【北海道陸別町】ってどんなとこ?日本一寒い町とオーロラ【地元民のリアルな声あり】

北海道陸別町のりくべつ宇宙地球科学館:北海道陸別町にある銀河の森天文台は、日本最大級の望遠鏡を備え、美しい星空やオーロラを観測できる科学館です。

陸別町(りくべつちょう)は、北海道・十勝管内の北東部に位置する人口2,030人の町です。気象庁が観測を行う日本の地点では富士山を除いて最も寒く、「日本一寒い町」として知られています。

陸別町の見どころを5つに絞ると、こうなります:

  • 日本一寒い町──気象庁の観測所では富士山を除き最も寒く、過去には−33.2℃を記録
  • しばれフェスティバル──氷のかまくらで一晩を過ごす「人間耐寒テスト」が名物
  • 銀河の森天文台──一般公開型で日本最大級の115cm反射望遠鏡「りくり」、低緯度オーロラも観測
  • ユクエピラチャシ跡──約450年前のアイヌ文化期の国指定史跡で道内最大級
  • ふるさと銀河線りくべつ鉄道──廃線跡で本物の気動車を運転できる

「寒さや雪を本気で味わいたい旅行者」「星空やオーロラに惹かれる人」「アイヌ文化や鉄道に関心がある人」に向いた町です。この記事では、推しポイントから歴史、暮らしの様子、特産品まで、陸別町の素顔を地元目線で紹介します。

人口2,030 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳)
面積608.90 km²
人口密度3.33 人/km²

(人口の出典:陸別町公式サイト「住民基本台帳人口」)

地理的には、南が足寄郡足寄町、北西がオホーツク管内常呂郡置戸町、北が同郡訓子府町、北東が網走郡津別町と接しています。十勝とオホーツクの境目に位置する、周囲を山に囲まれた盆地の町です。

町の中央を利別川が南北に貫き、北見と帯広を結ぶ国道242号のちょうど中間にあたります。鉄道の定期路線は現在通っていませんが、寒さ・星空・歴史と、小さな町に個性の濃い見どころが詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

陸別町の推しポイント

陸別町の主役は、何といっても「寒さ」です。その寒さを逆手に取った冬の祭りや、澄んだ空を活かした天文台、そしてアイヌの時代から続く歴史の痕跡まで、町の個性はどれも寒冷な気候と深く結びついています。ここでは異なる切り口から5つの推しポイントを紹介します。

推しポイント1:日本一寒い町

陸別町は、気象庁が観測を行う日本の地点のなかで、富士山を除けば最も気温が低い町です。1月の平均最低気温は−19.6℃、日平均気温は−11.1℃で、過去にはアメダスで−33.2℃を記録しています(出典:気象庁 平年値(陸別))。真冬は日中でも氷点下のままという日が珍しくありません。

推しポイント2:しばれフェスティバル

町の寒さを「資源」に変えた冬の名物が、1982年から続くしばれフェスティバルです。2026年は第42回として2月7日・8日に開催されます(出典:陸別町公式サイト)。氷のかまくら「バルーンマンション」で一晩を過ごす「人間耐寒テスト」は、毎年道内外から参加者が集まる名物企画なんですよ。

推しポイント3:銀河の森天文台とオーロラ

正式名称「りくべつ宇宙地球科学館」、愛称・銀河の森天文台には、一般公開型としては日本最大級の115cm反射望遠鏡「りくり」が据えられています(出典:陸別町公式サイト)。陸別町は環境庁(現・環境省)から「星空にやさしい街10選」に認定された澄んだ空の町でもあり、まれに低緯度オーロラも観測されます。

推しポイント4:ユクエピラチャシ跡

町の字トマムにあるユクエピラチャシ跡は、約450年前(16世紀中頃)に築かれたアイヌ文化期の砦跡で、1987年に国の史跡に指定されました(出典:文化遺産オンライン(文化庁))。三つの郭が連なる道内最大級の規模で、白い火山灰で覆われた美しい盛土が特徴です。

