【北海道鷹栖町】ってどんなとこ?オオカミの桃とメロディー橋の町

北海道鷹栖町にあるメロディー橋:鷹栖町のメロディー橋は、1982年に完成した日本初の橋で、叩くと「夕やけこやけ」のメロディーが流れます 。

鷹栖町(たかすちょう)は、北海道のほぼ中央・上川郡に位置する人口6,342人の町です。旭川市の中心部から車で約25分、北は和寒町、東・西・南の三方を旭川市に囲まれた上川盆地の北部にあります。

鷹栖町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • トマトジュース「オオカミの桃」──1986年誕生のロングセラー。完熟トマトと塩だけの濃厚な味わい
  • 日本初のメロディー橋──叩くと「夕やけこやけ」が鳴る1982年完成の橋
  • 道内屈指の米どころ──「ゆめぴりか」「ななつぼし」の主要生産地
  • ホンダ鷹栖プルービンググラウンド──NSXやCR-Vの寒冷地テストが行われる場所
  • パレットヒルズの桜──約1,800本が咲き誇る町民手づくりの丘

「北海道のおいしいお米を食べてみたい人」「ロングセラーの地域特産品に興味がある人」「旭川近郊でゆったり暮らせる移住先を探している人」に特におすすめの町です。本記事では、観光・特産・歴史から、地元の生活感や方言、アクセス情報まで地元目線で紹介します。

人口6,342 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳)
面積139.42 km²
人口密度45.5 人/km²

鷹栖町は上川総合振興局管内に属し、隣接するのは北の和寒町と、東・西・南を取り囲む旭川市の1市1町です。町域は石狩川に注ぐオサラッペ川が北から南へ貫流する盆地状の地形で、周囲を小高い山々に囲まれています。

アクセスは旭川駅から車で約25分、旭川空港からは約45分。道央自動車道の旭川鷹栖ICが町内(鷹栖町八線)にあり、札幌方面・道北方面どちらへも出やすい立地です。JRは函館本線が町域の南端を通過するだけで駅はなく、最寄り駅は旭川市内の近文駅となります。

農業・橋・橋の音色・テストコースと、この小さな町には他にないユニークな顔がいくつもあります。順番に見ていきましょう。

目次

鷹栖町の推しポイント

鷹栖町を語るうえで欠かせないのが、まずはトマトジュース「オオカミの桃」です。完熟トマトと塩だけで作るシンプルな製法ながら、毎年20万本以上出荷される全国級のロングセラー。さらに、日本で初めて「メロディーを奏でる橋」として有名になったメロディー橋、ホンダのスポーツカーや4WDをテストする広大なプルービンググラウンドなど、6,000人規模の町とは思えない多彩な顔が並びます。約1,800本の桜が咲くパレットヒルズや、開拓期から続く北野神社の獅子舞など、自然と文化の見どころも豊富です。

推しポイント1:オオカミの桃──町を代表する完熟トマトジュース

1986年に製造が始まった鷹栖町農業振興公社のトマトジュースです。原料は専用品種の完熟トマトと宗谷の塩(食塩無添加品もあり)のみ。朝もぎしたトマトをその日のうちに加工する徹底ぶりで、毎年20万本以上が出荷されています。名前は学名「Solanum lycopersicum」のlycopersicum=「オオカミの桃」に由来します。

推しポイント2:メロディー橋──日本で初めて音を奏でた橋

1982年に完成した町内の北野橋(通称メロディー橋)。橋の鉄筋を叩くと「夕やけこやけ」のメロディーが鳴る仕組みで、日本初の「メロディーを奏でる橋」として各メディアに取り上げられました。地元の人にとっては子どもの頃から馴染みの遊び場で、観光で来た人もつい叩いてみたくなる存在です。

推しポイント3:ホンダ鷹栖プルービンググラウンド

本田技研工業のテストコースが町内にあります。NSXやインテグラなどのスポーツモデル、CR-Vなどの4WD、北米向け車両の研究開発や寒冷地走行テストがここで行われています。豪雪・低温の上川地方の気候がそのまま試験環境になっており、町の隠れた産業基盤になっています。

推しポイント4:パレットヒルズの桜と大雪連峰の眺め

町民と行政が一体で整備してきた「パレットヒルズ」には約1,800本の桜が植えられ、5月上旬から中旬にかけて満開を迎えます。展望台からは大雪山連峰を一望でき、桜と雪山が同時に見える北海道らしい絶景スポット。地元の人にとっては毎年の「さくらフェスタ」が春の合図なんですよ。

推しポイント5:道内屈指の米どころ「ゆめぴりか」の里

北海道を代表するブランド米「ゆめぴりか」は、鷹栖町のある上川地方の北海道立上川農業試験場で育成された品種です。鷹栖町は品質・収穫量ともに道内屈指の稲作地帯で、「ゆめぴりか」「ななつぼし」の主要生産地として知られています。

鷹栖町の歴史

鷹栖町の歴史は、アイヌ語に由来する地名から始まります。明治期に村として誕生し、近隣の村を生み出す「上川開拓の母村」となった時期を経て、戦後の農業地帯化と旭川ベッドタウン化を経て現在の姿へと続いてきました。地名のルーツ・分村の歴史・現代の特産品開発という3つの流れで見ていきます。

