| 人口 | 13,231 人 ※2026年2月28日時点(住民基本台帳) |
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| 面積 | 368.79 km² |
| 人口密度 | 35.9 人/km² |
森町(もりまち)は、北海道渡島総合振興局・茅部郡に位置する「噴火湾といかめしの町」です。雄大な駒ヶ岳と内浦湾に抱かれ、駅弁の元祖「いかめし」発祥の地として全国的に有名。北海道で唯一「ちょう」ではなく「まち」と読む町でもあります。
面積は368.79km²、人口は13,231人(2026年2月28日時点・住民基本台帳)で、人口密度は35.9人/km²。北海道内で同じ「町」と書く自治体の中でも、森町だけが「まち」と読むのは長年の地元の呼び慣わしを尊重した結果なんですよ。函館駅からJR特急で約45分という距離感で、道南観光の要衝としても機能しています。
町の北部は内浦湾(噴火湾)に面し、東側には標高1,131mの北海道駒ヶ岳がそびえ、他の三方は山岳地帯。沿岸を国道5号とJR函館本線が縦貫しており、漁業と農業の両方が根づいた港町です。さらに、年平均気温は8.2℃、年降水量は1074.8mm(2002年〜2020年の平年値・気象庁)で、北海道のなかではかなり温暖な気候。冬でも積雪が少なく、「北海道のなかで暮らしやすい場所」として知られています。
同じ北海道渡島総合振興局管内では、北側で八雲町(二海郡)、南側で鹿部町(茅部郡)・七飯町(亀田郡)・北斗市と接し、檜山振興局側では厚沢部町(檜山郡)と境を接しています。函館圏と長万部・室蘭方面を結ぶ交通の要衝として、古くから人とモノが行き交ってきた立地ですね。
森町の推しポイント
元祖「いかめし」発祥の駅弁王国
森町の代名詞といえば、何といっても森駅の駅弁「いかめし」。1941年(昭和16年)に阿部商店が誕生させた逸品で、東京・京王百貨店の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」では2019年までに51回も売上1位を獲得した、日本の駅弁の代表格です。なまら(とても)有名なんですよ。
噴火湾ホタテ養殖の中心地
町の北側に広がる内浦湾(噴火湾)は、ホタテ垂下式養殖の発祥地のひとつ。森町には森漁業協同組合・砂原漁業協同組合があり、長万部・八雲・落部・砂原・鹿部とともに噴火湾沿岸の主要産地を構成しています。冬から春にかけて水揚げされる加工貝が町の経済を支える、漁業の町なんです。
駒ヶ岳を望むストーンサークル「鷲ノ木遺跡」
2006年に国指定史跡となった鷲ノ木遺跡は、約4,000年前の縄文時代後期前半に造られた北海道最大規模の環状列石。直径約37m×34mのほぼ円形で、約600個の石が三重に並べられており、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の関連資産にも位置づけられています。
道南屈指、約1,500本が咲き誇る桜の名所
青葉ヶ丘公園とオニウシ公園には合わせて約1,500本の桜が咲き、毎年4月下旬から5月中旬にかけて「もりまち桜まつり」が開催されます。森小町・駒見桜・堀井緋桜・青葉枝垂といった森町固有種の桜があるのは、ここだけ。なんも(とんでもない)、ここまで品種が多いとは知らなかったでしょう?
火山灰土壌が育む「都かぼちゃ」と地熱発電
駒ヶ岳の火山灰由来の水はけのよい土地で育つ都(みやこ)かぼちゃは、道南有数のブランド。さらに町北西部の濁川地区には北海道電力の森発電所(地熱発電所)があり、火山と共存する独自の産業構造を持つのも森町の個性です。
森町の歴史
縄文から続く、噴火湾沿岸の祭祀の地
森町の歴史はなまら(とても)古く、紀元前4千年紀には砂原二ツ山や尾白内に縄文の人々が暮らしていました。とくに約4,000年前に造られた鷲ノ木遺跡の環状列石は、北海道内最大規模。1640年(寛永17年)の駒ヶ岳大噴火で出た火山灰が遺跡全体を厚く覆ったため保存状態が極めて良好で、当時の祭祀や精神世界を伝える貴重な遺跡として国の史跡に指定されています。立冬の頃には駒ヶ岳の山頂から朝日が昇る位置関係にあり、縄文人にとって特別な場所だったと考えられているんですよ。
ニシン漁と街道の宿場として栄えた江戸期
江戸時代の森町はニシン漁で賑わい、函館への街道と室蘭へ向かう噴火湾航路の結節点として宿場町に発展しました。1751年(宝暦元年)にはニシン漁場(茅部場所)として沿岸部に集落が形成され、1838年(天保9年)には現在の「いかめし阿部商店」のルーツとなる「阿部旅館」が創業しています。したっけ(それから)、1858年(安政5年)に森・尾白内が鷲ノ木村から独立し、森村・尾白内村が成立しました。
