【秋田県五城目町】ってどんなとこ?500年続く朝市と一白水成【地元民のリアルな声あり】

秋田県五城目町のネコバリ岩:秋田県五城目町にある、巨大な岩の上に木々が生い茂る大自然のパワーを感じられるパワースポットです。

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五城目町(ごじょうめまち)は、秋田県のほぼ中央部・八郎潟の東に位置する人口7,147人の町です。秋田市から北へ約30キロ、車でおよそ40分の距離にあります。

五城目町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:

  • 500年以上続く「五城目朝市」──1495年に始まった秋田県内で最も古い朝市(2・5・7・0のつく日に開催)
  • 銘酒「一白水成」の福禄寿酒造──1688年創業、秋田の実力蔵「NEXT5」の一角
  • 約500年の伝統「五城目鍛冶」──秋田県の伝統的工芸品・打刃物の産地
  • ✅ 町名の由来は中世の5つの城(浦城・岡本城・砂沢城・馬場目城・山内城)
  • ✅ 廃校を活用した交流拠点「BABAME BASE」──移住・起業で全国から注目

「昔ながらの市の空気を味わいたい旅行者」「日本酒や発酵文化が好きな人」「地方でのなりわいづくりに興味がある移住希望者」に特におすすめの町です。この記事では、朝市・特産・歴史から、暮らしの空気感やアクセスまで、地元目線で紹介します。

人口7,147 人 ※2026年6月1日時点(推計人口)
面積214.92 km²(境界未定部分あり)
人口密度33.3 人/km²

地理的には、北は三種町、東は上小阿仁村、南は井川町秋田市、西は八郎潟町に接し、八郎潟(八郎湖)を挟んで大潟村とも隣接しています(出典:五城目町公式サイト)。町の8割は山地で、馬場目岳に源を発する馬場目川が西へ流れて八郎潟へ注ぎます。鉄道の駅はなく、最寄りは八郎潟町のJR八郎潟駅。高速は町の西端に五城目八郎潟ICがあります。

朝市・酒・鍛冶と、この小さな町には「秋田で一番古い」「300年以上続く」といった要素がぎゅっと詰まっています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

五城目町の推しポイント

五城目町を語るうえで外せないのが、通称「朝市通り」に立つ500年以上の朝市です。そしてその朝市通りの突き当りには、全国区の人気を誇る地酒「一白水成」を醸す酒蔵があります。さらに約500年の歴史を持つ鍛冶の技、町名の由来になった5つの城跡、廃校を再生した交流拠点まで。歴史と暮らし、そして新しい動きが同じ通りに同居しているのが、この町の面白さなんですよ。

推しポイント1:500年続く「五城目朝市」

1495年に始まったと伝わる五城目朝市は、秋田県内で最も古い露店市です(出典:五城目町公式サイト)。毎月2・5・7・0のつく日に、下タ町通りで午前7時ごろから正午まで店が並びます。春は山菜、秋はきのこと、その季節の山の恵みがずらり。売り手のおじちゃん・おばちゃんと会話しながら買うのが、この市のいちばんの楽しみです。

推しポイント2:銘酒「一白水成」を醸す福禄寿酒造

朝市通りに面して建つ福禄寿酒造は、1688年(元禄元年)創業の老舗蔵です(出典:福禄寿酒造)。代表銘柄「一白水成(いっぱくすいせい)」は「白い米と水から成る、一番旨い酒」という意味。地元農家との酒米研究会で米づくりから取り組む姿勢が知られ、秋田の若手実力蔵グループ「NEXT5」の一員としても人気を集めています。

推しポイント3:約500年の「五城目鍛冶」

五城目は約500年の歴史を持つ打刃物の産地で、秋田県の伝統的工芸品にも指定されています(出典:手しごと秋田(秋田県))。包丁や鉈のほか、マタギの山刀「ナガサ」でも名を知られてきました。手打ちならではの粘りと切れ味は、今も山仕事や料理の現場で選ばれています。

推しポイント4:町名の由来になった5つの城

「五城目」という地名は、中世にこの一帯にあった5つの城――浦城・岡本城・砂沢城・馬場目城・山内城――に由来します(出典:五城目町公式サイト)。町章もこの5城を図案化したもの。城下町として栄えた記憶が、そのまま町の名前とシンボルに刻まれているんですね。

