【青森県五戸町】ってどんなとこ?馬肉とサッカーの3Sの町【地元民のリアルな声あり】

青森県五戸町にある五戸代官所跡:五戸代官所跡は、旧奥州街道の宿場町として栄えた五戸町に残る、歴史の深さを今に伝える貴重な史跡です。

五戸町(ごのへまち)は、青森県南部・三戸郡北部の内陸に位置する人口14,080人の町です。新幹線が停まる八戸駅から車で約25分。

五戸町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 「馬肉といえば五戸」──別名「桜肉」の名産地で、消費量は全国トップクラス
  • ✅ 日本一に輝いたあおもり倉石牛など“ごのへ三大肉”がそろう畜産の町
  • ✅ 「坂・桜肉(さくら肉)・サッカー」の頭文字をとった“3Sの町”
  • ✅ 手倉森誠・浩兄弟ら名指導者を生んだサッカーのまち
  • ✅ 旧奥州街道の宿場町として栄え、五戸代官所が残る歴史のまち

「ご当地グルメで馬肉や和牛を味わいたい人」「サッカーや歴史が好きな人」「のんびり暮らせる移住先を探している人」に向いた町です。本記事では、推しポイント・歴史・文化・特産品まで、町の“顔”を地元目線で紹介します。

人口14,080 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積177.67 km²
人口密度79.2 人/km²

地理的には、東は八戸市、北は十和田市上北郡六戸町上北郡おいらせ町、南は三戸郡南部町、西は三戸郡新郷村に接する内陸の町です。鉄道駅はなく、最寄りは八戸市の八戸駅で、町とを結ぶ路線バスが走っています。2004年に旧倉石村と合併し、現在の五戸町になりました(出典:青森県庁)。

馬・和牛・地鶏の畜産に、サッカー、坂と奥州街道の歴史と、小さな町に“顔”がいくつも詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

五戸町の推しポイント

五戸町を語るうえで欠かせないのが、別名「桜肉」で知られる馬肉です。さらに日本一に輝いた和牛「あおもり倉石牛」、20年かけて開発された地鶏「青森シャモロック」がそろう“ごのへ三大肉”の畜産の町でもあります。そこに「坂・桜肉・サッカー」の3S、奥州街道の宿場町としての歴史が重なります。ここからは、その代表的な4つを掘り下げていきます。

推しポイント1:「馬肉といえば五戸」──桜肉の食文化

鎌倉時代から有数の馬産地で、かつては人より馬の数が多かったとも言われる五戸町。馬肉鍋(桜鍋)は今も郷土料理として家庭に根づき、馬肉の消費量は全国でもトップクラスです(出典:五戸町公式サイト)。青森県は馬肉の生産量が全国第3位の産地で、その中心地のひとつがこの町なんですよ(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。

推しポイント2:サッカーのまち──名指導者を生んだ町

「坂・桜肉・サッカー」の3Sのひとつがサッカー。五戸高校サッカー部は全国大会の常連として知られ、ここから多くの選手・指導者が巣立ちました。サッカー指導者の手倉森誠氏・手倉森浩氏や下平隆宏氏、レスリングのリオ五輪銀メダリスト・太田忍氏も五戸町の出身です(出典:八戸圏域連携中枢都市圏)。スポーツ好きにはたまらない土地柄なんですよね。

推しポイント3:坂のまちと奥州街道の宿場町

町内は坂が多く、地元では「坂の町」とも呼ばれています。江戸の頃は奥州街道の宿場町として栄え、藩政時代に周辺28カ村を束ねた五戸代官所が今も復元されて残ります(出典:八戸圏域連携中枢都市圏)。坂をのぼりおりしながら、街道の名残をたどる町歩きが楽しめます。

推しポイント4:あおもり倉石牛と青森シャモロック

“ごのへ三大肉”の残る2つも見逃せません。倉石地区で育つ「あおもり倉石牛」は、全国肉用牛枝肉共励会で名誉賞、いわゆる日本一に輝いた経歴を持つブランド牛。年間出荷はわずか400頭ほどで「幻の」とも呼ばれます。地鶏「青森シャモロック」は宮内庁御料牧場にひなが出荷されている唯一の地鶏です(出典:五戸町公式サイト)。