推しポイント5:ふるさと銀河線りくべつ鉄道

2006年に廃止されたふるさと銀河線の跡地を活用し、2008年に観光鉄道「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として生まれ変わりました(出典:陸別町公式サイト)。本物の気動車を自分で運転できる「運転体験」や乗車体験、足こぎトロッコが楽しめます。鉄道好きなら一度は訪れてみたい場所ですよね。

陸別町の歴史

陸別町の歴史は、大きく三つの時代に分けられます。まず利別川沿いに砦(チャシ)を築いたアイヌの時代。次に明治期、本州からの入植者が極寒の原野を切り拓いた開拓の時代。そして鉄道の開通とともに集落が育ち、廃線を経て観光の町へと姿を変えた近現代です。「リクンベツ」というアイヌ語の地名が、そのまま今の町名へと受け継がれています。

チャシが語るアイヌの時代

町名は、アイヌ語で「高い所にある川」を意味する「リクンベツ」に由来します。利別川を見下ろす段丘の上には、16世紀中頃に築かれたとされるユクエピラチャシ跡が残り、発掘調査ではシカの骨や鉄器、陶磁器など10万点を超える遺物が出土しています(出典:陸別町公式サイト)。この地が古くから人の暮らしの場であったことを物語っています。

関寛斎と斗満原野の開拓

本格的な開拓が始まったのは明治期でした。1901年(明治34年)に関又一が斗満(トマム)へ入植し、翌1902年(明治35年)にはその父で元徳島藩の医師・関寛斎が移り住みます。70歳を過ぎての開拓挑戦は、陸別開拓を象徴する物語として今も語り継がれ、町には関寛斎資料館が設けられています。

鉄道とともに歩んだ近現代

1910年(明治43年)に国鉄網走本線が池田〜陸別間で開通し、鉄道とともに町は発展しました。1923年(大正12年)に淕別村として二級町村制を施行、1949年(昭和24年)に陸別村へ改称、1953年(昭和28年)に町制を施行して陸別町となりました。その後ふるさと銀河線は2006年に廃止されましたが、線路と車両は観光鉄道として保存され、今に受け継がれています。

陸別町の文化・風習

方言と話し方の特徴

陸別の暮らしを語るうえで欠かせない言葉が しばれる(厳しく冷え込む・凍りつくほど寒い)です。「今朝はしばれたねえ」と言えば、それは相当な冷え込みのサイン。祭りの名前「しばれフェスティバル」もこの言葉から来ています。

このほか北海道で広く使われる表現として、なまら(とても・すごく)、したっけ(それじゃあ・そうしたら)、わや(めちゃくちゃ・大変な様子)などがあります。語尾に「〜っしょ」が付くのも特徴で、初めて聞くと少し戸惑うかもしれませんが、覚えておくと会話がぐっと近くなりますよ。

食卓と季節の暮らし

食卓には、地元で獲れたエゾシカのジビエや、春に芽吹く山菜が自然に並びます。冬は氷点下30℃に迫る朝もあり、暖房と除雪は暮らしの必需。窓の外が真っ白に凍りつく朝、温かい乳製品で一日を始める──そんな季節のリズムが根づいています。

人の気質と地域のつながり

厳しい寒さを先人とともに乗り越えてきた土地だからこそ、人と人が支え合う空気が残っています。小さな町ならではの顔の見える距離感で、祭りや鉄道の運営にも町民が深く関わっています。移住して暮らすなら、この「みんなで町を回している」感覚に温かさを感じられるはずです。

陸別町の特産品・食

特産品1:りくべつ牛乳とおあずけプリン

陸別の基幹産業は酪農です。乳牛・肉用牛を合わせると人口の何倍もの牛が暮らす町で(出典:JA陸別町)、その牛乳を低温殺菌した「りくべつ牛乳」が看板商品。なかでも一番の売れ筋が「おあずけプリン」です(出典:陸別町公式サイト)。凍った状態で売られ、30分ほど待って半解凍で食べる変わり種。まったり濃厚なミルクの味が、寒い土地らしい一品なんですよ。

