【青森県平川市】ってどんなとこ?世界一の扇ねぷたと盛美園【地元民のリアルな声あり】

青森県平川市のひらかわイルミネーションプロムナード:青森県平川市で冬に開催され、台湾提灯の幻想的な灯りや美しいLEDが街を彩るイルミネーションイベント。

平川市(ひらかわし)は、青森県津軽地方の南端に位置する人口28,523人の市です。2006年に尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併して誕生しました。

平川市の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 世界一の扇ねぷた──高さ12mの巨大ねぷたが「平川ねぷたまつり」のトリを飾る
  • 国指定名勝・盛美園──ジブリ『借りぐらしのアリエッティ』の舞台モデルといわれる名園
  • 猿賀神社──眼の守護神として知られる津軽の古社、夏は蓮で池が埋まる
  • ✅ 青森りんごの主産地──県の栽培面積の6割超を占める中南地域の一角
  • 碇ヶ関──津軽三関の一つに数えられた関所と温泉が残る山あいの里

「祭りの迫力を体感したい人」「庭園や地学・歴史が好きな人」「りんごと温泉を目当てにのんびり巡りたい人」に向いた市です。本記事では、観光・特産・歴史から、津軽弁や四季の暮らしまで地元目線で紹介します。

人口28,523 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積346.01 km²
人口密度82.4 人/km²

地理的には、東は十和田湖を挟んで十和田市・秋田県小坂町、西は平川を挟んで弘前市大鰐町、北は青森市黒石市田舎館村、南は秋田県大館市に接しています(出典:平川市公式サイト)。錨(いかり)のような形をした市域で、旧碇ヶ関地区は山地に阻まれ実質的な飛地になっているのも特徴です。

津軽平野の米どころ、丘陵のりんご畑、山あいの関所と温泉。ひとつの市にまったく表情の違う三つの顔が同居しています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

平川市の推しポイント

平川市の見どころは、夏の「平川ねぷたまつり」を締めくくる世界一の扇ねぷた、明治の名庭・盛美園、眼の神様として親しまれる猿賀神社、そして津軽三関の一つだった碇ヶ関に集約されます。観光の核が市内に点在しているので、祭り・庭園・神社・温泉と目的を変えながら一日かけて巡れる町なんですよ。ここからは、その代表的な4つを順に深掘りしていきます。

世界一の扇ねぷた──高さ12mの巨人

平川ねぷた最大の見せ場が、高さ12m・幅9.2m・重さ約6tという「世界一の扇ねぷた」です。一般的なねぷたの約2倍の大きさで、墨の濃淡で描く水墨画調の絵柄が特徴です(出典:平川市公式サイト)。毎年8月2日・3日の「平川ねぷたまつり」では、この巨人が祭りのトリを務めます(出典:平川市観光協会)。祭り以外の時期も、ねぷた展示館でその大きさを間近に見られます。

盛美園──ジブリの舞台になった名園

清藤盛美が明治35年(1902年)から9年かけ、明治44年に完成させた大石武学流の池泉枯山水回遊式庭園です。京都の無鄰菴・清風荘とともに「明治の三名園」に数えられ、国の名勝に指定されています(出典:平川市観光協会)。園内の和洋折衷の建物「盛美館」は、スタジオジブリ『借りぐらしのアリエッティ』の舞台モデルといわれています。入園料は大人700円(冬季350円)です(出典:同上)。

猿賀神社──眼の守護神と蓮の池

盛美園のすぐ近くにある猿賀神社は、農漁業や交通、そして眼の守護神として古くから信仰を集めてきた津軽の古社です。隣接する猿賀公園の池は、夏になると一面が蓮の花で埋まり、地元では「鏡ヶ池の蓮」として親しまれています。盛美園・猿賀公園・神社が遊歩道でつながっているので、歩いてまとめて巡れるのが嬉しいところなんですよ。

