【青森県平内町】ってどんなとこ?ホタテ日本一と白鳥の浅所海岸【地元民のリアルな声あり】

青森県平内町の浅所海岸:青森県の平内町にある浅所海岸は、国の特別天然記念物に指定されている全国的に有名なハクチョウの渡来地です。

平内町(ひらないまち)は、青森県東津軽郡・陸奥湾に突き出た夏泊半島に位置する人口8,827人の町です。青森市から国道4号で東へ約20km、青い森鉄道で小湊駅が玄関口になります。

平内町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • ホタテ王国ひらない──養殖ホタテの水揚げ量で日本一、県内生産量のおよそ3分の1を占める
  • 浅所海岸の白鳥──白鳥の渡来地として全国で唯一の国・特別天然記念物
  • 椿山──ツバキ自生の北限地帯(国天然記念物)、椿山海岸は日本の渚・百選
  • ✅ 津軽弁と南部弁が分かれる「言葉の境界」の町──史跡・藩境塚が残る
  • ✅ 津軽三味線を全国へ広めた名人・初代高橋竹山の故郷

「海の幸が好きな旅行者」「白鳥や椿など自然・季節の風景を撮りたい人」「青森の食を地元目線で味わいたい人」に特におすすめの町です。本記事では、ホタテと白鳥を軸に、観光・歴史・文化・特産・食まで、序盤から終盤にかけて順に紹介します。

人口8,827 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積217.09 km²
人口密度40.7 人/km²

地理的には、西は青森市、東は野辺地町、南は山地を挟んで東北町七戸町に接しています(南境にある烏帽子岳は平内町野辺地町東北町の三町境)(出典:日本交通公社 全国観光資源台帳)。町名はアイヌ語の「ピラ・ナイ」(崖・川)に由来するとされ、山あいを流れる川の地形を表します。

陸奥湾に育まれたホタテ、冬の浅所海岸に舞う白鳥、春に咲く椿。小さな町に季節ごとの主役がそろっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

平内町の推しポイント

平内町の見どころは、海・自然・歴史・人にきれいに分かれています。陸奥湾を舞台にしたホタテ養殖、冬に白鳥が集まる浅所海岸、ツバキの北限・椿山、そして津軽と南部の言葉が分かれる境界の町という歴史。さらに津軽三味線の名人を生んだ土地でもあります。ここからは5つのポイントを順に見ていきます。

推しポイント1:ホタテ王国ひらない

平内町は養殖ホタテの水揚げ量で日本一を誇る「ホタテ王国」です(出典:平内町公式サイト)。陸奥湾全体でも青森県の生産量の大きな割合を支えており、組合別では平内町が県全体のおよそ3分の1を占めます(出典:青森県漁業協同組合連合会)。波の穏やかな内湾で、山からの栄養を含んだ水に育つので、甘みの強いホタテになるんですよ。

推しポイント2:浅所海岸の白鳥

夏泊半島の付け根にある浅所海岸は、白鳥の渡来地として全国で唯一の国・特別天然記念物に指定されています(出典:平内町公式サイト)。毎年10月中旬ごろシベリア方面からオオハクチョウが渡ってきて、3月下旬まで間近で見られます。冬の海辺に白鳥が群れる景色は、この町ならではの冬の風物詩です。

推しポイント3:椿山と夜越山

東田沢の椿山は、ヤブツバキが自生する北限地帯として国の天然記念物に指定されています(出典:平内町公式サイト)。隣接する椿山海岸は日本の渚・百選にも選ばれています。一方、夜越山森林公園には東北最大級のサボテン温室があり、3,000種を超える多肉植物が一年中楽しめます(出典:青森県観光情報サイト)。

推しポイント4:津軽と南部の境界の町

平内町は、青森県の二大方言「津軽弁」と「南部弁」が分かれる境界に位置します。町の東端・狩場沢と、隣の野辺地町馬門は1kmほどしか離れていないのに、言葉がはっきり違うんです。境界には江戸時代の津軽藩と南部(盛岡)藩の境を示す藩境塚が県史跡として残っています(出典:青森県)。

推しポイント5:津軽三味線の祖・高橋竹山の故郷

津軽三味線を一地方の芸から全国区の独奏楽器へと押し上げた名人、初代・高橋竹山。彼は1910年、現在の平内町小湊に生まれました。演歌歌手・北島三郎の「風雪ながれ旅」のモデルとしても知られる人物です。海と白鳥の町は、津軽三味線の歴史を語るうえでも外せない土地なんですよ。

