【青森県六戸町】ってどんなとこ?シャモロックと舘野公園の桜【地元民のリアルな声あり】

青森県六戸町の六戸秋まつり:豪華絢爛な山車やユニークな仮装行列が街を練り歩き、伝統の郷土芸能も披露される六戸町最大の秋祭りです。

六戸町(ろくのへまち)は、青森県上北郡の東南部にある人口9,838人の町です。奥入瀬川が東西に流れる平坦な土地で、八戸市や三沢市から車でおよそ40〜50分の距離にあります。

六戸町の見どころを5つに絞ると、こうなります:

  • 舘野公園──ヤマザクラ1,500本以上が咲く、県南随一の桜の名所
  • 青森シャモロック──町が最初に飼育を手がけた地鶏。最高級の「ザ・プレミアム#6」は六戸町だけで生産
  • ✅ 「ベジタランドろくのへ」──大玉にんにく・ながいも・ごぼうが揃う根菜の町
  • 行者菜──ニラと行者ニンニクを掛け合わせた野菜。青森県では六戸町だけが栽培
  • ✅ 星野リゾート青森屋(古牧温泉)──敷地の一部が六戸町側に広がる温泉リゾート

「桜や自然を静かに楽しみたい人」「にんにくや地鶏など県南の食が好きな人」「八戸・三沢圏で落ち着いた暮らしを探している人」に向いた町です。本記事では、推しポイント・歴史・文化・特産品まで、確認できた事実をもとに紹介します。

人口9,838 人 ※2026年5月1日時点(推計人口)
面積83.89 km²
人口密度117 人/km²

面積は六戸町公式サイトの数値。人口は2026年5月1日時点の推計人口(出典:六戸町公式サイト)。

地理的には、東はおいらせ町、西は十和田市、南は三戸郡五戸町、北は三沢市東北町に接しています(出典:六戸町公式サイト)。町内に鉄道の駅はなく、最寄り駅は青い森鉄道の三沢駅か向山駅、新幹線は八戸駅か七戸十和田駅が便利です。上北自動車道の六戸三沢ICが町内にあり、三沢空港も近接しています。

桜・温泉・地鶏・根菜と、平坦な土地にいろいろな顔が詰まった町です。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

六戸町の推しポイント

六戸町の魅力は、春の舘野公園の桜と、食卓の主役になる青森シャモロックや根菜に集約されます。観光地らしい派手さはありませんが、「県南の台所」とも言える農の力と、町のシンボルである桜が、訪れる人を惹きつけます。ここからは5つの推しポイントを、もう少しだけ深掘りしていきますね。

推しポイント1:舘野公園──県南随一の桜の名所

町の中心部にある舘野公園は、ヤマザクラを中心に1,500本以上の桜が咲く、県南地方を代表するお花見スポットです。約18ヘクタールの園内にはさつき沼があり、白鳥が訪れることもあります。遠くに八甲田の残雪を望みながらの花見は、この町ならではの景色なんですよ。

推しポイント2:青森シャモロック──町が最初に育てた地鶏

濃厚なダシで知られる地鶏「青森シャモロック」は、青森県が開発した品種ですが、その飼育に町として最初に取り組んだのが六戸町でした(出典:道の駅ろくのへ)。中でも特別に育てた最高級ライン「ザ・プレミアム#6(ナンバーシックス)」は、六戸町でのみ生産されています。鍋にすると旨味が際立つ一品です。

推しポイント3:「ベジタランドろくのへ」の根菜たち

雪が比較的少なく平坦な土地が広がる六戸町は、大玉にんにく・ながいも・ごぼうといった根菜の産地です。町は「ベジタランドろくのへ」を掲げ、大玉にんにくを日本一と標榜しています。青森県はにんにく・ごぼうの収穫量がともに全国一位で、六戸町はその主要産地のひとつに数えられます(出典:青森県)。

