寒岳のスケール感は内陸ではなかなか味わえません。なまら(とても)開放的な景色を求める人や、夏のファミリー旅行で訪れたいエリアです。
幌糠・内陸エリア──留萌の「もう一つの顔」
市の東部、国道233号沿いの幌糠地区は、留萌のなかでも特に冷え込みが厳しい内陸エリア。気象観測点としても知られ、近年でも2020年12月31日に幌糠で-30.5℃という記録的な低温が観測されています。沿岸とはまったく違う、内陸の静かな農村風景が広がり、留萌の多面性を知るには欠かせないエリア。深川留萌自動車道の留萌幌糠ICもこの地区にあり、札幌・旭川方面からの入口にもなっています。
留萌市の気候・季節の暮らし

留萌市は、ケッペンの気候区分で湿潤大陸性気候・亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属し、特別豪雪地帯に指定されています。気象庁の平年値によると、留萌特別地域気象観測所の年平均気温は8.0℃、年較差・日較差ともに大きい大陸性気候。冬は日本海からの季節風で大雪が降り、夏は短いながら30℃を超える日もあります。海と冬としばれる(厳しく冷え込む)朝が、留萌の暮らしの基本リズムなんですよ。
夏──6月〜8月の暮らし
夏は短く、平均最高気温は7月で23.1℃、8月で24.6℃と過ごしやすい気候です。観測史上の最高気温は35.6℃を記録しており、猛暑日は平年値で0日、真夏日は2日と少なめ。湿度が低めなので、本州の夏に比べると体感はかなり楽です。
夏の主役はゴールデンビーチるもいの海水浴と、7月下旬の「るもい呑涛まつり」。海から吹く風と海鳥の鳴き声、夕方の黄金岬の夕陽が、留萌の夏らしい一日を作ります。
秋──9月〜11月の暮らし
9月の平均気温は17.2℃、10月は11.1℃、11月になると4.4℃まで下がります。秋は紅葉と海の青さが美しい季節ですが、11月後半からは雪が降り始め、平均最低気温は1.1℃。神居岩公園の紅葉、礼受牧場の風車と青空のコントラストが楽しめるのは10月までで、11月にはもう冬の支度を始める人が多いです。
冬──12月〜3月の暮らし
冬は留萌の暮らしをなまら(とても)試される季節。12月から2月にかけて日平均気温は氷点下で、平年値では真冬日が53.5日、冬日が134.5日。観測史上の最低気温は留萌で-23.4℃、内陸の幌糠地区では2020年12月31日に-30.5℃が観測されています。
降雪も多く、特別豪雪地帯らしく1〜2月は連日除雪の音で朝が始まります。屋根の雪下ろし、車のスタッドレスタイヤ、灯油の備蓄、玄関先の融雪剤は冬の必需品。逆に、黄金岬で見られる「けあらし」や、雪化粧した千望台からの夜景など、冬しか見られない景色も多い季節です。
春──4月〜5月の暮らし
春は遅く、4月の平均最高気温は9.4℃。雪解けは4月にずれ込み、桜の開花も5月上旬〜中旬と、本州より1ヶ月遅れです。5月の平均気温は11.1℃まで上がり、3月に開催される「萌っこ春待里」を皮切りに、町には少しずつ春の気配が広がっていきます。短い春のあいだに、住民が一斉に外に出てくる感覚があると考えられます。
留萌市の移住・暮らし情報

人口17,338人の留萌市は、コンパクトながら留萌振興局が置かれる留萌地方の中心都市。行政・医療・商業・教育の機能が一通り揃い、生活インフラはしっかりしています。市内で完結する暮らしと、深川・旭川・札幌方面への通勤・通学を組み合わせる暮らし、両方が成立する町です。
通勤・通学
2023年4月に留萌本線の石狩沼田駅〜留萌駅間が廃止され、市内に鉄道はありません。そのため、通勤・通学の主役は自家用車と路線バス・沿岸バスです。市内の通勤は車で15分以内に収まるケースが多く、留萌振興局・市役所・市立病院などへ通う公務員・医療関係者が中心と考えられます。
市外通勤・通学は、深川市・旭川市・札幌市方面が中心。深川留萌自動車道を使えば深川市まで車で約30分、旭川市まで約1時間、札幌市まで約2時間です。沿岸バスや北海道中央バスの高速バスを利用する人もいます。
住宅環境
家賃相場は北海道の中でも特に手ごろです。ニフティ不動産の集計では、留萌市の平均家賃相場は4.48万円、ファミリー向け(2LDK以上)でも5.54万円(2026年2月9日時点)。SUUMOによれば、賃貸物件は2万円台〜6万円台が中心で、築15年以上のアパート・マンションが見つけやすく、駐車場付き物件も豊富です。
