【北海道小清水町】ってどんなとこ?原生花園と白鳥の濤沸湖【地元民のリアルな声あり】

北海道小清水町の原生林でくつろぐ馬:小清水原生花園の豊かな自然の中、オホーツクの風を感じながら穏やかに佇む馬の姿。

小清水町(こしみずちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内・斜里郡にある人口4,217人の町です。北はオホーツク海に面し、海岸沿いをJR釧網本線が東西に走ります。女満別空港から車で約40分。

小清水町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 小清水原生花園──オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8kmの砂丘に約200種の花
  • 濤沸湖──2005年ラムサール条約に登録、白鳥など約200種の野鳥が集う汽水湖
  • ✅ 全道トップクラスの畑作地帯──小麦・でん粉用ばれいしょ・ビートの大産地
  • 藻琴山──屈斜路湖を見下ろす阿寒摩周国立公園の外輪山
  • フレトイ展望台と冬の流氷──2〜3月にオホーツク海を覆う白い絶景

「花や野鳥が好きな旅行者」「冬の流氷を見たい人」「広い空の下で暮らす移住先を探している人」に向いた町です。序盤で観光と自然、中盤で歴史と暮らし、終盤で特産の畑作物を、地元目線で紹介します。

人口4,217 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳)
面積286.89 km²
人口密度14.7 人/km²

地理的には、東は斜里町清里町、西は網走市大空町、南は釧路総合振興局管内の弟子屈町と接し、北はオホーツク海に面しています(出典:小清水町公式サイト)。南部は北見山地の山岳地帯、北へ向かってなだらかに傾斜し海岸に達する地形です。

鉄道はJR釧網本線が海沿いを走り、浜小清水駅や止別駅があります。花・湖・流氷・畑作と、海と山にはさまれた町に見どころが詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

小清水町の推しポイント

この町の主役は、なんといっても海岸の自然です。オホーツク海と濤沸湖にはさまれた約8kmの砂丘「小清水原生花園」、白鳥が舞い降りる濤沸湖、夏の畑を黄金色に染める小麦やビートの大地。さらに南の藻琴山からの眺望、冬の流氷まで、季節ごとに表情が変わります。ここでは5つを少しだけ深掘りします。

推しポイント1:小清水原生花園──8kmの砂丘に咲く約200種

オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8kmの細長い砂丘が、まるごと天然の花畑になっています。5月下旬から9月上旬にかけて約200種の花が咲きそろい、エゾスカシユリのオレンジやハマナスのピンクが砂丘を彩ります(出典:小清水町観光協会)。網走国定公園の一部で、北海道遺産にも選定されている景勝地です。

推しポイント2:濤沸湖──白鳥が集うラムサールの湖

原生花園の内側に広がる濤沸湖(とうふつこ)は、周囲約27.3km・面積約900haの汽水湖です。タンチョウやオオワシなど四季を通じて約200種の野鳥が観察でき、2005年11月にラムサール条約湿地に登録されました(出典:小清水町観光協会)。初冬と早春には白鳥が飛来し、「白鳥の湖」とも呼ばれています。

推しポイント3:全道トップクラスの畑作地帯

町の主産業は寒冷地畑作で、小麦・でん粉用ばれいしょ・ビート(てん菜)が大地を覆います。なかでも小麦は全道トップクラスの高収量・高品質を誇る品目です(出典:JAこしみず)。夏の収穫期、丘陵に広がる畑のうねりはなまら(とても)雄大ですよ。

推しポイント4:藻琴山と阿寒摩周国立公園

南部にそびえる藻琴山は標高約1,000m。屈斜路湖を眺望できる外輪山のひとつで、阿寒摩周国立公園に含まれています(出典:北海道庁)。海と湖の風景だけでなく、カルデラを望む山の眺めも持つのがこの町の懐の深さです。

推しポイント5:フレトイ展望台と冬の流氷

JR浜小清水駅近くの丘に建つピラミッド型の「フレトイ展望台」は、無料で360度の眺望が楽しめます。2〜3月には目の前のオホーツク海が流氷で覆い尽くされ、晴れた日には知床連山を背景にした白い絶景が広がります(出典:小清水町公式サイト)。「フレトイ」はアイヌ語で「砂丘が切れているところ」を意味します。