地名の由来と明治期の開村

「鷹栖」という地名は、開拓以前の一帯にトンビ・ハイタカ・オオタカといった大型の鳥が多く生息し、大空に輪を描いて舞っていたことに由来します。「大きな鳥(鷹)の棲むところ(巣)」を意味するアイヌ語「チカップニ」が意訳され、「鷹栖」となったと伝えられています。

1892年(明治25年)、石狩国上川郡のうち石狩川右岸一帯が(旧)鷹栖村とされ、1906年には二級町村制が施行されました。同年、現在の比布町にあたる比布村が分村しています。

大正期の分村と「上川開拓の母村」

1924年(大正13年)、旧鷹栖村は東鷹栖村(現在の旭川市東鷹栖地区)・鷹栖村(現在の鷹栖町)・江丹別村(現在の旭川市江丹別地区)の三村に分かれました。比布村・東鷹栖村・江丹別村と、現在の旭川市北部一帯はもともとすべて旧鷹栖村の領域だったことになります。鷹栖町が「上川開拓の母村」と呼ばれる所以です。

現代──町制施行と特産品の誕生

1969年(昭和44年)に町制が施行され、鷹栖村は鷹栖町となりました。1981年(昭和56年)には町民の健康調査でビタミン摂取量の少なさが課題となり、町内産トマトを活用したジュース開発が始まります。1983年に「オオカミの桃」の販売が開始され、現在まで続く町を代表する特産品となりました。

1982年にメロディー橋が完成、1992年には開基100年を迎え、1995年にはオーストラリア・ゴールドコースト市と姉妹都市提携を結んでいます。

鷹栖町の文化・風習

方言と話し方の特徴

鷹栖町を含む上川地方の言葉は、いわゆる北海道弁の中でも内陸の話し方です。とても・すごくを意味するなまら(とても・すごく)は今でも若い世代にも使われますし、「じゃあね」のしたっけ(それじゃあ・そうしたら)は会話の終わりに自然に出てきます。

冬の厳しい寒さを表すしばれる(強く冷え込む)は1月〜2月の朝に毎日のように交わされる言葉。「今朝はしばれたねぇ」が定番の挨拶になります。ほかにも「ゴミを捨てる」を「ゴミを投げる(捨てる)」と言ったり、お米を水に浸すことを「うるかす(水に浸す)」と言ったり、生活の中に道産子言葉がしっかり残っています。

食卓と季節の暮らし

鷹栖町の食卓には、地元産の「ゆめぴりか」「ななつぼし」が当たり前のように並びます。新米の季節(9月下旬〜10月)になると、炊きたてご飯のつや・甘み・粘りが別格。おかずも要らないくらいの満足感なんですよ。

夏は朝もぎのきゅうりやトマトが食卓に並び、「オオカミの桃」をそのままコップに注ぐのも町民の楽しみのひとつ。冬はマイナス20度近くまで冷え込む日もあり、鍋・煮込み・ジンギスカンといった温かい料理で家族が囲む時間が増えます。

北野神社の獅子舞と地域の祭り

鷹栖町北野地区にある北野神社では、毎年8月4日に「北野神社例大祭」が開催されます。1898年(明治31年)に北野神社へ奉納された獅子舞が今も受け継がれていて、加賀の国(石川県)から富山県を経て鷹栖村へ移り住んだ川辺源三郎が伝えたとされています。獅子は頭1人・胴5人・獅子とり1人で構成され、なぎなた・鎖鎌・棒を持って獅子と対峙する独特の演舞です。

夏には「鷹栖熱夏フェスタ」「24時間マラソンソフトボール大会」、冬には「オオカミの里北野クロスカントリー大会」「歩くスキーフェスティバル」など、四季ごとに町民参加型のイベントが続きます。

人の気質と地域のつながり

農業中心の歴史が長いこともあり、ご近所同士の距離が近く、人懐っこい気質が残る町です。したっけ(それじゃあ)と笑顔で別れる地元の人たちの空気感は、移住者にも馴染みやすいと言われています。旭川中心部まで25分というアクセスの良さもあり、都会の便利さと田舎の温かさの両方を感じられる暮らしですね。

鷹栖町の特産品・食

特産品1:トマトジュース「オオカミの桃」

鷹栖町といえばこれ、というロングセラー。1986年に製造が始まり、毎年20万本以上を出荷するヒット商品です。原料は鷹栖町と一部旭川市のJA部会会員約70戸の農家と自社農場で栽培される専用品種のトマト。完熟して真っ赤になった朝もぎトマトを、その日のうちにジュースへ加工します。

味はなまら(とても)濃厚で、トマト本来の甘みとほのかな酸味がストレートに伝わってくる仕上がり。8月の出荷前には品切れ店が続出するほどの人気で、塩を加えた有塩タイプと、トマトだけの食塩無添加タイプの2種類があります。製造期間は7月上旬〜10月上旬とトマトの収穫期に集中していて、いわば「夏限定で作る、一年中飲めるトマトジュース」なんですよ。

