【秋田県三種町】ってどんなとこ?じゅんさい日本一と釜谷浜の砂像【地元民のリアルな声あり】

秋田県三種町のサンドクラフトin三種:快水浴場100選の釜谷浜を舞台に、迫力ある砂像の展示や海上花火が楽しめる三種町の夏のイベントです。

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三種町(みたねちょう)は、秋田県北西部・山本郡に位置する人口12,903人の町です。日本海に面し、じゅんさいの生産量で全国トップを誇ります。

三種町の見どころを5つに凝縮すると、こうなります:

  • じゅんさい生産量日本一──国内流通のおよそ9割を占めるとされる「食べるエメラルド」の里
  • 釜谷浜のサンドクラフト──環境省「快水浴場100選」の砂浜で行われる砂像と海上花火
  • ✅ 国の重要文化財「大山家住宅」──江戸末期の中門造り農家(1973年指定)
  • 八竜メロン──砂丘地で育つ甘い特産品。ここだけの「サンキューメロン」も
  • 森岳温泉と房住山──旧宿場町の湯どころと、三種川の源になる山

「静かな水辺や火山ではなく“沼と砂丘”の風景を見たい人」「珍しい食材に出会いたい人」「のんびりした暮らしを探している移住検討者」に向いた町です。この記事では、観光・特産・歴史から文化や暮らしの空気感まで、地元目線で紹介します。

人口12,903 人 ※2026年6月1日時点(推計人口)
面積247.98 km²
人口密度52 人/km²

※町の基本情報は三種町公式サイトを参照。

三種町は、東を上小阿仁村、南を男鹿市大潟村八郎潟町五城目町、北を能代市に接し、西は日本海に面しています(出典:三種町公式サイト)。房住山に源を発する三種川がほぼ中央を流れ、干拓地の大潟村とは八郎湖の承水路を挟んで向き合っています。

2006年に3つの町が合併して生まれた、比較的新しい町でもあります。沼・砂丘・温泉・宿場町の名残と、小さな面積に見どころが点在しています。ひとつずつ見ていきましょう。

目次

三種町の推しポイント

三種町の顔は、なんといっても水草のじゅんさい。日本一の産地として知られています。加えて、夏の釜谷浜を彩る砂像イベント、江戸末期の重要文化財、砂丘生まれのメロン、そして温泉と山。バラバラのようで、どれも「水」と「砂地」というこの町の地形につながっているのがおもしろいところです。ここでは5つに分けて紹介します。

推しポイント1:じゅんさい──沼で摘む「食べるエメラルド」

三種町は、国内で生産されるじゅんさいのおよそ9割を占めるとされる、日本一の産地です。ぬめりに包まれた若芽が太陽に光る様子から「食べるエメラルド」とも呼ばれています。旧山本町の森岳地区が生産の中心で、収穫は例年5月ごろから夏いっぱいまで続きます。小舟に乗って一粒ずつ手で摘む摘み採り体験もできるんですよ。

推しポイント2:釜谷浜のサンドクラフト──砂像と海上花火

八竜地区の釜谷浜海水浴場は、環境省の「日本の快水浴場100選」に選ばれた砂浜です(出典:三種町観光協会)。毎年夏、この浜でプロの彫刻家らが砂像を制作・展示する「サンドクラフトinみたね」が開かれ、2026年で30年目を迎えます。日が暮れると砂像がライトアップされ、昼とはまた違う表情になります。

推しポイント3:国重要文化財・大山家住宅

鵜川地区に残る大山家住宅は、江戸時代末期に建てられた農家建築で、1973年(昭和48年)に国の重要文化財に指定されました(出典:三種町公式サイト)。主屋から馬屋を突き出したL字型の「中門造り」で、能代・山本地方の典型例とされています。上級階層にのみ許された「せがい」という工法が使われているのも見どころです。見学には事前予約が必要です。