推しポイント5:廃校再生の拠点「BABAME BASE」

2013年に閉校した旧馬場目小学校の校舎は、五城目町地域活性化支援センター(通称BABAME BASE)として生まれ変わりました。起業やコミュニティ活動を行う事業者が入居し、この小さな町に移住や新しいなりわいの動きを呼び込んでいます。古い木造校舎に人が集まる様子は、五城目の「今」を象徴する光景です。

五城目町の歴史

五城目町の歩みは、平安時代の古い村の記録から始まり、中世の城下町として市が立ち、近代に町となって周辺の村々と合併する、という三段階でとらえると分かりやすいです。市(いち)と城、そして木材や酒といった産業が、時代ごとに町の姿を形づくってきました。地名の表記が「五十目」から「五城目」へと変わっていった経緯も、この町らしい物語です。

古代〜中世──市と城の町へ

平安時代中期(930年頃)の辞書『和名類聚抄』には、秋田郡最北の村として「率浦郷(いさうらごう)」の名が記されています。1495年には市神をまつって市が開かれ、これが五城目朝市の起源と伝えられています(出典:五城目町公式サイト)。16世紀末には砂沢城が築かれ、城下に人と物が集まりました。

近代──五十目村から五城目町へ

1889年(明治22年)の町村制施行で五十目村(いそのめむら)が発足し、1896年(明治29年)に町制施行して「五城目町」と改称しました(出典:五城目町公式サイト)。江戸時代に「五十目」へ格好の良い字を当てたのが表記の始まりで、町制を機に正式な町名として採用されたと伝わります。

現代──合併と、今につながる出来事

1955年(昭和30年)に旧五城目町・馬場目村・富津内村・内川村・大川村の5町村が合併し、現在の五城目町が誕生しました。1990年(平成2年)には、明仁天皇の即位に伴う大嘗祭で、大川石崎の水田が悠紀田(斎田)に選ばれています。一方、近年は2022年・2023年・2025年と内川川などの氾濫が続き、治水は町の大きな課題になっています。

五城目町の文化・風習

方言と話し方の特徴

五城目町で話されるのは、秋田県の中央部らしい秋田弁です。やわらかい響きと短い言い回しが特徴で、相づちのんだ(そうだ・そうだね)はとにかくよく登場します。ほかにもめんけ(かわいい)、しったげ(とても・すごく)、なんも(どういたしまして・大丈夫)、がっこ(漬物)、へば(それじゃあ・またね)など。方向を表すときは「秋田さ行ぐ」のように助詞(〜へ・〜に)を使い、「ける」(あげる)・けれ(ちょうだい)も日常語です。朝市でお店の人に話しかけると、こうした言葉がぽんぽん返ってきますよ。

食卓と季節の暮らし

新米の季節になると、家庭で作られるのがだまこ餅です。ご飯をお手玉のように丸め、地鶏の出汁の効いた鍋に入れて食べる、いわば五城目の「おふくろの味」。朝市のイベント日には、だまこ鍋や山菜汁の出店に列ができます。春の山菜、秋のきのこと、食卓が季節の恵みでくるくる変わっていくのが、この町の暮らしのリズムなんですよね。

人の気質と地域のつながり

五城目は、500年ものあいだ市を絶やさずに続けてきた町。売り手と買い手が顔を合わせて言葉を交わす文化が、今も生活のなかに息づいています。近年は移住者や若い出店者を迎える「ごじょうめ朝市plus+(朝ぷら)」も生まれ、伝統を守りながら新しい人を受け入れる空気があります。昔ながらの人情と、外から来た人への開かれた姿勢が同居しているのが五城目らしさです。

五城目町の特産品・食

特産品1:日本酒「一白水成」

五城目の食を語るなら、まずは一白水成から。華やかな香りに、甘みと旨み、そしてキレのある酸のバランスが持ち味で、冷やでもぬる燗でもすっと飲み進められます。仕込み水は蔵の敷地に湧く地下水、原料米は地元農家との契約栽培。「地の米・地の水・地の人」で醸す一杯は、だまこ鍋や山の幸との相性も抜群です(出典:福禄寿酒造)。新酒が出る冬に蔵を訪ねるのが、いちばんの贅沢かもしれません。