平内町の歴史

平内町の歩みは、津軽と南部という二つの勢力のはざまで形づくられてきました。中世にこの地を治めた一族の名残が地名に刻まれ、江戸時代には藩の境界が引かれます。そして昭和の合併で現在の町が誕生し、戦後はホタテ養殖の発展とともに町の姿が定まりました。三段階で見ていきます。

地名の由来と中世

地名は、アイヌ語の「ピラ・ナイ」(崖・川)に由来するという説と、「平氏の内舎人(うどねり)」を意味するという説が伝えられています。後者は、中世にこの地を治めた桓武平氏の系統と、宮中の役職名に由来するとされます。山あいの川という地形の言葉と、武家の歴史の二つが重なった地名です。

江戸時代──藩の境界の地

江戸時代、この一帯は黒石藩の飛び地として、南部(盛岡)藩の領域と接していました。津軽領と南部領の境界には土を盛った藩境塚が築かれ、両藩の境を示しました。狩場沢と馬門の間に残るこの塚は、現在も県史跡として保存されています(出典:青森県)。藩の境は、そのまま今に続く方言の境界にもなりました。

現代──合併とホタテの町へ

1955年(昭和30年)3月31日、小湊町・東平内村・西平内村の1町2村が合併し、現在の平内町が誕生しました。昭和40年代以降、陸奥湾では「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換が進み、養殖ホタテが町の基幹産業に成長します。今日の「ホタテ王国」の土台は、この時期に築かれました。

平内町の文化・風習

方言と話し方の特徴

平内町で使われるのは津軽弁です。県内では津軽弁と南部弁がくっきり分かれていて、その境界がちょうどこの町の東端にあります。たとえばけっぱれ(頑張れ)、んだんだ(そうそう・その通り)、しゃっこい(冷たい)、まいね(だめ・いけない)、はんで(だから・なので)といった言葉が日常に登場します。早口でテンポのよい響きが津軽弁らしさですね。

海とともにある食卓と季節

食卓の主役はやっぱりホタテ。刺身でも焼いても鍋でも登場し、地元では身近なごちそうです。季節の巡りも海とともにあって、秋から冬は白鳥が浅所海岸に集まり、春には椿山に椿が咲き、初夏はホタテが旬を迎えます。みなさんが訪れる時期によって、町の表情がずいぶん変わるんですよ。

津軽三味線が根づく土地

津軽三味線の名人・初代高橋竹山を生んだ土地だけあって、津軽の唄や三味線の文化が地域に息づいています。三味線の音色は、津軽の冬の厳しさと人の粘り強さがにじむような響き。海の暮らしと音の文化が同居しているのが、この町らしさだと感じます。

平内町の特産品・食

特産品1:陸奥湾ホタテ

なんといっても主役は陸奥湾ホタテです。平内町は養殖ホタテの水揚げ量で日本一(出典:平内町公式サイト)。波が穏やかな内湾で、山から流れ込む栄養豊富な水に育つため、雑味のない強い甘みが特徴です。獲れたてなら刺身が絶品で、貝柱はとろけるよう。焼きホタテにすると磯の香りと甘みがぐっと立ちます。旬は産地が一番おすすめする初夏ごろですが、加工品は通年で楽しめます。

特産品2:ベビーホタテとホタテ料理

平内町の漁協ではホタテを1年ほど育てて引き揚げる「半成貝」が多く、小ぶりで身のしまった「ベビーホタテ」として親しまれています。ボイルしてサラダや汁物に入れると、ぷりっとした食感と甘みがちょうどいいんですよ。地元では、刺身・焼き物・フライなどホタテをまるごと味わう御膳も提供されていて、ホタテづくしを楽しめます。

特産品3:水稲(お米)

海のイメージが強い町ですが、基幹産業は水稲を中心とした農業と養殖ホタテの両輪です。山あいの水と平地を生かした稲作が古くから営まれてきました。海の幸と地元のお米を一緒に味わえば、まさに山と海に囲まれた平内町の食卓そのもの。ホタテのおかずに地元米のごはん、という組み合わせはぜひ試してほしい一杯です。