碇ヶ関──津軽三関の関所と温泉

市の南端・碇ヶ関は、羽州街道沿いに弘前藩が関所を置いた宿場で、青森市の野内番所、深浦町の大間越番所とともに「津軽三関」の一つに数えられ、その備えは三関でもっとも厳重だったと伝えられます(出典:全国観光資源台帳(日本交通公社))。いまも碇ヶ関温泉や温川温泉といった湯どころが残り、東北自動車道の碇ヶ関ICが旅の玄関口になっています。

平川市の歴史

平川市の歴史は、中世に「平賀郡」と呼ばれた肥沃な穀倉地帯にさかのぼります。江戸時代には弘前藩の関所が置かれて街道の要衝となり、明治には名庭・盛美園が築かれました。そして平成の大合併で2町1村が一つになり、現在の平川市が誕生しました。時代ごとに「米・関所・庭園・合併」というキーワードで歴史をたどることができます。

古代〜中世──平賀郡の中心地

現在の平賀・尾上・碇ヶ関の各地域は、鎌倉時代に区分された「平賀郡」に属していました。津軽四代藩主・信政公の代に「郡」は「庄」へと改められ、明治の新政まで「平賀庄」が存在しました。本市はその中心地で、古くから肥沃な穀倉地帯として発展してきました(出典:平川市公式サイト)。

近世〜近代──関所と名園の時代

江戸時代の碇ヶ関は羽州街道の関所として、人や物の往来を厳しく管理する津軽の南の守りでした。明治期に入ると、大地主だった清藤盛美が9年の歳月をかけて盛美園を作庭し、武学流庭園の最高峰として造園当時から高い評価を受けました(出典:平川市観光協会)。米作りに加え、庭園文化が花開いた時代でした。

現代──3町村合併で生まれた市

2006年(平成18年)1月1日、南津軽郡の尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併し、県内で10番目の市として平川市が発足しました。市名は、旧3町村を流れる岩木川の支流・平川に由来します(出典:平川市公式サイト)。それぞれの町村が育ててきた米・りんご・関所・庭園が、ひとつの市の財産として受け継がれています。

平川市の文化・風習

方言と話し方の特徴

平川市で話されるのは、全国的にも難解で知られる津軽弁です。みなさん、初めて聞くと暗号のように感じるかもしれません。例えば一文字の言葉が多く、(私)、(あなた・親しい相手に使う)、(おいしい)、(食べて/ちょうだい、イントネーションで意味が変わる)などがあります。

会話でよく出るのがけやぐ(友達)、んだ(そうだ)、けっぱれ(頑張れ)、しゃっこい(冷たい)、はんで(〜だから)といった言葉。心意気を表すじょっぱり(頑固・意地っ張り)は、津軽の人の気質そのものを言い表す言葉として今も使われています。別れ際のへばな(それじゃあね)まで覚えれば、地元の会話がぐっと近くなりますよ。

食卓と季節の暮らし

食卓に欠かせないのが、地元のりんごと米です。秋から冬にかけては、もぎたてのりんごをまるごとかじったり、すりおろして料理に使ったりと、りんごが日常にすっと溶け込んでいます。冬の食卓には、刻んだ野菜と大豆を煮込む津軽の郷土料理「けの汁」が並ぶ家庭も多く、雪国の長い冬を温かくしのぐ知恵が今も生きているんですよ。

人の気質と雪国のつながり

平川市は特別豪雪地帯に指定されている地域を抱える、れっきとした雪国です。冬は氷点下が当たり前で、碇ヶ関では-17℃台を記録したこともあります。雪かきや農作業を通じて近所どうしが自然に助け合う風土があり、口数は多くなくても情に厚い「じょっぱり」気質が根づいています。住んでみると、最初は距離があるように感じても、一度打ち解けるとぐっと近くなる──そんな温かさのある町です。

平川市の特産品・食

特産品1:りんご

平川市はりんごの主産地です。青森県は全国のりんご収穫量の約6割を占める日本一の産地で、なかでも平川市が属する中南地域は県内のりんご栽培面積の6割超を占めています(出典:青森県)。丘陵地の昼夜の寒暖差が、蜜の入った甘くてシャキッとしたりんごを育てます。秋から冬が旬で、そのまま丸かじりするのがいちばん。台地の傾斜を活かした畑が市内のあちこちに広がっています。