住宅地は留萌川を挟んで両岸に広がり、市南部には官公庁・学校・住宅地が集まっています。市営・道営住宅も複数あり、泉団地・野本団地・沖見団地・栄町団地・高砂団地・野本中央団地などが市内に整備されています。
買い物環境
市内には地元食品スーパーやドラッグストア、ホームセンターが揃い、日常の買い物は市内で完結します。生鮮品は新星マリン漁業協同組合の市場で開かれる「うまいよ!るもい市」で浜値のウニやホタテに出会えることも。大型商業施設での休日の買い物は、深川市・旭川市方面まで足を伸ばすケースが多いと考えられます。
子育て・教育
市内には公立の小学校・中学校が複数あり、高校は道立の北海道留萌高等学校が中心。2018年3月には留萌千望高等学校が留萌高等学校に統合されました。少子化と統廃合が進んでおり、留萌市立北光中学校も2018年3月に港南中学校へ統合されています。子育て世代にとっては、コンパクトに学校が集まっているぶん通学距離は短く、地域全体で子どもを見守る雰囲気が残っていると考えられます。
医療環境
地域の中核は留萌市立病院で、留萌振興局管内の救急医療を担っています。そのほか荻野病院、留萌記念病院、留萌セントラルクリニックなど複数の医療機関があり、人口規模に対して医療体制は手厚いほうです。専門医療が必要な場合は旭川市・札幌市の大病院まで搬送されるケースもあると考えられます。
エリア別の暮らし視点
市街地中心エリア(幸町・大町・元川町周辺)は、行政機関・商業・飲食が集まり、徒歩圏で生活が完結しやすい暮らし向きのエリア。車を持たない単身者や高齢世帯に向いていると考えられます。
黄金岬・港エリアは観光の中心ですが、住宅地としては潮風と海の音が日常の風景。海好きには魅力的でも、塩害で車・家屋のメンテナンスは少し気を遣う必要があると考えられます。
ゴールデンビーチ・礼受エリアは郊外型で、家族世帯向けの戸建てや道営住宅が点在。買い物は市街地まで車移動が前提ですが、夏は海とビーチが目の前という贅沢な環境です。
幌糠・内陸エリアは深川留萌自動車道の留萌幌糠ICに近く、車中心の暮らし向き。冬は市内で最も冷え込みが厳しい一方、自然と農村風景の中で静かに暮らしたい人には合うエリアです。
留萌市へのアクセス

2023年4月に留萌本線の石狩沼田〜留萌間が廃止されて以降、留萌市へのアクセスは「車」または「バス」が主役です。札幌からは深川留萌自動車道で約2時間、旭川からは約1時間10分。本州からのアクセスは新千歳空港または旭川空港経由となります。
車でのアクセス
札幌から:道央自動車道→深川JCT→深川留萌自動車道→留萌IC。所要時間は約2時間、距離は約170km。
旭川から:道央自動車道(深川経由)または国道233号経由で、深川留萌自動車道を利用して約1時間10分。
新千歳空港から:道央自動車道経由で約2時間40分。レンタカー利用が現実的です。
市内中心部の元川町2丁目交差点は、国道231号(札幌起点)・232号(稚内起点)・233号(旭川起点)の連番3国道が終点を迎える地点。どの方角から来てもこの交差点を通る形になります。
鉄道+バスでのアクセス
市内に鉄道駅はないため、鉄道利用の場合は最寄りの留萌本線・石狩沼田駅、または函館本線・深川駅で下車してバスに乗り換えるのが基本ルートです。
札幌から:札幌駅→JR函館本線特急で深川駅まで約60分→沿岸バスまたは道北バスで留萌十字街まで約60分。
札幌から(高速バス直行):札幌駅前ターミナル→北海道中央バス「高速るもい号」(滝川経由/深川経由)または沿岸バス「特急ましけ号」「特急はぼろ号」で約3時間。市内は元川町や留萌十字街などで降車します。
旭川から:旭川駅→道北バス・北海道中央バスの旭川〜留萌路線で約1時間30分(旭川市〜深川市〜秩父別町〜北竜町〜留萌市の経路)。
飛行機でのアクセス
最寄り空港は新千歳空港または旭川空港。新千歳空港からは札幌駅まで快速エアポートで約40分、そこから高速バスで留萌へ。旭川空港からは旭川駅経由で道北バス・中央バスを利用するのが現実的です。本州から日帰り訪問は厳しいので、1〜2泊の旅程を組むのがおすすめなんですよ。
町内移動の現実的アドバイス