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平内町の観光スポット

平内町めぐりは「海・白鳥・山のレジャー」の3本柱で考えると分かりやすいです。陸奥湾のホタテを味わい学べる施設、冬に白鳥が舞う海岸、椿の咲く半島、そして一年を通じて遊べる夜越山。序盤の推しポイントで挙げた見どころを、ここから一つずつ深掘りしていきますね。

ホタテを味わう・学ぶスポット

  • ほたて広場 – 1階が活ホタテや陸奥湾産鮮魚の販売、2階がホタテ養殖の歴史を学べる展示スペースです。営業時間は午前9時〜午後5時、定休日は毎週水曜日と年末年始です(出典:ほたて広場公式サイト)。名物は、ほんのり塩味の「ほたてソフトクリーム」。甘じょっぱい不思議なおいしさで、ここでしか味わえない一品なんですよ。
  • ホタテ一番 – ほたて広場に隣接する「ひらないまるごとグルメ館」内にある、ホタテ料理専門のご当地レストランです。営業時間は4〜10月が11:00〜15:00、11〜3月が11:00〜14:30で、定休日は毎週水曜日です(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。看板メニュー「平内ホタテ活御膳」は、刺身から焼き物まで一度に楽しめます。

白鳥と椿、自然のスポット

  • 浅所海岸 – 夏泊半島の付け根にある遠浅の海岸で、白鳥の渡来地として全国で唯一の国・特別天然記念物に指定されています(出典:平内町公式サイト)。毎年10月中旬ごろからオオハクチョウが渡ってきて、3月下旬まで間近で観察できます。朝の静かな海に白鳥が浮かぶ光景は、寒さを忘れて見入ってしまいますよ。
  • 椿山・椿山海岸 – 東田沢にある椿山は、ヤブツバキが自生する北限地帯として国の天然記念物に指定されています(出典:平内町公式サイト)。裾野の椿山海岸は日本の渚・百選にも選ばれた景勝地です(出典:日本交通公社 全国観光資源台帳)。春に咲く赤い椿と青い海のコントラストが見ものです。
  • 夏泊半島(夏泊ほたてライン) – 陸奥湾にこぶのように突き出た半島を、海沿いの県道がぐるりと一周しています。茂浦・浦田・東田沢と漁村を抜けながら走るドライブは、右手にずっと穏やかな湾が広がって気持ちがいいんです。先端の大島へは陸続きの橋で渡れます。

夜越山で一年中遊ぶ

  • 夜越山スキー場 – 標高180mの山頂までリフトで約6分、陸奥湾を見下ろしながら滑れる町営のスキー場です。冬季リフトは令和7年12月21日〜令和8年3月8日の運営で、火・木曜にはナイター営業も行われます(出典:平内町公式サイト)。夏は斜面を使ったスーパースライダーが登場し、冬と夏で表情が変わります。
  • 夜越山森林公園 サボテン園 – 990平方mの温室に3,000種を超える多肉植物が群れる、東北最大級のサボテン園です。隣接する温室では150種の洋ランが冬から春に咲き誇ります(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。雪深い青森にいながら、温室に一歩入ると南国の空気。このギャップが楽しいんですよ。
  • 藩境塚 – 江戸時代に津軽藩と南部藩の境を示すために築かれた土盛りで、県史跡に指定されています(出典:青森県)。平内町狩場沢と野辺地町馬門の境にあり、ここを境に方言まで変わるのが面白いところです。

平内町の観光ルート

計算中…

玄関口は青い森鉄道の小湊駅。ここを起点に、海沿いをのんびり回る1日コースから、ホタテに絞った半日コース、隣の青森市まで足を延ばす広域コースまで組めます。車があると夏泊半島をぐるりと回れて便利ですよ。