特産品2:米(あきたこまち)

岩木川水系の平川と浅瀬石川がもたらす肥沃な沖積土が広がる平地は、古くからの米どころです。平川市では青森県が認証する特別栽培米のあきたこまちなども育てられています。粒立ちがよく、つやと甘みのあるごはんは、こってりした津軽の家庭料理ともよく合います。新米が出回る秋は、炊きたてを塩むすびで頬張るだけで贅沢な味わいなんですよ。

特産品3:黒毛和牛

米やりんごのイメージが強い平川市ですが、丘陵地では黒毛和牛も育てられ、地元にはブランド和牛を扱う老舗の精肉店もあります。きめ細かな脂と濃厚な旨みが特徴で、すき焼きや焼肉で食べると、雪国でじっくり育った肉のコクがよくわかります。米・りんご・和牛と、平川市は「食」の引き出しが意外と多い町です。


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平川市の観光スポット

序盤で触れた「世界一の扇ねぷた」「盛美園」「猿賀神社」「碇ヶ関」は、いずれも別々のエリアに点在しています。庭園と古社をめぐる尾上、ねぷたと町なかの平賀、関所と温泉の碇ヶ関。三つの顔をエリアごとに押さえると、平川市の旅がぐっと組み立てやすくなりますよ。まずは外せないスポットから紹介します。

庭園と古社をめぐる(尾上エリア)

  • 盛美園 – 清藤盛美が明治35年(1902年)から9年をかけて完成させた大石武学流の池泉枯山水回遊式庭園で、京都の無鄰菴・清風荘とともに「明治の三名園」に数えられる国指定名勝です。入園料は大人700円(冬季350円)です(出典:平川市観光協会)。和洋折衷の「盛美館」はジブリ『借りぐらしのアリエッティ』の舞台モデルといわれ、池に映る建物を眺めていると時間を忘れます。新緑と紅葉の頃がとくに美しいんですよ。
  • 猿賀神社 – 農漁業・交通、そして眼の守護神として古くから信仰されてきた津軽の古社です。境内の鏡ヶ池は夏になると淡いピンクの蓮で埋まり、参拝と花見を一度に楽しめます。早朝の凛とした空気の中、咲いたばかりの蓮を眺める時間がいちばんの贅沢です。
  • 猿賀公園 – 猿賀神社に隣接する公園で、春は桜、夏は蓮、秋は紅葉と季節ごとに表情を変えます。盛美園とは遊歩道でつながっているので、庭園・神社・公園を歩いて続けて巡れるのが嬉しいところ。池ではボート遊びもでき、地元の家族連れでにぎわいます。

ねぷたと町なか(平賀エリア)

  • ねぷた展示館 – 高さ12m・幅9.2m・重さ約6tの「世界一の扇ねぷた」を、祭りの時期以外でも間近に見られる施設です。開館時間は8時30分〜16時30分、入館料は無料で、場所は平川市役所第2庁舎敷地内です(出典:平川市公式サイト)。館内に一歩入るとねぷた囃子が流れ、墨の濃淡で描かれた巨大な絵を360度から見上げられます。その大きさは、写真ではなかなか伝わりません。
  • 平川市郷土資料館 – タカシン文化センター内にあり、2階の資料展示コーナーは常時公開されています。休館日は月曜日と年末年始で、開館時間は文化センターに準じます(出典:平川市公式サイト)。平賀・尾上・碇ヶ関の3地域の考古・民俗資料が集まっていて、合併前のそれぞれの暮らしを知る入り口になります。雨の日のひと休みにもちょうどいい場所です。

関所と温泉の里(碇ヶ関エリア)

  • 道の駅いかりがせき「津軽関の庄」 – 秋田県境に近い国道7号沿いに立つ、青森県の南玄関です。源泉かけ流しの「関の庄温泉 御仮屋御殿」は10時〜20時(最終入場19時30分)、入浴料は大人400円・小学生100円です(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。江戸時代の関所を復元した御関所資料館や足湯もあり、青森ヒバの香る湯にゆっくり浸かれます。名物は自然薯を使ったラーメンやたこ焼きで、ドライブの締めにぴったりなんですよ。

