【北海道音更町】ってどんなとこ?白樺並木とモール温泉の町【地元民のリアルな声あり】

北海道音更町にある十勝が丘公園:十勝川温泉街にあり、巨大な花時計「ハナック」や足湯、十勝平野を見渡せる展望台が人気の広大な公園です。

音更町(おとふけちょう)は、北海道十勝平野のほぼ中央に位置する人口41,871人の町です。北海道の町村のなかで最も人口が多く、帯広市の北隣にあります。

音更町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 家畜改良センター十勝牧場──約1.3km続く白樺並木は町の「美林」、ドラマ・映画のロケ地
  • 十勝川温泉──世界でも希少な植物性「モール温泉」(北海道遺産)
  • ✅ 小麦の作付面積・収穫量が日本一、大豆の生産量も日本一の農業大地
  • 道の駅おとふけ なつぞらのふる里──朝ドラ「なつぞら」の世界観を再現
  • ✅ 銘菓「三方六」の柳月スイートピア・ガーデン──工場見学が無料

「広い大地と牧場の風景を見たい人」「温泉でゆっくりしたい人」「子連れで遊べる道の駅を探している人」におすすめの町。本記事では、推しスポット・歴史・文化・特産品まで、町の素顔を順番に紹介していきます。

人口41,871 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳)
面積466.02 km²
人口密度89.8 人/km²

地理的には、南は十勝川を隔てて帯広市幕別町に、北は士幌町、西は鹿追町芽室町、東は池田町に接しています(出典:音更町公式サイト)。鉄道は通っておらず、最寄りはJR帯広駅。道東自動車道の音更帯広ICが町の玄関口で、帯広空港からは車でおよそ50分です。

町名はアイヌ語の「オトプケ」(毛髪が生ずる)が転訛したもので、川の支流がたくさん流れる様子に由来すると言われています。火を噴くような派手な観光地はありませんが、その分、十勝らしい雄大な大地と温泉、食の魅力がぎゅっと詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

音更町の推しポイント

音更町といえば、まず思い浮かぶのが十勝牧場の白樺並木と十勝川温泉。広い大地に伸びる並木道と、琥珀色の珍しいモール温泉は、どちらも「これぞ十勝」という風景です。さらに小麦日本一の農業力、家族で一日遊べる道の駅、銘菓「三方六」の柳月と、見どころは町じゅうに散らばっています。ここからは5つの顔を順番に紹介していきます。

十勝牧場の白樺並木──大地にまっすぐ伸びる1.3kmの道

家畜改良センター十勝牧場の入口から、まっすぐ約1.3km続く白樺の並木道。音更町の「美林」に指定されており、約70年前に牧場職員の手で植えられたものです(出典:家畜改良センター十勝牧場)。白い幹と青空のコントラストが本当に美しくて、NHK朝ドラ「マッサン」や映画のロケ地にもなりました。並木道と展望台までは見学自由ですが、牧草地や施設は立入禁止なので、そこだけは気をつけてくださいね。

十勝川温泉──世界でも珍しい植物性「モール温泉」

太古の植物が堆積してできた亜炭の地層を通って湧き出す、植物性の有機物を多く含むモール温泉。鉱物由来の一般的な温泉とは違い、世界的にも希少な泉質で、2004年(平成16年)に「モール温泉」として北海道遺産に選定されました(出典:北海道遺産協議会)。琥珀色でとろりとした湯ざわりから「美人の湯」とも呼ばれていて、入ると肌がつるつるになるんですよ。

小麦・大豆の生産日本一──食料基地としての顔

音更町は約23,000ヘクタールもの広大な農地を持つ畑作の町。小麦の作付面積と収穫量、そして大豆の生産量が日本一です(出典:音更町公式サイト)。さらに大豆品種「音更大袖振」の発祥地でもあり、まさに日本の食を支える土地。ドライブしていると地平線まで続く畑が広がり、十勝のスケールの大きさに圧倒されます。