推しポイント4:八竜メロンとサンキューメロン

西部の八竜地区は、県内でも指折りのメロン産地。1960年代半ばから砂丘地を生かした栽培が本格化しました(出典:国土交通省 多言語解説文データベース)。この地域でしか作られない「サンキューメロン」をはじめ、タカミやグレースなど品種はさまざま。夏になると直売所の棚がメロンで埋まります。

推しポイント5:森岳温泉と房住山

山本地区の森岳温泉は、旧羽州街道の宿場町として栄えた森岳エリアにある温泉地で、町の観光の核になっています。町の南東にそびえる房住山は三種川の源となる山で、初夏には山開きの神事と登山が行われます。沼と海だけでなく、山と湯の楽しみもある町なんです。

三種町の歴史

三種町の歴史は、大きく3つの流れで捉えられます。街道の宿場町や日本海沿いの砂防林づくりに始まる江戸期、稲作やじゅんさい・メロン栽培が地域を支えた近代、そして2006年の合併で新しい町として歩み出した現代です。順に見ていきます。

江戸期──宿場町と海岸の砂防林

鹿渡や森岳は、羽州街道の宿駅としてにぎわいました。また日本海沿いの砂防林は、寛政年間(1789〜1801年)に栗田定之丞らが進めた砂留・植林事業によってつくられたものです。飛砂に悩まされた海岸を、人の手で守り育てた歴史がここにあります。

近代──稲作とじゅんさい、砂丘のメロン

三種川流域には水田が広がり、砂丘地ではメロンやスイカ、アスパラガスなどが育てられてきました。じゅんさいは1987年(昭和62年)から旧山本町が転作作物として奨励事業を行い、生産が急速に拡大しました。地域の地形に合わせて、それぞれの土地に合う作物が根づいていったのです。

現代──合併と、たび重なる水害

2006年(平成18年)3月20日、琴丘町山本町八竜町の3町が合併して三種町が誕生しました。町名は3町を流れる三種川に由来します(出典:三種町公式サイト)。一方で近年は、2022年・2023年・2025年と三種川の氾濫による浸水被害が続いており、水と向き合う町の一面もうかがえます。

三種町の文化・風習

方言と話し方の特徴

三種町を含む秋田県北部では、秋田弁が話されています。特徴は、語頭以外の「カ行・タ行」が濁って聞こえること。初めて聞くと少し早口で強く感じるかもしれませんが、慣れると温かい響きなんですよ。

よく使われる言葉には、んだ(そうだ・そうだね)、しったげ(とても・すごく)、めんけ(かわいい)、なんも(どういたしまして・大丈夫)などがあります。別れ際にはへば(それじゃあ)、漬物のことはがっこ(漬物)と言います。「お茶っこ」のように、物に「っこ」を付けるのも秋田らしい言い回しです。

食卓と季節の暮らし

夏の食卓に欠かせないのが、地元のじゅんさい。さっと茹でて冷やし、ポン酢やわさび醤油でいただいたり、お吸い物やお鍋に入れたりと、家庭ごとに定番の食べ方があります。ぷるんとした喉ごしは、この町の初夏の風物詩ですね。

冬は日本海側特有の北西の季節風が強く吹き、平野部でも雪が積もります。降雪日数は40〜50日ほど(出典:三種町公式サイト)。雪と付き合いながら、春の芽吹きや夏の摘み採りを待つ暮らしがあります。

人の気質と地域のつながり

合併で生まれた町だけあって、鹿渡・森岳・鵜川といった旧町ごとの中心地が今も残り、それぞれに直売所や祭りの文化が息づいています。じゅんさいや砂像、メロンなど、みんなで一つのものを盛り上げる催しが多いのも、この町らしいところ。訪れると、地域の距離感の近さを感じられるはずです。

三種町の特産品・食

特産品1:じゅんさい

三種町といえば、まずこれ。国内生産のおよそ9割を占めるとされる日本一の産地です。味というより「食感」を楽しむ食材で、ゼリー状のぬめりとつるんとした喉ごしが特徴。旬は初夏から夏にかけてで、生のものはこの時期しか味わえません。きれいな水でしか育たないため、山からの清らかな水に恵まれたこの町が理想の産地になりました。