特産品2:エゾシカ肉(ジビエ)

面積の約8割を森林が占める陸別では、森に暮らす野生のエゾシカもごちそうになります。高たんぱくで鉄分が豊富、しっかりした赤身ながら臭みが少ないのが特徴です。ソーセージやスパイス味の燻製など加工品も充実していて、焼いても煮込んでも旨みが立ちます。旅の途中、道の駅で手に取ってみてください。

特産品3:山の幸(山菜と乾燥椎茸)

春になると、山ぶき・うど・ギョウジャニンニクといった山菜が一斉に出回ります。香りと歯ごたえが濃く、天ぷらやおひたしにすると山の力強さが口に広がります。町内で採れた農産物を活かした乾燥椎茸や切干大根、完熟かぼちゃのペーストといった加工品も作られていて、保存食文化の豊かさが感じられます。

特産品4:寒暖差が育てる畑作物

真冬は氷点下、真夏には30℃を超えることもある大きな寒暖差は、作物の味を引き締めてくれます。てん菜(砂糖の原料)やじゃがいも、いんげん、小麦に加え、昼夜の温度差を活かしたアスパラガスも栽培されています(出典:JA陸別町)。厳しい気候が、そのまま味の濃さに変わる土地だと考えられます。

陸別町の観光スポット

序盤で触れた天文台や鉄道、チャシ跡は、いざ訪ねるとそれぞれ違う表情を見せてくれます。陸別町の見どころは、大きく「星と宇宙を楽しむ場所」「鉄道と開拓の記憶をたどる場所」「アイヌの歴史にふれる場所」に分けられます。まずは押さえておきたいスポットを、行ったときの感覚と一緒に紹介していきますね。

星と宇宙を楽しむスポット

  • 銀河の森天文台(りくべつ宇宙地球科学館) – 入館料は大人500円、小・中学生300円。開館時間は4〜9月が14:00〜22:30、10〜3月が13:00〜21:30で、月・火曜が休館です(出典:銀河の森天文台 利用案内)。一般公開型では日本最大級の115cm反射望遠鏡「りくり」をのぞくと、土星の環や月のクレーターが驚くほどくっきり。日が暮れてから訪れると、観望ドームの天井が開く瞬間の冷たい空気と星の数に、思わず声が出ますよ。
  • 陸別サーキット – 町内ウエンベツにあるオフロード専用サーキットで、普段はバギーレースなどが行われています。森に囲まれたコースは、エンジン音が遠くまで響くほど静かな環境。レースのない日でも、土の匂いと広い空が気持ちのいい場所です。

鉄道と開拓の記憶をたどるスポット

  • 道の駅オーロラタウン93りくべつ – 国道242号沿いにあり、旧ふるさと銀河線の陸別駅と一体になった「道と鉄道の駅」です。物産館の営業時間は4〜10月が8:00〜18:00、11〜3月が9:00〜17:00(出典:陸別町公式サイト)。鹿肉製品やりくべつ牛乳を手に取りながら、旅の起点にちょうどいい場所なんですよ。
  • ふるさと銀河線りくべつ鉄道 – 廃線跡で本物の気動車を運転できる観光鉄道。運行は4月下旬〜10月下旬の9:00〜16:30で、火・水曜が定休です(出典:陸別町公式サイト)。運転席のレバーを自分の手で握り、線路の上を進む感覚は鉄道好きにはたまりません。足こぎトロッコや乗車体験なら子どもも一緒に楽しめます。
  • 関寛斎資料館 – 道の駅に併設され、70歳を過ぎて斗満原野の開拓に挑んだ医師・関寛斎の生涯を伝える施設です。開館は9:30〜16:30、月曜休館(出典:陸別町公式サイト)。展示を見たあと、町を歩くと開拓の重みが少し違って感じられます。

