【青森県つがる市】ってどんなとこ?しゃこちゃん駅と縄文世界遺産【地元民のリアルな声あり】

青森県つがる市の高山稲荷神社:日本海を望む地に、千本鳥居が龍のように美しく連なる、つがる市の絶景パワースポットです。

つがる市(つがるし)は、青森県の西北部・津軽平野の中央から西に広がる人口27,228人のまちです。西は日本海に面し、教科書でおなじみの遮光器土偶「しゃこちゃん」の出土地として知られています。

つがる市の見どころを5つに絞ると、こうなります:

  • 巨大な遮光器土偶の駅舎──JR五能線・木造駅は高さ17.3mの「しゃこちゃん」が出迎える名物駅
  • 縄文の世界文化遺産──亀ヶ岡石器時代遺跡・田小屋野貝塚が「北海道・北東北の縄文遺跡群」に登録
  • 第63代横綱・旭富士のふるさと──平成最初の横綱を生んだまち(旧木造町)
  • 高山稲荷神社の千本鳥居──龍のようにうねる朱色の鳥居が並ぶ津軽屈指のパワースポット
  • メロン・スイカの砂丘産地──日本海沿いの砂丘地で育つ「つがるメロン」と屏風山のスイカ

「縄文や考古学に興味がある人」「日本海の絶景と神社めぐりが好きな人」「果物の名産地を旅したい人」に特におすすめのまち。序盤で観光の核を、中盤で歴史と暮らし、終盤で食までを地元目線で紹介します。

人口27,228 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積253.55 km²
人口密度107 人/km²

地理的には、つがる市は青森県の西北部、津軽平野の中央部から西に位置します。東は岩木川を境に五所川原市鶴田町中泊町に接し、南は鰺ヶ沢町と境を接します(出典:つがる市公式サイト)。西側は日本海に面し、海岸線は「七里長浜」と呼ばれる砂浜が続きます。

2005年に1町4村が合併して誕生した、まだ若い市です。縄文遺産・横綱・果樹と、コンパクトな市域に「日本最古」「世界遺産」級の要素が点在しています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

つがる市の推しポイント

つがる市の顔は、なんといっても巨大な土偶が張り付いた木造駅と、その元になった縄文遺跡です。さらに横綱・旭富士のふるさとであり、龍のようにうねる千本鳥居の高山稲荷神社、砂丘で育つメロン・スイカと、見どころのジャンルが幅広いのが魅力。ここからは5つを少し掘り下げて紹介します。

しゃこちゃん駅──土偶が出迎える木造駅

JR五能線の木造駅は、外壁に巨大な遮光器土偶「しゃこちゃん」がはめ込まれた、全国的にも珍しい駅舎です。高さは17.3メートルもあります(出典:旅東北(東北観光推進機構))。1988年の「ふるさと創生事業」をきっかけに生まれ、「巨大な土偶が出迎える迫力ある駅舎」として東北の駅百選にも選ばれました。列車が近づくと目が光る仕掛けもあって、初めて見るとちょっと驚きますよ。

亀ヶ岡石器時代遺跡──縄文の世界文化遺産

木造駅の土偶のモチーフになったのが、市内の亀ヶ岡石器時代遺跡です。教科書でおなじみの遮光器土偶が出土した遺跡で、田小屋野貝塚とともに「北海道・北東北の縄文遺跡群」として2021年に世界文化遺産へ登録されました(出典:世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群(公式))。縄文時代晩期の精巧な土器や土偶を生んだ「亀ヶ岡文化」の名は、この遺跡に由来します。

横綱・旭富士のふるさと

第63代横綱・旭富士正也さんは、旧木造町(現在のつがる市)の出身です。平成最初の横綱として土俵に立ち、引退後は伊勢ヶ濱親方として横綱・日馬富士や大関・照ノ富士らを育てました。相撲ファンには「名伯楽のふるさと」として知られるまちでもあります。

高山稲荷神社の千本鳥居

日本海に近い屏風山地域にある高山稲荷神社は、龍のようにうねる「千本鳥居」で知られます(出典:つがる市公式サイト)。五穀豊穣・海上安全・商売繁盛の神様として親しまれ、龍神池のほとりに建つ龍神宮や、幾重にも連なる朱色の鳥居が幻想的。京都の伏見稲荷とはまた違う、津軽ならではの景色が広がります。

