【青森県東北町】ってどんなとこ?日本中央の碑と小川原湖【地元民のリアルな声あり】

青森県東北町の東北町湖水まつり:東北町湖水まつりは、小川原湖畔で開催され、花火大会や灯篭流し、湖水浴などが楽しめる夏の風物詩です。

東北町(とうほくまち)は、青森県上北郡の中央部に位置する人口14,733人の町です。東部には青森県内最大の湖・小川原湖が広がっています。

東北町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 小川原湖──シラウオ・ワカサギの漁獲量が全国一を誇る、青森県内最大の汽水湖
  • 日本中央の碑──坂上田村麻呂の伝説が残る謎の石碑(1949年発見)
  • ながいもの主産地──青森県のながいもは国内流通量の約4割を占める
  • ✅ 全湯が源泉掛け流しの「いで湯のまち
  • ✅ 「駅伝の町」──県民駅伝で町の部の優勝を重ねてきた町

「歴史ミステリーが好きな人」「湖の幸や根菜が好きな食いしん坊」「温泉でのんびりしたい人」に特におすすめの町です。序盤では観光と歴史、中盤では暮らしと方言、終盤では特産と食を、地元目線で紹介していきます。

人口14,733 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積326.50 km²
人口密度45.1 人/km²

地理的には、北は野辺地町、北東は六ヶ所村、東は三沢市、南東は六戸町、南は十和田市、西は七戸町、そして北西は東津軽郡の平内町と接しています。じつに7つの市町村に囲まれた、上北地域のほぼ中央にある町です。

町の東側には県内最大の小川原湖が広がり、青い森鉄道(上北町駅・乙供駅・千曳駅)が町内を走ります。東北新幹線の七戸十和田駅や三沢空港も近く、アクセスのよい立地です。

「東北町」という名前は、郡名を除いた名称の中に「東」と「北」という方角が二つ入る全国唯一の町でもあります。湖の恵み、古代史の謎、温泉に駅伝──小さな町にぎゅっと話題が詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

東北町の推しポイント

東北町の見どころは、大きく「湖」「歴史」「温泉」「スポーツ」に分かれます。地元で“宝湖”と呼ばれる小川原湖を中心に、古代史ロマンあふれる石碑や、全湯源泉掛け流しの温泉郷が点在します。ここからは、それぞれを少し深掘りしていきますね。

推しポイント1:小川原湖──全国一の漁獲を誇る“宝湖”

小川原湖は青森県内最大の湖で、海とつながる汽水湖です。シラウオとワカサギの漁獲量は全国一を誇り、地元では古くから“宝湖”と呼ばれてきました(出典:小川原湖漁業協同組合)。

冬には湖上でワカサギ釣りを楽しむ人が訪れ、湖畔の公園や道の駅からは四季折々の水辺の景色が眺められます。

推しポイント2:日本中央の碑──古代史最大級のミステリー

「日本中央」と刻まれた石碑が、1949年に町内の石文(いしぶみ)地区で発見されました。平安時代の武将・坂上田村麻呂が刻んだという伝説の「壺の碑(つぼのいしぶみ)」の最有力候補とされています(出典:東北町公式サイト)。

近くには千人で石を引いて埋めたという伝説が残る千曳神社もあり、古代史好きにはたまらないスポットです。

推しポイント3:いで湯のまち──全湯が源泉掛け流し

東北町は豊富な湯量を生かした「いで湯のまち」として知られ、町内の温泉はすべて源泉掛け流しです(出典:東北町公式サイト)。

泉質はアルカリ性の単純泉が中心で、湯が黒みを帯びたモール温泉「東北温泉」など、個性的なお湯が揃っています。一軒ずつ湯めぐりするのも楽しいんですよ。

推しポイント4:駅伝の町

東北町は1991年に「駅伝の町」を宣言した、知る人ぞ知るランニングの町です。県内全市町村が参加する青森県民駅伝競走大会では、町の部で優勝を重ねてきました。

町の中学校からは箱根駅伝の出走者も生まれており、走ることが暮らしに根づいた土地柄です。

東北町の歴史

東北町の歩みは、古代の蝦夷(えみし)の世界に始まり、近世の村々を経て、平成の合併で今の姿になりました。古代史の謎、明治の村制、そして二つの町の合併という三つの節目で、町の輪郭が形づくられてきました。