五戸町の歴史

五戸町の歩みは、馬とともにありました。鎌倉時代から続く馬産地として発展し、江戸時代には街道の宿場町・代官所の町として地域の中心になります。明治の町村制を経て、平成の合併で旧倉石村と一つになり、現在の町域がかたちづくられました。時代ごとに役割を変えながら今に続いています。

近世──馬産と奥州街道の宿場町

江戸時代、五戸町は幕府直下の牧場を持つ馬の町でした(出典:五戸町公式サイト)。奥州街道沿いの宿場町として人と物が行き交い、周辺28カ村を統括する五戸代官所が置かれて地域行政の拠点となりました。

近代──明治天皇の巡幸と町村制

1876年(明治9年)の東北巡幸では、明治天皇が五戸町を訪れ、三浦伝七の家「三伝家」が仮宮となりました。1889年(明治22年)の町村制施行により、近世以来の五戸村が単独で自治体として発足しています。

現代──倉石村との合併と「3Sの町」

2004年(平成16年)7月1日、五戸町倉石村を編入合併しました。これは青森県内で平成に入って最初の合併でした(出典:青森県庁)。旧倉石地区はブランド牛「倉石牛」の産地となり、馬肉・サッカー・坂の文化と合わせて、今の「3Sの町」の個性につながっています。

五戸町の文化・風習

方言と話し方の特徴

五戸町で話されるのは、青森県東部に広がる南部弁です。津軽弁にくらべて標準語に近く、語尾がやわらかいのが特徴。たとえばけっぱれ(がんばれ)、おばんです(こんばんは)、めんこい(かわいい)、めぇ(おいしい)、〜はんで(〜だから)、〜だべ(〜でしょう)といった言い回しが日常で使われます。お店や市場で耳にすると、ぐっと町が近く感じられますよ。

食卓と季節の暮らし

食卓に馬肉が普通に並ぶのが、この町ならでは。馬肉鍋(桜鍋)は特別な日のごちそうというより、家庭で親しまれてきた“いつもの味”です。冬は雪と寒さが厳しく、最深積雪が90cmに達した年もある土地。鍋を囲んで体を温める食文化が、自然と根づいてきたんですよね。

人の気質と地域のつながり

南部の人は穏やかで、つきあいを大切にすると言われます。サッカーが盛んになった背景にも、地元の大人たちが町ぐるみで子どもを育ててきた歴史があります。世代から世代へ受け継いでいく、そんな温かさが暮らしの根っこにある町です。

五戸町の特産品・食

特産品1:馬肉(桜肉)

町イチ押しは、なんといっても馬肉。赤身中心で脂が少なく、さっぱりしていて高タンパク・低カロリーなのが魅力です。定番は自家製みそで野菜と煮込む桜鍋、新鮮な馬刺し、焼いて食べる「義経鍋」など。青森県は馬肉の生産量が全国第3位で、「馬肉といえば五戸」と言われるほど知名度の高い産地です(出典:五戸町公式サイト)。専門店でアツアツの桜鍋をつつく時間は、この町でしか味わえません。

特産品2:あおもり倉石牛

倉石地区で大切に育てられる和牛が「あおもり倉石牛」。良質な赤身と上品な霜降りのバランスが自慢で、口の中でとろけるような味わいです。全国肉用牛枝肉共励会で名誉賞、いわゆる日本一に輝いた実績を持ちながら、年間出荷はわずか400頭ほど。首都圏でも出回りが少なく「幻の」と呼ばれる銘牛です(出典:五戸町公式サイト)。見かけたらぜひ味わってみてください。

特産品3:青森シャモロック

かつて町にあった青森県畜産試験場が、20年の歳月をかけて開発した地鶏が「青森シャモロック」。グルタミン酸とイノシン酸が多く、味が濃厚で、長く煮込んでも旨味が落ちないので鍋物にぴったりです。宮内庁御料牧場にひなが出荷されている唯一の地鶏でもあります(出典:五戸町公式サイト)。鍋に焼きに、和洋中どんな料理にも合う万能の鶏肉です。

特産品4:りんご

森林と農地が大半を占める五戸町では、果樹栽培もさかんで、とくに倉石地区を中心にりんごが育てられています。寒暖差のある内陸の気候が、実をしっかり締めて甘みをのせてくれます。秋から冬にかけて、畜産の町は果樹の町の顔も見せてくれるんですよ。