平川市の観光ルート

計算中…

平川市は見どころが尾上・平賀・碇ヶ関に分かれているので、車で東西をつなぐと一日たっぷり遊べます。庭園でしっとり、ねぷたで圧倒され、関所の湯で締める。半日だけの庭園さんぽや、弘前・黒石と組み合わせる広域プランまで、いくつか組み立ててみました。

【車・1日】庭園・ねぷた・温泉まるごとルート

9:00 盛美園(尾上) → 10:30 ねぷた展示館(平賀・車約15分) → 12:00 昼食・町なか → 14:00 道の駅いかりがせき(碇ヶ関・車約30分) → 16:00 関の庄温泉

盛美園(90分)→ 朝いちばんの静けさの中で、池に映る盛美館をじっくり眺めるのがおすすめです。光がやわらかい午前中がきれいなんですよ。

ねぷた展示館(60分)→ 世界一の扇ねぷたを見上げて、その迫力に圧倒されてください。囃子の音が館内に響いて気分が高まります。

道の駅いかりがせき(90分)→ 自然薯料理で腹ごしらえし、御関所資料館で碇ヶ関の歴史にも触れられます。

関の庄温泉(60分)→ 一日の終わりに、青森ヒバの湯で疲れを流すのが最高の締めです。夕方は地元の人の利用も増えて活気があります。

【車・半日】尾上・庭園さんぽルート

9:00 盛美園 → 10:30 猿賀神社(徒歩圏) → 11:30 猿賀公園

盛美園(90分)→ 武学流庭園の真髄を、空中楼閣のある盛美館とあわせて味わえます。

猿賀神社(60分)→ 眼の神様に参拝し、夏なら鏡ヶ池の蓮を見に行きましょう。蓮は午前中が見頃です。

猿賀公園(60分)→ 遊歩道をのんびり歩いて、池のほとりでひと休み。半日でも津軽の雅な空気を満喫できますよ。

【車・1日】広域ルート:弘前・黒石とあわせて

9:00 平川市(盛美園・ねぷた展示館) → 12:00 黒石市(中町こみせ通り・車約20分) → 14:30 弘前市(弘前城エリア・車約30分)

平川市(午前)→ 庭園とねぷたで津軽の夏文化に触れてスタート。

黒石市(昼)→ 江戸の面影が残るこみせ通りを歩き、名物の黒石やきそばで腹ごしらえ。隣接市なのですぐ行けます。

弘前市(午後)→ 城下町・弘前まで足を延ばせば、津軽の歴史と桜の名所を一日でつなげられます。平川を起点に津軽中南をぐるりと回れるのが、この立地の強みなんですよ。


ここまで見てきたとおり、見どころが少し離れた場所に点在していることもあります。気になるスポットをまとめて回るなら、レンタカーがあると一気に動きやすくなりますよ。料金は会社や時期でけっこう変わるので、まとめて比較できるサイトでサッと見ておくのがおすすめです。

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そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

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平川市の年間イベント

平川市の一年は、夏のねぷたと蓮、冬の光で彩られます。特に夏はお盆まで祭りが続き、町なかが熱気に包まれます。冬は雪国らしい静けさの中で、台湾提灯や竹キャンドルの灯りが街を温かく照らします。季節ごとの楽しみを紹介していきますね。

夏:蓮とねぷたで町が沸く季節

まずおすすめしたいのが、毎年7月中旬から8月にかけて猿賀公園で開かれる「平川市 蓮の花まつり」です(出典:平川市観光協会)。鏡ヶ池一面の蓮は朝6時ごろから咲き始め、午前中が見頃。早起きして淡いピンクの花に包まれる時間は、ちょっと特別ですよ。

夏の主役は、毎年8月上旬に開かれる「平川ねぷたまつり」です(出典:平川市観光協会)。約25台のねぷたが囃子と掛け声とともに町を練り歩き、トリを飾るのが高さ12mの世界一の扇ねぷた。花火を合図に動き出す巨大な火扇は、見る人を圧倒します。