古代──「日本中央の碑」が語る蝦夷の地

この地は古代、中央政権に従わない蝦夷が暮らした北方の地でした。歌学者・藤原顕昭が12世紀末に編んだ『袖中抄』には、坂上田村麻呂が「日本中央」と刻んだ碑があると記されています。

江戸時代には宮城県の多賀城碑が「壺の碑」とされ、松尾芭蕉も見学に訪れました。ところが1949年、町内の石文地区から「日本中央」と刻まれた石碑が出土し、論争が再燃したのです(出典:東北町公式サイト)。

近代──甲地村から東北町へ

1889年(明治22年)の町村制施行により、近世以来の甲地村(かっちむら)が単独で自治体として発足しました。

その後1963年(昭和38年)11月1日、甲地村が改称して即日町制を施行し、「東北町」が誕生しました。方角が二つ入る全国唯一の町名は、このとき生まれています。

現代──二つの町が一つになった日

2005年(平成17年)3月31日、旧・東北町と上北町が新設合併し、現在の東北町が発足しました。

合併により本庁舎(旧上北町役場)と分庁舎(旧東北町役場)の二庁舎体制となりましたが、分庁舎は耐震上の理由から2022年に機能を本庁舎などへ移転しています。

東北町の文化・風習

方言と話し方の特徴

東北町で話されるのは、青森県の三大方言のうち「南部弁」です。津軽弁との境界は、隣の平内町と野辺地町のあたりにあり、わずか1kmほどで言葉ががらりと変わるといわれます。

たとえばんだ(そうだ)、〜だべ(〜でしょう)、〜すけ(〜だから)、けっぱれ(がんばれ)、(くれ、または食べなさい)といった言葉が日常で使われます。やわらかく温かみのある響きが特徴です。

夕暮れに「おばんです」(こんばんは)と声をかけ合う──そんな挨拶が今も生きている土地です。

食卓と季節の暮らし

食卓には小川原湖の幸が並びます。ワカサギやシラウオ、しじみ汁は、この町の人にとって特別なごちそうというより、季節の“あたりまえ”の味なんですよ。

冬は晴れる日が多く雪が比較的少ない一方、春から夏にかけては冷たい「ヤマセ」が吹くことがあります。気候と寄り添いながら、湖と畑の恵みで一年が回っていきます。

人の気質と地域のつながり

駅伝の町らしく、地域ぐるみで子どもたちを応援する空気が根づいています。走る子を沿道で見守る大人たち──そんな光景がこの町の人と人の距離感をよく表しています。

湖の漁、畑の仕事、温泉での湯あみ。暮らしのリズムがゆったりしていて、移住してきた人も自然に溶け込みやすい土地だと考えられます。

東北町の特産品・食

特産品1:ながいも

東北町を含む青森県は、ながいもの一大産地。青森県産ながいもは国内流通量の約4割を占めています(出典:青森のうまいものたち(青森県))。

色白で粘りが強く、アクが少ないのが自慢。秋(11〜12月)と越冬後の春(3〜4月)の年2回掘られます。とろろや短冊切りはもちろん、浅漬けや素揚げにすると、ほくっとした食感が楽しめます。

特産品2:シラウオ・ワカサギ

小川原湖はシラウオとワカサギの漁獲量が全国一。春と秋に漁が解禁され、体長4cmほどの透き通ったシラウオが水揚げされます(出典:小川原湖漁業協同組合)。

とれたてのシラウオは、てんぷらやフライが一般的ですが、東北町では酢みそ和えで生食するのが好まれます。ワカサギはフライや天ぷらでサクサクと。湖のそばでしか味わえない鮮度です。