特産品2:山の恵み(山菜・きのこ)

朝市に並ぶ主役は、なんといっても山の幸です。春はワラビやゼンマイ、タラの芽やコゴミ。秋になれば栗やきのこがどっさり顔を出します。町の8割が山地という土地柄そのものが、この豊かさの理由。売り手が下ごしらえや食べ方をその場で教えてくれるので、山菜に不慣れな人でも安心して買えますよ。旬の時期には「山菜まつり」「きのこまつり」も開かれます。

特産品3:五城目鍛冶の打刃物

食べ物ではありませんが、五城目の食卓を支えてきたのが打刃物です。約500年続く五城目鍛冶の包丁や鉈は、手打ちならではの鋭い切れ味が身上。マタギが山で使う山刀「ナガサ」は、いまも全国の使い手に選ばれています。秋田県の伝統的工芸品に指定された確かな技で、台所に一本あれば毎日の料理が変わります(出典:手しごと秋田(秋田県))。


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五城目町の観光スポット

五城目町の見どころは、大きく「朝市通りの町なか」と「森山や渓流の自然」に分かれます。500年以上続く朝市と酒蔵が並ぶ下タ町通りをのんびり歩き、そのあと車で森山の展望台や山あいの温泉へ足をのばす――そんな組み立てがしっくりくる町なんですよ。まずはエリアごとに、押さえておきたいスポットを紹介します。

朝市通りと町なかの見どころ

  • 五城目朝市 – 1495年に始まった秋田県内で最も古い露店市で、毎月2・5・7・0のつく日に午前7時ごろから正午まで下タ町通りで開かれます(出典:五城目町公式サイト)。午前10時前後がいちばんの賑わい。売り手のおじちゃん・おばちゃんと言葉を交わしながら、その日の山菜やきのこを選ぶ時間が何より楽しいんです。
  • 福禄寿酒造・下タ町醸し室 HIKOBE – 朝市通りに面する1688年創業の酒蔵で、隣接するカフェ「下タ町醸し室 HIKOBE」では「一白水成」の利き酒や、仕込み水で淹れたコーヒー、酒粕スイーツを味わえます(出典:福禄寿酒造)。赤煉瓦の壁を眺めながらの一杯は、朝市歩きのちょうどいい休憩になります。
  • 五城館(矢田津世子文学記念室) – 昭和初期の土蔵造り農業倉庫を再生した施設で、レストラン「悠紀」や、五城目出身の作家・矢田津世子の文学記念室があります。入場無料、開館は午前10時から午後6時30分までです(出典:五城目町公式サイト)。古い建具を生かした空間は、雨の日の散策先にもぴったりです。

森山と城跡──自然と歴史を一度に

  • 森山(希望の鐘展望台) – 標高325メートル、五城目町のシンボルとされる山です。山頂の「希望の鐘」からは八郎潟の干拓地や男鹿半島、遠く鳥海山・森吉山まで見渡せます。眼下の田園に夕日が映る時間帯がとりわけ美しいですよ。なお森林公園から鐘楼側へ続く管理道路は、落石のため通行止めとなる期間があるので、訪問前に最新情報の確認をおすすめします(出典:五城目町公式サイト)。
  • 五城目城(森林資料館) – 森山にある模擬天守で、かつての城跡に建てられた資料館です。入館は無料で、林業の歴史や動物の剥製などが展示されています(出典:五城目町公式サイト)。国道から見上げる白い天守はこの町の目印。すぐ下まで車で上がれますが、道幅が狭いので運転は慎重に。