特産品2:八竜メロン

八竜地区の砂丘地で育つメロンは、甘みが強いと評判。6月ごろから8月のお盆過ぎまで、時期ごとに違う品種が出回ります。なかでも「サンキューメロン」は八竜でしか作られない珍しい品種なんですよ(出典:三種町観光協会)。旬の時期は直売所に何種類ものメロンが並び、食べ比べも楽しめます。

特産品3:米・アスパラガス

三種川流域では古くから米づくりが盛んで、有機質の堆肥を使った岩川水系米などが知られています。砂丘地では春と冬に旬を迎えるアスパラガスも育ち、うま味とコクのある一本に。水田と砂丘、両方の恵みが味わえるのがこの町ならではです。

特産品4:馬肉

意外に思われるかもしれませんが、三種町は馬肉の生産も盛んな町です。馬肉を扱う精肉店が複数あり、新鮮な馬刺しや煮込みが手に入ります(出典:三種町公式サイト)。じゅんさいやメロンとはまた違う、地元ならではの味覚として覚えておいてください。


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三種町の観光スポット

三種町めぐりのキーワードは「水」と「湯」、そして「縄文」です。じゅんさいの沼、日本海の砂浜、石油とともに湧いた塩の温泉、そして道の駅で土笛を作れる縄文スポット。小さな町に、性格の違う楽しみが点在しています。まずは押さえておきたい場所を、テーマごとに紹介していきますね。

沼と海で、水辺を楽しむ

  • じゅんさい摘み採り体験 – この町ならではの体験。小舟に乗り、棒で舵を取りながら素手でじゅんさいを摘みます。受入れは例年5月10日ごろから夏まで、令和8年度の料金は大人(中学生以上)3,000円・子ども(小学生)2,000円です(出典:三種町観光協会)。水面をかき分けてぷるんとした若芽を探す感覚は、ちょっとした宝探しですよ。
  • 釜谷浜海水浴場 – 環境省の「日本の快水浴場100選」に選ばれた砂浜で、夏はサンドクラフトの会場にもなります(出典:三種町観光協会)。海開きは例年7月上旬。日本海に沈む夕日がとてもきれいで、泳がなくても立ち寄る価値があります。
  • 惣三郎沼公園 – 森岳温泉郷の入口にある広い公園で、芝生広場や遊具、テニスコートがそろっています。沼のまわりをソメイヨシノが囲み、例年4月下旬〜5月上旬がお花見の見ごろ(出典:三種町観光協会)。散歩がてらのんびり過ごすのにちょうどいい場所です。

塩の湯で、あたたまる

  • 森岳温泉郷 – もとは石油採掘の際に湧き出たという珍しい温泉で、なめるとしょっぱい塩化物泉。湯冷めしにくいと評判です(出典:旅東北(東北観光推進機構))。総ヒバ造りの「森岳温泉ゆうぱる」や無料の「かっぱの足湯」など、湯めぐりが楽しめる温泉街なんですよ。
  • 砂丘温泉ゆめろん – 八竜地区・大口にある、日本海の夕日を望む温泉。大浴場がリニューアルされ、炭酸泉やサウナも整いました。日帰り入浴もでき、入浴料は大人500円です(出典:旅東北(東北観光推進機構))。ここでしか味わえないご当地丼「かましメシ」も名物です。

縄文と江戸に、ふれる

  • 道の駅ことおか・サンバリオ – 縄文土器をイメージしたユニークな外観の道の駅。併設の体験学習物産館サンバリオでは、近くの高石野遺跡から出土した縄文の楽器「土笛」づくりが体験できます(要予約)。展望台からは白神山地や男鹿半島まで見渡せます(出典:旅東北(東北観光推進機構))。
  • 大山家住宅 – 鵜川地区に残る江戸時代末期の農家建築で、1973年(昭和48年)に国の重要文化財に指定されています(出典:三種町公式サイト)。馬屋を突き出したL字型の「中門造り」は、雪国の暮らしそのもの。見学は事前予約が必要です。