特産品3:小川原湖産大和しじみ

小川原湖のヤマトシジミは、国の地理的表示(GI)保護制度に「小川原湖産大和しじみ」として登録されています(第52号/出典:農林水産省)。

殻長15mm以上に制限し、4年ほどかけて育ててから漁獲するため、大粒で出汁が濃いのが特徴です。湯気の立つしじみ汁をすすると、湖の恵みがじんわり染みわたりますよ。

特産品4:天然うなぎ・もくずがに

小川原湖では、天然うなぎやもくずがになど、汽水湖ならではの幸も水揚げされます。多彩な魚介が獲れることが、“宝湖”と呼ばれるゆえんです。

町内の道の駅やお店では、しじみラーメンや湖の魚を使った料理も味わえます。湖を眺めながらいただく一杯は格別なんです。


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東北町の観光スポット

序盤で触れた小川原湖と日本中央の碑を、ここからじっくり掘り下げていきます。東北町の観光は「湖の幸と水辺」「古代史ロマン」「温泉と高台の公園」の3つに大きく分けられます。湖畔でのんびりするもよし、ミステリーの現場を訪ねるもよし。気分に合わせて巡れる町なんですよ。

小川原湖と湖畔で過ごすスポット

  • 小川原湖 – 青森県内最大の汽水湖で、シラウオ・ワカサギの漁獲量は全国一を誇ります(出典:小川原湖漁業協同組合)。早朝、漁船が網を引く光景はこの湖ならでは。湖面に朝日が反射する時間帯がいちばん美しいですよ。
  • 小川原湖公園 – 湖の西岸に整備された公園で、湖水浴場は毎年7月1日から8月31日まで開設されます(出典:東北町公式サイト)。遊泳区域内では道具を使わなければシジミ採りも楽しめます。夏は家族連れでにぎわう、町いちばんの水辺スポットです。
  • わかさぎ公園 – 湖の北側・浜台地区にある公園で、浜台湖水浴場とキャンプ場を備えています。受付をすれば無料で利用できるキャンプ場もあり、湖を目の前にしたロケーションが魅力です(出典:東北町観光協会)。湖面を渡る風が気持ちいいんです。
  • 道の駅おがわら湖 湖遊館 – 小川原湖畔にある道の駅で、東北町の長芋やニンニク、小川原湖産の魚介・加工品が並びます(出典:道の駅おがわら湖)。しじみやワカサギの佃煮はお土産にぴったり。足湯もあって、ドライブの休憩に立ち寄りたい場所です。

古代史ロマンに触れるスポット

  • 日本中央の碑歴史公園・保存館 – 1949年に町内で発見された「日本中央」と刻まれた石碑を展示する施設です。坂上田村麻呂の伝説が残る“壺の碑”の最有力候補とされています(出典:東北町公式サイト)。※臨時休館となっていた時期があるため、訪問前に最新の開館状況を確認するのがおすすめです。
  • 日本中央の碑発見地 – 保存館とは別に、石碑が実際に見つかった場所が県道8号(八戸野辺地線)沿いに残されています(出典:東北町観光協会)。何もない静かな川辺に立つと、古代史ロマンが一気に身近に感じられますよ。
  • 千曳神社 – 「千人で石を引いて埋めた」という伝説が残る神社で、社名の「ちびき」もその言い伝えに由来するといわれます。明治期にはこの周辺で碑の発掘調査も行われました。木立に包まれた静かな境内は、伝説の余韻にひたるのにぴったりです。

温泉と高台の公園

  • おがわら湖温泉郷(東北温泉ほか) – 町内の温泉はすべて源泉掛け流しの「いで湯のまち」。なかでも東北温泉は、湯が黒みを帯びたモール温泉として知られています(出典:東北町公式サイト)。泉質はアルカリ性の単純泉が中心。一軒ずつ湯めぐりして、自分好みのお湯を探すのも楽しいんです。
  • みどりの大地とロマンの森公園 – 乙供駅から徒歩10分ほど、樹齢60年以上の赤松や桜・つつじが植えられた公園です。冬は斜面がスキー場になり、ロープリフトが設置されて家族連れでにぎわいます(出典:東北町公式サイト)。園内には萱葺き家屋「まなかの家」もあり、四季それぞれの表情が楽しめます。