道の駅おとふけ なつぞらのふる里──朝ドラの世界が広がる

2022年4月に移転オープンした道の駅。NHK連続テレビ小説「なつぞら」の十勝編で登場した柴田家の母屋・牛舎・サイロなどを模した「なつぞらエリア」が見どころです。地元食材のフードコートや農畜産物の直売、キッズコーナーもあって、世代を問わず一日楽しめます。北海道じゃらんの道の駅ランキングで2025年・2026年に1位を獲得した人気スポットです(出典:道の駅おとふけ なつぞらのふる里 公式)。

柳月スイートピア・ガーデン──銘菓「三方六」のふるさと

道の駅のすぐ隣にあるのが、十勝を代表する菓子メーカー・柳月の本社併設店。看板商品は白樺模様のバウムクーヘン「三方六」で、3階の通路から製造工程を無料で見学できます(出典:柳月)。三方六の白樺模様が、町の白樺並木とつながっているのが面白いところ。お買い得な「切れ端」を狙って朝から行列ができることもあるんですよ。

音更町の歴史

音更町の歩みは、探検と開拓、そして帯広のベッドタウンとしての発展という3つの時代に分けて見ると分かりやすくなります。アイヌの人々が暮らしていた大地に和人が入植し、農業の町として基盤を築き、近年は北海道の町村で最大の人口を抱えるまでに成長しました。

探検と入植のはじまり

1858年(安政5年)、探検家の松浦武四郎が十勝内陸を踏査した際、すでに音更の地に足を踏み入れていたと伝えられています。1879年(明治12年)には大川宇八郎が入地し、アイヌとの交易を始めました(出典:音更町公式サイト)。その後入植者が増え、種牡馬の飼育や水稲づくりが行われるようになりました。

村制から町制へ

1901年(明治34年)に音更ほか2村の戸長役場が設置され、1906年(明治39年)に2級村制を施行。1921年(大正10年)には現在の士幌町・上士幌町・鹿追町にあたる地域を分村し、1級村に昇格しました。そして1953年(昭和28年)に町制が施行され、音更町となりました。1925年(大正14年)には国鉄士幌線が帯広から開通しましたが、1987年(昭和62年)に廃止されています。

現代──帯広圏のベッドタウンへ

昭和40年代後半からモータリゼーションの進展とともに、帯広市のベッドタウンとして団地や市街地が拡大し、人口が大きく増加しました。2000年(平成12年)には開町100年を迎え、令和2年には開町120年を迎えています。現在の人口は約4万2千人で、北海道内の町村としては最も多くなっています(出典:音更町公式サイト)。

音更町の文化・風習

方言と話し方の特徴

音更町を含む十勝地方では、北海道弁が日常的に使われています。代表的なものをいくつか紹介しますね。なまら(とても・すごく)、したっけ(そしたら・それじゃあね)、しばれる(厳しく冷え込む)、あずましい(居心地がよい・落ち着く)、めんこい(かわいい)。特に冬の朝、氷点下になると「今朝はしばれたね」という挨拶が自然に交わされます。また、ゴミを「捨てる」ことをなげる(投げる)と言うのも北海道ならではの表現で、看板に「ゴミなげ禁止」と書かれていることもあるんですよ。

食卓と季節の暮らし

農業大地らしく、食卓には地元産の野菜や豆、乳製品が並びます。秋の収穫期には新じゃがや小豆、てんさいが出回り、十勝の豊かさを実感する季節。冬は氷点下25℃を下回ることも珍しくない厳しい寒さですが、その分、温かい鍋料理や温泉が日々の楽しみになります。みなさんも、寒い季節こそモール温泉でゆっくり温まる暮らしを想像してみてください。

受け継がれる郷土芸能

音更町には、町の指定文化財として「十勝駒踊」「東士狩獅子舞」「矢部獅子舞」などの郷土芸能が伝えられています(出典:音更町公式サイト)。開拓とともに本州から持ち込まれた芸能が、保存会の手で今も受け継がれているのは、移住者がつくった町ならではの文化です。

音更町の特産品・食

小麦──作付面積・収穫量が日本一

音更町といえば、まず小麦。作付面積・収穫量ともに日本一を誇る一大産地です(出典:音更町公式サイト)。広い大地に黄金色の麦畑が広がる初夏から夏の風景は圧巻。ここで穫れた小麦はパンや麺になって全国に届けられています。地元のパンやうどんを食べると、その土地で穫れた粉の力強さが感じられますよ。