三種町の観光ルート

計算中…

三種町の旅は車移動が基本です。町内は沼・温泉・海をつなぐルートが組みやすく、時間があれば南の男鹿市や北の能代市とあわせて回るのもおすすめ。目的に合わせて、3つのモデルルートを紹介しますね。

【車・1日】森岳・じゅんさいルート

出発地点:秋田自動車道 琴丘森岳IC

9:00 道の駅ことおか → 9:40 じゅんさい農園(車20分)→ 12:00 惣三郎沼公園 → 14:00 森岳温泉ゆうぱる

道の駅ことおか(60分)→ 朝いちで土笛の展示を見て、こはぢゃソフトで一息。旅のウォーミングアップにちょうどいいです。

じゅんさい農園での摘み採り体験(90分)→ 5〜8月ならぜひ。午前の涼しい時間帯だと、水面もおだやかで摘みやすいんですよ。

惣三郎沼公園(60分)→ 芝生でお弁当を広げてのんびり。春なら桜、夏なら緑がまぶしい沼のほとりです。

森岳温泉ゆうぱる(90分)→ しめは塩の湯でゆっくり。一日歩いた体に、しょっぱい温泉がよく効きます。

【車・半日】八竜・海と砂のルート

出発地点:秋田自動車道 八竜IC

10:00 釜谷浜海水浴場 → 11:30 ドラゴンフレッシュセンター(車10分)→ 12:30 砂丘温泉ゆめろん

釜谷浜海水浴場(60分)→ まずは日本海へ。夏はサンドクラフトの砂像が並び、波打ち際を歩くだけでも気持ちがいいです。

ドラゴンフレッシュセンター(45分)→ ドラゴンタワーが目印の直売所。夏は八竜メロンが棚いっぱいに並びます。

砂丘温泉ゆめろん(90分)→ 夕方まで粘るなら、日本海に沈む夕日を湯船から。半日でも満足度の高いコースです。

【車・1日】広域ルート:男鹿とあわせてめぐる

出発地点:三種町

9:30 釜谷浜海水浴場(三種町)→ 11:00 男鹿真山エリア(男鹿市、車40分)→ 14:00 寒風山(男鹿市)→ 16:00 道の駅ことおか(三種町)

釜谷浜海水浴場(45分)→ 三種町側の海からスタート。広い砂浜で朝の海風を浴びましょう。

男鹿真山エリア(120分)→ 隣の男鹿市へ。なまはげの文化にふれられる、秋田を代表する観光地です。

寒風山(90分)→ 芝生におおわれた山頂からは、八郎潟の干拓地や日本海の大パノラマが広がります。

道の駅ことおか(45分)→ 帰りに三種町へ戻ってお土産を。梅大福や土笛まんじゅうが旅の締めにぴったりです。


ここまで見てきたとおり、見どころが少し離れた場所に点在していることもあります。気になるスポットをまとめて回るなら、レンタカーがあると一気に動きやすくなりますよ。料金は会社や時期でけっこう変わるので、まとめて比較できるサイトでサッと見ておくのがおすすめです。

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そして遠方から訪れるなら、思いきって一泊するのもおすすめです。日帰りでは通り過ぎてしまう夜や朝の時間に、その町ならではの静けさや表情に出会えます。お祭りやイベントの時期は宿が一気に埋まるので、早めの確保が安心ですよ。

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三種町の年間イベント

三種町のイベントは、季節ごとに顔が変わります。春の桜と梅、初夏から夏にかけてのじゅんさいと砂像、そして冬のイルミネーションや雪まつりまで。特産と自然に根ざした催しが多いのが特徴です(出典:三種町公式サイト)。