メロン・スイカの砂丘産地

日本海沿いの砂丘地と昼夜の寒暖差を生かして、甘く香りのよいメロンが育つのもつがる市の自慢です。「つがるメロン」はお盆の需要期を支える国内有数の産地。スイカも特産で、青森県産スイカの5割以上がつがる市を中心とする日本海側で栽培されています(出典:つがるブランド(つがるブランド推進会議))。

つがる市の歴史

つがる市の歴史は、縄文の集落から始まります。江戸時代には津軽藩の新田開拓によって津軽平野有数の穀倉地帯が拓かれ、明治以降は馬市やりんご栽培で栄えました。そして2005年、1町4村が一つになって現在の市が誕生します。時代をたどると、いくつもの「日本最古」「世界遺産」がこの土地に重なっていることが見えてきます。

縄文の里「亀ヶ岡文化」

市の中央部、岩木川左岸の丘陵には、縄文時代晩期(およそ3000〜2400年前)の亀ヶ岡石器時代遺跡があります。造形に優れた土器や土偶が数多く出土し、その様式は「亀ヶ岡文化」と名付けられました。遮光器土偶「しゃこちゃん」もここから出土したもので、国の重要文化財に指定されています(出典:世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群(公式))。

津軽藩の新田開拓と日本最古のりんご

江戸時代、岩木川がもたらす肥沃な土と津軽藩の新田開拓によって、つがる一帯は一大穀倉地帯になりました。明治に入るとりんご栽培も広がり、1878年(明治11年)に植えられたりんごの木3本が「日本最古のりんごの木」として今も残っています。1960年に青森県の天然記念物に指定されました(出典:つがる市公式サイト)。樹齢140年を超えてなお実をつける、生命力の象徴です。

1町4村の合併で生まれた市

2005年(平成17年)2月11日、西津軽郡の木造町森田村柏村稲垣村車力村の1町4村が合併し、つがる市が誕生しました。市章は頭文字の「つ」を稲穂と波しぶきで表し、5つの楕円が旧5町村を意味しています。合併から20年あまり、それぞれの地区の祭りや文化を受け継ぎながら今のまちが形づくられています。

つがる市の文化・風習

方言と話し方の特徴

つがる市で話されるのは、日本一聞き取りにくいとも言われる津軽弁です。とにかく言葉が短いのが特徴で、地元の人どうしなら一文字でも会話が成り立ってしまうんですよ。代表的なのがどさ?(どこへ行くの?)とゆさ(お風呂・温泉へ)のやりとり。ほかにも(食べて/ください/かゆい、と文脈で意味が変わる)、めごい(かわいい)、たげ(とても)、けやぐ(友達)、しばれる(凍えるほど寒い)など、味のある言葉がたくさんあります。ちなみに初対面でいきなり(おまえ)と言うと少しきつい印象になるので、まずは旅人らしくにこやかに、が安全です。

夏を彩るネブタと馬市まつり

つがるの夏は祭りで動き出します。7月下旬には、青森県内のねぶたの先陣を切ってつがる市ネブタまつりが木造地区で開かれ、手作りのネブタが太鼓や笛とともに練り歩きます。8月下旬には市最大の馬市まつり。1903年(明治36年)に木造で開かれた東北三大馬市の一つにちなみ、1975年に祭りとして始まりました(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。電飾をまとった「馬ねぶた」のパレードと、夜に火を灯して農耕馬の霊を弔う「新田火まつり」が見どころです。

食卓と冬の暮らし

夏はメロンやスイカ、秋はりんごやナガイモ、ごぼうと、食卓には地元の畑のものが並びます。直売所には昔ながらのおやつ「しとぎ餅」も。冬になると、日本海特有の強い西風が地吹雪を巻き起こし、視界が真っ白になることもあります。雪深く厳しい冬を越えるからこそ、夏の祭りと甘い果物のありがたみが一層しみる、そんな暮らしのまちです。