推しポイント4:行者菜──青森で六戸町だけの野菜

ニラと行者ニンニクを掛け合わせた「行者菜」は、青森県内では六戸町だけが栽培している珍しい野菜です(出典:道の駅ろくのへ)。旬は5月〜8月と短く、スタミナがつく夏野菜として親しまれています。道の駅では行者菜を使った加工品も並びます。

推しポイント5:星野リゾート青森屋(古牧温泉)

三沢市側に広がる温泉リゾート「星野リゾート青森屋(古牧温泉)」は、敷地の一部が六戸町側にもかかっています。温泉やねぶた体験で知られる施設が、町のすぐ隣にあるのは大きな魅力ですよね。桜の季節とあわせて、ゆっくり泊まりで訪れるのもおすすめです。

六戸町の歴史

「六戸」という地名は、一つの村を指す呼び名ではなく、奥入瀬川(旧称・相坂川)の流域一帯を指していました。中世には軍馬の産地として開かれ、藩政時代は南部(盛岡)藩の統治下に置かれます。近代以降は奥入瀬川と人工河川・稲生川がもたらす水で農業が発展し、現在の「農の町」の姿が形づくられました。

地名の由来と中世

町の資料によれば、鎌倉時代に南部光行が源頼朝から糠部五郡を賜り、軍馬を育てるために「戸」ごとに牧を設けたという説と、それ以前に兵站の拠点として置かれたという説があります(出典:六戸町公式サイト)。いずれの説でも、奥入瀬川流域一帯が「六戸」と呼ばれていました。

近代の開拓と発展

藩政時代は南部藩の五戸代官所の管轄でした。明治4年の廃藩置県を経て青森県に編入され、明治22年の町村制で上吉田・下吉田・鶴喰・柳町・小平・折茂・犬落瀬の村々が合併して六戸村が成立しました。中北部の三本木原台地には、奥入瀬川から引いた人工河川・稲生川が流れ、開拓の基盤となりました。

現代──町の今を作った出来事

1957年(昭和32年)に町制を施行し、六戸町となりました。2006年には近隣2町との合併協議から離脱し、単独の町として歩む道を選びます。2020年の国勢調査では、青森県内40市町村のうち人口が増えた数少ない自治体のひとつとなりました(出典:総務省統計局)。2025年4月には、町内の小中学校を統合した義務教育学校「六戸学園」が開校しています。

六戸町の文化・風習

方言と話し方の特徴

六戸町を含む青森県の南部地方では、津軽弁とは異なる「南部弁(上北方言)」が使われています。イントネーションは標準語に比較的近いと言われ、語尾や言い回しに特徴が出るんですよ。代表的な言葉を、意味とあわせて紹介します。

〜だべ(〜でしょう)、はんで(〜だから)、けっぱれ(がんばれ)、わがね(だめ)、んだんだ(そうそう)、へば(それじゃあ)、なして(どうして)、しゃっこい(冷たい)。「けっぱれ」と背中を押されると、なんだか元気が出てきますよね。

食卓と季節の暮らし

食卓には、にんにくやながいも、ごぼうといった町の根菜がよく登場します。来客やお祝いの席では、青森シャモロックの鍋が囲まれることも。冬は雪が比較的少ない一方、夏は太平洋から「ヤマセ」と呼ばれる冷たい東風が吹くことがあり、季節ごとの空気の違いが暮らしに刻まれています。

祭りと地域のつながり

秋には、勇壮な山車が中心市街地を練り歩く「六戸秋まつり」が開かれ、神輿や鶏舞・神楽といった伝統芸能が祭列に加わります(出典:六戸町公式サイト)。11月上旬には町最大のイベント「メイプルタウンフェスタ」が行われ、一戸から九戸までの特産品が集まる「戸のじまん市」や「シャモロック1000人鍋」でにぎわいます(出典:六戸町公式サイト)。地域ぐるみで季節の節目を祝う空気が、今も息づいています。