小清水町の歴史

小清水の歴史は、アイヌの人々が暮らした土地に、江戸後期の交易拠点が置かれ、明治期に開拓が進み、大正期に村として独立、戦後に町となる、という流れで整理できます。地名や駅名にアイヌ語の記憶が残り、開拓で広がった畑作が今の基幹産業へと続いています。

古代〜近世──アイヌの土地とシャリ場所

この一帯は古くからアイヌの人々が暮らす土地でした。1790年(寛政2年)にはシャリ場所が設けられ、和人との交易が行われるようになりました。市街の名は、止別川支流のアイヌ語名「ポンヤンペッ」(小さい・止別川)の意訳に由来し、1891年(明治24年)に駅名を定める際「小清水」と名づけられたと記録されています。

近代の開拓と分村──小清水村の誕生

明治以降、開拓が本格化しました。1919年(大正8年)4月1日、斜里村(現斜里町)から止別村・蒼瑁村の2大字が分かれ、小清水村が成立しました。その後1943年(昭和18年)には止別村の一部が上斜里村(現清里町)として分村し、現在の町域の輪郭が定まっていきました。

現代──畑作と観光の町へ

1953年(昭和28年)10月1日、町制が施行されて小清水町となりました(出典:小清水町公式サイト)。戦後は寒冷地畑作と酪農が発達し、海岸の原生花園や濤沸湖は観光地として知られるようになりました。2005年の濤沸湖ラムサール条約登録は、自然の町としての歩みを象徴する出来事でした。

小清水町の文化・風習

方言と話し方の特徴

オホーツクのこの町でも、暮らしの言葉はやっぱり北海道弁。何かを強調したいときはなまら(とても・すごく)、会話の切れ目にはしたっけ(それじゃあ・そうしたら)が自然に出てきます。語尾も〜だべ(〜だよね)や〜っしょ(〜でしょ)が定番なんですよ。

道外の人が驚くのが、ゴミを「捨てる」ではなく投げる(捨てる)と言うこと。疲れたときにこわい(疲れた・だるい)と言うのも北海道らしい言い回しです。最初は戸惑っても、すぐに耳になじみますよ。

食卓と季節の暮らし

食卓には、地元で採れたじゃがいもや小麦、近くの海で揚がる魚が並びます。冬の寒さは厳しく、1月の平均最低気温は氷点下13度ほど。みなさん、暖かい部屋でアイスを食べるのも北国あるあるなんですよね。

春の雪解けから夏の花、秋の実り、冬の流氷まで、季節の移ろいがそのまま暮らしのリズムになっています。畑仕事が一段落する冬は、室内で過ごす時間がぐっと増えます。

人の気質と地域のつながり

広い土地でひとつの作物を育てる畑作の町だけに、人の距離感はおおらかで、困ったときには近所同士で支え合う空気があります。小さな町ならではの顔の見える関係が、暮らしの安心感につながっています。「移住しても気が楽だべさ」と言われるのは、この距離感の心地よさゆえなのでしょう。

小清水町の特産品・食

特産品1:でん粉用ばれいしょ──片栗粉になるじゃがいも

小清水町のじゃがいもは、でん粉専用品種が大半を占めるのが特徴です。アーリースターチやコナヒメなどの品種で、原料芋の予定生産量は88,418t、でん粉は最大で1日350t生産されます(出典:JAこしみず)。収穫は9月上旬から11月下旬。ここで採れたでん粉が片栗粉や菓子になって全国に届くと思うと、スーパーの片栗粉もなまら(すごく)身近に感じますよね。

特産品2:小麦──全道トップクラスの収量

小麦はJAこしみず自慢の品目で、秋播きの「きたほなみ」と春播きの「春よ恋」を栽培しています。予定生産量は秋播き小麦が19,620t、春播き小麦が1,772t(出典:JAこしみず)。収穫は8月。一部は地場産小麦粉として町内でも愛用され、もちもちのパンやうどんになります。焼きたてのパンはなまらうまいんですわ。