特産品2:ブランド米「ゆめぴりか」「ななつぼし」

「ゆめぴりか」は鷹栖町がある上川地方の北海道立上川農業試験場で育成され、2008年に誕生した北海道米の最高峰。日本穀物検定協会の食味ランキングで長年「特A」評価を受け続けています。低アミロースで甘み・粘りが強く、冷めても硬くなりにくいのが特徴です。

食べ方はまず白ごはんで。炊きたてのつやと香り、口に広がる甘み、冷めてもおいしい粘り。おにぎりにすると違いが分かります。鷹栖町産は寒暖差の大きい盆地気候とオサラッペ川の水で育つので、地元では「うちの米はうまいべさ」と自慢する人が多いんです。9月下旬〜10月の新米が一番のごちそうです。

特産品3:鷹栖町産のきゅうり

鷹栖町は付加価値の高いきゅうりの産地としても知られています。盆地特有の昼夜の寒暖差が、パリッとした食感と甘みを生み出すと考えられます。旬は6月〜9月で、生でかじってもよし、塩もみや漬物にしてもよし。北海道の短い夏に欠かせない食材です。

地元のスーパーや直売所では、朝採れのきゅうりが朝のうちに並びます。トマトと並んで鷹栖町の「畑からそのまま食卓へ」を象徴する野菜です。

特産品4:トマトリキュール「LycopenAGE(リコピナージュ)」

「オオカミの桃」の23年ぶりの姉妹品として、2021年に発売されたトマトリキュールです。旭川工業高等専門学校と鷹栖町鷹栖町農業振興公社が産官学連携で開発した一品。完熟トマトの芳醇な香りと、爽やかで上品な甘み、すっきりとした後味が特徴とされています。

内容量720mlで価格は1,980円。ストレート・ロック・ソーダ割りなど、いろいろなアレンジで楽しめます。お酒好きな人へのお土産にすると、「これ何?」と話題になること間違いなしですよ。

特産品5:「とわ北斗ヴィンヤード」のワイン

2018年創業のワイナリー「とわ北斗ヴィンヤード」が町内にあり、欧州品種を使ったアルザススタイルの白ワインを製造しています。冷涼な気候を活かしたワイン造りは、北海道ワインの新しい潮流を担う存在。鷹栖町といえば米・トマトのイメージが強いですが、これからはワインも町の顔のひとつになっていくと考えられます。

鷹栖町の観光スポット

鷹栖町の観光は、町民が手づくりで整備してきた「パレットヒルズ」を中心に、ユニークなメロディー橋、特産品の作り手と出会える「とわ北斗」など、小さな町ならではの体感型スポットが魅力です。約2,000本の桜が咲く丘、音が鳴る橋、温泉、地ワインの畑──のんびり巡るだけで一日が過ぎていきますよ。したっけ(それじゃあ)、カテゴリごとに見ていきましょう。

自然と絶景を楽しむスポット

  • パレットヒルズ – 町民と行政が一体で整備してきた憩いの杜です。約2,000本の桜が植えられ、5月上旬から中旬にかけて丘がピンクに染まります。展望台からは大雪山連峰の旭岳・十勝岳まで見渡せ、山座同定盤で山の名前まで確認できる本格仕様。夏は星空観察、冬はキャンプやそり遊びと、四季を通してなまら(とても)楽しめる鷹栖町のシンボル的スポットです。
  • 丸山句碑の森 – 自然そのままの森に約180基の句碑が立ち並ぶ、静かな散策スポットです。開拓時代の旧家の一部を復元した「玄穹庵(げんきゅうあん)」が茶室風の建物として残り、エゾエンゴサクなど季節の山野草も楽しめます。新緑の5月〜6月、紅葉の10月が特におすすめの時期です。

ユニーク体験スポット

  • メロディー橋(北野橋) – 1982年に完成した、日本で初めて「メロディーを奏でる橋」として全国に知られた存在です。橋の鉄筋を順番に叩くと「夕やけこやけ」のメロディーが鳴る仕組みで、子どもも大人もつい叩いてみたくなる遊び心満点の橋。地元の人にとっては子どもの頃から馴染みの場所で、ドライブ途中にちょっと寄ってみるのが王道なんですよ。
  • とわ北斗 – 閉校した北斗小学校を改修して開設された複合施設です。レストラン「さんさん」では日替わり定食やラーメン、各種そば・うどんが味わえ、売店「あしかけ」では陶芸・木工クラフトや鷹栖町産食品が買えます。建物内には再生家具工房もあり、町の手仕事に触れられる場所。お昼どきに立ち寄って、地元の味と空気感をまとめて楽しめます。
  • 農産加工センター「四季の里」 – 平成8年(1996年)にオープンした町営の農産加工施設です。野菜などの原料を持ち込んで、トマトジュース・味噌・豆腐・アイスクリーム・パン・ベーコンなど多彩な加工体験ができます。3つの加工室と研修室を備え、グループで作って味わうことも可能。月ごとに加工体験のプログラムが組まれていて、地元のお母さんたちと一緒に手仕事できる貴重なスポットです。