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五戸町の観光スポット

序盤で紹介した「坂のまち」「奥州街道の宿場町」「サッカーのまち」という五戸町の顔は、町歩きで一つずつ確かめられます。中心部には代官所や武家屋敷といった歴史の舞台が、郊外には桜やスポーツの広場が点在しています。まずは歴史を学べるスポットから押さえていきましょう。

歴史と学びをめぐるスポット

  • 歴史みらいパーク(五戸代官所・木村秀政ホール) – 復元された五戸代官所と図書館が同じ敷地に並ぶ公園です。代官所は南部藩の周辺28カ村を統括した拠点で、門は当時のものが残ります。併設の木村秀政ホールでは、国産旅客機YS-11の生みの親で五戸町名誉町民の木村秀政博士の功績や試験機が展示されています(出典:五戸町公式サイト)。芝生の庭は春は桜、冬はイルミネーションと表情を変え、まちあるきの出発点にもぴったりですよ。
  • 江渡家住宅 – 五戸代官所の下役を務めた家柄の住まいで、天明年間(1781〜88年)の建築と伝わります。寄棟造・茅葺き屋根の在郷武士住宅として、1973年(昭和48年)に国の重要文化財に指定されました(出典:文化庁 国指定文化財等データベース)。見学は外観のみですが、町なかに残る茅葺きの大屋根は、それだけで江戸の空気をまとっています。
  • 旧圓子家住宅 – 倉石中市にある武家屋敷。「九戸の乱」(1591年)の後にこの地へ移り、南部藩の山奉行を務めた圓子家の住宅で、青森県の重宝に指定されています。式台や塀重門を備えた格式の高い造りが当時のまま残り、調度品や古文書も並びます。倉石牛の里をたずねるときに立ち寄りたい一軒なんですよ。

自然とスポーツを楽しむスポット

  • 小渡平公園 – 約11haの広い敷地に天然芝が敷かれた、町を代表する桜の名所。ソメイヨシノから八重桜まで長く花が楽しめ、春の「ごのへde春まつり」の会場にもなります。キャンプ場やちびっ子広場もあり、高台からの眺めが気持ちいい場所です。花の時季は淡い桜色に包まれて、お弁当を広げたくなりますよ。
  • ひばり野公園 – サッカーのまち五戸の“聖地”ともいえる総天然芝のグラウンドを中心に、野球場や陸上競技場がそろう複合スポーツ公園です。手倉森兄弟をはじめ多くの選手・指導者がこのフィールドから巣立ちました。夏には花火大会の会場にもなり、芝生に座って打ち上がる花火を見上げる夜は格別です。
  • 奥州街道(古街道) – 江戸時代に宿場町として栄えた五戸町を貫く街道で、町の南側に残る「古街道」には当時の面影が色濃く残ります。明治天皇御休憩所跡や一里塚跡が点在し、森の中の道はマイナスイオンたっぷり。歴史を踏みしめながら歩く、町歩き好きにはたまらない区間です。

五戸町の観光ルート

計算中…

鉄道駅がない五戸町は、八戸駅を起点に車で回るのが基本です。中心部の歴史スポットをつなぐ1日ルート、倉石エリアのブランド畜産を味わう半日ルート、十和田まで足をのばす広域ルートと、目的に合わせて組み立てられます。馬肉ランチをどこに挟むかが、五戸旅の楽しいところなんですよ。

【車・1日】五戸まちなか歴史ルート

9:00 八戸駅 → 9:25 歴史みらいパーク(車25分)

歴史みらいパーク(90分)
→ 五戸代官所と木村秀政ホールを見学。朝のすいた時間に、まずは町の成り立ちを頭に入れておくと一日が深まります。ここはまちあるきの出発点にもなっています。

江渡家住宅(30分)
→ 中心部に残る茅葺きの重要文化財を外から眺めます。坂をのぼりおりしながら向かうと、坂のまちの実感がわいてきます。

③馬肉料理のランチ(60分)
→ お昼は名物の桜鍋や馬刺しを。あっさりした赤身は、午後も歩く旅の身体にちょうどいいんですよ。

奥州街道(古街道)(45分)
→ 食後は宿場町の面影が残る古街道を散策。木立の中の道は午後の光がやわらかく差し込みます。

小渡平公園(45分)
→ 締めくくりは高台の公園で一息。桜や紅葉の季節は、夕方の景色がとびきりきれいです。

【車・半日】倉石エリア・ブランド畜産ルート

13:00 五戸中心部 → 13:20 倉石中市(車20分)