特産品3:ビート(てん菜)──砂糖になる根菜

ビート(てん菜)は長い歴史を持つ主力作物で、予定生産量は196,434t、そこから採れる砂糖は32,412tにのぼります。原料はホクレン中斜里製糖工場へ出荷され、10月から翌3月にかけて製糖されます(出典:JAこしみず)。普段使う上白糖が、この大地の根菜から生まれていると知ると、甘さの見え方が少し変わります。

特産品4:加工品「小清水とろり」──濃厚かぼちゃのおいしさ

町内では農産物を生かした加工品づくりも盛んです。小清水町産100%のかぼちゃを使った「小清水とろり」は、口いっぱいに広がる濃厚な甘みが持ち味。道の駅はなやか小清水などで手に入ります(出典:小清水農業振興公社)。畑作の町ならではのおみやげとして、旅の締めにぴったりですよ。


現地に行くのはなかなか難しい方もいますよね。でもふるさと納税なら、実質2,000円の自己負担で全国の特産品が返礼品として届きます。

会社員ならワンストップ特例で確定申告も不要。
返礼品は数万点あるので、迷ったらAmazonの【今みんなが選んでいる人気返礼品ランキング】から見るのが失敗しないコツですよ。

小清水町の観光スポット

序盤で触れたとおり、小清水町の見どころは「海・湖・花・山」に集約されます。北のオホーツク海沿いには原生花園と濤沸湖、その玄関口に道の駅と展望台、南には藻琴山。半日でも一日でも、組み合わせ次第で景色がガラリと変わります。したっけ(それでは)、まずは押さえておきたいスポットから見ていきましょう。

花と湖を楽しむスポット

  • 小清水原生花園 – オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8kmの砂丘に、5月下旬から9月上旬にかけて約200種の花が咲く海浜公園です。網走国定公園の一部で、北海道遺産にも選定されています(出典:小清水町観光協会)。JR原生花園駅前の遊歩道を歩くと、潮騒とエゾスカシユリのオレンジが同時に迫ってきて、なまら(とても)気持ちのいい散策になりますよ。
  • 小清水原生花園インフォメーションセンターHana – 原生花園に咲く花を、シーズンや天候を問わず楽しめる案内施設です。例年5月から10月に開館し、11月から4月下旬は休館します(出典:小清水町観光協会)。散策前にここで見頃の花を確認しておくと、回り方がぐっとスムーズになります。
  • 濤沸湖 – 周囲約27.3km・面積約900haの汽水湖で、2005年11月にラムサール条約湿地に登録されました。タンチョウやオオワシなど四季を通じて約200種の野鳥が観察できます(出典:小清水町観光協会)。木道を進むと、目の前に斜里岳がどんと広がって、湖と山と空が一度に楽しめるんですよね。
  • ゆりの郷こしみずリリーパーク – 夏にユリが咲きそろう町営の花のスポットです。原生花園の野の花とはまた違う、整然と植えられたユリの彩りが楽しめます。花好きなら原生花園とあわせて回りたい場所です。

展望と流氷を楽しむスポット

  • フレトイ展望台 – JR浜小清水駅近くの丘に建つピラミッド型の無料展望台です。オホーツク海・原生花園・濤沸湖、そして知床連山まで一望でき、2〜3月には流氷で覆われた海の絶景が広がります(出典:小清水町公式サイト)。「フレトイ」はアイヌ語で「砂丘が切れているところ」の意味。朝日と夕日の時間帯が特におすすめです。
  • 藻琴山 – 標高約1,000m、阿寒摩周国立公園に含まれる外輪山です。頂上からはオホーツク海・知床連山・屈斜路湖まで見渡せ、条件次第では雲海も現れます(出典:北海道庁)。比較的手軽に登れる山なので、海と湖を見た後に「山からも眺めてみるか」という贅沢ができます。
  • ハイランド小清水725 – 藻琴山の中腹、標高約725m地点にある休憩・展望施設です。売店があり、登山やドライブの拠点になります。眼下に広がるオホーツクの大地を見ながらひと息つけば、ここまで来た甲斐があったなぁと思えるはずです。