歴史・文化スポット

  • 北野神社 – 鷹栖町北野地区にある神社で、毎年8月4日に「北野神社例大祭」が開催されます。1898年(明治31年)に加賀の国(石川県)から富山県を経て鷹栖町へ伝わった獅子舞が今も奉納されていて、太鼓・笛の囃子に合わせた力強い演舞は一見の価値あり。なぎなた・鎖鎌・棒を持って獅子と対峙する独特の構成が見どころです。
  • 鷹栖町郷土資料館 – 1978年(昭和53年)に開館した町の歴史を伝える資料館です。「上川開拓の母村」とも呼ばれる鷹栖町の開拓期の暮らしや、農具・生活用具などが展示されています。旅の前にここで予習してから町を歩くと、風景の見え方が変わります。

くつろぎ・温浴スポット

  • サンホールはぴねす – 光明石を主たる泉源体に持つ町営の温浴施設です。洋風風呂(大理石風風呂・光明石風呂・サウナ)と和風風呂(ひのき風呂・光明石風呂・サウナ)の2種類があり、男女の利用は一週間交代制。お湯が柔らかく湯ざわりが良いと評判で、別名「活性の湯」とも呼ばれています。温水プールも併設されていて、観光の締めくくりに体を温めるのにぴったりです。
  • たかす丸山パークゴルフ場 – 丸山調整池の周りに作られた54ホールのパークゴルフ場です。起伏に富んだ地形で、初心者から上級者まで楽しめる構成。毎年4月中旬から下旬にオープンし、地元の人たちが朝から夕方まで集う賑やかな場所です。

鷹栖町の観光ルート

鷹栖町は旭川市と隣接していることもあり、半日でぐるりと回れるコンパクトさが魅力です。桜の季節の「パレットヒルズ満喫コース」、特産品づくしの「オオカミの桃たどりコース」、そして旭川と組み合わせた広域コースの3つを紹介します。出発地はいずれも旭川駅・旭川空港側を想定しています。

【車・半日】桜と絶景満喫コース(5月上旬〜中旬)

9:00 旭川駅 → 9:25 パレットヒルズ(車25分)
パレットヒルズ(滞在90分)
→ 約2,000本の桜と大雪山連峰のパノラマを楽しみます。桜の見頃に合わせるなら午前中の光が柔らかい時間帯がベスト。展望台で山座同定盤を見ながら、旭岳・十勝岳の位置を確認するのが地元流の楽しみ方ですよ。

10:55 パレットヒルズ → 11:10 メロディー橋(車15分)
メロディー橋(滞在20分)
→ 橋の鉄筋を叩いて「夕やけこやけ」を奏でます。なまら(とても)シンプルな仕掛けですが、いざ叩くとちゃんと音階になっていて感動します。

11:30 メロディー橋 → 11:45 とわ北斗(車15分)
とわ北斗(滞在60分)
→ レストラン「さんさん」で日替わり定食を。閉校した小学校の雰囲気が残る空間で、地元食材を使った食事が味わえます。

12:45 とわ北斗 → 13:15 サンホールはぴねす(車15分)
サンホールはぴねす(滞在60分)
→ 光明石の温泉で歩き疲れを癒します。14:30頃に解散すれば、午後は旭川観光に充てられる行程です。

【車・1日】オオカミの桃と鷹栖の食たどりコース(通年)

9:00 旭川駅 → 9:25 鷹栖町農業振興公社(車25分)
鷹栖町農業振興公社(滞在30分)
→ 「オオカミの桃」を製造している施設で直売を利用。7月〜10月の製造期に行くと、工場前にトマトの香りが漂います。お土産用にまとめ買いするならここが一番です。

10:00 公社 → 10:15 農産加工センター「四季の里」(車15分)
四季の里(滞在90分)
→ 月替わりの加工体験プログラムに参加。トマトジュースや味噌、ベーコン、ロールケーキなど、季節ごとに異なる体験ができます。事前予約推奨です。

11:45 四季の里 → 12:00 とわ北斗(車15分)
とわ北斗(滞在75分)
→ レストラン「さんさん」でランチ。売店「あしかけ」で陶芸・木工クラフトと鷹栖町産食品をお土産にチェックします。

13:15 とわ北斗 → 13:35 丸山句碑の森(車20分)
丸山句碑の森(滞在60分)
→ 自然のままの森に180基の句碑が並ぶ静かな空間で散策。新緑か紅葉の季節がベストです。

14:35 丸山句碑の森 → 14:50 サンホールはぴねす(車15分)
サンホールはぴねす(滞在60分)
→ 「活性の湯」と呼ばれる光明石の温泉で締め。16:00頃に旭川方面へ戻る行程です。

【車・1日】広域ルート:鷹栖町+旭川市

9:00 旭川駅 → 9:25 パレットヒルズ(車25分)
パレットヒルズ(滞在60分)
→ 大雪山連峰を一望する展望台でスタート。鷹栖町の地形が一目で分かります。

10:30 パレットヒルズ → 10:50 メロディー橋(車15分)
メロディー橋(滞在20分)
→ 音の鳴る橋でひと遊び。したっけ(それじゃあ)、次は旭川へ向かいます。

11:15 メロディー橋 → 11:35 旭山動物園(車20分)
旭山動物園(滞在180分)
→ 行動展示で世界的に知られる動物園で午後をたっぷり過ごします。ホッキョクグマ館・ペンギン館・あざらし館は混雑するので午後早めの時間帯がおすすめ。