つがる市の特産品・食

特産品1:つがるメロン

つがる市といえば、まずはメロン。日本海沿いの砂丘地と昼夜の寒暖差が、とろけるような甘さと豊かな香りを育てます。旬は7月から8月で、ちょうどお盆の需要を支える主産地です(出典:つがる市公式サイト)。市独自の「つがるブランド」メロンは糖度15度以上などの基準をクリアしたものだけが認定されるそう。冷やして半分に割れば、果汁したたる果肉にスプーンが止まらなくなりますよ。

特産品2:屏風山のスイカ

メロンと並ぶ夏の主役がスイカです。屏風山地域を中心とした砂丘地で栽培され、青森県産スイカの5割以上がこの日本海側で作られています(出典:つがるブランド(つがるブランド推進会議))。果肉のきめが細かく、シャリっとした歯ざわりと強い甘みが持ち味。出荷の中心は8月で、東海・近畿方面にも多く運ばれます。暑い盛りに頬張る砂丘育ちのスイカは格別です。

特産品3:津軽平野の米

岩木川が潤す津軽平野は、米づくりにも適した土地です。つがる市では「つがるロマン」や「まっしぐら」を中心に作付けされ、味のばらつきが少なく、ほどよい甘みと粘りが楽しめます(出典:つがる市公式サイト)。日照時間が長く、夏は涼しく病害虫が少ないため、農薬を抑えた米づくりがしやすいのも特徴。シンプルに炊きたてを味わってほしいお米です。

特産品4:砂丘地ナガイモとごぼう

砂丘地や屏風山では、根菜も元気に育ちます。なかでも「砂丘地ナガイモ」は市場での評価が高まり、作付けが広がっている品目です(出典:つがる市公式サイト)。すりおろしてとろろにすれば、粘りと風味がしっかり。ごぼうも香り高く、秋の直売所では旬の根菜がずらりと並びます。砂地ならではの、すっと伸びた長芋やごぼうをぜひ味わってみてください。


現地に行くのはなかなか難しい方もいますよね。でもふるさと納税なら、実質2,000円の自己負担で全国の特産品が返礼品として届きます。

会社員ならワンストップ特例で確定申告も不要です。

返礼品は数万点あるので、迷ったらAmazonの【今みんなが選んでいる人気返礼品ランキング】から見るのが失敗しないコツですよ。

楽天ユーザーの方は【返礼品ランキング総合TOP100】でチェックしてみてくださいね。

つがる市の観光スポット

つがる市の旅は、大きく「縄文」と「日本海・砂丘」の2本立てで考えると動きやすいですよ。教科書でおなじみの遮光器土偶に会いに行く縄文めぐりと、千本鳥居や花咲く湿原をたどる海沿いの絶景めぐり。どちらも車があればぐっと回りやすくなります。まずはエリアごとに、押さえておきたいスポットを紹介していきますね。

縄文としゃこちゃんに出会うスポット

  • 木造駅(JR五能線) – 外壁に高さ17.3mの遮光器土偶「しゃこちゃん」がはまった名物駅で、東北の駅百選にも選ばれています(出典:旅東北(東北観光推進機構))。列車が近づくと目が光る仕掛けもあって、ホームに立つだけでちょっとわくわくしますよ。
  • 亀ヶ岡石器時代遺跡・しゃこちゃん広場 – 遮光器土偶が出土した縄文時代晩期の遺跡で、田小屋野貝塚とともに世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成します(出典:世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群(公式))。広場には巨大な土偶のモニュメントが立ち、3000年前の人々の気配を感じながら散策できます。
  • つがる市縄文住居展示資料館カルコ – 復元された竪穴建物や遮光器土偶のレプリカを展示。開館は午前9時〜午後4時、観覧料は一般200円・高校大学生100円・小中学生50円で、月曜などが休館です(出典:つがる市公式サイト)。木造駅から歩いて15分ほど。土器や漆器をじっくり眺めると、縄文の美意識に引き込まれます。