旧圓子家住宅(40分)
→ 倉石の武家屋敷で、山奉行を務めた家の暮らしぶりにふれます。静かな集落にたたずむ屋敷は、午後のやわらかな空気がよく似合います。

②倉石牛のお店(60分)
→ 日本一に輝いた「あおもり倉石牛」を味わう、このルートの主役。年間出荷が少ない“幻の牛”なので、味わえたらかなりの贅沢です。

新・たんぼのゆっこ(五戸温泉)(60分)
→ 田園のなかの温泉でしめくくり。「サギの湯」とも呼ばれる湯で、ドライブの疲れをほぐして帰りましょう。

【車・1日】五戸+十和田 広域ルート

9:00 八戸駅 → 9:25 五戸町(車25分)→ 11:00 十和田市(車40分ほど)

歴史みらいパーク(60分)
→ まずは五戸で代官所と木村秀政ホールへ。午前の早い時間に押さえておくと、午後の十和田にゆとりが生まれます。

②馬肉料理のランチ(60分)
→ 五戸を発つ前に桜鍋でしっかり腹ごしらえ。ここでしか味わえない一皿です。

十和田市現代美術館ほか十和田中心部(120分)
→ 隣の十和田市へ。官庁街通りやアート空間をめぐると、内陸の町から都市部へと景色が切り替わるのが楽しいんですよ。

④五戸の温泉に戻って入浴(60分)
→ 帰りに五戸の温泉へ立ち寄れば、最後まで五戸づくしの一日になります。


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そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

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五戸町の年間イベント

五戸町のイベントは、桜の春まつりに始まり、山車が坂を駆け上がる夏の大祭、年末の花火まで、季節ごとに表情を変えます。中でも夏は、坂のまちならではの迫力ある祭りが続きます。季節別に見ていきましょう。

春:ごのへde春まつり

桜の名所・小渡平公園で、毎年4月下旬に開かれる春まつりです(出典:五戸町観光協会)。ステージイベントやビンゴ大会、キッチンカーやクラフトの出店でにぎわい、夜にはスカイランタンと花火も上がります。桜の下で一日中遊べる、町びらきのような明るいお祭りなんですよ。

夏:五戸まつり・ごのへ夏まつり花火大会

夏の主役は、毎年8月下旬から9月上旬に開かれる五戸まつりです(出典:五戸町公式サイト)。京都の祇園祭を遷した三社祭りで、約4トンの山車が町を巡行します。坂のまちならではの見どころは、最終日に高低差30m以上の急坂を引き子たちが山車を引き上げる場面。登り切った瞬間の拍手と熱気は、ぜひ間近で味わってほしいところです。

もう一つ、ぜひ行ってみてほしいのが、毎年8月上旬にひばり野公園で開かれるごのへ夏まつりの花火大会(出典:五戸町観光協会)。約2,000発の花火を芝生の広場から間近に見上げられ、出店では桜鍋まで味わえます。音が腹に響く近さは、広い公園ならではですよ。

冬:年越しカウントダウン花火・イルミネーション

冬は、年末に開かれる五戸年越しカウントダウン花火が町のしめくくり(出典:五戸町観光協会)。冷たく澄んだ夜空に上がる花火で新年を迎えます。あわせて中心部では冬のイルミネーションも灯り、雪あかりのなかを散歩する静かな楽しみがあります。寒さの厳しい土地だからこそ、灯りのあたたかさが心にしみるんですよね。

五戸町のエリア別の顔

五戸町は、五戸川と浅水川にそって集落が広がり、エリアごとに違う顔を持っています。坂と商店街が連なる中心部、ブランド牛を育てる倉石エリア、スポーツ施設が集まる一帯と、旅の目的に合わせて行き先を選べます。それぞれの個性を、旅する視点で見ていきましょう。

五戸中心エリア──坂と奥州街道が交わる町の核

古舘から中心商店街にかけては、代官所・武家屋敷・馬肉店が徒歩圏に集まる五戸町の中心です。アップダウンの多い坂道そのものが見どころで、町民ガイドと巡る「五戸まちあるき」もここが舞台。歴史散策とグルメをまとめて楽しみたい人に向いたエリアですよ。