東北町の観光ルート

計算中…

東北町は車での移動がメインになります。湖を軸にのんびり過ごす1日コースから、古代史をたどる半日コース、近隣の市町村まで足を延ばす広域コースまで、目的に合わせて組み立てられますよ。出発はいずれも青い森鉄道・上北町駅を基点にしています。

【車・1日】小川原湖まんきつルート

9:00 上北町駅 → 9:10 道の駅おがわら湖(車10分)

道の駅おがわら湖 湖遊館(60分)
→ まずは地元の長芋や小川原湖の幸をチェック。足湯で体を温めてから出発すると、一日が気持ちよく始まります。

10:30 → 小川原湖公園(車5分)

小川原湖公園(90分)
→ 湖畔を散策。夏なら湖水浴、それ以外の季節は水辺をのんびり歩くだけでも爽快です。午前の光が湖面に映える時間帯がおすすめ。

12:30 → 町内の飲食店で昼食(車10分)

湖の幸ランチ(60分)
→ シラウオ丼やしじみ汁で、小川原湖の味を堪能。旬の時期なら生シラウオの丼に出会えることもあります。

14:00 → おがわら湖温泉郷(車15分)

おがわら湖温泉郷(90分)
→ 締めは源泉掛け流しの湯。黒みを帯びた東北温泉のお湯に浸かれば、一日の疲れがじんわりほどけていきます。

【車・半日】古代史ミステリールート

13:00 上北町駅 → 13:20 千曳神社(車20分)

千曳神社(30分)
→ 「千人で石を引いた」伝説の舞台。静かな木立の中で、まずは物語の入り口に立ちます。

14:00 → 日本中央の碑発見地(車10分)

日本中央の碑発見地(20分)
→ 石碑が実際に見つかった川辺へ。何気ない風景に1200年の謎が眠っていると思うと、不思議な感覚になります。

14:40 → 日本中央の碑歴史公園・保存館(車10分)

日本中央の碑歴史公園・保存館(60分)
→ いよいよ碑そのものと対面。開館状況を事前に確認してから向かうと安心です。発見の経緯を知ると、さっき見た発見地の景色がより味わい深く感じられます。

16:00 → みどりの大地とロマンの森公園(車15分)

みどりの大地とロマンの森公園(40分)
→ 萱葺きの「まなかの家」で旅を締めくくり。高台から町を見渡すと、古代史の余韻が長く残ります。

【車・1日】広域ルート:小川原湖から三沢・七戸へ

9:00 上北町駅 → 9:30 小川原湖畔(車30分)

小川原湖畔(東北町)(60分)
→ まずは“宝湖”の朝の景色から。湖を挟んだ東岸は三沢市、西岸が東北町です。

11:00 → 三沢市方面(車40分)

三沢市エリア(120分)
→ 湖の対岸へ。航空科学館などがあり、東北町とはまた違う「空と湖」の表情が楽しめます。

14:00 → 七戸町方面(車40分)

七戸町エリア(90分)
→ 東北新幹線・七戸十和田駅のある町。帰りの新幹線利用にも便利で、長芋の主産地仲間でもあります。

16:00 → 東北町へ戻る(車40分)

おがわら湖温泉郷(60分)
→ 広域を巡ったあとは、やっぱり町の温泉でしめ。源泉掛け流しの湯が一日の締めくくりにぴったりです。


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東北町の年間イベント

東北町のイベントは、小川原湖の恵みと古代史ロマンが軸になっています。夏は湖上の花火、秋は古代を懐古する火祭り、初冬は旬のシラウオを味わう食のイベント。季節ごとに町の表情ががらりと変わるんですよ。

春〜夏:桜と湖上花火の季節

春には東北町春まつりが開かれます。小川原湖ふれあい村を主会場に、桜の夜間ライトアップが楽しめます(出典:東北町公式サイト)。湖畔に浮かび上がる夜桜は、昼とはまた違った趣があります。