春:桜と梅、房住山の山開き

春はまず、鹿渡の金仏梅公園の観梅会から。例年4月上旬に梅が見ごろを迎え、園内を自由に散策できます。

続いて例年4月中旬には、惣三郎沼公園で桜まつり。屋台やキッチンカーが並び、夜桜のライトアップも楽しめます。ぜひ夕方から出かけてみてほしいですね。

5月下旬には、能代市との境にまたがる房住山で山開きの神事と登山が行われます。新緑のなかを歩く、気持ちのいいシーズンです。

初夏〜夏:じゅんさいと砂像

初夏の主役はやっぱりじゅんさい。例年6月上旬には「じゅんさい旬まつり」が開かれ、旬の味覚が楽しめます。

そして例年7月上旬には「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」。1時間でどれだけ摘めるかを競うシンプルな大会で、国内外から参加者が集まります(出典:三種町観光協会)。申し込みは受付開始から数時間で埋まる人気ぶりなんですよ。

釜谷浜の海開きも例年7月上旬。そして7月下旬には「みたねサンドクラフト」が開かれ、2026年で30年目を迎えます。夜は砂像がライトアップされ、昼とは違う幻想的な浜になります。

秋〜冬:道の駅祭りとイルミネーション

秋は例年10月下旬の「道の駅ことおか祭り」。地元の実りが集まる、収穫の季節らしい催しです。

冬になると、森岳温泉のイルミネーションが例年12月上旬から1月中旬にかけて温泉街を彩ります。湯上がりの散歩がてら眺めるのがおすすめです。

そして例年2月上旬には「みたね冬まつり」。雪国の三種町ならではの、冬の締めくくりになる行事です。

三種町のエリア別の顔

三種町は、2006年に琴丘・山本・八竜の3つの町が合併して生まれました。今もそれぞれに中心となる地区があり、担う役割がゆるやかに分かれています(出典:三種町公式サイト)。旅の目的に合わせてエリアを選ぶと、動きやすくなりますよ。

琴丘エリア(鹿渡)──交通と経済の玄関口

旧琴丘町の中心・鹿渡は、国道7号やJR、秋田自動車道のインターチェンジが集まる交通の要。道の駅ことおかや金仏梅公園もこのエリアです。町に入る最初の拠点として、旅の起点にしやすい場所ですね。

山本エリア(森岳)──温泉と観光の核

旧山本町の森岳は、かつて羽州街道の宿場町として栄えたエリア。森岳温泉郷や惣三郎沼公園があり、じゅんさい生産の中心地でもあります。温泉に泊まってゆっくり滞在するなら、このあたりが便利です。

八竜エリア(鵜川・浜口)──海と砂丘、行政の中心

旧八竜町の鵜川・浜口地区には町役場が置かれ、行政の中心になっています。日本海に面し、釜谷浜や砂丘温泉ゆめろん、メロンの直売所が集まるエリア。夏の海遊びや砂丘グルメを目当てにするなら、ここが目的地になります。

三種町の気候・季節の暮らし

三種町は、対馬暖流の影響で年間の平均気温が10℃前後と、東北の日本海側としては比較的おだやかな町です。ただし冬は低温で、北西の強い季節風が吹きます(出典:三種町公式サイト)。四季がはっきりしていて、季節ごとに暮らしの表情が変わるのが、この町で過ごす面白さなんですよ。

春〜夏──芽吹きと水辺の季節

春は惣三郎沼の桜や金仏梅公園の梅から始まり、5月ごろにはじゅんさいの摘み採りシーズンに入ります。日が長くなるにつれ、沼や田んぼの緑がぐんと濃くなっていきます。

夏は海と沼が主役。日本海側は太平洋側に比べて梅雨の晴れ間が多く、釜谷浜で泳いだり、メロンを頬張ったりと、外で過ごす時間が増える季節です。

秋──実りと落ち着きの季節

秋は収穫の季節で、道の駅や直売所に地元の実りが並びます。朝晩の空気がひんやりしはじめ、田んぼが黄金色に色づくと、冬支度の合図です。

冬──雪と季節風の季節

冬は日本海側特有の北西の季節風が強まり、雪も積もります。降雪日数は40〜50日ほど、積雪は平野部で10〜50センチ、山間部では100センチを超えることもあります(出典:三種町公式サイト)。車の雪対策や暖房は、暮らすなら欠かせません。