山あいの渓流・温泉・道の駅

  • 馬場目岳 – 太平山県立自然公園にそびえる標高1,037メートルの山で、ブナ原生林や高山植物、渓流釣りで知られます(出典:五城目町公式サイト)。ただし五城目町側の登山口までの道は土砂崩れなどで通行止めになることがあるため、入山前に必ず最新状況を確認してください。
  • 赤倉山荘 – 富津内中津又の一軒宿で、江戸時代から続くと伝わる開湯300年以上の温泉です。日帰り入浴は午前10時から午後6時(入館は午後5時30分まで)、大人350円・小人100円、月曜休館。名物のだまこ鍋も味わえます(出典:赤倉山荘公式サイト)。とろりとした湯ざわりで、山歩きのあとの体にしみます。
  • 道の駅五城目(悠紀の国五城目) – 国道285号沿いの道の駅で、特産品や農産物直売所、食事処がそろいます。特産キイチゴ(ラズベリー)のソフトクリームや、郷土料理のだまこ汁が名物。裏手には樹齢300年のモミの木を擁する自然観察園もあります(出典:道の駅五城目公式サイト)。ドライブの休憩に立ち寄りやすい場所です。

五城目町の観光ルート

計算中…

五城目町は鉄道の駅がないので、旅の足は基本的に車です。町なかは朝市通りを中心にコンパクトにまとまっているので、午前は町歩き、午後は森山や温泉、というリズムが組みやすいですよ。町内でゆっくり楽しむ日帰りルートと、八郎潟・大潟村まで足をのばす広域ルートを紹介します。

【車・1日】朝市と酒蔵、森山展望の町なか満喫ルート

朝市が立つ2・5・7・0のつく日に合わせるのがコツです。

9:00 五城目バスターミナル周辺(駐車)→ 9:10 五城目朝市 → 10:30 福禄寿酒造・HIKOBE → 12:00 昼食(だまこ鍋)→ 13:30 五城館 → 15:00 森山・五城目城(車で山頂近くへ)

五城目朝市(80分)→ 朝いちばんの活気の中で山菜やきのこを物色。午前10時前後がもっとも賑わうので、早めの到着がおすすめです。

福禄寿酒造・HIKOBE(60分)→ 朝市通りの突き当りで「一白水成」を利き酒。歩き疲れた足を、酒粕スイーツとコーヒーで休めます。

五城館(60分)→ 土蔵造りの空間で郷土の作家・矢田津世子の世界にふれ、昼下がりをのんびり過ごします。

森山・五城目城(90分)→ 夕方に山頂へ。八郎潟に沈む夕日を狙うなら、日没の1時間前に着くよう逆算すると安心です。

【車・半日】温泉と道の駅ののんびりルート

山あいでゆっくり過ごしたい日の半日コースです。

13:00 五城目八郎潟IC → 13:20 道の駅五城目 → 14:30 富津内方面へ → 15:00 赤倉山荘(入浴)

道の駅五城目(60分)→ キイチゴソフトを片手に自然観察園を散歩。特産品やお土産もここでまとめて選べます。

赤倉山荘(90分)→ 山あいの一軒宿でとろりとした湯に浸かり、だまこ鍋で体を温めます。日帰り入浴は午後6時までなので、夕方前の到着が安心です。

【車・1日】広域ルート:五城目〜八郎潟・大潟村

隣接する八郎潟・大潟村まで足をのばし、干拓地の雄大さも味わうルートです。

9:00 五城目朝市 → 11:00 道の駅五城目 → 12:30 八郎潟町方面で昼食 → 14:00 大潟村(干拓地の直線道路・菜の花ロード)→ 16:00 五城目へ戻る

五城目朝市(90分)→ まずは町の顔である朝市で買い物と食べ歩き。

道の駅五城目(60分)→ お土産を補給し、ドライブ前のひと休み。

大潟村(120分)→ 見渡すかぎりの水田と一直線の道が続く、干拓地ならではの風景。春はエリア一帯が菜の花と桜で彩られます。


ここまで見てきたとおり、見どころが少し離れた場所に点在していることもあります。気になるスポットをまとめて回るなら、レンタカーがあると一気に動きやすくなりますよ。料金は会社や時期でけっこう変わるので、まとめて比較できるサイトでサッと見ておくのがおすすめです。

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そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

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五城目町の年間イベント

五城目町のイベントは、その多くが500年以上続く朝市を舞台にしています。春の山菜、夏の川あそび、秋のきのこ、冬の鍋と、季節の恵みがそのままお祭りになるのが五城目らしいところ。朝市通りが一年でいちばん賑わう瞬間を、季節ごとに紹介しますね。