【車・1日】白鳥と半島ぐるりルート

9:00 小湊駅 → 9:10 ほたて広場(車5分)→ 浅所海岸 → 夏泊半島一周 → 夜越山

ほたて広場(60分)→ まずは活ホタテとホタテソフトで腹ごしらえ。2階の展示で予習しておくと、このあとの海の景色がぐっと深まります。

浅所海岸(30分)→ 冬なら白鳥、ほかの季節も遠浅の静かな入り江が広がります。朝の光が水面に映る時間帯がおすすめです。

夏泊半島ドライブ(90分)→ 海沿いの道を一周。途中の椿山や大島で車を降りて、潮風に当たりながら歩くと気分が変わります。

夜越山(90分)→ 締めはサボテン園で南国気分、もしくは隣のよごしやま温泉でひと息。1日の疲れがほどけます。

【車・半日】ホタテ三昧ルート

11:00 ほたて広場 → 12:00 ホタテ一番(昼食)→ 13:30 夜越山森林公園

ほたて広場(60分)→ 販売コーナーでお土産用の活ホタテや加工品をチェック。発送もできるので荷物になりません。

ホタテ一番(60分)→ 平内ホタテ活御膳で昼食。刺身・焼き・フライと食べ比べると、ホタテの奥行きに驚きます。

夜越山森林公園 サボテン園(60分)→ 食後の散策に温室めぐり。多肉植物と洋ランを眺めながら、ゆっくり歩けます。

夜越山スキー場(夏季)(30分)→ 夏ならスーパースライダーで締め。子ども連れでも盛り上がる半日コースです。

【車・1日】広域ルート:平内と浅虫温泉

9:30 浅所海岸 → 10:30 ほたて広場 → 12:00 浅虫温泉(青森市)→ 14:00 夏泊半島

浅所海岸(40分)→ 朝いちで白鳥や入り江の景色を楽しんでスタート。人が少ない時間帯が狙い目です。

ほたて広場(50分)→ ホタテを味わい、お土産も確保。ここで昼前のエネルギー補給をしておきます。

浅虫温泉(90分)→ 西隣の青森市にある海辺の温泉地へ。日帰り入浴でほっと一息つけます。

夏泊半島(90分)→ 戻りながら半島の海岸線をドライブ。夕方の海を眺めて1日を締めくくります。

平内町の年間イベント

平内町のイベントは、やっぱりホタテと白鳥が主役です。春から夏はほたて広場のお祭り、秋はホタテの一大イベント、冬は雪と白鳥のシーズン。季節ごとに町の表情がはっきり変わるので、行く時期で楽しみ方も変わってきますよ。

春〜夏:ほたて広場のお祭りと夏まつり

ほたて広場では、ゴールデンウィークに「GW春の味覚まつり」、毎月18日ごろには「ホタテの日感謝デー」が開かれます(出典:ほたて広場公式サイト)。蒸しベビーホタテの振る舞いなど、その場で食べられる企画が多いんです。

夏(8月)には小湊地区で「ひらない夏まつり」が開かれ、夜空に花火が打ち上げられます。海辺の町の夏の夜、ぜひ味わってみてほしい風景です。

秋:ほたての祭典

秋には、ホタテの町ならではの「ほたての祭典」が夜越山森林公園で開かれます(出典:旅東北(東北観光推進機構))。貝焼きやフライ、ホタテ入りラーメンと食べ方もいろいろ。ホタテ釣りや詰め放題など、子どもも大人も夢中になれる催しが並びます。

冬:スキーと白鳥のシーズン

冬は夜越山スキー場がオープンし、陸奥湾を見下ろしながら滑れます。火・木曜のナイターでは、雪と灯りに照らされたゲレンデが幻想的なんですよ。

そして冬の主役が浅所海岸の白鳥。10月中旬から3月下旬まで滞在し、寒さが深まるほど数も増えていきます。静かな海に響く白鳥の声は、この町の冬そのものです。

平内町のエリア別の顔

平内町は、1955年に小湊町・東平内村・西平内村が合併して生まれた町です(出典:日本交通公社 全国観光資源台帳)。その名残で、町は大きく「中心の小湊」「海の夏泊半島」「東の玄関口」「西と山のレジャー」に分かれます。旅の目的で巡るエリアを選ぶと回りやすいですよ。

小湊エリア──町の玄関口と暮らしの中心

青い森鉄道・小湊駅と町役場があり、商店や住宅が集まる町の中心です。国道4号沿いで、駅から各スポットへの拠点になります。まずここでレンタカーや情報を整えてから動くと、町歩きがスムーズになります。

夏泊半島エリア──海と白鳥と椿

浅所海岸、椿山、漁村の点在する半島一帯は、平内町観光の主役エリアです。ホタテ養殖発祥の地でもあり、海と漁の空気が濃く残ります。ドライブや写真をゆっくり楽しみたい人にぴったりですよ。

東平内エリア──藩境が残る東の玄関

清水川から狩場沢にかけての東部は、隣の野辺地町と接する東の玄関口です。藩境塚が残り、ここを境に言葉や文化が南部側へと移り変わります。歴史の境目を体感したい人におすすめのエリアです。