14:35 旭山動物園 → 15:15 とわ北斗(車40分)
とわ北斗(滞在45分)
鷹栖町へ戻ってお土産購入と軽食。クラフト類は旭川では手に入らないアイテムが揃います。

16:00 とわ北斗 → 16:15 サンホールはぴねす(車15分)
サンホールはぴねす(滞在60分)
→ 一日の締めくくりに光明石の湯でリフレッシュ。17:30頃に旭川駅へ戻る流れです。

鷹栖町の年間イベント

鷹栖町のイベントは、春の桜から冬のクロスカントリーまで、四季ごとに町民参加型の催しが揃っています。中心地のたかすメロディーホール周辺と、パレットヒルズが二大会場。人口6,000人台の小さな町とは思えないほど、賑やかな声と熱気に包まれる日があるんですよ。

春〜初夏:さくらフェスタとジョギングフェスティバル

5月上旬〜中旬には、パレットヒルズで「さくらフェスタ・夜桜ライトアップ」が開催されます。約2,000本の桜が満開になるタイミングを見計らって開催日が決まり、キッチンカーや鷹栖牛・エゾシカ肉のバーベキューが楽しめます。夜は19時から20時30分頃まで桜がライトアップされ、昼とは別世界の幻想的な景色に。2024年は2日間で約6,400人が来場したほどの人気イベントです。

6月には「たかすジョギングフェスティバル」が開催され、初夏の新緑の中を走る大会として地元ランナーに親しまれています。汗を流したあとに食べる町産野菜のなまら(とても)うまいこと。これだけで来年も走ろうと思える味なんです。

夏:たかす熱夏フェスタと花火大会

町最大のイベントが「たかす熱夏(ねっか)フェスタ」です。毎年8月上旬の土日に、たかすメロディーホール周辺の特設会場で2日間にわたって開催されます。町民主体の実行委員会が運営し、ステージショー、ふわふわランド(総合体育館)、フリーマーケット、ご当地グルメ屋台、そしてフィナーレの花火大会まで盛りだくさん。

会場にはホンダの試乗体験ブースが登場することもあり、町内のプルービンググラウンドを擁する鷹栖町ならではの企画も。屋台から漂う焼きそばや串焼きの匂い、夕暮れの花火、子どもたちの歓声──夏の鷹栖町を体感するならこの2日間です。

同じ8月には「24時間マラソンソフトボール大会」も開催されており、町ぐるみのスポーツ文化の厚みを感じられます。

秋:たかすてき音楽祭

11月にはたかすメロディーホールで「たかすてき音楽祭」が開催されます。町内の団体による舞踊・民謡・吹奏楽などの発表の場で、502席の固定席を備えたホールが地元の音楽好きで埋まります。ユーカラ織りを用いた座席が特徴で、ホールそのものも見どころのひとつ。寒くなり始める時期に、温かい音楽と地元の人の笑顔に触れられる秋の風物詩です。

冬:クロスカントリーと歩くスキー

1月には「オオカミの里北野クロスカントリー大会」が開催されます。雪原を駆け抜けるクロスカントリースキーの大会で、白い息と凍てつく空気の中でも参加者の熱気が伝わってきます。しばれる(強く冷え込む)朝の鷹栖町でしか味わえない冬のイベントです。

3月には「たかす歩くスキーフェスティバル」が開催され、ファミリーや初心者でも気軽に参加できる雪上イベントとして親しまれています。パレットヒルズではこの時期、冬キャンプや雪遊びの「たかスノーランド」も営業しており、冬の鷹栖町は意外と賑やかなんですよ。

鷹栖町のエリア別の顔

鷹栖町は、市街地の「鷹栖地区」「北野地区」と、郊外の「中央地区」「北斗地区」「北成地区」の5地区に分かれています。それぞれに地区住民センターが置かれ、町民の暮らしの単位になっています。旅で訪れるなら、町の中心機能が集まる鷹栖地区と、旭川との接点である北野地区、北斗小学校跡を活用した北斗地区の3つを押さえておけば鷹栖町の顔の大半をつかめます。

鷹栖地区──町の中心機能と熱夏フェスタの舞台

役場やたかすメロディーホール、サンホールはぴねすなど、町の中心機能が集まるエリアです。住所表記でいうと「南1条」「北1条」などの市街地中心部にあたります。8月の熱夏フェスタの会場もここで、町の賑わいが一番感じられる場所。

観光で来るなら、まずこのエリアを起点にすると効率的です。メロディーホール周辺の特設会場で開催されるイベントに合わせて訪れると、町の鼓動を直接感じられますよ。普段は静かな町ですが、夜のサンホールはぴねすには地元の常連さんが集まり、湯船で交わされるしたっけ(それじゃあ)の声がいい雰囲気を作っています。

北野地区──旭川との接点とベッドタウンの顔

町の南部、旭川市と境を接するエリアです。中心部から旭川駅まで車で約25分という近さから、旭川市のベッドタウンとして開発が進んできました。北野地区住民センター(北野コミュニティセンター)が地域の拠点になっています。