日本海と砂丘の絶景スポット

  • 高山稲荷神社 – 屏風山地域にある神社で、龍のようにうねる「千本鳥居」で知られます(出典:つがる市公式サイト)。緑の庭園に朱色の鳥居が連なる光景は圧巻で、龍神池のほとりを歩けば、津軽の神さびた空気に包まれます。
  • ベンセ湿原 – 津軽国定公園内の湿原で、初夏にニッコウキスゲ、続いてノハナショウブが咲き、一帯が黄色から紫へと染まります。1983年に「日本の自然100選」へ選ばれました(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。約30分で1周できる木道を歩けば、花の向こうに岩木山が見える絶景に出会えます。
  • 出来島海岸 – 日本海に面した砂浜で、夕日のスポットとして知られます。沖の崖には約2万8千年前の針葉樹が並ぶ「最終氷期埋没林」がありますが、現在は土砂崩れや浸食で欠落し、埋没林そのものは見えない状態です(出典:つがる市公式サイト)。それでも、果てしなく続く七里長浜と波の音は、心をすっと静めてくれます。

温泉と道の駅でひと休み

  • つがる地球村 – 岩木山を望む滞在型リゾートで、温泉・コテージ・オートキャンプ場・円形劇場などが揃います(出典:つがる市公式サイト)。温泉棟は2020年に新しくなり、琥珀色のお湯でドライブの疲れをほぐせます。料金や営業時間は変わることがあるので、訪問前の確認がおすすめです。
  • 道の駅もりた「アーストップ」 – 国道101号沿いの道の駅で、物産館や産直「おらほのめへ」、郷土料理のレストランが集まります(出典:つがる市公式サイト)。夏はメロンやスイカ、秋はりんごや長芋が並び、明治中期の茅葺き農家を移した「そば処 案山子」でひと息つけますよ。

つがる市の観光ルート

計算中…

つがる市は鉄道よりも車のほうが断然回りやすいまちです。縄文をたっぷり味わう1日コースから、花と海をめぐる半日コース、隣の五所川原市鰺ヶ沢町まで足をのばす広域コースまで、目的に合わせて組み立ててみましょう。

【車・1日】縄文としゃこちゃん満喫ルート

木造駅を起点に、土偶づくしの一日を過ごすコースです。

9:00 木造駅 → 9:20 カルコ → 10:30 亀ヶ岡石器時代遺跡 → 12:30 道の駅もりた(昼食)→ 14:00 高山稲荷神社

木造駅(20分)→ まずは巨大なしゃこちゃんと記念撮影。旅のはじまりにぴったりの被写体です。

カルコ(60分)→ 復元住居と遮光器土偶のレプリカで、縄文のくらしを予習。実物大の迫力に驚きます。

亀ヶ岡石器時代遺跡(60分)→ しゃこちゃん広場を散策。出土地に立つと土偶への見方が変わりますよ。

高山稲荷神社(60分)→ 締めくくりは千本鳥居。夕方の斜光に朱色が映える時間帯が狙い目です。

【車・半日】砂丘と花の日本海ルート

日本海沿いの自然をぎゅっと味わう、午前または午後の半日コースです。

9:00 ベンセ湿原 → 10:30 出来島海岸 → 11:30 高山稲荷神社

ベンセ湿原(60分)→ 木道を歩いて花と岩木山の眺めを楽しみます。初夏なら一面の花じゅうたんが待っています。

出来島海岸(45分)→ 七里長浜の砂浜と波の音を体感。広い空と海でリセットできます。

高山稲荷神社(60分)→ 屏風山の神社で旅を締め。海と神社がセットで回れるのがこのエリアの強みです。

【車・1日】広域ルート:つがる+五所川原・鰺ヶ沢

つがるを軸に、隣まちの名所までつなぐ欲張りな広域コースです。

9:00 木造駅 → 10:00 亀ヶ岡石器時代遺跡 → 12:00 五所川原市(昼食)→ 14:00 鰺ヶ沢町 → 16:00 つがる地球村

木造駅・亀ヶ岡石器時代遺跡(120分)→ まずはつがるの縄文を堪能します。

五所川原市(90分)→ 隣まちで昼食と買い物。立佞武多で知られるまちです。

鰺ヶ沢町(90分)→ 日本海沿いをドライブし、漁港のまちの空気を味わいます。

つがる地球村(90分)→ 最後は温泉でしめ。一日の運転の疲れをじんわり流せます。


ここまで見てきたとおり、見どころが少し離れた場所に点在していることもあります。気になるスポットをまとめて回るなら、レンタカーがあると一気に動きやすくなりますよ。料金は会社や時期でけっこう変わるので、まとめて比較できるサイトでサッと見ておくのがおすすめです。