春〜夏:朝市うきうき春まつり・市神祭・みずたたきまつり

春を告げるのが、例年5月に開かれる「朝市うきうき春まつり」です。かつての「山菜まつり」から名称が変わったイベントで、山菜がピークを迎えるこの時期、朝市通りにワラビやタラの芽がずらりと並びます(出典:五城目町公式サイト)。

6月中旬には、市の守り神をまつる「市神祭」、7月中旬には水にちなんだ「みずたたきまつり」が続きます。どちらも朝市と一体になった行事で、地元の人と旅行者が入り混じって歩く、独特のあたたかさがあるんですよ。

秋:きのこまつりと朝ぷら

秋の主役は、きのこです。例年秋に開かれる「きのこまつり」では、朝市通りに天然きのこが所狭しと並び、きのこ汁やだまこ鍋の湯気が立ちのぼります。香り高い天然なめこは、スーパーのものとはまるで別物。売り手が調理法まで教えてくれます。

また、4月から11月の市が立つ土日には、若い出店者による「ごじょうめ朝市plus+(朝ぷら)」も開かれます(出典:五城目町公式サイト)。焼き菓子や雑貨、キッチンカーが並び、昔ながらの朝市とはまた違うにぎわいが楽しめます。

冬:あったか鍋まつりと酒蔵の蔵開き

雪深い五城目の冬を彩るのが、例年2月に朝市通りで開かれる「あったか鍋まつり」です。だまこ鍋やたら鍋、きのこ汁がずらりと並び、冷えた体が芯から温まります。

この日は、普段は蔵見学を行っていない福禄寿酒造が特別に蔵を開放し、秋から仕込んだ新酒を限定販売する蔵開きも同時開催されます(出典:福禄寿酒造)。鍋と新酒、雪と湯気――五城目の冬をまるごと味わえる一日です。

五城目町のエリア別の顔

五城目町は、昭和30年に旧五城目町・馬場目村・富津内村・内川村・大川村の5町村が合併して生まれた町です(出典:五城目町公式サイト)。そのため、旧村ごとに少しずつ表情が違います。旅する視点で、それぞれのエリアの顔を見ていきましょう。

下タ町・中心市街地エリア──朝市と酒蔵が息づく町の核

朝市通り(下タ町通り)を中心とした町の中心部です。500年以上続く朝市、福禄寿酒造、五城館などが徒歩圏に集まり、この町の観光の起点になります。昔ながらの商店や古本屋、和菓子屋が点在し、歩くだけで昭和の空気が漂う一角。町歩きやグルメを楽しみたい人にいちばん向いたエリアです。

森山エリア──展望と城跡を楽しむ自然公園

町の東寄りにそびえる森山一帯です。希望の鐘展望台や五城目城(森林資料館)があり、車で気軽に山頂近くまで上がれます。八郎潟や男鹿半島を一望できる眺めは、この町でいちばんの見晴らし。景色を眺めながらゆっくり過ごしたい人におすすめのエリアです。

馬場目・内川・富津内エリア──渓流と温泉の山あい

町の東部から山側にかけて広がる、旧馬場目村・内川村・富津内村のエリアです。馬場目岳や渓流釣りのスポット、赤倉山荘のような山あいの温泉が点在します。イワナやヤマメが泳ぐ川、ブナの原生林と、自然に浸りたい人向けの静かな一帯。温泉と山歩きをのんびり味わうのに向いています。

大川・西部エリア──田園とICのある玄関口

八郎潟に近い西部の平野部が、旧大川村を含むこのエリアです。町の西端に五城目八郎潟ICと道の駅五城目があり、車で町を訪れる際の玄関口になります。穀倉地帯らしい田園風景が広がり、ドライブや道の駅での買い物、周辺の八郎潟・大潟村への拠点として便利なエリアです。

五城目町の気候・季節の暮らし

五城目町は、寒暖差の大きい大陸性の気候で、国から豪雪地帯に指定されています。年平均気温は11.2℃、年間の降雪量は410センチ前後で、真冬日(一日中0℃未満の日)が年11日ほどあります(出典:気象庁)。四季の表情がくっきり分かれる町で、暮らしのリズムも季節ごとにがらりと変わるんですよ。