とはいえ、豪雪地帯というほどではなく、雪と付き合いながら暮らす町という感覚です。冬の森岳温泉の湯けむりは、この季節ならではの風景ですね。

三種町の移住・暮らし情報

三種町は、田園と海に囲まれた、のんびり暮らせる町です。買い物や通勤は隣の能代市とセットで考える人が多く、車があれば生活はぐっとしやすくなります。移住向けの支援制度も用意されているので、順番に見ていきましょう。

通勤・通学

町内には役場や農業・関連産業の仕事があり、通勤先としては隣接する能代市方面も選択肢になります。秋北バスが能代市中心部と三種町を結ぶ路線を運行しています(出典:三種町公式サイト)。高校進学時は、能代市などの学校へ通う生徒が多いようです。

住宅環境

住まいは庭付きの戸建てが中心で、家賃相場は秋田市などの都市部より低めと考えられます。具体的な物件はSUUMOなどで確認するのが確実です。

移住・定住を後押しする制度もあります。令和3年度から、若者世帯・子育て世帯が町内に住宅を取得する際の住宅取得支援補助金が設けられています(出典:三種町公式サイト)。フラット35の金利引き下げと組み合わせられるのもポイントです。

買い物環境

買い物は国道7号・101号沿いのロードサイド店が中心。加えて、八竜のドラゴンフレッシュセンターや産直センターメロディアン、道の駅ことおかなど、地元の直売所が身近にあります。旬の野菜や果物が手に入るのは、産地ならではの暮らしですよ。

子育て・教育

町内には小学校が5校、中学校が3校あります(出典:三種町公式サイト)。子育て交流施設「みっしゅ」内には子育て世代包括支援センターも置かれ、相談体制が整えられています。

先ほどの住宅取得支援も、子育て世帯が対象に含まれています。子育て世代の定住を意識した町だといえます。

医療環境

町内には森岳温泉病院をはじめとする医療機関があります。より高度で幅広い医療については、隣接する能代市の能代厚生医療センターが地域の拠点となっており、秋北バスの路線でも結ばれています。

エリア別の暮らし視点

旅の視点では役割ごとに分かれる3エリアですが、暮らす目線でも性格が違います。鹿渡(琴丘)は交通と買い物に便利で生活導線が短く、森岳(山本)は温泉と自然が身近。鵜川・浜口(八竜)は役場や海が近く、静かに暮らしたい人に向いています。

三種町へのアクセス

三種町へは、車・鉄道のどちらでも行けます。秋田自動車道とJR奥羽本線が町内を通り、秋田市や隣接する能代市を起点に考えると動きやすいです。交通手段ごとに整理しますね。

車でのアクセス

秋田自動車道の琴丘森岳ICと八竜ICの2つが町内に設けられています(出典:三種町公式サイト)。秋田市方面からも能代市方面からも、高速でアクセスしやすいのが強みです。町内は国道7号・101号が背骨のように走っています。

鉄道+バスでのアクセス

鉄道はJR奥羽本線が通り、町内には森岳駅と鹿渡駅があります。森岳駅には特急「つがる」が停車するため、秋田方面からのアクセスに便利です。駅から各スポットへは車移動が基本になります。