さらに、毎年8月中旬のお盆には「平川あどの祭り」も開かれ、この夏最後のねぷたが運行されます(出典:平川市観光協会)。帰省客も加わってにぎわう、夏の締めくくりの祭りなんですよ。

秋:盛美園の紅葉

秋は庭園が主役です。盛美園では例年10月から11月ごろに紅葉が見頃を迎え、池泉回遊式の庭が赤や黄に染まります。猿賀公園もあわせて色づくので、尾上エリアをのんびり歩く紅葉さんぽがおすすめです。夏のにぎわいとは打って変わった、しっとりとした津軽の秋を味わえます。

冬:光がともる雪の町

冬の楽しみは「ひらかわイルミネーションプロムナード」です。例年11月から翌年2月ごろにかけて、平川市役所本庁舎1階ピロティや平賀駅前広場が7色の台湾提灯で彩られます(出典:平川市観光協会)。友好交流を結ぶ鹿児島県南九州市産の竹を使ったキャンドルも灯り、雪国の夜にやわらかな光が広がります。寒さの中で見る灯りは、しみじみ心が温まりますよ。

平川市のエリア別の顔

平川市は、2006年に合併した平賀・尾上・碇ヶ関の3地域からなり、それぞれに総合支所が置かれています(出典:平川市公式サイト)。この3つがそのままエリアの「顔」になっていて、町なか・庭園・関所と表情がはっきり分かれています。旅の目的に合わせてエリアを選ぶと、効率よく回れますよ。

平賀エリア──ねぷたと商業の中心

市役所や弘南鉄道平賀駅があり、ねぷた展示館も建つ市の中心地です。商店や飲食店が集まり、夏のねぷたまつり・あどの祭り、冬のイルミネーションの舞台にもなります。祭りの熱気や町の暮らしぶりを感じたい人は、まずこのエリアへ。鉄道で訪れるなら平賀駅が起点になります。

尾上エリア──庭園と蓮の雅な顔

盛美園・猿賀神社・猿賀公園が集まる、平川市でいちばん華やかな観光エリアです。明治の名庭と古社、夏の蓮、秋の紅葉と、四季を通じて絵になる風景が続きます。ゆっくり歩いて庭園や花を味わいたい人、写真を撮りたい人にぴったり。津軽尾上駅から徒歩でアクセスできます。

碇ヶ関エリア──関所と温泉の山あいの里

市の南端、山に囲まれた旧碇ヶ関村のエリアです。津軽三関の一つに数えられた関所の歴史と、道の駅いかりがせきの温泉が魅力で、青森県の南玄関として旅人を迎えてきました。ドライブの途中で湯に浸かりたい人、静かな山里と歴史を味わいたい人におすすめ。碇ヶ関ICやJR碇ケ関駅が玄関口です。

平川市の気候・季節の暮らし

平川市は冬の寒さと雪が暮らしの土台になる町です。市内の碇ケ関アメダスでみると、年平均気温は9.4℃、年間の降雪量(降雪の深さ合計)は621cm、最深積雪は94cmにのぼります(出典:気象庁)。山あいの碇ヶ関はとくに雪が深く、平地の平賀・尾上はそれよりやや穏やかです。季節の移ろいがはっきりしていて、暮らしのリズムも四季でくっきり変わるんですよ。

夏(6〜8月)──短いけれど力強い

8月の平均気温は22.6℃で、内陸らしく日中は30℃近くまで上がる日もあります(出典:気象庁)。猿賀公園の蓮が咲き、ねぷたの囃子が町に響くこの時期は、一年でいちばん活気のある季節。朝のうちは涼しく、早起きして蓮を見に行くのが気持ちいいですよ。

秋(9〜11月)──実りと紅葉の季節

秋は果樹園が一気に色づき、りんごの収穫で町が忙しくなります。盛美園や猿賀公園の紅葉が見頃を迎え、空気がきりっと澄んでいきます。朝晩の冷え込みが日ごとに強まり、11月の終わりには初雪の便りが届きます。冬支度を始める、慌ただしくも豊かな季節です。