倉石エリア──ブランド畜産と田園の里

旧倉石村にあたる西部は、日本一に輝いた倉石牛を育てる田園地帯です。武家屋敷の旧圓子家住宅や田んぼの中の温泉があり、のんびりした空気が流れています。クルマでゆっくり、おいしい肉と湯を目当てに訪れるのがおすすめのエリアです。

ひばり野・豊間内エリア──スポーツと体験の広場

ひばり野公園を中心とした一帯は、サッカーのまちを象徴するスポーツゾーン。夏は花火大会の会場になり、近くの旧豊間内小学校を活用した歴史民俗資料館では南部菱刺しや裂き織の体験もできます。体を動かしたい人、ものづくりを楽しみたい人にぴったりです。

浅水・郊外エリア──果樹と街道の原風景

浅水川沿いの郊外には、りんごをはじめとする果樹園や水田が広がります。奥州街道の古街道もこの方面に残り、宿場町だったころの静かな風景に出会えます。喧騒を離れて田園と歴史をたどりたいときに歩きたいエリアなんですよ。

五戸町の気候・季節の暮らし

五戸町は内陸の町で、夏は比較的さわやか、冬は雪と冷え込みがしっかりある気候です。町内に気象台はありませんが、同じ三戸郡の三戸の気象庁平年値(1991〜2020年)では、年平均気温10.2℃、年間降水量1131.1mmとなっています(出典:気象庁)。海沿いの八戸より内陸寄りで、季節のメリハリがはっきりしている土地なんですよ。

夏──6月〜8月の暮らし

夏は8月の平均気温が22.9℃、日中の平均最高でも28℃台と、本州の都市部にくらべて過ごしやすい陽気です(出典:気象庁)。

朝晩は涼しく、熱帯夜になりにくいのが内陸の強み。日が落ちると窓を開けて眠れる夜も多く、夏まつりや花火を楽しむのにちょうどいい気候ですよ。

冬──12月〜2月の暮らし

冬は1月の平均気温が-1.8℃、日最低の平均は-6.3℃まで下がり、年間の降雪量は合計367cm、最深積雪は52cmほどです(出典:気象庁)。

豪雪地帯ほどではありませんが、雪かきと冬タイヤは欠かせません。坂の多い町なので、朝の凍結した下り坂は地元の人もそろそろ歩きます。暖房と除雪を前提に支度しておくと安心です。

春と秋──暮らしの変わり目

春は3月でもまだ雪が残り、桜は4月下旬に見頃を迎えます。小渡平公園が淡い桜色に染まる頃、ようやく本格的な春の到来です。

秋は朝晩がぐっと冷え込み、りんごや果樹の実りの季節。澄んだ空気のなかで紅葉が進み、冬支度へと移っていきます。四季の移ろいを肌で感じられる町なんですよね。

五戸町の移住・暮らし情報

五戸町での暮らしは、車を中心にした地方の生活が基本です。隣の八戸市まで車で30分弱と通勤圏で、買い物や医療も町内でひと通りそろいます。坂のまちならではの導線を踏まえながら、住む視点で見ていきましょう。

通勤・通学

町内に鉄道駅がないため、通勤・通学は車が中心です。隣接する八戸市へ通う人が多く、八戸圏域として日常的な行き来があります(出典:八戸圏域連携中枢都市圏)。八戸駅とは南部バスでも結ばれています。

住宅環境

地方の町なので、住宅費は都市部より抑えやすい傾向があると考えられます。坂が多い地形のため、土地選びでは雪や日当たり、車の出し入れのしやすさを見ておくと暮らしやすいですよ。

買い物環境

中心部にはスーパーやドラッグストアが集まり、日常の買い物は町内で完結します。まとめ買いや専門店利用は、車で八戸市のロードサイド店まで足をのばす人も多い生活圏です。

子育て・教育

町内には町立の小・中学校に加え、青森県立五戸高等学校があります。出産時の祝金や中学生までの医療費助成といった子育て支援も用意されています(出典:八戸圏域連携中枢都市圏)。制度の詳細や最新の金額は、役場で確認しておくと安心です。

医療環境

町の中核となるのが、字沢向にある国民健康保険五戸総合病院です。病床数165床で、内科・外科・小児科・産婦人科・脳神経外科など幅広い診療科を備え、救急告示病院にも指定されています(出典:五戸総合病院)。産婦人科では妊婦健診も受けられ、子育て世帯にとって心強い存在です。