北野神社の例大祭(毎年8月4日)が地区の象徴的な行事。獅子舞が町なかを練り歩く日は、住宅地に開拓期からの伝統が一気に蘇ります。新しい住宅と古い神社が並ぶ独特の風景は、北野地区ならではの顔。観光というより、移住検討で歩いてみるのに向いたエリアです。

北斗地区──廃校再生と再生家具工房のエリア

郊外の3地区のうち、観光客が訪れやすいのが北斗地区です。閉校した北斗小学校を改修した「とわ北斗」がこのエリアにあり、レストラン・売店・再生家具工房が同じ建物に並びます。

住宅は点在し、田畑が広がる典型的な北海道の農村風景。とわ北斗を起点に、丸山句碑の森や農産加工センター四季の里を回ると、半日でゆったり過ごせます。「カフェ巡りより手仕事の現場が見たい」という人になまら(とても)合うエリアですね。

中央地区・北成地区──田園と隠れた農の現場

「ゆめぴりか」「ななつぼし」を生み出す田園地帯が広がるのが、中央地区と北成地区です。観光施設は少ないものの、本田技研工業の鷹栖プルービンググラウンドや、トマトジュース「オオカミの桃」を生む原料トマトの畑が点在し、鷹栖町の産業を裏から支えるエリアです。

ドライブで通り抜けると、碁盤目状に整備された道路と、緑〜黄金色に変わる稲田が広がる「上川盆地」らしい風景に出会えます。夏のトマト畑、秋の稲穂、冬の真っ白な雪原──四季の変化が一番ダイナミックに見えるエリアと考えられます。

鷹栖町の気候・季節の暮らし

鷹栖町は隣接する旭川市の気象観測データが目安になります。旭川地方気象台の平年値(1991年〜2020年)では、年平均気温7.2℃、最暖月8月の平均気温21.2℃、最寒月1月の平均気温-7.0℃。年較差は28.2℃に達し、四季の変化が鮮明な土地です。年間真冬日は73.7日、年間雪日数は151.5日と、雪国の中でも雪と低温の日が多い地域に分類されます。

盆地気候のため日中と夜間の寒暖差も大きく、夏は意外と暑い日があるかと思えば、夜は涼しい風が吹き抜ける。冬はしばれる(厳しく冷え込む)朝が3か月以上続く──そんなメリハリのある一年なんですよ。

春──4月〜5月の暮らし

4月中旬以降、雪解けが進んで畑の土が見えてきます。旭川の平年値では4月の平均気温は5.6℃、5月は12.3℃。コートを着る朝と、Tシャツでも歩ける昼が混在する移ろいの季節です。

5月上旬〜中旬にはパレットヒルズの約2,000本の桜が一気に咲き、本州の桜より2か月遅れで春が訪れます。さくらフェスタの頃が春の到来を告げる風物詩。鷹栖町に住むなら、この時期の桜と大雪山の雪のコントラストを楽しみに冬を越す、という人も多いです。

夏──6月〜8月の暮らし

6月の平均気温は17.0℃、最暖月8月は21.2℃。最高気温の平年値は8月で26.6℃と一見涼しそうですが、旭川の最高気温記録は2021年8月7日の37.9℃。盆地特有の高温日が年に数日あります。真夏日(30℃以上)は平年で年10.9日です。

湿度が本州ほど高くないため、暑い日でも木陰に入れば過ごしやすいのが北海道らしさ。エアコンを使う家庭は増えてきましたが、扇風機と窓開けで凌ぐ家もまだ多いと考えられます。朝もぎのトマトときゅうりが食卓に並ぶのもこの季節。8月上旬の「たかす熱夏フェスタ」で町じゅうが盛り上がります。

秋──9月〜10月の暮らし

9月の平均気温16.4℃、10月は9.4℃。一気に気温が下がる季節で、9月下旬には「ゆめぴりか」の新米が収穫期を迎えます。10月に入ると朝晩に暖房が必要になり、車のタイヤ交換を考え始めるタイミングです。

10月下旬〜11月上旬にかけて大雪山連峰が雪化粧し、町の田畑が黄金色から茶色へと変わっていきます。秋の澄んだ空気の中、たかすメロディーホールでの「たかすてき音楽祭」(11月)が秋の締めくくり。

冬──11月〜3月の暮らし

11月の平均気温は2.3℃、12月は-4.2℃、1月は-7.0℃、2月は-6.0℃。最低気温の平年値は1月で-11.7℃、2月で-11.8℃。記録的な最低気温は明治期の-41.0℃という、日本でも屈指の寒さを誇る地域です。

真冬は朝がなまら(とても)しばれる(厳しく冷え込む)日が続き、車のフロントガラスは毎朝凍りつきます。住宅は二重窓・FF式ストーブ・床下断熱が標準装備で、家の中は半袖でも過ごせる暖かさ。冬支度(タイヤ交換・灯油配達契約・除雪用品)が10月までに終わっていることが地元の常識です。

年間雪日数151.5日という数字が示すとおり、雪はとにかく長く付き合う相手。スコップでの除雪は朝の日課で、ご近所同士が「しばれるねぇ」と声をかけ合いながら雪かきをする光景が冬の風物詩なんですよ。