エアトリ 】でレンタカーをまとめて比較する

そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

じゃらんnet 】でこのエリアの宿を探す

つがる市の年間イベント

つがる市のイベントは、夏に集中しているのが特徴です。県内のねぶたの先陣を切るネブタまつりに、果物を主役にしたフェスティバル、そして馬にまつわる勇壮な祭り。初夏の花から真夏の祭りまで、暑い季節こそつがるは熱気に包まれます。

初夏:ベンセ湿原の花

まず初夏に見ておきたいのが、ベンセ湿原の花です。おおむね6月にニッコウキスゲが咲き、続いてノハナショウブへと主役が移り、湿原が黄色から紫へと変わっていきます(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。木道をのんびり歩きながら、岩木山を背にした花畑を眺める時間は格別ですよ。

夏:ネブタまつりとメロン・スイカフェスティバル

7月下旬には、青森県内のねぶたの先陣を切ってつがる市ネブタまつりが木造地区で開かれます(出典:つがる市公式サイト)。互いに張り合う「喧嘩太鼓」の響きが体に届くと、夏が来たなと実感します。

8月上旬ごろにはメロン・スイカフェスティバルも。近年はイオンモールつがる柏を会場に、特産の果物の販売やステージで賑わいます(出典:つがる市公式サイト)。冷えた一切れを頬張れば、砂丘育ちの甘さがしみますよ。

晩夏:馬市まつりと新田火まつり

夏の締めくくりは、8月下旬の馬市まつりです。1903年に木造で開かれた東北三大馬市の一つにちなみ、1975年に祭りとして始まりました(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。電飾をまとった「馬ねぶた」のパレードと、夜に火を灯して農耕馬の霊を弔う「新田火まつり」が見どころ。炎に照らされた夜のまちは、しんと胸に迫る迫力があります。

つがる市のエリア別の顔

つがる市は、2005年に木造町森田村柏村稲垣村車力村の1町4村が合併して生まれました(出典:つがる市公式サイト)。そのため今も地区ごとに違った表情が残っています。旅の目的に合わせて、どのエリアを軸にするか考えてみましょう。

木造エリア──縄文と祭りの中心地

市役所や木造駅があるつがるの中心が木造エリアです。しゃこちゃん駅、カルコ、亀ヶ岡石器時代遺跡と、縄文めぐりの主役が集まります。ネブタまつりや馬市まつりの舞台もここ。初めてのつがる観光なら、まずこのエリアを起点にするのがおすすめですよ。

柏エリア──買い物とアクセスの拠点

イオンモールつがる柏を抱える柏エリアは、買い物や食事の拠点になります。日本最古のりんごの木もこの地区にありますが、個人の農園内にあるため、訪れる際は農作業の妨げにならない配慮が必要です。旅の合間に休憩や買い出しをしたいときに頼れるエリアです。

森田エリア──温泉とくつろぎのエリア

森田エリアには、つがる地球村と道の駅もりた「アーストップ」が集まります。温泉でひと息ついたり、産直で果物を買ったり、旅のペースをゆるめたい人にぴったり。田園風景の中をのんびり走る時間そのものが、ごちそうになります。

車力・稲垣エリア──日本海と砂丘の自然

市の西側、日本海に面するのが車力・稲垣エリアです。高山稲荷神社やベンセ湿原、出来島海岸といった自然と信仰のスポットが点在します。花や夕日、千本鳥居など、写真に残したくなる景色を求める人は、このエリアへ足をのばしてみてくださいね。

つがる市の気候・季節の暮らし

つがる市は、日本海の影響を受ける日本海型の気候です。夏は比較的冷涼で、冬は強い西風と雪に見舞われます(出典:つがる市公式サイト)。市内に最も近い気象官署である青森地方気象台の平年値では、年平均気温は10.7℃、年間の降雪量は567cm、最深積雪は101cmです(出典:気象庁)。暮らしの体感としては「夏は過ごしやすく、冬は雪と風に備える」がつがるの基本になります。