夏──6月〜8月の暮らし

夏は真夏日が年に20日ほどあり、盆地特有の蒸し暑さを感じる日もあります。ただ朝晩は比較的涼しく、山あいの渓流沿いはひんやり。馬場目川でのイワナ・ヤマメ釣りや川遊びが気持ちいい季節です。朝市には山菜からきのこへと、少しずつ夏の恵みが並びはじめます。

秋──9月〜11月の暮らし

秋は一年でいちばん過ごしやすい時季かもしれません。山がきのこの最盛期を迎え、朝市の「きのこまつり」で天然なめこや香茸を求める人でにぎわいます。新米が出回る頃には、家庭でだまこ餅を作る香りが漂います。日が短くなると、そろそろ長い冬の支度が始まります。

冬──12月〜3月の暮らし

冬はしっかり雪が積もる豪雪地帯です。年間降雪量は410センチ前後、近年でも氷点下10℃を下回る朝があり、2023年1月には-10.3℃を観測しています(出典:気象庁)。除雪や雪かきは冬の日課で、車の運転にはスタッドレスが欠かせません。それでも、2月の「あったか鍋まつり」で湯気の立つ鍋を囲む時間は、この町の冬ならではの温かさです。

春──4月〜5月の暮らし

春は雪どけとともに一気に動き出します。5月の「朝市うきうき春まつり」の頃には山菜がピークを迎え、朝市通りがワラビやタラの芽で埋まります。桜が咲き、山が新緑に染まる時季は、山歩きにも町歩きにもいちばん心地よいシーズンです。

五城目町の移住・暮らし情報

五城目町は人口7,147人の小さな町ですが、朝市や酒蔵といった暮らしの核があり、廃校を再生した「BABAME BASE」を拠点に移住者や起業家も集まっています。車があれば秋田市までは40分ほど。都市の便利さと山里の静けさの、ちょうど中間にある暮らしが手に入る町なんですよ。

通勤・通学

秋田市まで車でおよそ40分の距離にあり、秋田市へ通勤する人も少なくありません(出典:五城目町公式サイト)。町内には高校もあるため、高校までは町の中で通学が完結します。車移動が生活の前提になるエリアです。

住宅環境

賃貸物件の数はそれほど多くありませんが、2LDKでおよそ5万円前後の物件が見つかります(出典:SUUMO)。中古の一戸建てや空き家も流通しており、町では住宅リフォームの補助制度も設けられています。ゆとりある一軒家を手頃な価格で探しやすいのが、この町の住宅事情です。

買い物環境

国道285号沿いに大型スーパーがあり、週末には周辺地域からの買い物客も多く訪れます。日常の食料品や生活用品はこのロードサイドで揃います。加えて、2・5・7・0のつく日には朝市で新鮮な野菜や山菜が手に入るのが、この町ならではの暮らしです。

子育て・教育

町内には五城目小学校、五城目第一中学校、秋田県立五城目高等学校がそれぞれ1校ずつあり、高校まで町内で通えます(出典:五城目町公式サイト)。出会い・子育て情報サイト「ARUCO」など、移住者や子育て世代へのサポート発信にも力を入れています。

医療環境

五城目町内に公立の総合病院はなく、入院や専門的な医療は隣接する八郎潟町の湖東厚生病院が担っています。日常のかかりつけは町内の診療所を利用し、大きな受診は車で近隣の医療機関へ、という形が現実的です。

エリア別の暮らし視点

中心部の下タ町周辺は、朝市や商店が徒歩圏にまとまり、車がなくても比較的暮らしやすいエリアです。一方、馬場目・内川・富津内などの山側は、自然に近い静かな環境で、家庭菜園や田舎暮らしを楽しみたい人向け。西部の大川エリアはICや道の駅に近く、車での移動が多い人に便利です。

五城目町へのアクセス

五城目町には鉄道の駅がないため、旅の入口は「秋田市・秋田駅」か「JR八郎潟駅」になります。首都圏からは秋田新幹線か飛行機で秋田市へ入り、そこからバスや車で北上するのが基本の流れです。順に見ていきましょう。