西平内・夜越山エリア──山のレジャーと温泉

西側から南の山あいにかけては、夜越山スキー場・サボテン園・温泉が集まるレジャーゾーンです。雪遊びも温室散策も温泉もこの一帯で完結します。アクティブに過ごしたい日や、家族連れの日に向いていますよ。

平内町の気候・季節の暮らし

平内町には気象台がないため、隣接する青森市の青森地方気象台の平年値(1991〜2020年)を目安にすると、年平均気温は10.7℃、年間の降雪量合計は567cm、最深積雪の平年値は101cmです(出典:気象庁)。雪国ではありますが、陸奥湾沿いの平内町は青森市中心部より雪はやや穏やかと考えられます。海と山に挟まれた、四季のはっきりした町なんですよ。

夏──6月〜8月の暮らし

8月の平均気温は23.5℃ほどで、内陸ほど蒸し暑くならず過ごしやすい夏です(出典:気象庁)。陸奥湾からの風が抜けるので、夕方は涼しさを感じます。ホタテの旬とも重なり、海辺がいちばん元気な季節です。

秋──9月〜11月の暮らし

秋は空気が澄んで、夏泊半島のドライブが気持ちいい季節です。10月中旬になると浅所海岸に白鳥が渡ってきて、冬の気配が近づきます。朝晩は冷え込むので、上着が一枚ほしくなる頃ですよ。

冬──12月〜3月の暮らし

1月の平均気温は-0.9℃まで下がり、雪も積もります(出典:気象庁)。除雪や冬タイヤは欠かせず、車の生活が基本になります。ただ、その寒さがあるからこそ白鳥が集まり、夜越山では雪遊びが楽しめる。冬を味方にする暮らしなんです。

春──4月〜5月の暮らし

雪どけは遅めで、本格的な春は4月以降。椿山の椿が咲き、夜越山では桜のトンネルが現れます。長い冬のあとだけに、春の訪れがひときわうれしく感じられる町ですよ。

平内町の移住・暮らし情報

平内町は、青森市まで車で約30分という距離感が暮らしの軸になります。海の仕事も、市内への通勤も両立できる立地です。高齢化率は45.7%と高めで(出典:平内町公式ウェブサイト)、静かでゆったりした生活を求める人に向いた町と考えられます。

通勤・通学

町内に勤め先がある人のほか、青森市へ通勤・通学する人も多いと考えられます。青い森鉄道と国道4号の両方が使えるので、鉄道通勤も車通勤も選べるのが強みです。

住宅環境

住まいは一戸建てが中心で、賃貸物件の数は都市部ほど多くありません。家賃相場は青森県内でも控えめな水準と考えられます。海沿いの集落から国道沿いまで、暮らしのイメージに合わせて選べます。

買い物環境

日常の買い物は小湊の中心部や国道4号沿いの店舗が中心になります。まとまった買い物や専門店は、車で約30分の青森市まで足を延ばす人が多いと考えられます。普段使いと休日のまとめ買いを分けるイメージです。

子育て・教育

町立の小学校・中学校があり、中学校は統合が進められました(出典:平内町公式ウェブサイト)。学校給食センターや子育て関連の窓口も整っています。海と自然のそばで、のびのび子育てしたい家庭に向いています。

医療環境

町の中核には、内科・外科・脳神経外科・整形外科などを持つ平内町国民健康保険平内中央病院があります(出典:平内町国民健康保険平内中央病院)。より専門的な医療は、車で40分ほどの青森市内の大きな病院が選択肢になります。

移住支援とエリア別の暮らし視点

平内町は移住定住の情報発信に力を入れていて、「平内暮らし」のパンフレットや地域おこし協力隊の募集、Uターン者の紹介などを行っています(出典:平内町公式ウェブサイト)。暮らしの拠点としては、買い物や通勤に便利な小湊エリア、海と漁の暮らしが身近な夏泊半島エリア、温泉やレジャーが近い夜越山エリアと、性格が分かれます。利便性なら小湊、海のある暮らしなら半島側、という選び方ができますよ。

平内町へのアクセス

平内町は青森市の東隣で、青森市中心部から車でおよそ30分。鉄道は青い森鉄道が町内を走り、国道4号と青森自動車道も通っています。県外からは青森空港や新幹線が入口になります。