夏──7月〜8月の暮らし

夏は東北らしく、比較的しのぎやすい季節です。青森地方気象台の平年値では8月の平均気温は23.5℃で、真夏でも夜は涼しくなる日が多めです(出典:気象庁)。

この涼しさが、実はメロンやスイカ、夏秋野菜づくりに向いているんですよ。畑が色づき、祭りが続くつがるの夏は、一年でいちばん活気のある季節です。

冬──12月〜2月の暮らし

冬は雪と地吹雪が暮らしの主役になります。1月の平均気温は氷点下(約-0.9℃)まで下がり、年間降雪量も多めです(出典:気象庁)。

つがる市の海沿いは、青森市側に比べて積雪はやや少ないものの、日本海から吹きつける強い西風で地吹雪が起こり、視界が利かなくなることがあります(出典:つがる市公式サイト)。冬の運転は、雪そのものより「地吹雪のホワイトアウト」に注意したいところです。

春・秋──移ろいの季節

春は雪解けとともに、ベンセ湿原の花が訪れる人を待っています。4月の平均気温は8.5℃ほどで、少しずつ畑仕事が動き出します(出典:気象庁)。

秋は収穫の季節。りんごや長芋、ごぼうが実り、直売所がにぎわいます。寒暖差が大きくなる分、果物の甘みが乗る時期でもあります。短い秋を惜しむように、まちは冬支度へと向かっていきます。

つがる市の移住・暮らし情報

つがる市は、農業を軸にしたゆったりした暮らしが基本のまちです。買い物の拠点も温泉もあり、移住や子育てへの支援も用意されています。ここでは「実際に住むとどうなるか」を、生活の場面ごとに見ていきましょう。

通勤・通学

市内は車での移動が前提になります。市役所のある木造地区を中心に、隣の五所川原市へ通勤・通学する人も多く、買い物や通院も含めて五所川原との結びつきが強い地域です。

住宅環境

賃貸物件は数が限られ、暮らしの中心は一戸建てになります。家賃相場をはっきり示せるほど賃貸の数が多くないため、移住を考えるなら中古戸建てや持ち家も含めて探すのが現実的です。広い土地や畑付きの物件に出会えるのは、地方ならではの魅力ですよ。

買い物環境

買い物は柏地区のイオンモールつがる柏が大きな拠点です。映画館も併設され、日用品から娯楽までここで揃います。森田地区の道の駅もりた「アーストップ」では、産直の野菜や果物が手に入り、ふだんの食卓が豊かになります。

子育て・教育

つがる市はUターン・Iターン向けの移住支援に力を入れています。市内に住宅を取得する移住世帯への補助や、子育て・若年夫婦世帯への家賃補助などが用意されています(出典:つがる市公式サイト)。子どもの予防接種費用の助成といった子育て支援もあり、ファミリー層が暮らしを組み立てやすい環境です。

医療環境

市内には診療所やクリニックがあり、ふだんの通院はまかなえます。入院や救急など中核的な医療は、隣の五所川原市にある「つがる総合病院」が西北五圏域の拠点として担っています(出典:つがる西北五広域連合)。木造地区から五所川原までは車で通える距離なので、いざというときの安心につながります。

エリア別の暮らし視点

住む視点で見ると、買い物重視なら柏地区、温泉や自然を身近にしたいなら森田地区、市役所や学校に近い利便性なら木造地区が候補になります。海と花のある景色の中で暮らしたい人には、車力・稲垣地区ものんびりしていておすすめですよ。

つがる市へのアクセス

つがる市へは、車と鉄道のどちらでも行けますが、市内をしっかり回るなら車が便利です。首都圏からは東北新幹線で新青森を目指し、そこから津軽方面へ向かうのが基本ルートになります。

車でのアクセス

青森市・弘前市から、いずれも車でおよそ1時間です。東北自動車道の浪岡方面から津軽自動車道に入り、五所川原北ICからは約15分で木造地区に着きます(出典:旅東北(東北観光推進機構))。津軽自動車道は無料区間が続くので、ドライブ派には心強い道です。