大豆「音更大袖振」──発祥の地の味

大豆の生産量も日本一の音更町。なかでも大豆品種「音更大袖振」は、この町が発祥地です(出典:音更町公式サイト)。煮豆や豆腐、納豆など、十勝の豆は粒が大きく味が濃いのが特徴。寒暖差の大きい気候が、しっかりした甘みのある豆を育てます。地元では豆を使った郷土の家庭料理が今も大切にされています。

三方六──白樺模様のバウムクーヘン

柳月の代表銘菓「三方六」は、白樺の薪を模した模様のバウムクーヘン。北海道開拓100年を記念して生まれたお菓子で、しっとりとした生地にチョコレートの樹皮模様が描かれています。本社併設の柳月スイートピア・ガーデンでは製造工程の見学が無料で楽しめます(出典:柳月)。お土産にはもちろん、お得な「切れ端」もファンに人気です。

モール温泉スイーツと乳製品

音更町には、よつ葉乳業の十勝主管工場もあり、十勝産の生乳を使った乳製品づくりが盛んです。新鮮な牛乳やソフトクリームは、この大地ならではの濃厚さ。道の駅や柳月で味わえるソフトクリームは、ドライブの途中の楽しみにぴったりです。広い牧場で育まれた十勝の味を、ぜひ現地で堪能してみてください。


現地に行くのはなかなか難しい方もいますよね。でもふるさと納税なら、実質2,000円の自己負担で全国の特産品が返礼品として届きます。

会社員ならワンストップ特例で確定申告も不要。
返礼品は数万点あるので、迷ったらAmazonの【今みんなが選んでいる人気返礼品ランキング】から見るのが失敗しないコツですよ。

音更町の観光スポット

序盤で紹介した白樺並木やモール温泉をはじめ、音更町には「十勝らしい大地の風景」と「家族で遊べる施設」がバランスよくそろっています。温泉郷を中心にした観光エリアと、農と食を体感できるスポットに分けて見ていくと、どこを回ればいいか見えてきますよ。まずは外せない定番から押さえていきましょう。

大地の風景を感じるスポット

  • 家畜改良センター十勝牧場 白樺並木 – 牧場入口から約1.3km続く白樺の並木道で、音更町の「美林」に指定されています(出典:家畜改良センター十勝牧場)。白い幹が一直線に並ぶ景色は朝の光の時間帯がとくに美しく、写真を撮る人が絶えません。並木の奥にある展望台からは、大雪山系や日高山脈、十勝平野を一望できます。牧草地や施設は立入禁止なので、開放されている並木道と展望台までの通路を歩いて楽しんでくださいね。
  • 十勝が丘公園・十勝が丘展望台 – 巨大な花時計「ハナック」がシンボルの公園で、文字盤の直径は約18m。春から秋にかけて約2万株の花々に彩られます(出典:十勝川温泉観光協会)。丘の上にあるので眺めがよく、すぐ近くの展望台からは十勝川温泉の街並みと十勝平野が見渡せます。公園内には源泉かけ流しの足湯もあって、散策の合間にほっと一息つけるんですよ。

温泉と癒しのスポット

  • 十勝川温泉 – 植物性の有機物を多く含む、世界でも希少な「モール温泉」が湧く温泉郷。2004年に「モール温泉」として北海道遺産に選定されました(出典:北海道遺産協議会)。琥珀色でとろりとした湯ざわりから「美人の湯」と呼ばれ、入ると肌がすべすべに。十勝川沿いにホテルや旅館が並び、日帰り入浴も楽しめます。
  • 道の駅ガーデンスパ十勝川温泉 – 温泉郷の中心にある複合施設で、2020年7月に道の駅として登録されました(出典:音更町公式サイト)。水着で楽しめるスパ「コハク」でモール温泉を体験できるほか、マルシェや体験工房、飲食店もそろっています。温泉に浸かりながら旅の疲れを流せる、新しいタイプの道の駅です。