六戸町の特産品・食

特産品1:青森シャモロック

かみしめるほどに濃いダシと旨味が広がる地鶏です。青森県が約20年をかけて開発した品種で、平飼いで一般のブロイラーの2倍ほどの期間をかけてじっくり育てます(出典:青森県)。六戸町は飼育に最初に取り組んだ町で、最高級の「ザ・プレミアム#6」を独占生産しています。鍋・水炊き・焼き鳥と、どう食べても旨味が逃げないのが嬉しいところ。

特産品2:大玉にんにく

ひとかけが大きく、香り高いにんにくです。にんにくは秋に植え付け、翌年6月下旬〜7月上旬に収穫します。冬の寒さの中でじっくり育つため、辛みが穏やかで甘みのある味わいになると言われています。青森県は全国一のにんにく産地で、六戸町はその主産地のひとつ(出典:青森県)。すりおろして肉に添えるだけで、料理がぐっと力強くなりますよ。

特産品3:ながいも・ごぼう

町の畑を支えるもう一つの主役が、ながいもとごぼうです。秋掘りと春掘りで食感や風味が変わるのが面白いところで、ながいもはすりおろしてとろろに、ごぼうはきんぴらや汁物にと活躍します。ごぼうも青森県が全国一の収穫量を誇る品目で(出典:青森県)、六戸町の根菜文化を支えています。

特産品4:行者菜

ニラと行者ニンニクを掛け合わせた、青森県では六戸町でしか作られていない野菜です。旬は5月〜8月と短く、シャキッとした歯ざわりとスタミナ感が魅力。炒め物や餃子の具にすると、夏の食卓にぴったりなんですよ。道の駅では行者菜入りの加工品も手に入ります。


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六戸町の観光スポット

六戸町はコンパクトな町なので、桜の名所・道の駅・温泉・古い社寺を半日〜1日でゆっくり巡れます。序盤で触れた舘野公園や青森シャモロックを、ここで実際に「歩いて・買って・食べる」目線で見ていきますね。国道45号沿いに見どころがまとまっているので、車があると動きやすいですよ。

桜と自然を楽しむスポット

  • 舘野公園 – ヤマザクラを中心に1,500本以上の桜が咲く、町のシンボル的な公園です。約18ヘクタールの園内にはさつき沼があり、白鳥が羽を休める姿も見られます。見頃はゴールデンウィーク前後で、遠くに八甲田の残雪を望みながらの花見ができるのがこの町ならでは。園内ではキャンプも楽しめます(出典:六戸町公式サイト)。桜の時期はもちろん、新緑や紅葉の季節に静かに散策するのもおすすめなんですよ。

食と買い物を楽しむスポット

  • 道の駅ろくのへ メイプルふれあいセンター – 八戸市・三沢市・十和田市のほぼ中間、国道45号沿いにある道の駅です。営業時間は9:00〜18:00(11月〜3月は17:00まで)、定休日は年末年始(12/31〜1/3)。住所は六戸町大字犬落瀬字後田87です(出典:道の駅ろくのへ)。直売コーナーには大玉にんにくやながいもが通年で並び、青森シャモロックの精肉も買えます。ここでしか手に入らない冷凍の「ザ・プレミアム#6」は、お土産にぴったり。食堂「六味庵」(11:00〜14:00)のシャモロックカレーや、土日祝の串もち(1本150円)も人気ですよ。
  • 旧苫米地家住宅 – 道の駅ろくのへの隣に移築・公開されている古民家で、奥入瀬川流域に現存するなかでは最古とされる家屋です。江戸時代後半の築と推定され、格式を示す式台が残ります。六戸町の文化財に指定されており、道の駅に立ち寄ったついでに、当時の暮らしぶりを静かにのぞける場所です。