鉄道でのアクセス

鉄道なら、JR五能線の木造駅が玄関口です。新青森・弘前方面からは五所川原を経由し、五能線に乗り継いで木造駅へ向かいます。観光列車「リゾートしらかみ」も五能線を走るので、日本海を眺めながらの鉄道旅も楽しめますよ。

飛行機でのアクセス

遠方からは青森空港が便利です。空港からはレンタカーで津軽方面へ向かうと、つがる市まで足をのばしやすくなります。首都圏からは、東北新幹線で東京から新青森まで約3時間。新青森で在来線やレンタカーに乗り換える流れが現実的です。

市内移動の現実的アドバイス

正直なところ、つがる市内は鉄道やバスの本数が限られます。観光スポットが海沿いや畑の中に点在しているので、レンタカーを借りてしまうのがいちばんスムーズですよ。冬に運転する場合は、地吹雪で視界が悪くなる時間帯を避けると安心です。


交通手段ごとに見てきましたが、「結局いちばん安く行くにはどうすれば?」と迷う方も多いはず。飛行機で向かうなら、航空券は予約のタイミングや会社によって料金が大きく変わります。複数の航空会社・LCCをまとめて比較できるサイトで、いちど最安値をチェックしておくと安心ですよ。

【トラベリスト】 で航空券をまとめて比較する

【地元住民に直撃!】つがる市の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

畑でメロンを作っています。砂地の多いこのあたりは水はけがよくて、昼と夜の気温差もあるので、甘い実が育つんですよ。スイカも一緒に手がけています。

夏の出荷の時期はもう朝から晩まで畑にかかりきりですけど、お盆の頃に自分の作ったメロンが全国へ運ばれていくのを見ると、やっぱり報われた気持ちになりますね。

Q2.つがる市に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは木造の駅。大きな土偶が外壁にくっついた、あのしゃこちゃんの駅舎ですね。初めて見る人はみんな驚きます。近くの亀ヶ岡の遺跡も、世界遺産になって誇らしい場所です。

あとは地元の人間がほっとするのは、屏風山の高山稲荷神社。朱色の千本鳥居が龍みたいにうねっていて、海から吹く風の音だけが聞こえる、あの静けさがいいんです。

Q3.つがる市でお土産を買うとしたらなんですか?

夏ならやっぱりメロンとスイカです。これはもう、つがるの顔ですから。日持ちを考えるなら、果肉を使ったお菓子やソフトクリームもおすすめですよ。

地元の人間がよく買うのは、昔ながらのしとぎ餅。素朴な米のおやつで、派手さはないけれど、これを見ると津軽に帰ってきたなあと思うんです。長芋やごぼうも喜ばれますね。

Q4.外から人が来たときに、つがる市でまず連れていく店はどこですか?

国道沿いの道の駅へ連れていくことが多いですね。産直に朝採れの野菜や果物が並んでいて、つがるの今が一目でわかるんです。お土産もここで済みますし。

敷地には昔の茅葺き農家を移した蕎麦の店もあって、郷土料理をゆっくり味わえます。田んぼに囲まれて、のんびりした空気の中で食べるのがいいんですよ。

Q5.つがる市はどんな気質だと思いますか?

口数は決して多くないし、初めは少しとっつきにくく見えるかもしれません。でも一度親しくなると、本当に面倒見がいいんです。畑仕事も助け合いでまわってきた土地ですから。

雪と地吹雪の厳しい冬を毎年越してきたからでしょうね。我慢強くて、芯が通っている。そういう気質の人が多いと感じます。

Q6.昔に比べて、つがる市の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直に言うと、人は減りました。合併で一つの市になって二十年あまり経ちますが、若い人が出ていって、農家の担い手が足りないのは大きな悩みです。

その一方で、縄文の遺跡が世界遺産になって、外から訪ねてくる人が増えました。メロンも水耕栽培など新しい挑戦が始まっていて、まだまだやれることはあると思っています。

Q7.つがる市のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱物より、まずは農業を続けていける仕組みに期待しています。市が移住や新規就農の手助けをしてくれているので、よそから来て畑を継いでくれる若い人が増えてほしいですね。

縄文の資料館も新しくなりましたし、遺跡と特産をうまくつなげて、人が訪ねたくなる町にしていけたら。市長さんにも、その後押しを続けてほしいと願っています。

つがる市の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次