夏の主役は、毎年7月に小川原湖公園で開かれる東北町湖水まつり花火大会です(出典:東北町公式サイト)。湖上から打ち上げられる水中花火やスターマインが湖面に映り込み、幻想的な光景が広がります。

花火大会と同じ時期には、わかさぎ公園を主会場とするわかさぎマラソン大会も開催されます。駅伝の町らしく、走って湖畔の夏を味わうのもおすすめですよ。

夏〜秋:二つの秋まつりと古代の火祭り

8月下旬には、旧上北地区で東北町秋まつりが開かれます。前夜祭の祭囃子の競演に始まり、自作山車の運行や流し踊り、仮装大会などで町が盛り上がります(出典:東北町観光協会)。

9月には、旧東北地区の日の本中央まつりが3日間にわたって開催されます(出典:東北町公式サイト)。中日に行われる「日の本中央たいまつ祭」は、日本中央の碑が建立された平安時代を懐古する火祭りです。

赤川の河川敷に大きなたいまつが並び、炎と川面に映る光が幻想的。古代史の町ならではの、しみじみと心に残るお祭りなんです。

秋〜冬:旬のシラウオとワカサギ

11月ごろには東北町しらうお丼まつりが開かれます。町内の飲食店が、それぞれ趣向を凝らしたシラウオ丼を提供する食のイベントです(出典:東北町公式サイト)。釜揚げ、かき揚げ、漬けなど、店ごとの個性を食べ比べる楽しさがあります。

このほか、小川原湖の魚介と農産物を集めたおがわら湖美味満彩祭りも開かれ、しじみ・わかさぎ・しらうおの直売でにぎわいます。

冬は小川原湖のワカサギの季節。近年は湖が結氷しないことも多いため、湖上の穴釣りではなく、わかさぎ釣り体験を楽しめる施設が用意されています(出典:道の駅おがわら湖)。釣りたてを天ぷらにすれば、寒い季節のごちそうになりますよ。

東北町のエリア別の顔

東北町は2005年に旧上北町と旧東北町が合併して生まれた町です(出典:東北町公式サイト)。そのため町は大きく、温泉と役場のある「上北エリア」、古代史ロマンの「乙供・千曳エリア」、そして水辺の「小川原湖畔エリア」に分けて旅すると分かりやすいんですよ。

上北エリア──温泉と暮らしの中心

青い森鉄道・上北町駅を中心とした、町の玄関口にあたるエリアです。役場本庁舎や道の駅おがわら湖があり、源泉掛け流しの温泉宿も集まっています。

旅の拠点にするなら、まずこのエリア。温泉でゆっくりしたい人や、車での周遊の起点を探している人に向いています。

乙供・千曳エリア──古代史ロマンの舞台

旧東北地区にあたり、乙供駅を起点に日本中央の碑や千曳神社が点在します。みどりの大地とロマンの森公園もこのエリアです。

歴史ミステリーをじっくりたどりたい人、人の少ない静かな場所を歩きたい人にぴったり。秋の日の本中央まつりの舞台でもあります。

小川原湖畔エリア──水辺で遊ぶ

“宝湖”と呼ばれる小川原湖に面したエリアで、小川原湖公園やわかさぎ公園が並びます。湖水浴、キャンプ、釣り、花火と、季節ごとのレジャーが詰まっています。

アウトドアで体を動かしたい人や、家族連れにおすすめ。夏の湖水まつり、冬のわかさぎ釣り体験と、一年を通して訪れる楽しみがあります。

東北町の気候・季節の暮らし

東北町は青森県の太平洋側にあたり、上北地域特有の気候を持っています。冬は晴天の日が多く雪が比較的少ない一方、春の終わりから夏にかけては冷たい「ヤマセ」が吹くことがあります(出典:青森県庁)。年平均気温はおよそ10℃前後で、青森県内では雪が穏やかなエリアにあたります。