歴史と温泉を楽しむスポット

  • 熊野神社 – 平安時代の創建と伝えられる、町でも古い由緒を持つ神社です。秋まつりでは神輿の渡御がここを起点に行われ、地域の信仰の中心になってきました。木立に包まれた境内は、観光の合間にふっと心が落ち着く空間です。
  • 六戸町郷土資料館 – 犬落瀬字柴山にある資料館で、町の成り立ちや農の歴史にまつわる資料を展示しています。「六戸」という地名の由来や、軍馬の産地だった歴史を知ってから町を歩くと、見える景色が少し変わってきますよ。
  • 星野リゾート青森屋(古牧温泉 元湯) – 隣の三沢市側に広がる温泉リゾートで、その敷地の一部は六戸町側にもかかっています。公園散策や馬車、青森ねぶたをテーマにしたショーが楽しめ、公衆浴場「元湯」では日帰り入浴もできます(出典:青森屋 by 星野リゾート公式サイト)。とろりとした湯ざわりで、旅の疲れがじんわりほどけていきます。

六戸町の観光ルート

計算中…

六戸町は見どころが国道45号沿いに集まっているので、車があれば半日でも要所を押さえられます。桜の季節に町内をぐるりと回るルートと、近隣の三沢市十和田市までつなぐ広域ルートの2本を組んでみました。どちらも温泉でしめるのがおすすめです。

【車・半日】桜と道の駅をめぐる町内ルート

10:00 舘野公園 → 11:00 道の駅ろくのへ(車10分)→ 12:30 熊野神社 → 13:30 古牧温泉 元湯

舘野公園(60分)
→ ヤマザクラの下を散歩して、さつき沼の水鳥を眺めます。午前の柔らかい光が桜に映える時間帯です。

道の駅ろくのへ・旧苫米地家住宅(90分)
→ 直売所でにんにくやシャモロックを物色し、六味庵でお昼を。隣の古民家ものぞいて、買い物と歴史を一度に楽しめます。

熊野神社(30分)
→ 木立の境内で深呼吸。午後の静かな時間に立ち寄ると、町の落ち着いた空気が感じられます。

古牧温泉 元湯(60分)
→ 歩き疲れた体を温泉で癒やして締めくくり。夕方前の早い時間なら、ゆっくり湯に浸かれます。

【車・1日】六戸+三沢・十和田の広域ルート

9:30 舘野公園 → 10:30 道の駅ろくのへ → 12:00 三沢市内(車25分)→ 14:30 十和田市内(車40分)→ 17:00 古牧温泉 元湯

舘野公園(45分)
→ 朝のうちに桜と園内をさっと散策。広域に動く日は早めのスタートが正解です。

道の駅ろくのへ(60分)
→ 旅の最初にお土産を確保。シャモロックの精肉や加工品は、ここで買っておくと安心です。

三沢市エリア(120分)
→ 航空関連の施設や太平洋岸へ。海と空のスケール感は、平坦な六戸とはまた違う表情です。

十和田市エリア(120分)
→ 奥入瀬川をさかのぼるように西へ。アートや渓流など、内陸側の見どころへ足を延ばせます。

古牧温泉 元湯(60分)
→ 六戸の近くまで戻って温泉でフィニッシュ。1日動いた体に、湯のあたたかさが沁みますよ。


ここまで見てきたとおり、見どころが少し離れた場所に点在していることもあります。気になるスポットをまとめて回るなら、レンタカーがあると一気に動きやすくなりますよ。料金は会社や時期でけっこう変わるので、まとめて比較できるサイトでサッと見ておくのがおすすめです。

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そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

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六戸町の年間イベント

六戸町のイベントは、春の桜から夏のビアガーデン、秋の山車、晩秋の物産まつりへと季節がはっきり移ろっていきます。どれも町の人が主役の、手づくり感のあるお祭りばかり。序盤で紹介したシャモロックや戸の文化が、現場でぐっと身近に感じられますよ。

春〜夏:桜とビールの季節

春は舘野公園で桜まつりが開かれ、ソメイヨシノとヤマザクラが見頃を迎えるゴールデンウィーク前後に、町内外から花見客が訪れます(出典:六戸町公式サイト)。屋台の匂いと桜のなか、のんびり過ごす休日は格別なんですよね。