市内観光は車レンタル一択と言ってよい状況です。市内には沿岸バスの路線バスが運行しているものの、観光スポットを効率よく回るにはレンタカーが現実的。留萌駅跡周辺のレンタカー店からスタートし、千望台・黄金岬・ゴールデンビーチ・礼受牧場・道の駅るもいをぐるりと回るのが王道ルートです。
冬季(11月〜4月)は積雪・凍結が日常的なので、雪道運転に慣れていない方は公共交通利用も検討するか、運転にゆとりのある日程を組むのが安全です。
【地元住民に直撃!】留萌市の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。
水産加工の現場で、もう40年近く数の子いじってますわ。塩数の子の選別から箱詰めまで、まあ一通りやってきたかな。
留萌の数の子加工は国内シェア50%、日本一って言われてるけど、その裏には朝早くからの地味な手作業があるんですよ。指先で粒の張り、色、形を見極めるのが職人の仕事。機械じゃ最後の仕上げまでは無理だべね。
Q2.留萌市に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
定番は黄金岬だな。「日本の夕陽百選」に選ばれてるだけあって、波濤の門越しに沈む夕陽はなまら見事。仕事終わりに車止めて、ぼーっと眺めるだけで一日の疲れが抜けるんですわ。
地元民が好きなのは千望台。海抜180mから留萌港の街並みが見下ろせて、夜景もきれい。あと留萌観光のおすすめスポットだと、礼受牧場の風車も外せないね。夏は白いそばの花畑が広がって、留萌市民もしょっちゅう行くよ。
Q3.留萌市でお土産を買うとしたらなんですか?
留萌の有名なものは何といっても塩数の子。日本一の加工地で買う数の子は、東京で買うのとは別物だべさ。道の駅るもいで色々比べて選べるよ。
地元民おすすめはカズチーっていう数の子をチーズで包んだやつね。これ留萌発祥で、酒のつまみになまら合う。あとはニシンの親子漬。麹で漬けたやつ、温かい白米に乗せただけでもう止まらん。素朴だけど留萌の水源と海の恵みが詰まった味なんだわ。
Q4.外から人が来たときに、留萌市でまず連れていく店はどこですか?
市内のそば屋でニシンそばを食わせるな。どんぶりからはみ出すデカいニシンの甘露煮乗ってて、初めて見た人はみんな驚くよ。骨ごと柔らかく炊いてあって、出汁にニシンの旨味がしみてる。
あと、夏限定なら新星マリン漁協の市場でやる「うまいよ!るもい市」。殻付きウニの量り売りとかホタテ詰め放題が浜値で買えて、その場で浜焼きにできるんだわ。観光客連れてくと、みんな「こんなとこあるのか」ってびっくりしてくれる。
Q5.留萌市はどんな気質だと思いますか?
港町だから人がさっぱりしてる。やん衆気質っていうかな、初対面でも遠慮ないけど、その分世話焼きで面倒見はいいんだわ。
冬はしばれる日が続いて家にこもりがちだけど、夏の呑涛まつりになると、はねと隊で町中の人が「雷夜!」って叫んで街に出てくる。普段は静かでも、祭りとなったら一気に火がつくのが留萌の人だね。市町村民センターでの催しでも、年寄りから子どもまで顔見知りばっかりっていう距離感がある。
Q6.昔に比べて、留萌市の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
寂しくなったよ。俺が子どもの頃は人口4万人弱、ニシン漁と炭鉱で街が騒がしかった。今は17,000人ちょっとで、商店街もシャッター閉まってる店が多い。
2023年に留萌本線まで廃止になって、駅がなくなったのは応えたな。あと留萌運動公園のあたりも昔ほどの賑わいはない。ただ、若い人で「留萌を残したい」って動いてる人も増えてきて、市町村長も移住促進に力入れてるし、観光協会も頑張ってる。悲観ばかりじゃないと思ってるよ。
Q7.留萌市のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
2020年にできた道の駅るもいは期待してる。深川留萌自動車道の留萌IC降りてすぐで、留萌観光の玄関口になってる。ドッグランとかパークゴルフ場も併設されてて、地元の人もよく行くんだわ。
あとは数の子をもっと若い人に知ってもらう活動かな。「かずの子のマチ留萌フェスタ」も毎年5月にやってるし、カズチーみたいな新商品も出てきてる。日本一の留萌の数の子文化を、次の世代につないでいきたいねぇ。