路線バスは、秋北バスが能代市中心部と三種町役場を結ぶ便を運行しています。町内の細かな移動には、三種町のふれあいバス・巡回バスも利用できます。

飛行機でのアクセス

遠方からは秋田空港が玄関口です。空港は秋田市の南側にあるため、三種町までは車で1時間30分前後を見ておくとよいでしょう。レンタカーを借りて向かうのが現実的です。

町内移動の現実的アドバイス

町内は東西25キロ・南北20キロと広がりがあり、沼・海・温泉が点在しています。効率よく回るなら、やはり車が一番。鉄道で来る場合も、駅でレンタカーを組み合わせると動きやすいですよ。


交通手段ごとに見てきましたが、「結局いちばん安く行くにはどうすれば?」と迷う方も多いはず。飛行機で向かうなら、航空券は予約のタイミングや会社によって料金が大きく変わります。複数の航空会社・LCCをまとめて比較できるサイトで、いちど最安値をチェックしておくと安心ですよ。

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【地元住民に直撃!】三種町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。

じゅんさい農家をしています。三種町はじゅんさいの生産が日本一で、その中心がこのあたりなんです。春の終わりから夏いっぱい、小舟に乗って一粒ずつ手で摘み取ります。

腰も指も大変な仕事なんですけど、澄んだ沼の上で若芽を探していると、これが暮らしの一部だなと感じます。摘み手が減っているのは、正直な悩みでもありますね。

Q2.三種町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まずは日本海に面した釜谷浜。快水浴場に選ばれた砂浜で、夏の砂像イベントのときは町じゅうが浜に集まるような賑わいになります。夕日がとにかくきれいですよ。

あとは地元の人がふらっと行く惣三郎沼公園。森岳温泉の入口にあって、桜の季節は沼のまわりが一面淡いピンクに包まれます。芝生でぼんやりするのが、私は好きなんです。

Q3.三種町でお土産を買うとしたらなんですか?

やっぱりじゅんさいですね。瓶詰めなら日持ちしますし、この町の有名なものといえばこれ、という顔になっています。夏なら八竜のメロンも喜ばれます。

地元の人間としては、直売所に並ぶ梅の加工品や、そら豆から作った手作りの豆板醤もおすすめ。素朴だけど、うちの食卓に普通にあるような味なんですよ。

Q4.外から人が来たときに、三種町でまず連れていく店はどこですか?

道の駅にある直売所によく連れていきます。縄文土器をかたどった建物で、地元の野菜や加工品がずらりと並んでいて、見ているだけでも楽しいんです。

そのあとは温泉の食事処へ。しょっぱいと言われる森岳の湯につかって、地元の丼ものを食べてもらう。この流れが、いちばん三種町らしいもてなしかなと思います。

Q5.三種町はどんな気質だと思いますか?

3つの町が合併してできた町なので、鹿渡、森岳、八竜と、それぞれに気質の違いがあるんです。ひとくくりにできない面白さがありますね。

共通しているのは、じゅんさいや砂像やメロンみたいに、みんなで一つのことを地道に盛り上げる粘り強さ。派手ではないけれど、人との距離が近くてあたたかい土地だと思います。

Q6.昔に比べて、三種町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

じゅんさいの生産量は最盛期からずいぶん減りましたし、摘み手や農家の高齢化も進んでいます。この現実は、正直に受け止めないといけないと思っています。

近年は大雨で三種川が氾濫する年もあって、川と向き合う難しさも感じます。それでも摘み採り体験や砂像に外から人が来てくれるのは、素直にうれしい変化ですね。

Q7.三種町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

沖合の洋上風力発電は話が動いたり止まったりで、この先どうなるかまだ見えません。期待もあるけれど、地元としては静かに見守っているところです。

私が一番期待しているのは、じゅんさいの担い手が増えること。摘み採り体験や世界大会をきっかけに、若い人が沼に興味を持ってくれたら、この町の景色は続いていくと思うんです。

三種町の関連リンク

本記事は、全国1741市町村を応援するために徹底調査して作成していますが、地元の方だからこそ知る最新情報や、記述の誤りなどがあれば、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお知らせください。地域の皆様と一緒に、より素晴らしい紹介ページを作っていきたいと考えております。

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