夏は「ろくのへサマーフェスティバル」。2026年は7月に総合体育館周辺で開催され、ビアガーデンやステージショー、ビンゴ大会で盛り上がります(出典:六戸町公式サイト)。「大人が主役」がテーマで、夕暮れに生ビール片手に音楽を聞く時間がたまりません。

秋:山車が練り歩く実りの季節

秋の幕開けは「六戸秋まつり」。2025年は9月上旬に開催され、豪華絢爛な山車が中心市街地を練り歩き、神輿や仮装行列、伝統芸能が祭列に加わりました(出典:六戸町公式サイト)。夜に灯りをまとった山車が動く光景は迫力満点で、お囃子の音が体に響きます。

晩秋:町最大の物産まつり

11月上旬には町最大のイベント「ろくのへメイプルタウンフェスタ」が開かれます。2025年も11月1日・2日に総合体育館などで開催され、一戸から九戸までの特産が集まる「戸のじまん市」や、名物「シャモロック1000人鍋」でにぎわいました(出典:六戸町公式サイト)。湯気の立つ鍋の匂いと人の熱気に包まれて、町の食の底力を感じられる2日間ですよ。

六戸町のエリア別の顔

六戸町は、犬落瀬・上吉田・鶴喰・柳町・小平・折茂といった大字と、金矢・小松ケ丘の市街地で構成されています(出典:六戸町公式サイト)。同じ町でも、国道沿いのにぎわい・田園の静けさ・新しい住宅地と、エリアごとに表情が違います。旅の目的に合わせて、どこを歩くか選んでみてくださいね。

柳町・小松ケ丘エリア──町の中心とお花見の拠点

役場や生活の中心がある町なかエリアで、シンボルの舘野公園もこの一帯にあります。桜の季節は人の流れが公園に向かい、町全体が春めいた空気に包まれます。お花見を軸に町を訪れるなら、まずここを起点にするのがおすすめです。

犬落瀬エリア──国道沿いのにぎわいと旅の玄関口

国道45号が抜ける犬落瀬には、道の駅ろくのへや旧苫米地家住宅が集まり、町の「旅の玄関口」になっています。隣接する三沢市との境界には古牧温泉のリゾートも控え、買い物・温泉・休憩をまとめて済ませたい人に向いたエリアです。

上吉田・鶴喰エリア──奥入瀬川沿いの田園と伝統芸能

奥入瀬川や稲生川の水が潤す田園地帯で、にんにくや長芋の畑が広がります。上吉田には南部駒踊り、鶴喰には鶏舞といった郷土芸能が伝わる土地でもあります。のどかな農村風景のなかをゆっくりドライブしたい人にぴったりですよ。

金矢エリア──産業を支える工業の顔

金矢には工業団地があり、製造業の拠点として町の経済を支えています。観光の主役という場所ではありませんが、農業の町にもうひとつの「働く顔」があることが見えてくるエリアです。広域ルートで三沢市方面へ抜ける際に通りがかる一帯です。

六戸町の気候・季節の暮らし

六戸町に最も近い三沢の観測点では、年平均気温は10.2℃、年間降水量は約1,110mmです。最も暖かい8月で平均22.2℃、最も寒い1月で平均-1.1℃となっています(出典:気象庁)。北東北にしては雪が比較的少なく、年間を通して穏やかなのがこの町の気候の特徴です(出典:六戸町公式サイト)。寒暖の移ろいがはっきりしているので、季節ごとの暮らしの表情も豊かなんですよ。

夏(6〜8月)──ヤマセと付き合う季節

夏は8月でも平均22℃前後と、本州にしては過ごしやすい気候です。ただし太平洋側から「ヤマセ」と呼ばれる冷たい東風が吹くことがあり、農作物の生育に影響することもあります(出典:六戸町公式サイト)。涼しい日もあるので、夏でも薄手の羽織ものが一枚あると安心ですよ。