同じ青森でも、豪雪地帯の津軽地方とはかなり印象が違うんですよ。雪かきの負担を気にする人には、暮らしやすさの一つになりそうです。

夏──ヤマセと湖の涼しさ

夏は比較的さわやかで、蒸し暑さが厳しくなりにくい地域です。ヤマセが吹くと気温が下がり、肌寒く感じる日もあります。

小川原湖のほとりは風が通って心地よく、湖水浴や花火大会でにぎわう季節。夕方の湖畔は、ひんやりした空気が気持ちいいんです。

秋──実りと祭りの季節

秋は長芋の収穫やシラウオの秋漁が始まり、町が食の話題で活気づきます。日中は過ごしやすく、朝晩はぐっと冷え込んできます。

9月の日の本中央まつりのころは、たいまつの炎が夜風に映える季節。羽織るものが一枚ほしくなる気温です。

冬──晴れ間の多い雪国

冬は冷え込みますが、青森県のなかでは降雪が穏やかで、晴れる日も多いのが特徴です(出典:青森県庁)。とはいえ路面の凍結はあるので、冬の車移動はスタッドレスが欠かせません。

近年は小川原湖が全面結氷することは滅多になく、湖上の穴釣りより、わかさぎ釣り体験施設で楽しむのが一般的になっています。澄んだ冬の空気のなか、釣りたてを天ぷらにする時間は格別ですよ。

春──遅い桜とともに

春の訪れは本州のなかでは遅め。雪どけのあと、4月下旬から5月にかけて桜が咲きます。

春まつりの夜桜ライトアップは、長い冬を越えた町の人にとって待ちわびた景色。湖畔に咲く桜を眺めると、ようやく春が来たと感じられます。

東北町の移住・暮らし情報

東北町は、湖と畑に囲まれた自然のなかで、車を中心とした生活が基本になる町です。雪が比較的穏やかで、子育て支援が手厚いのも特徴。実際の暮らしがどんな感じか、項目ごとに見ていきましょう。

通勤・通学

町内の農業・水産業のほか、隣接する三沢市や十和田市へ車で通勤する人も多いと考えられます。青い森鉄道の上北町駅・乙供駅・千曳駅が町内にあり、八戸・青森方面への鉄道通勤も可能です(出典:青い森鉄道)。

住宅環境

賃貸物件は、駐車場が複数台分付いた平屋や戸建てタイプが多く、新しめの物件でも7万円前後から見つかる傾向です(出典:SUUMO)。車社会らしく、駐車場2台無料という条件もめずらしくありません。土地に余裕があるぶん、のびのびした住環境が手に入ります。

買い物環境

上北町駅周辺に商業施設が集まり、日常の買い物はこのエリアで完結しやすいです。道の駅おがわら湖では、地元の長芋や小川原湖の魚介も手に入ります。

大きな買い物は、車で三沢市や十和田市まで足を延ばす人が多いと考えられます。

子育て・教育

東北町は子育て支援が手厚く、学校給食費の無償化や、高校生まで対象の医療費助成を行っています(出典:東北町公式サイト)。妊娠期からの相談窓口として、子育て世代包括支援センター「Mon・BeBe」も設けられています(出典:東北町公式サイト)。

移住者向けには、医療・福祉職の子育て世帯を対象とした移住支援金もあります(出典:東北町公式サイト)。子育て世代の背中を押す制度がそろっているんですよ。

医療環境

町内には東北地区と上北地区にそれぞれ保健福祉センターが置かれ、健診や子育て相談の拠点になっています(出典:東北町公式サイト)。より高度な医療は、隣接する三沢市や十和田市の病院を利用するのが現実的です。

エリア別の暮らし視点

旅の視点では3つのエリアに分けましたが、暮らす視点でも個性があります。上北エリアは駅・商業施設・温泉が集まり、生活利便を重視する人に向いています。

乙供・千曳エリアは静かで自然が近く、のんびり暮らしたい人向け。小川原湖畔エリアは湖を身近に感じられ、アウトドア好きにぴったりの住環境です。

東北町へのアクセス

東北町は青森県東部にあり、鉄道・車・飛行機のいずれでもアクセスできます。隣の三沢市に三沢空港があり、東北新幹線の七戸十和田駅も近いため、首都圏からも意外と行きやすい町です。