味と休憩を楽しむスポット

  • 道の駅 はなやか小清水 – 国道244号沿い、JR浜小清水駅と一体になった珍しい道の駅です(住所:北海道斜里郡小清水町字浜小清水474-7)。地元野菜や特産品、軽食コーナーがそろっています(出典:小清水町公式サイト)。網走のかまぼこ・知床のタコ・小清水の揚げ芋を一串にした「なんじゃこりゃスティック」は、見た目のインパクトも味もなまら(とても)楽しいですよ。

小清水町の観光ルート

計算中…

鉄道は海沿いを走りますが、藻琴山や農村部まで足を延ばすなら車が便利です。海岸の花と湖をめぐる定番コースから、山の展望を楽しむ半日コース、隣町まで足を延ばす流氷街道ドライブまで、滞在時間に合わせて組んでみましょう。

【車・1日】海と花をめぐる小清水満喫ルート

9:00 道の駅はなやか小清水 → 9:20 フレトイ展望台(車5分)→ 10:00 小清水原生花園(車5分)→ 12:00 濤沸湖(車10分)→ 13:00 小清水市街(車15分)

道の駅はなやか小清水(30分)
→ まずは情報収集とトイレ休憩。軽食やお土産をチェックして、朝のうちに腹ごしらえしておくと安心です。

フレトイ展望台(40分)
→ 高い場所から原生花園と濤沸湖の全体像を先に把握。これから歩くエリアを上から眺めておくと、散策がもっと楽しくなります。

小清水原生花園(90分)
→ 遊歩道をのんびり散策。花の最盛期は6〜8月なので、その時期なら時間を多めにとるのがおすすめです。

濤沸湖(60分)
→ 木道を歩いて野鳥と斜里岳の眺めを満喫。お昼前後は光がやわらかく、写真も撮りやすい時間帯です。

【車・半日】藻琴山と高原ドライブルート

13:30 小清水市街 → 14:00 じゃがいも街道(車30分)→ 15:00 ハイランド小清水725(車30分)→ 15:40 藻琴山登山口

じゃがいも街道(車窓・適宜)
→ 見渡す限りの畑のうねりが続く道。夏なら斜里岳や知床連山を背に、これぞ北海道という風景が広がります。

ハイランド小清水725(40分)
→ 中腹の休憩施設でひと息。眼下のオホーツクの大地を眺めながら、売店でちょっと休憩していきましょう。

藻琴山(散策・適宜)
→ 屈斜路湖を見下ろす外輪山の眺望スポット。夕方の光の時間に合わせると、空気が澄んでなまら(すごく)きれいです。

【車・1日】広域ルート:流氷街道ドライブ

9:00 網走市中心部 → 10:00 道の駅はなやか小清水(車約45分)→ 11:00 フレトイ展望台 → 13:00 斜里町方面(車約30分)

網走市(スタート)
→ 流氷観光の拠点。冬は砕氷船とあわせて行程を組むと一日が充実します。

道の駅はなやか小清水(45分)
→ 流氷街道の中継基地。屋上テラスからオホーツク海と知床連山を望めます。

フレトイ展望台(40分)
→ 2〜3月なら、知床連山を背景に流氷で埋まった海を一望。冬のハイライトです。

斜里町方面(午後)
→ そのまま知床方面へドライブ。隣町まで景色がつながっているのが、この地域の旅の醍醐味だべさ。

小清水町の年間イベント

花・農・海・流氷と、四季の恵みがそのまま行事になっているのが小清水町のイベントです。夏は山開きと特産のじゃがいも祭り、冬は流氷とオホーツクの海産物。季節を狙って訪れると、町の表情がぐっと立体的に見えてきますよ。