鷹栖町の移住・暮らし情報

鷹栖町は「あったかす」をテーマに、子育て世帯・新規就農・移住者への支援が手厚い町です。旭川市と隣接しているため日常の買い物や通勤・通院は旭川を使えて、住まいは静かな田園に置く──そんな「いいとこ取り」が実現できる町。鷹栖町公式の移住サイトや空き家・空き地情報、公営住宅情報も整備されていて、検討段階から相談しやすい環境です。

通勤・通学

通勤先は隣接する旭川市が圧倒的多数です。鷹栖町中心部から旭川駅まで車で約25分、旭川市役所方面も同程度。鷹栖町公式の移住サイトでも「旭川市の市街地(駅)まで車で25分程度。鷹栖町での生活を満喫しながら、仕事は旭川市へ通勤という方も大勢いらっしゃる」と紹介されています。

町内に高校はなく、高校進学は旭川市内の道立・私立高校に通うのが一般的と考えられます。バス通学・自転車通学・親の送迎を組み合わせて通うパターンが主流です。

住宅環境

鷹栖町には公営住宅が現在7か所あり、入居基準を満たせば比較的低価格で住むことができます。令和4年4月からは旧教職員住宅2戸が子育て世帯向け住宅として募集されるなど、若い世代向けの住宅整備も進んでいます。

新築・改築への支援も手厚く、町内で新築または既存住宅を増改築する場合に建築費の一部(最大200万円)が助成される制度があります。住宅団地「シンフォニータウン」では土地購入への助成もあり、移住・定住者には大きな後押しです。

民間アパートは旭川市と比べて物件数が少ないため、移住検討時は鷹栖町移住サイトに掲載されている空き家・空き地情報や公営住宅の空き状況を直接確認するのが現実的なルートです。

買い物環境

町内には町産食品や農産物を扱う「ふるさと産品販売所」「とわ北斗」、地産地消の「チコリ」、Da・マルシェ北野店などがあり、新鮮な野菜と特産品は地元で揃います。

日常のまとまった買い物は、車で15〜20分の旭川市側のロードサイド店舗を使うのが一般的。イオンモール旭川西などへも30分以内で着くため、生活インフラに不便を感じることは少ないと考えられます。「住むのは鷹栖町、買い物は旭川」というスタイルが日常になっています。

子育て・教育

子育て支援の手厚さが鷹栖町の大きな特長です。鷹栖町公式の移住サイトおよび町の制度紹介では、「18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子どもの入院・通院にかかる医療費を助成」する制度があり、いわゆる「高校生まで医療費無料」が実現されています。

そのほか、栄養士・助産師・保健師による「プレママ広場」、不妊治療費助成、新生児家庭訪問、子育て支援センター、児童クラブなど、妊娠期から就学期までの切れ目ない支援が用意されています。生まれた子どもには町有林の間伐材を使った記念品(スプーン・はし・ケースのセット)が贈呈されるユニークな制度も。

英検・TOEIC・TOEFLなどの受験料の半額補助制度もあり、教育への姿勢が見える町です。

医療環境

町内には診療所がありますが、専門医療・救急医療は隣接する旭川市内の医療機関を利用するのが基本となります。旭川市は道北の医療拠点で、旭川医科大学病院をはじめ大規模病院が複数あり、車で20〜30分でアクセスできます。

休日・夜間の救急診療については旭川市消防本部・旭川医師会の救急医療情報案内センターを利用する形で、鷹栖町役場サイトでも案内されています。日常の通院は町内クリニック、専門治療は旭川──という使い分けが現実的なパターンです。

エリア別の暮らし視点

住む視点で見ると、鷹栖地区は役場・サンホールはぴねす・たかすメロディーホールなど公共施設が集まり、町の中で一番便利なエリアです。北野地区は旭川市との境に近く、旭川通勤を最短化したい人向け。住宅地開発が進んでいて若い世帯も多めです。

中央・北斗・北成地区は田園のど真ん中で、田畑の風景に囲まれて静かに暮らしたい人や、新規就農を目指す人に合うエリアと考えられます。「庭付き戸建てを安く構えたい」「家族で農業に挑戦したい」という人にはなまら(とても)魅力的な選択肢ですね。

鷹栖町へのアクセス

鷹栖町へのアクセスは「旭川を経由する」が基本ルートです。JRの駅はないため、車・空港・バスのいずれかで旭川まで来て、そこから車かバスで町内へ向かう流れになります。札幌方面・道北方面・東京方面のそれぞれから、最短ルートを整理しておきましょう。

車でのアクセス

札幌方面からは道央自動車道で「旭川鷹栖IC」へ。札幌ICからの所要時間は約2時間で、ICは町内(鷹栖町八線)に直接設置されているため、降りてすぐに町域に入れます。料金は札幌IC〜旭川鷹栖ICで約3,800円(普通車・ETCなしの場合の参考値)。

旭川市中心部からは国道40号・国道12号経由で約25分。旭川北ICからは車で約20分、旭川鷹栖ICからは約3〜15分の距離です。冬季は積雪のため通常より時間を見込む必要があります。