車でのアクセス

青森自動車道の青森東ICから国道4号を野辺地方面へ進むと、平内町に入ります。青森市中心部からは約30分が目安です。冬は積雪・凍結があるため、冬タイヤと時間の余裕が欠かせません。

鉄道でのアクセス

玄関口は青い森鉄道の小湊駅です。青森駅から小湊駅までは片道810円で、所要は30分前後です(出典:青い森鉄道)。町内には西平内・小湊・清水川・狩場沢の各駅があり、駅を起点に動くと分かりやすいですよ。

飛行機でのアクセス

遠方からは青森空港が便利です。空港から平内町までは車でおよそ1時間が目安になります。レンタカーを借りて、そのまま夏泊半島めぐりに向かう流れがスムーズです。

町内移動の現実的アドバイス

夏泊半島の海沿いや夜越山方面は、鉄道だけでは回りきれません。観光でも暮らしでも、車があると行動範囲がぐっと広がります。鉄道で小湊駅まで来て、駅周辺でレンタカーや町民バスを組み合わせると動きやすいですよ。

【地元住民に直撃!】平内町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

ホタテの直売所で働いてます。毎朝とれたての活ホタテを並べて、お客さんに「これ甘いよ〜」って声かけしてね。貝むきもするし、発送の箱詰めもするし、何でも屋みたいなもんですよ。

平内のホタテは養殖の生産量が日本一なんだ、って胸張って言える仕事だはんで、やりがいはあります。観光で寄ってくれた人が「うまかった」って戻ってきてくれると、もう一日分うれしくなりますね。

Q2.平内町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

やっぱり浅所海岸だね。冬になると白鳥がわーっと渡ってきて、朝のしんとした海に鳴き声だけ響くの。あれは平内でしか見られない景色だと思いますよ。

あとは地元の人が好きなのが夏泊半島のぐるっと一周。茂浦あたりの漁村を抜けて走ると、右手にずっと陸奥湾。観光地っぽくないけど、平内の素の顔が見られる道なんです。

Q3.平内町でお土産を買うとしたらなんですか?

無難なとこだと、やっぱりホタテ。冷凍の貝柱は日持ちするし、外した活ホタテを送る人も多いね。平内のホタテって書いてあるだけで喜ばれます。

地元の人が買うのは、ベビーホタテのボイルしたやつ。小ぶりで甘くて、これをそのままつまむのが一番うまいの。あと意外とホタテソフトも人気で、わたしも休憩中にこっそり食べてますよ。

Q4.外から人が来たときに、平内町でまず連れていく店はどこですか?

まずはホタテ料理を出してくれるお店に連れていきます。刺身から焼き、フライまで一度に出てくる御膳があってね、ホタテってこんなに化けるのっていつも驚かれるの。

観光客はもちろんだけど、地元の人もハレの日に使う場所なんですよ。市街地の小湊のあたりにあるから、駅から来た人も寄りやすくて、まず連れていくにはちょうどいいんです。

Q5.平内町はどんな気質だと思いますか?

口数は多くないけど、根がやさしい人が多いと思います。海の仕事してる家が多いはんで、天気や潮にはきびしいけど、人にはあったかいの。

ここは津軽と南部の境目の町でね、言葉も津軽弁。隣の野辺地に行くともう話し方が違うっていうんだから面白いでしょ。境目だからこそ、よそから来た人も自然に受け入れる土地柄だと感じますよ。

Q6.昔に比べて、平内町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直、人は減ったよ。お年寄りの割合がぐっと増えて、子どもの声も昔ほど聞かなくなった。学校も統合になったし、さみしさはありますね。

ただ、悪い話ばかりでもないの。駅前でパン屋を始めた若い子がいたり、町に戻ってきて何か仕掛けようとする人もいて。ホタテと白鳥っていう変わらない宝があるから、また人が集まる芽はあると思ってますよ。

Q7.平内町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱物がどんどんできる町ではないけどね、夜越山のスキー場やサボテン園は地元のじまんで、ずっと続いてほしいなと思ってます。町長さんにもあそこは守ってほしいって思いますよ。

あとは移住の人を呼ぶ取り組みに期待してます。役場の人や町民センターでもいろいろやってるみたいで、海の暮らしに憧れて来てくれる人が、ホタテの仕事を継いでくれたら一番うれしいですね。

平内町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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