春〜夏:山開きと原生花園、じゃがいもの祭り

初夏のはじまりは、例年6月上旬の藻琴山の高原峠開き。登山者の安全を祈る祈願祭のあと、自然観察登山会が行われます(出典:小清水町観光協会)。これに合わせて原生花園の花も本格的なシーズンを迎えます。

夏の一大イベントが、毎年7月に開かれる「小清水ふるさとまつり じゃがいもフェスティバル」です。来場者参加型イベントやステージショー、青空市や味覚市に加え、採れたての新じゃがの直売も行われます(出典:小清水町公式サイト)。ぜひ行ってみてほしいのが、ホクホクの新じゃが。畑作の町ならではの味を、その場で楽しめます。

秋:渡り鳥と実りの大地

秋の濤沸湖は、渡り鳥が次々に立ち寄る季節です。夏鳥が去り、冬鳥が訪れる端境の時期で、バードウォッチングには格好のタイミング。空気が澄んでくる9〜10月は、原生花園からの斜里岳や知床連山の眺めも一段とくっきりします。

畑では、じゃがいもやビートの収穫が最盛期を迎えます。じゃがいも街道沿いに広がる黄金色の畑と、収穫を待つ大地のうねりは、この時期だけの風景です。

冬:流氷とオホーツクの味覚

冬の主役は、なんといっても流氷。例年2月上旬から中旬にかけてオホーツク海沿岸に接岸し、フレトイ展望台や小清水海岸から白い海原を望めます(出典:小清水町観光協会)。この流氷シーズンには、熱気球の体験フライトなどが楽しめる流氷バルーンフェスティバルも開かれてきました。

師走の楽しみが、毎年12月に開かれる「こしみず海のマルシェ」です。濤沸湖産のかき貝・シジミの即売会や、かに・明太子などの加工品が並びます(出典:小清水町公式サイト)。冬の濤沸湖が育てた貝のうまみは、寒い時期にこそなまら(とても)しみますよ。

小清水町のエリア別の顔

小清水町は、北のオホーツク海岸から南の藻琴山まで、地形がはっきり分かれています。海沿いの観光ゾーン、内陸の市街地、東部の海辺、南部の山岳・農村地帯。旅の目的によって、立ち寄るエリアを選ぶのがおすすめです(出典:小清水町公式サイト)。

浜小清水エリア──海・花・道の駅の玄関口

町の観光の中心がこの海沿いエリアです。道の駅はなやか小清水、フレトイ展望台、小清水原生花園、濤沸湖がぎゅっと集まっています。JR浜小清水駅や原生花園駅もここ。初めて訪れる人は、まずこのエリアを押さえれば町の魅力の半分はなんも(問題なく)味わえますよ。

小清水市街エリア──買い物と補給の拠点

内陸側にある町の中心市街地で、役場や商店、複合庁舎「ワタシノ」などが集まります。観光地というより生活の拠点ですが、ドライブの途中で食料や日用品を補給したいときに頼りになるエリアです。腰を据えて町の暮らしの空気を感じたい人に向いています。

止別エリア──静かな海辺の東の入口

町の東部、斜里町寄りに位置する海辺のエリアです。JR止別駅があり、知床方面へ向かう道筋にあたります。観光客でにぎわう浜小清水とは対照的に、のんびりとした海辺の空気が流れていて、静かにオホーツク海を眺めたい人にぴったりです。

藻琴山・農村エリア──じゃがいも街道と山の展望

南部の山岳・農村ゾーンです。じゃがいも街道沿いに広がる雄大な畑、その奥にそびえる藻琴山、中腹のハイランド小清水725。海の景色とはまったく違う、内陸の高低差を楽しめます。ドライブや登山が好きな人は、ここまで足を延ばすと旅の満足度がぐっと上がります。

小清水町の気候・季節の暮らし

小清水町は寒暖差の大きい大陸性の気候です。年平均気温は約6.4℃、最も寒い1月の日平均は約-6.7℃、最も暑い8月でも日平均は約19.6℃です(出典:気象庁)。夏は涼しく冬は厳しい、北海道のオホーツク側らしい一年なんですよ。