アイヌの歴史にふれるスポット

  • ユクエピラチャシ跡 – 字トマムにある、約450年前に築かれたアイヌ文化期の砦跡で、1987年に国の史跡に指定されています(出典:文化遺産オンライン(文化庁))。利別川を見下ろす段丘の上に立つと、三つの郭と白い火山灰の盛土が一望でき、ここを拠点にした人々の暮らしに思いを馳せられます。空が広く、風の音だけが聞こえる静かな場所です。

陸別町の観光ルート

計算中…

陸別町は国道242号沿いに見どころが集まっているので、車があれば効率よく回れます。町内をぎゅっと楽しむ半日コースと、星空までしっかり味わう1日コース、さらに足を延ばす広域コースの3つを用意しました。どれも道の駅を起点にすると動きやすいですよ。

【車・半日】鉄道と開拓をたどる町なかルート

9:00 道の駅オーロラタウン93りくべつ → 9:30 りくべつ鉄道(運転・乗車体験)→ 11:00 関寛斎資料館 → 12:00 物産館で昼食・買い物

道の駅オーロラタウン93りくべつ(30分)
→ まずは物産館で町の特産をチェック。旅の計画を立てるのに朝いちばんがおすすめです。

ふるさと銀河線りくべつ鉄道(90分)
→ 気動車の運転体験へ。午前中は光がやわらかく、線路沿いの景色がきれいに見えます。

関寛斎資料館(45分)
→ 開拓の物語にふれてから、もう一度町を眺めると印象が変わります。

物産館で昼食・買い物(60分)
→ 鹿肉メニューやりくべつ牛乳を味わって締めくくり。半日でも満足感のある流れです。

【車・1日】星空まで楽しむ満喫ルート

10:00 道の駅 → 10:30 ユクエピラチャシ跡 → 13:00 陸別サーキット周辺ドライブ → 15:00 道の駅で休憩 → 18:00 銀河の森天文台

ユクエピラチャシ跡(90分)
→ 午前の澄んだ空気のなか、段丘の上から町を見渡します。歩きやすい靴がおすすめです。

陸別サーキット周辺(60分)
→ 森のなかをドライブ。エンジン音の代わりに鳥の声が響く静けさを味わえます。

道の駅で休憩(60分)
→ 夕方の天文台に備えて、ここで早めの腹ごしらえを。

銀河の森天文台(90分)
→ 日没後がハイライト。冷え込む夜ほど星はくっきり輝くので、防寒をしっかりして大型望遠鏡をのぞいてみてください。

【車・1日】広域ルート:足寄・オホーツク方面とつなぐ

9:00 足寄町(道の駅あしょろ銀河ホール21)→ 9:40 陸別町・道の駅(車40分)→ 12:00 ユクエピラチャシ跡 → 14:00 訓子府・置戸方面へ(車30分前後)

足寄町から北上(移動)
→ 旧ふるさと銀河線の沿線をなぞるように、南から陸別町へ入っていきます。

道の駅オーロラタウン93りくべつ(90分)
→ 鉄道体験と買い物で町の中心を満喫。

ユクエピラチャシ跡(60分)
→ 利別川沿いの歴史を体感してから、北の訓子府町置戸町方面へ抜けるルートです。十勝とオホーツクをまたぐドライブが楽しめます。

陸別町の年間イベント

普段は静かな陸別町ですが、季節が巡るたびに町の空気ががらりと変わります。夏は鉄道とまつりのにぎわい、秋はモータースポーツの熱気、そして冬は寒さそのものを楽しむ祭典。代表的なイベントを季節順に紹介していきますね。

春〜夏:りくべつ鉄道まつりと夏のにぎわい

夏になると、観光鉄道を盛り上げる「ふるさと銀河線りくべつ鉄道まつり」が開催され、運転体験や縁日、ステージイベントで陸別駅前がにぎわいます(出典:陸別町公式サイト)。屋台が並び、太鼓の音と子どもたちの声が夜空に響く夏の夜は、小さな町ならではのあたたかさにあふれていますよ。