農と食を体感できるスポット

  • 道の駅おとふけ なつぞらのふる里 – 2022年4月に移転オープンした道の駅。NHK連続テレビ小説「なつぞら」のセットを模した「なつぞらエリア」が見どころで、地元食材のフードコートや農畜産物の直売、キッズコーナーもそろっています(出典:道の駅おとふけ なつぞらのふる里公式サイト)。子ども連れでも一日楽しめて、十勝のドライブ拠点にぴったりです。
  • 柳月スイートピア・ガーデン – 銘菓「三方六」で知られる柳月の本社併設店。3階の通路から、白樺模様のバウムクーヘンができていく製造工程を無料で見学できます(出典:柳月)。お得な「切れ端」目当てに朝から行列ができることもあり、できたてのスイーツを味わえるのが魅力です。
  • よつ葉乳業十勝主管工場 おいしさまっすぐ館 – 牛乳やバターの製造工程をガラス越しに見学でき、酪農について学べる施設です。入館は無料で、見学は平日の事前電話予約制となっています(出典:よつ葉乳業)。見学の最後には牛乳の試飲もあり、十勝の酪農の豊かさを舌で感じられますよ。
  • 北海道立十勝エコロジーパーク – 十勝川温泉に隣接する広大な自然公園。巨大な「フワフワドーム」や水と霧の遊び場など、子どもが思いきり遊べる施設がそろっています。開園時間は9:00〜17:00、12月29日〜1月3日が休園です(出典:十勝エコロジーパーク)。キャンプ場やコテージもあり、自然のなかでゆっくり過ごしたい人に向いています。

音更町の観光ルート

計算中…

音更町は鉄道が通っていないので、観光は車での移動が基本になります。十勝川温泉を拠点にすれば、白樺並木・スイーツ・温泉を半日〜1日でぐるっと回れます。帯広市と隣接しているので、十勝全体の旅と組み合わせるのもおすすめですよ。目的別に3つのルートを紹介します。

【車・1日】温泉と大地の風景めぐりルート

時系列:9:00 音更帯広IC → 9:20 十勝牧場 白樺並木 → 11:00 柳月スイートピア・ガーデン → 12:30 道の駅おとふけ(昼食)→ 14:30 十勝が丘公園 → 15:30 十勝川温泉(泊)

十勝牧場 白樺並木(90分)
→ 朝の澄んだ光のなかで並木道を歩き、展望台から十勝平野を見渡します。人が少ない午前中がおすすめです。

柳月スイートピア・ガーデン(60分)
→ 三方六の製造工程を見学し、できたてのスイーツを味わいます。お土産選びもここで。

道の駅おとふけ なつぞらのふる里(90分)
→ 地元食材のフードコートで昼食を。なつぞらエリアの建物群も見ておきたいところです。

十勝が丘公園(60分)
→ 花時計ハナックを眺めながら足湯でひと休み。夕方の柔らかい光のなかが心地よい時間帯です。

十勝川温泉(宿泊)
→ モール温泉でゆっくり体を癒やして、旅の一日を締めくくります。

【車・半日】子ども連れで遊ぶルート

時系列:10:00 音更帯広IC → 10:20 十勝エコロジーパーク → 12:30 道の駅おとふけ(昼食)→ 14:00 よつ葉乳業 おいしさまっすぐ館(要予約)

北海道立十勝エコロジーパーク(120分)
→ フワフワドームや水と霧の遊び場で、子どもが思いきり体を動かせます。広い芝生でのんびりするのもいいですね。

道の駅おとふけ なつぞらのふる里(90分)
→ フードコートで昼食をとり、キッズコーナーでひと遊び。なつぞらエリアの記念撮影も楽しめます。

よつ葉乳業 おいしさまっすぐ館(60分)
→ 牛乳やバターづくりを見学し、最後の試飲でしめくくり。平日の事前予約を忘れずに。

【車・1日】広域ルート:音更+帯広・十勝

時系列:9:00 十勝川温泉 → 9:30 十勝牧場 白樺並木 → 11:00 道の駅おとふけ → 12:30 帯広市街(昼食・豚丼)→ 14:30 帯広市内観光 → 16:30 十勝川温泉(泊)