夏──6月〜8月の暮らし

夏は涼しく過ごしやすいのが特徴です。8月の日平均でも約20℃前後で、本州のような蒸し暑さはほとんどありません(出典:気象庁)。原生花園の花が咲きそろい、畑が一気に緑になる、一年で最も外が気持ちいい季節です。

秋──9月〜11月の暮らし

秋は空気が澄み、斜里岳や知床連山がくっきり見える日が増えます。じゃがいもやビートの収穫が進み、町じゅうが収穫の気配に包まれます。11月に入ると朝晩の冷え込みが強まり、冬支度が始まります。

冬──12月〜3月の暮らし

冬は厳しく冷え込みます。1月の平均最低気温は約-13.0℃で、過去には-32.8℃という記録もあります(出典:気象庁)。日中も気温が0℃を超えない真冬日が続くため、暖房と防寒は暮らしの必需品です。

朝、外に出ると鼻の奥がツンとするほどしばれる(厳しく冷え込む)日が続きます。一方で、オホーツク海沿岸は道央の内陸部に比べると降雪量は比較的少なめと考えられます。2〜3月には海が流氷で埋まり、白一色の世界が広がります。

春──4月〜5月の暮らし

春の訪れはゆっくりです。4月でも雪が残ることがあり、本格的に暖かくなるのは5月から。雪解けとともに畑作業が始まり、原生花園のシーズンに向けて町が少しずつ動き出します。

小清水町の移住・暮らし情報

人口約4,217人の小清水町は、農業を主産業とする静かな町です。大型商業施設や鉄道の本数は都市部にかないませんが、海・湖・畑に囲まれた環境と、顔の見える距離感が魅力です。実際に暮らすとどんな感じか、項目ごとに見ていきましょう。

通勤・通学

町内の農業・役場・病院などに勤める人が中心で、車通勤が基本です。隣接する網走市は車で約20分の距離にあり、買い物や通勤で行き来する人も多いと考えられます。鉄道は本数が限られるため、生活の足はマイカーが現実的です。

住宅環境

小さな町のため賃貸物件の数は多くなく、持ち家や町営住宅が暮らしの中心と考えられます。具体的な家賃相場の公的データは確認できませんでしたが、都市部に比べて住居費を抑えやすい環境です。土地に余裕があり、広い庭付きの一戸建ても珍しくありません。

買い物環境

町内にはエーコープこしみずなどの食料品店があり、日常の買い物はまかなえます。道の駅はなやか小清水では地元野菜や特産品も手に入ります。まとめ買いや専門店での買い物は、車で網走市方面へ出るのが現実的です。

子育て・教育

町内には小学校・中学校があり、子どもたちは身近な環境で学べます。かつての道立高校は閉校しているため、高校進学の際は近隣市町への通学が必要になると考えられます。少人数ならではの、目の行き届いた教育環境が期待できます。

医療環境

町の医療の中核は小清水赤十字病院です。内科・小児科・整形外科・眼科など複数の診療科があり、入院にも対応しています(出典:小清水町公式サイト)。町内に総合的な病院があるのは、暮らすうえで大きな安心材料です。

エリア別の暮らし視点

暮らしの拠点になるのは内陸側の小清水市街エリアで、役場・病院・商店・複合庁舎「ワタシノ」が集まります。海沿いの浜小清水エリアは観光と漁業の顔を持ち、止別エリアは静かな海辺の住環境です。南部の農村エリアは農業を営む人の暮らしの場で、買い物には車が欠かせません。

小清水町へのアクセス

小清水町へは、飛行機なら女満別空港、鉄道ならJR釧網本線が玄関口になります。国道244号・334号・391号の3本が交差する交通の結節点でもあり、知床や阿寒摩周方面へのドライブの中継地としても便利な立地です。

飛行機でのアクセス

最寄りの女満別空港から町までは車で約45分です(出典:小清水町観光協会)。女満別空港は東京(羽田)や札幌(丘珠)などと結ばれており、道外からはまず女満別を目指すのがスムーズです。