冬(12〜2月)──雪と向き合う暮らし

1月の平均気温は-3.0℃で、平年で真冬日が約32日、冬日が約135日にのぼります(出典:気象庁)。雪かきは冬の日課で、車の運転にも雪道の備えが欠かせません。それでも、夜の街を照らすイルミネーションや、雪見の温泉が冬の楽しみになります。寒さと上手につきあう知恵が、この町には根づいています。

春(3〜5月)──雪解けと芽吹き

3月もまだ雪が残りますが、4月に入ると一気に春めきます。雪解け水が田畑をうるおし、果樹は花の季節へ。長い冬を越えた分、春の訪れの喜びはひとしおなんですよ。新緑の盛美園を歩くなら、この時期がおすすめです。

平川市の移住・暮らし情報

平川市での暮らしは、車があれば不便を感じにくい地方都市の典型です。弘前市の隣という立地で、買い物も通勤も近隣都市と行き来しながら成り立っています。家賃が手頃で子育て支援も整っているので、移住先として検討する価値は十分にありますよ。住む視点で各項目を見ていきましょう。

通勤・通学

市内で働く人も多い一方、隣接する弘前市黒石市へ通勤・通学する人も目立ちます。弘南鉄道弘南線で平賀駅から弘前駅まで約13分とアクセスがよく、車なら国道7号やバイパスで近隣都市に出やすい立地です。通学では市内の小中学校に加え、弘前市内の高校へ電車通学する高校生の姿もよく見られます。

住宅環境

賃貸はアパートが中心で、家賃はおよそ3万円台〜4万円台が多く、2LDKでも5万円台前後から見つかります(出典:SUUMO)。物件は平賀駅・津軽尾上駅の周辺に多めです。さらに、平川市は移住者・子育て世帯・新婚世帯向けの「すこやか住宅支援補助金」を設けており、住宅の新築・購入費用の一部が補助されます(出典:平川市公式サイト)。

買い物環境

平賀エリアを中心にスーパーやドラッグストア、ロードサイド店が揃い、日常の買い物はおおむね市内で完結します。大きな買い回りやモールに行きたいときは、車で弘前市まで足を延ばす人が多いです。雪の季節は車移動が基本になるので、駐車場の広いロードサイド店が頼りになりますよ。

子育て・教育

子育て環境は地方としては手厚めで、市内には認定こども園が13施設、病児保育施設が3施設あります(出典:ひらかわの人になる(平川市移住情報サイト))。出産後の世帯への「にこにこBaby応援金」などの支援もあります。高校は県立柏木農業高校があり、全国から生徒を募る「あおもり留学」も行っています(出典:平川市公式サイト)。

医療環境

市内には診療所やクリニックがあり、日常的な通院はまかなえます。入院や専門的な治療が必要なときは、隣接する弘前市の総合病院を利用する人が多いと考えられます。弘前市までは電車でも車でも近いので、いざというときの選択肢が確保しやすいのは安心材料ですね。

エリア別の暮らし視点

住む場所として見ると、買い物や通勤の利便を重視するなら市の中心・平賀エリアが便利です。庭園や公園の近くで落ち着いて暮らしたいなら尾上エリア、自然と温泉が身近な静かな環境を求めるなら碇ヶ関エリアが向いています。同じ市内でも、町なか・田園・山あいと暮らしの表情が分かれているのが平川市の面白いところなんですよ。

平川市へのアクセス

平川市は、東北自動車道とJR奥羽本線、弘南鉄道が通る交通の便のよい立地です。青森県の南玄関にあたり、車・鉄道・飛行機のいずれでもアクセスできます。県外からは弘前市や新青森駅を経由するのが基本になります。

車でのアクセス

東北自動車道が市内を通り、大鰐弘前ICと碇ヶ関ICが最寄りです。碇ヶ関ICから道の駅いかりがせきまでは約5分です(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。雪道に慣れていない方は、冬季は冬用タイヤと時間に余裕を持った計画が安心です。