車でのアクセス

車移動が基本の町です。上北自動車道が町の近くを通り、青森市・八戸市方面から国道4号でもアクセスできます。冬季は路面凍結に備え、スタッドレスタイヤが必要です。

鉄道+バスでのアクセス

町内には青い森鉄道の上北町駅・乙供駅・千曳駅があり、上北町駅が中心的な駅です(出典:青い森鉄道)。八戸駅で東北新幹線に接続できるほか、近隣の七戸十和田駅も新幹線の玄関口になります。

八戸方面から青い森鉄道に乗れば、三沢駅を経て上北町駅へ。乗り換えが少なく、シンプルなルートですよ。

飛行機でのアクセス

隣接する三沢市の三沢空港には東京(羽田)便が就航しており、首都圏から空路で向かえます(出典:三沢空港)。空港から東北町までは車で30分ほどと近く、レンタカーを借りると周遊もしやすくなります。

町内移動の現実的アドバイス

町内のスポットは広く点在しているため、移動は車が前提になります。鉄道駅は便利ですが本数は限られるので、観光で巡るならレンタカーが安心です。

小川原湖を一周したり、近隣の三沢・七戸まで足を延ばしたりするのも、車があればぐっと楽になりますよ。


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【地元住民に直撃!】東北町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

小川原湖で漁師をやっています。シラウオやワカサギ、それに大和しじみですね。親父の代からこの湖で食わせてもらってきました。

朝はまだ暗いうちから船を出します。汽水湖だから獲れるものが豊かで、地元じゃ昔から「宝湖」って呼ぶんですよ。湖に背中を預けて生きてきた、そういう暮らしです。

Q2.東北町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは小川原湖ですね。朝早く湖畔に立つと、水面に朝日が映って、漁船が網を引く音だけが響く。あの静けさは観光案内には載らない空気です。

あとは日本中央の碑。坂上田村麻呂の伝説が残る石碑で、発見された川辺は今も何もない静かな場所です。千曳神社の木立も合わせて歩くと、古代に放り込まれたような気分になりますよ。

Q3.東北町でお土産を買うとしたらなんですか?

定番なら、やっぱり長芋でしょう。この辺りは全国でも指折りの産地で、色白で粘りが強い。すりおろしても短冊でもうまいです。

地元の人間としては、小川原湖の大和しじみを推したいですね。粒が大きくて出汁が濃い。あとはワカサギやシラウオの加工品。湖の幸を持って帰ってもらうのが一番うれしいです。

Q4.外から人が来たときに、東北町でまず連れていく店はどこですか?

湖のそばで、その日獲れたシラウオやワカサギを出してくれるところに連れていきます。生のシラウオに生姜醤油をかけて、丼でかき込むのがこの町の食べ方です。

そこにしじみの味噌汁が付けば言うことなし。観光客向けの店というより、漁師仲間がふらっと寄るような場所のほうが、この町の味が分かってもらえると思います。

Q5.東北町はどんな気質だと思いますか?

派手さはないけど、芯が強い人が多いですね。駅伝の町って言われるくらいで、地域ぐるみで子どもを応援する、あの粘り強さが気質に出てると思います。

湖の漁も畑仕事も、自然相手だから思い通りにいかない。だからこそ我慢強くて、人の世話をよく焼く。よそから来た人にも、案外すっと懐に入れてしまう町です。

Q6.昔に比べて、東北町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直、人は減りました。子どもの頃に比べると、湖で漁に出る船も少なくなったし、若い担い手を探すのは年々難しくなっています。

ただ、湖の恵みそのものは変わらない。夏の湖水まつりの花火や、秋の火祭りには今も人が集まります。活気の形は変わったけれど、町の根っこは枯れていないと感じますね。

Q7.東北町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな施設がどうこうより、湖の幸をもっと知ってもらう取り組みに期待しています。旬のシラウオを味わってもらう催しなんかは、毎年楽しみにしているんですよ。

大和しじみは資源を守りながら獲る決まりを長く続けてきました。この湖を次の世代にちゃんと渡すこと。それが一番の願いですね。温泉もあるし、ゆっくり来てほしいです。

東北町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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