秋田県の35市町村のうち6市町村を執筆しました。
「1741市町村すべてを紹介する」という壮大なプロジェクト。秋田県を歩き終えて、次の一歩に選んだのが山形県です。東北地方の日本海側に位置し、その中心には県都・山形市——花笠まつりの花笠が舞う街が広がります。
西は日本海に大きく開き、庄内平野が海辺までひらける。北には秋田との境をなす名峰・鳥海山、東には宮城との境に樹氷を生む蔵王連峰がそびえ、南には米沢盆地を抱く吾妻・飯豊の山なみが連なる。そして出羽三山を仰ぎながら、四方の山の水を集めた最上川が県土をゆったりと貫き、日本海へと注ぐ——変化に富んだこの地を、「村山」「最上」「置賜」「庄内」の4つの地域(総合支庁の区分)に沿って、少しずつ歩いていきます。
13市19町3村、あわせて35の市町村。さくらんぼや米沢牛、芋煮といった名前はもちろん、名前を聞いたことのない小さな町や村にも、必ずその土地ならではの物語があります。このページを入り口に、あなたの知らない山形と出会っていただけたら嬉しいです。
村山総合支庁
山形県のほぼ中央に広がる村山地域は、県都・山形市をはじめ7市7町からなる地域です。東の蔵王連峰から西の月山まで山々に囲まれた山形盆地を最上川が貫き、その扇状地には果樹園が広がる、県民の半数が暮らす山形の心臓部です。 参考:Wikipedia
四季の彩りもさまざまで、春の桜や天童の「人間将棋」、夏の花笠まつり、秋の芋煮会と紅葉、冬は蔵王の樹氷や大正ロマンの銀山温泉が旅人を迎えます。松尾芭蕉が蝉の声の名句を残した山寺・立石寺をはじめ、歩くたびに思いがけない出会いが待っています。 参考:VISIT YAMAGATA
城下町・山形や最上川の紅花交易が育んだ歴史のなか、天童の将棋駒や東根生まれのさくらんぼ「佐藤錦」、芋煮やラーメンといった食文化が根づく土地。蔵王・上山・天童・銀山と名湯にも事欠きません。都会の喧騒を離れ、心ほどける旅へ。次の週末は、山形の真ん中・村山へ出かけてみませんか。 参考:村山地域の紹介(山形県)
最上総合支庁
山形県の北東、内陸のいちばん奥に位置する最上地域は、「まつりと雪のふるさと」新庄市を中心に、1市4町3村からなる地域です。奥羽山脈と出羽の山なみに囲まれ、四方の山を集めた最上川が新庄盆地を貫く――森林が面積の約8割を占め、金山杉の緑と日本有数の雪深さに抱かれた土地です。 参考:Wikipedia
山と川と雪が主役のこの地では、春の山菜、夏の若鮎とユネスコ無形文化遺産・新庄まつり、秋の紅葉と新そば、冬の肘折・瀬見の湯けむりが四季を彩ります。舟形町出土の国宝「縄文の女神」や、白壁の美しい金山町の町並みなど、歩くたびに思いがけない出会いが待っています。 参考:VISIT YAMAGATA
最上川舟運の要衝として栄え、松尾芭蕉も急流を下った歴史の道が息づく土地。金山杉の林業や県内一のきのこ・山菜、「最上そば街道」に受け継がれたそば、肘折・瀬見・赤倉の名湯も、この地ならではの楽しみです。都会の喧騒を離れ、心ほどける旅へ。次の週末は、まつりと雪のふるさと・もがみへ出かけてみませんか。 参考:最上地域の紹介(山形県)
置賜総合支庁
山形県の南部、母なる川・最上川の源流域に広がる置賜地域は、城下町・米沢市を中心に、長井・南陽の3市と、高畠・川西・白鷹・飯豊・小国の5町、あわせて3市5町からなる地域です。東の奥羽山脈から南の吾妻・飯豊連峰まで山々に囲まれた米沢盆地と長井盆地がひらけ、英国の旅行家イザベラ・バードが「東洋のアルカディア(理想郷)」と讃えた、実り豊かな土地です。 参考:Wikipedia
樹齢500年を超える古典桜をめぐる春の「置賜さくら回廊」、勇壮な戦国絵巻の米沢上杉まつり、白い森・小国のブナ紅葉、雪あかりがゆれる冬の上杉雪灯篭まつりと、四季それぞれに祭りと自然が彩ります。上杉神社を擁する城下町・米沢や、舟運で栄えた水の駅・長井のまちなみなど、歩くたびに思いがけない出会いが待っています。 参考:VISIT YAMAGATA
名君・上杉鷹山の殖産振興が米沢織などの技を育み、藩政の文化がいまも息づく土地。日本三大和牛の米沢牛や、あっさり醤油の米沢ラーメンに辛味噌の赤湯ラーメン、高畠のワインといった食も自慢で、赤湯・小野川・白布と名湯にも事欠きません。都会の喧騒を離れ、心ほどける旅へ。次の週末は、上杉の城下町・おきたまへ出かけてみませんか。 参考:置賜地域の紹介(山形県)
庄内総合支庁
山形県の北西、日本海に面した庄内地域は、城下町・鶴岡市と湊町・酒田市の2市に、三川・庄内・遊佐の3町を合わせた2市3町からなる地域です。北の鳥海山から東の出羽三山まで山々に抱かれ、母なる川・最上川が注ぐ庄内平野が海辺までひらける――「つや姫」を生んだ、日本有数の穀倉地帯です。 参考:Wikipedia
羽黒山の杉並木と国宝・五重塔にはじまる山岳信仰の聖地・出羽三山、クラゲの展示種類数で世界一の加茂水族館、北前船の面影を残す酒田の山居倉庫と本間家の名園――海と山と平野が織りなす景色が四季を彩ります。松尾芭蕉も歩いたこの地には、歩くたびに思いがけない出会いが待っています。 参考:VISIT YAMAGATA
庄内藩・酒井家の城下町と北前船で栄えた湊町の文化が息づき、鶴岡は国内初のユネスコ食文化創造都市に選ばれた美食のまち。だだちゃ豆や砂丘メロン、冬の寒鱈に新鮮な日本海の幸、地酒の数々に加え、湯野浜・あつみ・湯田川と名湯にも事欠きません。都会の喧騒を離れ、心ほどける旅へ。次の週末は、海と山の恵みあふれる庄内へ出かけてみませんか。 参考:庄内地域の紹介(山形県)