秋(9〜11月)──実りと祭りの季節

秋は気温が落ち着き、にんにくや長芋の畑が収穫期を迎えます。9月の秋まつり、11月のメイプルタウンフェスタと、町が一年で最もにぎわう季節でもあります。朝晩は冷え込みが進むので、衣替えを早めにしておくと暮らしやすい時期です。

冬(12〜2月)──雪は少なめでも底冷えする

冬は1月の平均が-1.1℃ほどで、しっかり冷え込みます。一方で日本海側の豪雪地帯に比べると積雪は少なめなので、雪かきの負担は比較的軽い土地と考えられます。とはいえ路面凍結はあるので、冬の車移動はスタッドレスが欠かせません。

春(3〜5月)──桜とともに動き出す

春はゆっくり訪れ、ゴールデンウィーク前後に舘野公園の桜が見頃を迎えます。残雪の八甲田を背景に咲く桜は、長い冬を越えた後のごほうびのよう。新緑が一気に芽吹くこの時期は、町全体が明るい空気に包まれますよ。

六戸町の移住・暮らし情報

六戸町は、八戸市三沢市十和田市の3市をつなぐトライアングルのほぼ中心にあります。どの街にも短時間で行き来できる立地で、「town暮らしの静けさ」と「都市部の利便」のいいとこ取りができるのが、この町で暮らす最大の利点なんですよ。

通勤・通学

町内に大きな雇用先もありますが、隣接する三沢市十和田市八戸市へ車で通う人が多いエリアです。3市いずれも車でおおむね40〜50分圏内に収まるため、勤務先を選びやすいのが強みです。通学は、町立の小中学校が義務教育学校に再編されています。

住宅環境

家賃相場は、隣の三沢市で約4.5万円と県内では高めの水準です(出典:SUUMO)。六戸町を含む郡部はそれより手頃な傾向と考えられます。駐車場付きの戸建てや広めのアパートが多く、車前提でゆったり住みたい人に向いています。

買い物環境

日常の買い物は、国道45号沿いのロードサイド店や道の駅ろくのへが中心になります。大型の商業施設を使いたいときは、三沢市十和田市まで足を延ばす形です。新鮮な野菜やシャモロックが地元で手に入るのは、食いしん坊にはうれしい環境ですよね。

子育て・教育

2025年4月、町立の小学校3校・中学校2校を統合した県内初の義務教育学校「六戸学園」が開校しました。9年間を一体で学ぶ「4・3・2」制で、全児童・生徒を町内全域からスクールバスで送迎します(出典:六戸町公式サイト)。子ども医療費は18歳(高校卒業年度末)まで一部負担金が助成されます(出典:六戸町公式サイト)。

医療環境

町内には総合病院はありませんが、町立を含む診療所で日常の診療をカバーしています(出典:六戸町公式サイト)。専門的な医療や入院が必要なときは、近隣の三沢市十和田市八戸市の病院を利用する形になります。車で各市に出やすい立地が、ここでも安心材料になります。

移住支援とエリア別の暮らし視点

町には「定住促進新築住宅建設補助金」や「若者定住支援事業」といった支援制度があります(出典:六戸町公式サイト)。暮らす視点で見ると、小松ケ丘エリアは新しい住宅地で生活拠点に便利、犬落瀬エリアは国道沿いで買い物・通勤がしやすく、上吉田・鶴喰エリアは田園に囲まれてのんびり暮らしたい人向きです。

六戸町へのアクセス

六戸町八戸市三沢市十和田市のほぼ中間にあり、上北自動車道が町内を通っています。鉄道駅は町内になく、移動は車が基本ですが、隣の三沢市に空港と新幹線アクセスの拠点がそろっているので、首都圏からも意外と来やすい町です。

車でのアクセス

上北自動車道の六戸三沢ICが町内にあり、高速を使った移動がしやすい立地です。八戸市三沢市十和田市の中心部へは、いずれも車でおおむね40〜50分圏内。県道も整備されているので、3市のどこへ用事があっても動きやすいのが便利なところです。