秋:ラリー北海道 陸別ステージ

毎年9月には、全日本ラリー選手権「ラリー北海道」の陸別ステージが、陸別サーキット周辺で行われます(出典:陸別町公式サイト)。土煙を上げて林道を駆け抜けるラリーカーを間近で観られるのが醍醐味。エンジン音と地響き、森の匂いが入り混じる現場の熱気は、写真では伝わらない迫力です。観戦にはチケットが必要なので、事前に用意しておくと安心です。

冬:しばれフェスティバル

そして冬の主役が、1982年から続く「しばれフェスティバル」。毎年2月の第1土曜・日曜に、ウエンベツのイベント広場で開催されます(出典:陸別町公式サイト)。氷のかまくら「バルーンマンション」で一晩を過ごす「人間耐寒テスト」が名物で、会場中央には大きな炎「命の火」がともされます。凍てつく夜空に打ち上がる「しばれ花火」は、寒さの中だからこそ澄んで見える特別な景色なんですよ。

陸別町のエリア別の顔

面積608.90km²と広い陸別町は、中央を流れる利別川に沿って表情が変わります。旅する視点で見ると、町の中心となる市街地、星と祭りの拠点が集まる宇遠別、歴史が眠るトマム、そして広がる高原と酪農地帯の4つに分けられます。それぞれの顔を知っておくと、回り方のイメージがぐっとつかみやすくなりますよ。

市街地エリア──旅の起点になる町の中心

道の駅やりくべつ鉄道、関寛斎資料館が集まる、町でいちばんにぎわうエリアです。国道242号沿いに施設が並び、買い物や食事、鉄道体験がここで完結します。まず最初に立ち寄って、旅の計画を整えるのに向いていますよ。

宇遠別(ウエンベツ)エリア──星と寒さの祭典の舞台

銀河の森天文台や陸別サーキット、しばれフェスティバルの会場があるエリアです。市街地から少し離れた高台にあり、夜は街明かりが届かず星空が際立ちます。星を見たい夜や、冬の祭りを目当てに訪れるならこのエリアが目的地になります。

トマム(斗満)エリア──開拓とアイヌの歴史が眠る土地

ユクエピラチャシ跡があり、関寛斎が入植した開拓の原点でもあるエリアです。利別川沿いの段丘に立つと、アイヌの時代から開拓期へと続く歴史の層を感じられます。静かに歴史と向き合いたい人にぴったりの場所です。

高原・酪農エリア──広い空とドライブの時間

利別川の西部に広がる酪農の台地と、標高500m前後の東部高原です。牧草地と森が交互に続く道は、ただ走るだけでも気持ちのいいドライブコース。寄り道の途中で、人口を上回る数の牛が暮らす町の風景に出会えます。のんびり車を流したい人におすすめのエリアですよ。

陸別町の気候・季節の暮らし

陸別町の年平均気温は4.8℃、年間降雪量はおよそ386cmです(出典:気象庁 平年値(陸別))。気象庁の観測地点では富士山を除いて最も寒く、冬の冷え込みは群を抜いています。

その一方で、内陸の盆地ゆえに夏は意外と気温が上がり、寒暖差の大きさがこの町の暮らしを特徴づけています。季節ごとにどんな暮らしになるのか、順に見ていきますね。

夏──6月〜8月の暮らし

もっとも暖かい8月でも日平均は19.1℃、日最高でも24.4℃ほどで、過ごしやすい夏です(出典:気象庁)。ただし盆地特有の寒暖差で日中30℃を超える日もあり、朝晩はぐっと涼しくなります。クーラーいらずで眠れる夜が多いのは、暑がりな人にはうれしいところですよ。