鉄道+バスでのアクセス

JRは函館本線・宗谷本線が町域の南端を通過しますが、町内に駅はありません。最寄り駅は旭川市内のJR北海道近文駅(函館本線)、または永山駅(宗谷本線)です。

東京・大阪方面からは新幹線+特急の組み合わせが現実的です。東京駅 →(東北・北海道新幹線約4時間)→ 新函館北斗駅 →(特急北斗約3時間40分)→ 札幌駅 →(特急ライラックまたはカムイ約1時間25分)→ 旭川駅、というルート。旭川駅からは道北バス(旭川電気軌道)で鷹栖町方面へ向かうか、レンタカーで25分程度です。

飛行機でのアクセス

最寄り空港は旭川空港(旭川市東神楽町)で、東京(羽田)から約1時間30分のフライト。旭川空港から鷹栖町中心部までは車で約45分です。新千歳空港からの場合は道央自動車道経由で約2時間30分かかるため、出張・観光なら旭川空港が圧倒的に便利です。

東京方面からはJAL・ANA・AIRDOが旭川空港便を運航しています。便数や運賃は時期によって変動するため、各社公式サイトでの確認が必要です。

町内移動の現実的アドバイス

町内にはJR駅がなく、バス路線も限定的なため、観光・暮らしともに車利用が前提になります。レンタカーは旭川駅周辺・旭川空港で借りるのが効率的です。

旭川空港でレンタカーを借りて鷹栖町を1日観光し、サンホールはぴねすで湯に浸かって帰る──というパターンが時間効率の良いコースです。新千歳空港側から入る人は、旭川市内で旭山動物園や旭川ラーメンと組み合わせると、2泊3日でも飽きません。

冬季(12月〜3月)は雪道運転になるため、レンタカーは冬タイヤ装着車を選び、運転に不慣れな人は時間に余裕を持つのが基本ですよ。

【地元住民に直撃!】鷹栖町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

米農家やってます。先祖代々この鷹栖町で田んぼを守ってきて、もう40年以上は土と向き合ってますね。「ゆめぴりか」と「ななつぼし」を中心に作ってますわ。

春の田起こしから秋の収穫まで、家族総出で動く季節商売です。なまら(とても)大変だけど、自分の作った米を「うまい」って言ってもらえるのが何よりの励み。鷹栖町の水と土があってこその仕事ですわ。

Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずはパレットヒルズだね。5月の桜と大雪山が一緒に見えるあの景色はなまらすごい。鷹栖町のおすすめスポットとしては町長も推してるし、観光で来るならここを外したらもったいないですわ。

あとは地元民しか行かんけど、メロディー橋の周辺。夕方になると田んぼの向こうに大雪山がオレンジに染まって、橋叩いて「夕やけこやけ」鳴らす音が田んぼに響くんです。あの空気感は説明できんわ。

Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?

鷹栖町で有名なものといえば、やっぱりトマトジュース「オオカミの桃」ですね。塩入りと無塩があって、夏の出荷時期は品切れになるくらい。観光で来た人にはまずこれを渡しますわ。

地元民が知ってるのは、農産加工センター四季の里で作られる手作り味噌とか、とわ北斗で売ってる再生家具工房の木工クラフト。それと、うちらが普通に食べてる「ゆめぴりか」の新米。9月下旬の新米はまったく違うんですよ。

Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?

とわ北斗のレストラン「さんさん」だね。閉校した北斗小学校を改装した場所で、日替わり定食が安くてうまい。地元のお母さんたちが作る家庭の味で、観光客もみんな喜んでくれますわ。

あとは地産地消の「チコリ」って店も連れていきます。鷹栖町の野菜と米を使った料理が出てきて、町の食材を一皿で味わえる。観光ガイドには小さくしか載ってないけど、地元じゃ知らん人はいない店ですね。

Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?

「あったかす」って町が掲げてるくらいで、本当に世話好きで人懐っこい気質ですわ。雪かきしてたら隣のじいさんが手伝いに来るし、野菜採れすぎたらなまら近所に配って回る。そういう距離の近さがある町です。

農家が多いから、朝が早くて夜が早い。みんなが顔見知りで、町民センターや北野神社の祭りには自然と人が集まる。移住者にも「したっけ(それじゃあ)、明日また」って声かける、そういう温度感の町ですね。

Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

あまり考えたくはないけど人口は減ってきてますわ。私が若い頃は7,000人超えてたのが、今は6,300人ちょっと。学校の統廃合もあったし、空き家も増えてる。これは隠せない現実です。

ただ南の北野地区は旭川のベッドタウンとして若い世帯が入ってきてるし、移住者も少しずつ増えてる。福岡から来た地域おこし協力隊の話も聞くしね。昔の賑わいとは違うけど、別の形で町は動いてる感じですわ。

Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

パレットヒルズの整備は町民みんなで植樹してきて、桜が2,000本にまで増えた。冬キャンプの「たかスノーランド」も新しく始まったし、これからもっと観光で人が来てくれたらと期待してます。

あと2018年にできた「とわ北斗ヴィンヤード」のワインね。鷹栖町の水源と寒暖差を活かしたワイン造りで、米とトマトに次ぐ第3の特産品に育ってほしいですわ。運動公園や体育館もあるし、若い世代がもっと集まる町になればなぁと思ってます。

鷹栖町の関連リンク

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

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