車でのアクセス

秋田市の中心部から北へ約40分で五城目町に着きます(出典:五城目町公式サイト)。高速道路を使う場合は、町の西端にある秋田自動車道の五城目八郎潟ICが玄関口。ICから中心部の朝市通りまでは車で15分ほどです。町内は車移動が前提になるので、レンタカーがあると動きやすいですよ。

鉄道+バスでのアクセス

最寄り駅はJR奥羽本線の八郎潟駅(八郎潟町)です。八郎潟駅から五城目バスターミナルまでは路線バスで10分ほど、片道200円で結ばれています(出典:五城目町公式サイト)。また、秋田駅からは秋田中央交通の五城目線バスが直通しており、およそ1時間で到着します(出典:秋田中央交通)。

飛行機でのアクセス

遠方からは秋田空港が便利です。空港から秋田駅までは秋田中央交通のリムジンバスが運行しています(出典:秋田中央交通)。秋田駅で五城目線バスに乗り継げば、空路でも町までスムーズに入れます。首都圏から新幹線を使う場合は、秋田新幹線「こまち」で東京から秋田までおよそ4時間が目安です。

町内移動の現実的アドバイス

朝市も森山も温泉も、それぞれ離れているので、町内をしっかり回るなら車が現実的です。朝市だけを目当てにするなら、八郎潟駅からのバスでも十分たどり着けます。朝市は2・5・7・0のつく日に開かれるので、この日程に旅を合わせるのが最大のコツですよ。


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【地元住民に直撃!】五城目町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

朝市に店を出している農家です。うちは畑のものと、春先の山菜を中心に並べています。ここの市は日付に二、五、七、〇のつく日に立つので、その朝に合わせて収穫して持っていくんです。

五百年以上続いてきた市ですけど、続けているのはごく普通の暮らしの延長でね。お客さんと言葉を交わしながら売るのが、私にとっては当たり前の仕事なんですよ。

Q2.五城目町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

やっぱり朝市通りですね。早い時間ほど活気があって、山菜やきのこ、鮮魚が並んで、売り手との会話ごと楽しんでほしいです。

あとは町のシンボルの森山。山頂の展望からは八郎潟の田んぼや遠くの山まで見渡せて、夕方に田に西日が落ちる景色は地元の私でも見とれます。城跡の資料館も静かでいいですよ。

Q3.五城目町でお土産を買うとしたらなんですか?

定番はこの町の地酒ですね。朝市通りの酒蔵のもので、県外の人にも喜ばれます。あとは町の名産の打刃物。包丁は一本あると台所が変わります。

地元ならではだと、特産の木苺を使ったお菓子やソフト。道の駅で手に入りますよ。季節の山菜の水煮なんかも、家で秋田の味を思い出せると好評です。

Q4.外から人が来たときに、五城目町でまず連れていく店はどこですか?

まずは朝市そのものに連れていきます。店というより、通りを歩きながら気になったものをつまんでもらうのが一番なんです。

お昼は郷土料理のだまこ鍋を出すところへ。丸めたご飯を鶏の出汁で煮た素朴な鍋で、新米の時期は特に体にしみます。土蔵を生かした施設のお店も落ち着きますよ。

Q5.五城目町はどんな気質だと思いますか?

職人気質と、北国らしい人情が同居している土地だと思います。市の売り手も、昔ながらのやり方を頑固に守る人が多いんです。

その一方で、廃校を活かした拠点に外から移り住んできた若い人も増えていて、新しい出店者を受け入れる懐の深さもある。閉じてはいない町ですね。

Q6.昔に比べて、五城目町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直に言えば、朝市の売り手も買い手も高齢になって、昔ほどの賑わいはないというのが本音です。人も少しずつ減っていますしね。

ただ、市が立つ土日に若い世代が焼き菓子や雑貨を出す取り組みが根づいて、また別のにぎわいが生まれてきました。昔と今のちょうどいい混ざり具合だと感じます。

Q7.五城目町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

大きな箱物より、この市を次の世代にどう渡していくかが一番の願いです。若い出店者が増えて、市の風景が続いていってほしい。

廃校を使った拠点から新しい仕事や人の流れが生まれているので、そこに期待しています。町長をはじめ町全体で、暮らしと市を守る動きが続けばいいなと思っています。

五城目町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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