エリア別の暮らし視点

中心エリアは病院・スーパー・役場が近く、生活利便を重視する人向き。倉石エリアは田園に囲まれた静かな暮らし、ひばり野周辺は団地やスポーツ施設が近い住環境で、暮らし方に合わせて選べます。

五戸町へのアクセス

五戸町の玄関口は、東北新幹線が停まる八戸市の八戸駅です。町内に鉄道駅はないため、八戸駅から車かバスで入るのが基本になります。主要なアクセスを整理しておきましょう。

車でのアクセス

八戸駅から五戸町中心部までは車で約25分です(出典:旅東北(東北観光推進機構))。町内に高速道路は通っておらず、最寄りインターは八戸自動車道の八戸北IC・八戸西スマートICで、国道4号・454号が幹線になります。

鉄道+バスでのアクセス

遠方からは、まず東北新幹線で八戸駅をめざします。八戸駅からは南部バスの五戸〜八戸線などが運行しており、乗り換えて町の中心部へ向かいます。バスは本数が限られるため、到着時刻に合わせて時刻を調べておくとスムーズですよ。

飛行機でのアクセス

空路の場合は三沢空港が比較的近く、レンタカーでのアクセスが現実的です。青森空港からも車で向かえますが、いずれも最後は車移動が前提になる点は押さえておきましょう。

町内移動の現実的アドバイス

町内の移動は車が中心ですが、中心部には「五戸ちんちんバス」が走っています。運賃は町内一乗車100円で、中学生以下は無料です(出典:五戸町公式サイト)。観光なら、八戸駅でレンタカーを借りて回るのがいちばん動きやすいですよ。


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【地元住民に直撃!】五戸町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

うちは馬肉料理の店をやっています。桜鍋や馬刺しを出して、もうずいぶん長いことこの町で商売させてもらっています。

五戸といえば馬肉、と言ってもらえるのが何より嬉しくてね。先代から受け継いだ味を、今日まで守り続けてきたんですよ。

Q2.五戸町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは歴史みらいパークですね。復元された代官所があって、図書館には飛行機の博士をたたえる展示もある。芝生が広くて、地元の人がのんびり過ごす場所なんです。

あとは坂をのぼって奥州街道の古い道を歩いてみてほしい。木立の中を風が抜けて、昔の宿場町の空気がふっと残っているんですよ。

Q3.五戸町でお土産を買うとしたらなんですか?

やっぱり馬肉ですね。桜鍋用や馬刺しは、よそでは手に入らない五戸の味だと胸を張って言えます。

地元の人間が好きなのは、倉石牛や地鶏のシャモロックかしら。知る人ぞ知る肉で、もらった人はたいてい驚いてくれますよ。

Q4.外から人が来たときに、五戸町でまず連れていく店はどこですか?

手前みそになりますけど、まずは馬肉を食べさせる店へ連れていきます。自家製の味噌で煮込んだ桜鍋を囲むと、それだけで距離が縮まるんですよ。

あっさりした赤身だから、お年寄りでも食べやすい。「また来たい」と言ってもらえると、この仕事をやっていてよかったと思います。

Q5.五戸町はどんな気質だと思いますか?

南部の人間らしく、口数は多くないけれど、芯はあたたかいですよ。坂が多い町だから、みんな自然と支え合って暮らしてきたんだと思います。

サッカーが盛んなのも、町ぐるみで子どもを育ててきたから。世代をまたいで人と人がつながる、そういう土地柄なんです。

Q6.昔に比べて、五戸町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直に言えば、人は減りましたね。商店街もにぎわっていた頃を知っているだけに、静かになったなと感じることはあります。

それでも、桜の季節の公園や夏の山車まつりになると、町じゅうが一気に生き返る。坂をのぼる山車に拍手が起きる、あの熱気は変わっていませんよ。

Q7.五戸町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱ものより、町の人が続けてきた催しが残っていくことに期待しています。春のまつりや夏の花火、年末の花火と、季節ごとに人が集まる場があるのは財産です。

町を歩いて巡る企画もあって、外の人と地元がふれあえる。こういう小さなつながりこそ、これからの五戸を支えてくれると思っています。

五戸町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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