鉄道+バスでのアクセス

鉄道はJR釧網本線が海沿いを走り、町内には浜小清水駅・止別駅・原生花園駅(5〜10月の臨時駅)があります。網走駅で釧網本線に乗り換えるルートが基本です。本数が限られるため、事前に時刻を確認しておくと安心です。

町内では網走〜原生花園が約15分、原生花園〜小清水市街が約15分のバス便があります(出典:小清水町公式サイト)。札幌方面へは斜里バスの高速バス「イーグルライナー」も利用できます。

車でのアクセス

隣接する網走市中心部からは車で約20分、世界自然遺産・知床のウトロ方面からは約1時間10分です。高速道路は通っていませんが、国道がよく整備されており、流氷街道のドライブ拠点として使い勝手のいい町です。

町内移動の現実的アドバイス

観光でも生活でも、町内・周辺の移動はレンタカーやマイカーが最も現実的です。女満別空港でレンタカーを借りて、原生花園・濤沸湖・藻琴山を回り、知床や網走へ抜ける——こう動くと、この地域の景色を効率よく楽しめますよ。

【地元住民に直撃!】小清水町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

濤沸湖でシジミやカキを獲って暮らしてます。朝はまだ暗いうちから舟出して、湖の様子を見ながらの仕事だわ。海と湖が混じる汽水湖だから、貝の身がぷりっと締まるのさ。

水源は藻琴山あたりから流れてくる川。山の水がきれいだから、ここの貝はうまいんだべね。何十年やっても、湖の機嫌は読みきれないよ。

Q2.小清水町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

やっぱり小清水原生花園だわ。6月から夏にかけて、砂丘いっぱいに花が咲いて、潮の匂いと花の色が一緒に押し寄せてくる。あれは観光客さんもびっくりするっしょ。

地元の者がこっそり好きなのはフレトイ展望台。朝いちばん、誰もいない時間にのぼると、オホーツク海と濤沸湖が静かに光ってて、胸がすうっとするのさ。

Q3.小清水町でお土産を買うとしたらなんですか?

無難なのは道の駅はなやか小清水の「じゃがいもスイートポテト」や、地元小麦のお菓子だね。小清水は有名なじゃがいも・小麦の産地だから、外れがないわ。

地元の人間が買うのは、かぼちゃの加工品「小清水とろり」。あと冬なら濤沸湖のシジミ。これは知ってる人しか買わない、本物のお土産だべさ。

Q4.外から人が来たときに、小清水町でまず連れていく店はどこですか?

まず道の駅はなやか小清水に連れてくね。「なんじゃこりゃスティック」って、知床のタコと網走のかまぼこと小清水の揚げ芋が一串になってて、これ食べさせると皆さん笑うのさ。

そのあと町なかの食堂で、地元の野菜や魚を食べてもらう。観光地の派手さはないけど、普段の小清水の味を知ってほしいんだわ。

Q5.小清水町はどんな気質だと思いますか?

農家も漁師も、自分の手で食べ物作ってる人ばかりだから、地に足がついてて働き者だね。口数は多くないけど、困ってたら黙って手を貸してくれる、そういう町さ。

町長さんはじめ役場も顔の見える距離だし、町民センターの集まりも昔ながら。よそ者にも案外あっさり馴染ませてくれる、おおらかな気質だと思うわ。

Q6.昔に比べて、小清水町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直、人は減ったよ。私が若い頃は子どももうんといて、高校もあったのに、今は静かになった。お店も少なくなって、買い物は網走まで出る人が多いっしょ。

ただ、観光や移住で外から来る人がぽつぽつ増えてきた。原生花園や濤沸湖を目当てに来てくれるのは、地元の者としてうれしいもんさ。

Q7.小清水町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

防災拠点を兼ねた複合庁舎「ワタシノ」ができて、町の集まる場所が新しくなったのは大きいね。あそこで海のマルシェみたいな催しもやってて、にぎわうのさ。

これからは、運動公園や自然を生かした体験の活動がもっと広がってほしい。濤沸湖の貝や原生花園の自然を、若い人や観光客に伝えていけたらいいなと思ってるわ。

小清水町の関連リンク

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次