秋──9月〜10月の暮らし

秋は短く、足早に冬へ向かいます。9月の朝はもう冷え込みが始まり、10月には初雪を見る年も。紅葉と澄んだ星空が同時に楽しめる時期で、夜の冷たい空気のなか天文台に出かけるには気持ちのいい季節です。早めの冬支度が暮らしのリズムになります。

冬──11月〜3月の暮らし

冬は1月の日平均が-11.1℃、日最低の平均は-19.6℃まで下がり、真冬日(日中も0℃未満)が年に70日以上あります(出典:気象庁)。暖房と除雪は生活の必需で、防寒着も本格的なものが要ります。とはいえ雪は比較的さらさらで湿気が少なく、晴れる日が多いのも内陸ならではなんですよ。

春──4月〜5月の暮らし

春の訪れはゆっくりで、4月でも朝は氷点下になる日があります。雪解けが進む5月にようやく草木が芽吹き、山菜のシーズンが始まります。長い冬を越えたあとの新緑は格別で、町全体がほっとゆるむような空気に包まれます。

陸別町の移住・暮らし情報

人口2,030人の陸別町は、林業と酪農を基幹産業とする小さな町です。日々の買い物は町内でひととおり揃い、足りないものは北見や帯広へ車で出かける——そんな暮らしのリズムが基本になります。住む視点で、暮らしの実際を見ていきましょう。

通勤・通学

町内の役場・診療所・農林業の現場で働く人が中心で、通勤は車が前提です。高校がないため、高校生は隣接する足寄町の北海道足寄高等学校などへ進学する生徒が多くなります。冬の通学・通勤は雪道運転に慣れることが欠かせません。

住宅環境

賃貸物件はもともと数が限られるため、町営住宅や戸建ての取得を選ぶ人が多いのが実情です。陸別町では移住・定住に向けた住宅支援が用意されており、詳細は移住サポート窓口で相談できます(出典:陸別町公式サイト)。

買い物環境

町内にはスーパーマーケットが1店舗、コンビニエンスストアが1店舗、ガソリンスタンドが2店舗あり、日常の買い物は町内で間に合います(出典:陸別町公式サイト)。大きな買い物は、週末にドライブを兼ねて北見市や帯広市へ出かける家庭が多いですよ。

子育て・教育

町立陸別保育所は2歳からの受け入れで、3歳児からは希望する児童を受け入れています。教育機関は陸別小学校と陸別中学校が各1校です(出典:陸別町公式サイト)。小さな町だからこそ、子ども一人ひとりに目が届きやすい環境だと考えられます。

医療環境

町内には陸別町国民健康保険関寛斎診療所と歯科診療所があり、保健センターと同じ施設で医療と保健が連携しています。緊急の外来にも対応しています(出典:陸別町公式サイト)。専門的な医療が必要なときは北見市や帯広市の病院が選択肢になります。

エリア別の暮らし視点

暮らしの中心は、役場・診療所・スーパーが集まる市街地エリアです。買い物や通院の導線が短く、車がなくても日常を回しやすいのはこのエリア。一方、西部の酪農台地や東部の高原は、自然のなかで広い土地を持って暮らしたい人に向いています。移住先を選ぶなら、まず市街地を起点に考えると生活が想像しやすいですよ。

陸別町へのアクセス

陸別町は北見と帯広を結ぶ国道242号沿いにあり、東北海道のほぼ中央に位置します。鉄道の定期路線は通っていないため、移動の基本は車かバスです。主要都市・空港からのアクセスを整理します。

車でのアクセス

高速道路を使うと、帯広から約1時間45分(97km)、北見から約50分(54km)、札幌から約4時間30分(267km)です(出典:陸別町公式サイト)。一般道なら帯広から約2時間、北見から約1時間が目安。冬季は路面凍結に備えた運転が必要です。

鉄道+バスでのアクセス

鉄道を使う場合は、最寄りの拠点駅からバスに乗り継ぎます。バスでは池田方面から約1時間50分、北見方面から約1時間42分です(出典:陸別町公式サイト)。本数が限られるので、事前に時刻を確認してから動くと安心ですよ。