十勝牧場 白樺並木(90分)
→ 朝いちばんに十勝らしい大地の風景を堪能します。

道の駅おとふけ なつぞらのふる里(60分)
→ 十勝の特産品をチェックして、お土産を物色します。

帯広市街(昼食)
→ 隣接する帯広市まで車ですぐ。十勝名物の豚丼を味わいに足を延ばします。

十勝川温泉(宿泊)
→ 一日たっぷり遊んだあとは、音更に戻ってモール温泉でリラックス。

音更町の年間イベント

音更町のイベントは、「農業日本一の町」らしく食と収穫をテーマにしたものが多いのが特徴です。夏は小麦、秋は実りの祭り、冬は温泉郷を彩る光のショーと、季節ごとに違った楽しみがあります。どれも地元の人と一緒に盛り上がれる温かいイベントですよ。

夏:麦感祭inおとふけメロディーライン

小麦生産量日本一の町ならではの、小麦の収穫を祝うお祭り。例年夏に、道の駅おとふけ・三浦農場・十勝川温泉の3会場で開催されます(出典:満寿屋商店)。その年に穫れたばかりの「おとふけ一番小麦」を使った当日限定メニューが並び、小麦畑に描かれた巨大アートを熱気球から眺める体験も。とれたての小麦の香りに包まれる、夏らしい一日なんですよ。

秋:みのり~むフェスタおとふけ

地産地消をコンセプトにした、音更町の一大収穫イベント。例年10月に道の駅おとふけ「なつぞらのふる里」で開催されます(出典:十勝川温泉観光協会)。JAおとふけによる新鮮野菜の袋詰め販売や、地元の伝統芸能・文化活動の披露でにぎわい、町じゅうの「実り」が集まる文化祭のような雰囲気。秋の十勝の豊かさをまるごと味わえます。

冬:おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華」

厳冬の十勝川温泉を彩る、光と音のファンタジックショー。例年冬に十勝が丘公園のハナック広場を主会場として開催され、約600基のオブジェが音楽に合わせて色とりどりに明滅します(出典:北海道公式観光サイト HOKKAIDO LOVE!)。雪原に浮かび上がる光の演出はとても幻想的で、ショーを見たあとはモール温泉で温まる――そんな冬ならではの過ごし方ができますよ。

音更町のエリア別の顔

音更町は東西28.7km、南北32.8kmと広く、エリアによって表情がはっきり分かれます(出典:音更町公式サイト)。帯広に近い市街地、十勝川沿いの温泉郷、北側に広がる農村と牧場。旅の目的に合わせてエリアを選ぶと、回りやすくなります。それぞれの顔を見ていきましょう。

木野・音更市街エリア──買い物と食事の拠点

帯広市に隣接する町の南西部で、住宅地と商業施設が集まるにぎやかなエリア。柳月スイートピア・ガーデンや道の駅おとふけもこの一帯にあります。買い物や食事に困らないので、旅の起点・休憩場所として使い勝手がいいんですよ。十勝の旅で最初に立ち寄るのにぴったりのエリアです。

十勝川温泉エリア──癒しと観光の中心

町の南部、十勝川沿いに広がる温泉郷。モール温泉のホテル群を中心に、十勝が丘公園、道の駅ガーデンスパ、十勝エコロジーパークが徒歩圏や車ですぐの距離に集まっています。観光客がもっとも集まるエリアで、ゆっくり泊まって楽しみたい人向き。冬は彩凛華の会場にもなります。

駒場・北部の農村エリア──大地の風景を味わう

町の北部に広がる、農地と牧場ののどかなエリア。家畜改良センター十勝牧場の白樺並木があるのもこの一帯です。地平線まで続く畑や牧草地が見渡せて、「これぞ十勝」という雄大な風景に出会えます。ドライブしながら大地のスケールを感じたい人におすすめのエリアですよ。

音更町の気候・季節の暮らし

音更町は内陸の十勝平野にあり、寒暖差の大きい大陸性の気候です。駒場観測所の平年値では、年平均気温は6.3℃、最も寒い1月の日平均は−8.1℃、最も暑い8月の日平均は19.6℃となっています(出典:気象庁(音更町駒場観測所平年値))。夏はからっと過ごしやすく、冬は厳しく冷え込む――そのメリハリがこの町の暮らしを形づくっています。