鉄道+バスでのアクセス

町内に駅はないため、鉄道利用なら青い森鉄道の三沢駅または向山駅が最寄りになります。新幹線は八戸市の八戸駅、または七戸十和田駅が拠点です。駅からはバスや車で町に入る形になるので、レンタカーを併用すると町内移動がぐっと楽になりますよ。

飛行機でのアクセス

隣接する三沢市の三沢空港から、東京・羽田へのJAL便が就航しています(出典:三沢空港)。飛行時間はおよそ1時間20分前後で、首都圏からのアクセスは空路が速い選択肢です。空港から六戸町までは車ですぐなので、出張や帰省にも使い勝手のいい立地です。

町内移動の現実的アドバイス

平坦で道が広い町なので、車があれば移動はとても快適です。逆に公共交通だけで観光をまとめようとすると本数の制約があるため、空港や八戸駅でレンタカーを借りてしまうのが現実的。温泉や道の駅を巡るなら、なおさら車があると一日を有効に使えますよ。


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【地元住民に直撃!】六戸町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

地鶏の青森シャモロックを育てる農家をしています。シャモロックの飼育にこの町が一番早く取り組んだ歴史があって、その流れを受け継いでいる一人です。手間も期間もかかる鶏なので、毎日鶏舎に通って一羽ずつ手をかけています。

畑では大玉にんにくや長芋も作っていて、根菜と地鶏、両方が六戸町の食を支えているという誇りがありますね。

Q2.六戸町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは舘野公園ですね。県南でも指折りの桜の名所で、ゴールデンウィークのころにヤマザクラが咲きそろうと、遠くに八甲田の残雪が見えて、それは見事ですよ。

地元の人間としては、町の運動公園も推したいです。広い空の下で野球場の歓声が響く感じや、奥入瀬川の水が潤す田園を抜ける道の空気は、住んでいるからこそ落ち着くものがあります。

Q3.六戸町でお土産を買うとしたらなんですか?

オーソドックスなところでは、やっぱり青森シャモロックの精肉ですね。鍋にすると濃いだしが出るので、贈ると喜ばれます。大玉にんにくや長芋も日持ちして外れがないですよ。

地元の人間が買うのは、行者菜を使った加工品です。青森県内ではこの町でしか作っていない野菜なので、知る人ぞ知る一品だと思います。

Q4.外から人が来たときに、六戸町でまず連れていく店はどこですか?

町の物産が集まる直売の拠点へまず連れていきます。地鶏を使った温かい食事や、地元の野菜を生かした素朴な揚げ菓子の甘い匂いが立ちこめていて、六戸町の食をひと通り味わえるんですよ。

そのあとは温泉に寄るのが定番です。とろりとした湯ざわりで、よそから来た人はだいたいここで体がほどけますね。

Q5.六戸町はどんな気質だと思いますか?

派手さはないけれど、地に足のついた真面目な土地柄だと思います。農業で生きてきた町なので、こつこつ手をかけることをいとわない人が多いですね。

その分、口数は多くないかもしれません。でも一度懐に入れば、とことん面倒を見てくれる。そういう温かさが残っている町です。

Q6.昔に比べて、六戸町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直、子どもの数が減ったのは肌で感じます。町の小中学校が一つにまとまったのも、その流れの中での話で、寂しさはありますね。

一方で、秋の祭りや晩秋の物産まつりは今も人で賑わいますし、シャモロックの知名度は昔よりずっと上がりました。地味でも、足腰の強い活気は残っていると思います。

Q7.六戸町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

一番大きいのは、町の子どもたちが一つに集まった新しい学校ですね。九年間を通して学べる仕組みで、町全体で子育てをしていく形に期待しています。

町長をはじめ役場も移住や定住の後押しに力を入れているので、若い世代が戻ってきて、この農と食の町をまた次につないでいけたらと思っています。

六戸町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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