飛行機でのアクセス

空港からは、女満別空港から車で約1時間10分、釧路空港から約2時間、とかち帯広空港から約2時間30分です(出典:陸別町公式サイト)。道外から訪れるなら、女満別空港を使ってレンタカーで向かうルートがいちばんスムーズだと考えられます。

町内移動の現実的アドバイス

町内は施設が国道242号沿いに集まっているので、道の駅を起点に車で回るのが現実的です。公共交通だけで観光を完結させるのは難しいため、レンタカーの利用をおすすめします。冬に訪れるなら、防寒と雪道装備を忘れずに。

【地元住民に直撃!】陸別町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

酪農をやっています。親の代から続く牧場で、毎朝牛の世話から一日が始まる生活です。陸別は冬になると氷点下30度近くまで冷え込みますから、牛舎の管理も水回りも気が抜けません。

それでも夏場の牧草の青さや、朝の澄んだ空気は格別でしてね。人口より牛のほうが多い町ですけど、それくらいがちょうどいいと思って続けています。

Q2.陸別町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

有名どころならやっぱり銀河の森天文台ですね。陸別観光の目玉ですし、あれだけ大きな望遠鏡で星を見られる場所はそうありません。冬の晴れた夜の星空は、町長も自慢にしているくらいです。

あとは地元の人間が落ち着くのはユクエピラチャシ跡の段丘の上。利別川を見下ろすと風の音しかしなくて、頭の中が静かになる場所なんですよ。陸別の水源につながる川を眺めると、この土地で生きてる実感が湧きます。

Q3.陸別町でお土産を買うとしたらなんですか?

無難なところだと、りくべつ牛乳を使ったおあずけプリンでしょうね。道の駅で買えますし、半解凍で食べる変わり種で喜ばれます。陸別の有名なものといえばこれかなと。

地元の人間が知っているのは、鹿肉の加工品ですね。陸別観光で来た人はあまり手を出しませんけど、ソーセージなんかは本当にうまい。あとは乾燥椎茸も、料理する人なら間違いなく当たりです。

Q4.外から人が来たときに、陸別町でまず連れていく店はどこですか?

まずは道の駅オーロラタウン93りくべつに連れていきます。物産館で町のものをひととおり見せて、ソフトクリームを食べてもらうのが定番の流れですね。

そのあと、せっかくならりくべつ鉄道の運転体験もすすめます。本物の気動車を動かせるなんて珍しいですから、鉄道好きじゃなくても結構はまるんですよ。町民センターで催しがある日なら、そっちものぞいてみてほしいです。

Q5.陸別町はどんな気質だと思いますか?

厳しい寒さを先祖代々耐えてきた土地なので、表向きは口数が少なくて淡々としている人が多いです。最初はとっつきにくく感じるかもしれません。

ただ、一度懐に入れば本当に面倒見がいい。除雪でも農作業でも、困っていたら黙って手を貸してくれる人ばかりです。小さい町だから顔が見える分、助け合いが自然に残っているんだと思います。

Q6.昔に比べて、陸別町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直に言うと、人は減りました。自分が子どもの頃に比べると町なかの店も少なくなって、賑わいという面では寂しくなったのは事実です。

その一方で、寒さや星空を目当てに外から来る人は確実に増えました。陸別観光に力が入って、しばれフェスティバルや天文台に若い人や家族連れが来てくれる。運動公園で子どもが遊ぶ姿を見ると、まだまだやれるなと感じます。

Q7.陸別町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱物がどんどんできる町ではないので、今あるものをどう活かすかが大事だと思っています。天文台やりくべつ鉄道を軸にした取り組みには期待しています。

個人的には、酪農や鹿肉みたいな町の有名なものを、移住してくる若い人と一緒に売り出していけたらいいなと。町民センターや運動公園を拠点にした人の集まりが、これからの陸別の活気につながると信じています。

陸別町の関連リンク

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次