夏──6月〜8月の暮らし

十勝の夏は湿度が低く、日中は暑くても朝晩は涼しいのが特徴です。日照時間が長く、まさに小麦や豆が育つ気候。エアコンに頼りきらず、窓を開ければ心地よい風が通る日も多いんですよ。麦感祭をはじめ、屋外イベントが楽しい季節でもあります。

秋──9月〜10月の暮らし

収穫の秋は、町じゅうが実りの色に染まる時期。畑では小麦のあとの作物やビート、馬鈴薯の収穫が進み、みのり~むフェスタおとふけでにぎわいます。朝晩はぐっと冷え込むので、上着が手放せなくなってきます。澄んだ空気のなかで眺める十勝平野の夕暮れは格別です。

冬──11月〜3月の暮らし

冬は氷点下の日が続き、最低気温が−25℃を下回ることも珍しくありません。記録としては−32.1℃まで下がったこともあります(出典:気象庁(音更町駒場観測所))。住宅は二重窓やしっかりした暖房が標準で、室内は驚くほど暖か。雪を踏むとキュッと鳴る冷えた朝は、寒さのなかにも凛とした美しさがあります。冬の夜は彩凛華の光が温泉郷を彩ります。

春──4月〜5月の暮らし

春の訪れは本州より遅く、4月になってようやく雪が解け始めます。雪解けとともに畑が動き出し、町に活気が戻る季節。十勝牧場の白樺並木が淡い緑をまとい始めるのもこの頃で、長い冬を越えた喜びが感じられる時期なんですよ。

音更町の移住・暮らし情報

音更町は、北海道の町村でいちばん人口が多く、約41,871人が暮らしています。帯広市に隣接していて、買い物・医療・教育がそろう生活のしやすさが大きな魅力。「田舎すぎず、都会すぎず」という、ちょうどいい暮らしができる町なんですよ。住む視点で町の現実を見ていきましょう。

通勤・通学

町内には鉄道が通っていないため、通勤・通学は車が基本です。隣接する帯広市の中心部までは車で15〜20分ほどで、帯広へ通う人も多くいます。中盤で触れた木野・音更市街エリアは帯広に近く、通勤の利便性が高いエリアです。

住宅環境

住宅地は帯広寄りの市街地に集中していて、団地や分譲地が広がっています。家賃相場は手ごろで、戸建て・アパートとも帯広市内よりやや安め。間取りにもよりますが、おおむね月5〜6万円前後から探せる水準と考えられます(出典:SUUMO)。広い土地に庭付きの家を持ちやすいのも、この町ならではです。

買い物環境

木野エリアを中心に、スーパーやドラッグストア、ロードサイドの大型店が充実しています。日常の買い物で困ることはまずありません。帯広市街もすぐ近くなので、専門店での買い物や外食の選択肢も広がります。車があれば暮らしの利便性はかなり高いエリアです。

子育て・教育

音更町には小学校・中学校が複数あり、認定こども園や保育園、子育て支援センターもそろっています。中学校卒業までの子どもを対象に、健康保険が適用される医療費の自己負担分を助成する制度もあります(出典:音更町公式サイト)。子育て世帯にとって心強い環境が整っています。

医療環境

町内には音更宏明館病院、音更病院、帯広徳洲会病院などの医療機関があり、北海道立緑ケ丘病院も立地しています(出典:音更町公式サイト)。さらに隣の帯広市には総合病院が複数あるため、いざというときの医療アクセスも安心できる水準です。

エリア別の暮らし視点

住む視点で見ると、木野・音更市街エリアは買い物・通勤に便利で、はじめての移住でも暮らしやすい場所です。十勝川温泉エリアは静かで温泉が身近にある環境。北部の駒場・農村エリアは、広い土地でのびのび暮らしたい人に向いています。目的に合わせてエリアを選べるのが、この町の懐の深さですね。

音更町へのアクセス

音更町は十勝平野の中央にあり、道東自動車道の音更帯広ICが玄関口です。鉄道は通っていないため、町外からのアクセスは車かバスが中心になります。とかち帯広空港や帯広駅からも近く、十勝観光の拠点として動きやすい立地です。