鉄道+バスでのアクセス

鉄道の玄関口は弘南鉄道弘南線の平賀駅で、弘前駅から平賀駅までは約13分です(出典:平川市観光協会)。JR奥羽本線なら碇ケ関駅・津軽湯の沢駅が市内の駅です。駅からは平川市循環バス(1乗車200円)やタクシーが使えます(出典:同上)。東京方面からは、東北新幹線で新青森へ、奥羽本線で弘前へ乗り換えるルートが分かりやすいです。

飛行機でのアクセス

最寄りの空港は青森空港です。空港から碇ヶ関方面までは車で約50分、JR新青森駅からは車で約45分が目安です(出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。レンタカーを借りると、そのまま市内や津軽の観光に動きやすくて便利ですよ。

町内移動の現実的アドバイス

市内は平賀・尾上・碇ヶ関と見どころが離れているため、移動はやはり車が基本です。鉄道で訪れる場合は平賀駅を拠点に、循環バスやタクシーを組み合わせるのが現実的。冬は積雪で所要時間が延びやすいので、余裕を持って動くのがおすすめです。


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【地元住民に直撃!】平川市の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

酒造りの仕事をしています。この土地の米と水で酒を仕込む仕事で、もう長いことやっていますね。

平川市は岩木川の支流と浅瀬石川の恵みを受けた米どころで、水源にも恵まれた土地です。冬の寒さが厳しい分、仕込みには向いている。雪に閉ざされる季節こそ、この仕事の本番なんですよ。

Q2.平川市に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

やっぱり盛美園ですね。明治の名園で、池に映る洋館を眺めていると時間を忘れます。観光で来るなら外せない場所です。

地元の人間としては、猿賀公園もすすめたい。夏の早朝、鏡ヶ池が一面の蓮で埋まる景色は格別で、観光客がいない時間の静けさがまたいいんです。市の運動公園で体を動かすのも、平川市民らしい過ごし方ですよ。

Q3.平川市でお土産を買うとしたらなんですか?

定番はやはりりんごですね。平川市はりんごの有名な産地ですから、秋から冬の蜜の入ったものは間違いないです。

地元の人間がよく持っていくのは、地酒。それと、碇ヶ関の道の駅で売っている自然薯を使った加工品。これは知る人ぞ知る味で、もらうと嬉しいお土産なんですよ。

Q4.外から人が来たときに、平川市でまず連れていく店はどこですか?

碇ヶ関の道の駅に併設された温泉に、まず連れていくことが多いですね。青森ヒバの湯に浸かってもらうと、たいてい喜ばれます。

そのあとは食事処で、自然薯のラーメンやそばを食べてもらう。観光ガイドには載りきらない、地元の普段づかいの場所を見せるのが、いちばん平川市らしいもてなしだと思っています。

Q5.平川市はどんな気質だと思いますか?

口数は多くないけれど、芯の強い人が多いですね。雪国らしい辛抱強さというか、簡単には音を上げない気質があります。

最初はとっつきにくく見えるかもしれません。でも一度打ち解けると、とことん面倒見がいい。祭りになると人が変わったように熱くなる、そういう不器用なあたたかさのある土地なんですよ。

Q6.昔に比べて、平川市の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直に言うと、人は減りました。商店街も昔ほどの賑わいはなくて、空き家も目につくようになりましたね。そこは課題だと感じています。

ただ、夏のねぷたの熱気は変わらない。世界一の扇ねぷたが出ると、町じゅうが沸きます。市民センターでの催しや市政への関心も続いていて、灯は消えていないと思いますよ。

Q7.平川市のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱物を望むより、今あるものを生かす動きに期待しています。盛美園や猿賀公園、道の駅を結んで人を呼び込む取り組みは、もっと伸びる余地があると思うんです。

市長をはじめ、若い世代のアイデアを市政に取り入れる動きも始まっています。観光と地元の暮らしがうまくつながっていけば、この町はまだまだやれる。そう信じていますよ。

平川市の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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