車でのアクセス

道東自動車道を利用すると、音更帯広ICが最寄りです。新千歳空港方面からも高速道路でつながっており、十勝の各町へも車ですぐ。町内の観光は車移動が前提なので、レンタカーがあると動きやすいですよ。

鉄道+バスでのアクセス

鉄道の最寄りはJR根室本線の帯広駅です。帯広駅から音更町内へは拓殖バスなどの路線バスで移動できます(出典:北海道拓殖バス)。札幌方面からは都市間高速バス「ポテトライナー」が便利で、所要時間はおよそ3時間45分〜4時間15分。道の駅おとふけや音更町内の停留所にも停車します(出典:北都交通)。

飛行機でのアクセス

空の玄関口はとかち帯広空港です。空港から音更町方面へは帯広空港連絡バスが運行しており、道の駅おとふけまでの運賃は1,200円です(出典:北海道拓殖バス)。東京方面からは帯広空港行きの便を使うのが最短ルートです。

町内移動の現実的アドバイス

町内は広く、観光スポットも点在しているので、車での移動がいちばん効率的です。バスを使う場合は、十勝川温泉行きや空港連絡バスのダイヤを事前に確認しておくと安心。柳月スイートピア・ガーデンには無料のパークアンドライド駐車場もあり、バス利用の拠点として使えますよ。

【地元住民に直撃!】音更町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

小麦を中心に、豆やビートをつくっている農家です。父の代からこの土地で続けていて、私で何代目かになります。

音更は小麦の作付けでは日本一と言われる町ですから、ここで麦をつくっているという誇りはありますよ。朝早くから畑に出て、空の広さを感じながら働く毎日です。地味ですけど、性に合っています。

Q2.音更町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは十勝牧場の白樺並木ですね。観光で来る人はだいたいここを目指します。朝の光のなかを歩くと、これぞ十勝という景色が広がっていて、何度見ても飽きません。

あとは地元の人間としては十勝川温泉のモール温泉。観光地ですけど、私らも普段から入りに行きます。畑仕事で疲れた体に、あのとろっとした湯がしみるんですよ。

Q3.音更町でお土産を買うとしたらなんですか?

無難なところでは柳月の三方六でしょうね。スイートピア・ガーデンに行けば工場見学もできるし、間違いなく喜ばれます。

地元の人間がよく買うのは、あそこで朝だけ並ぶ三方六の切れ端です。見た目は不格好ですけど味は同じで、しかも安い。あとはよつ葉の乳製品も、十勝の味そのものなのでおすすめですよ。

Q4.外から人が来たときに、音更町でまず連れていく店はどこですか?

道の駅おとふけ なつぞらのふる里には必ず寄りますね。地元の野菜や加工品が並んでいて、食事もできる。十勝のものをまとめて見てもらえるので便利なんです。

子ども連れなら十勝エコロジーパークもいい。広い芝生で一日遊べますから、来た人はだいたい「のんびりできた」と言って帰っていきます。

Q5.音更町はどんな気質だと思いますか?

開拓で各地から人が集まってできた土地なので、よそ者にも構えないというか、わりとあっさりした付き合い方をする人が多いですね。

農家は特にそうですが、口数は多くなくても困っているときには黙って手を貸す。派手さはないけど、根っこのところで助け合う気質は今も残っていると思います。

Q6.昔に比べて、音更町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

帯広のベッドタウンとして人が増えて、木野のあたりは店も住宅もずいぶん賑やかになりました。北海道の町村でいちばん人口が多いというのも納得です。

ただ農村部は高齢化が進んで、昔より農家の数は確実に減りました。一戸あたりの規模は大きくなりましたが、担い手をどうつないでいくかは正直、これからの課題ですね。

Q7.音更町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

道の駅が移転してからは観光客がぐっと増えたので、ああいう人の流れが農家の直売にもつながってくれたらと期待しています。

麦感祭みたいに、日本一の小麦を町ぐるみで打ち出すイベントも根づいてきました。町長さんはじめ役場も力を入れているので、十勝の食を発信する拠点として、もっと外に知られていけばいいなと思っています。

音更町の関連リンク

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次