箱館戦争の上陸地、そして「いかめし」の誕生
1868年(明治元年)10月、榎本武揚や土方歳三を中心とする旧幕府軍が鷲ノ木沖に到着し、箱館戦争の口火を切りました。この時の上陸地は今も鷲ノ木に木柱が建ち、町の歴史的シンボルになっています。1903年(明治36年)の森駅開業と同時に阿部旅館内に「阿部弁当部」が発足し、1941年に2代目店主の妻・阿部静子さんが食糧統制下で考案したのが、現在の「いかめし」。豊漁だったスルメイカに米を詰めるアイデアは、戦時下の知恵から生まれたものなんです。
2005年、新「森町」の誕生
1921年(大正10年)の町制施行を経て、2005年(平成17年)4月1日には旧・森町と砂原町が対等合併し、現在の新・森町が誕生しました。北海道内で唯一「ちょう」ではなく「まち」と読む自治体としても知られ、地名の由来はアイヌ語の「オニウシ」(樹木の多くある所)の意訳です。
森町の文化・風習
道南方言「浜言葉」が息づく町
函館・松前と並ぶ道南の森町では、開拓以前から青森県・津軽方面との交流が深く、津軽弁の影響を色濃く残した「浜言葉」が話されています。代表的な言い回しはなまら(とても・すごく)、したっけ(それじゃあ・そうしたら)、しばれる(厳しい寒さ)、なして(どうして)、なんもなんも(どういたしまして)など。年配の方の会話には独特の濁音や促音が混じり、初めて聞くと「半分くらい何を言ってるかわからない」なんてこともあるそうですよ。
四季が穏やかで暮らしやすい気候
森町は北海道のなかでもかなり温暖な地域です。気温が30℃以上に上がることも、氷点下15℃以下まで下がることも珍しく、積雪も少なめ。年平均気温は8.2℃(2002〜2020年の平年値、気象庁)で、内陸部のような厳しい冬は経験せずに済みます。したっけ(だから)、冬季の暮らしも比較的ラク。とはいえ、冬の朝はやっぱりしばれる(厳しく冷え込む)ので、ストーブと厚手のコートは必需品ですね。
春は桜、夏は港、冬はホタテ
4月下旬から5月中旬には「もりまち桜まつり」が始まり、青葉ヶ丘公園・オニウシ公園が桜色に染まります。期間中は夜桜のライトアップやジンギスカン、砂原権現太鼓の演奏、松前神楽歌舞、ばん馬競技大会などが繰り広げられ、森町でいちばん華やぐ季節です。夏には森駅ホームでの「いかめし」立ち売り(例年8月中旬の2週間程度)が復活し、冬になると噴火湾の養殖ホタテが本格的な水揚げシーズンを迎えます。
食卓に並ぶ、海と山の恵み
食卓は海の幸が中心。ホタテの刺身、しゃぶしゃぶ、バターソテー、いかめし、鮭とば、昆布の加工品といった海産物に加え、駒ヶ岳の火山灰土で育った馬鈴薯やトマト、きゅうり、ブルーベリー、プルーン、そして都かぼちゃが食卓を彩ります。地元菓子店「七福堂」の昆布もなかのように、海の恵みを和菓子に取り入れる文化もあるんですよ。
森町の特産品・食
元祖森名物「いかめし」
1941年に誕生した森町の代名詞、阿部商店の「いかめし」。小ぶりのスルメイカの胴に、もち米とうるち米を詰めて秘伝の醤油ベースのタレで甘辛く煮込んだ駅弁です。味は甘じょっぱくて深いコクがあり、お米はイカの旨味をたっぷり吸ってなまら(とても)うまい。旬は通年ですが、夏(7月下旬〜8月下旬)には森駅ホームでの立ち売りが行われ、できたて温かい状態で味わえます。当時食料統制で米が不足していた時代に、豊漁だったスルメイカで米を節約しようと考案された経緯があり、したっけ(それで)戦時下の知恵が現代まで愛されているわけです。京王百貨店の元祖有名駅弁大会では、2019年までに51回も売上1位を記録しています。
噴火湾の養殖ホタテ
北部に広がる内浦湾(噴火湾)は、ホタテの垂下式養殖の中心地。森町には森漁業協同組合・砂原漁業協同組合があり、噴火湾沿岸6漁協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部)の主要産地のひとつを担っています。味は濃厚な甘みとトロッとした食感が特徴で、3年かけて育てる「3年貝」は手間がかかる分、肉厚で甘み・旨味が際立ちます。旬は冬から春(12月〜4月頃)にかけて。食べ方は刺身、しゃぶしゃぶ、バターソテー、フライ、貝ひもの軽い湯通しなど。寒冷で河川水と外洋水が混ざる豊かな海域だからこそ、これだけのホタテが育つんですよ。
駒ヶ岳の火山灰が育む「都かぼちゃ」
駒ヶ岳周辺の火山灰土壌は水はけが抜群で、デンプン質が多くホクホクとした都かぼちゃ(みやこ南瓜)の名産地として知られています。味は粉質で甘く、煮物・天ぷら・スイートパンプキンなど何にしても主役級。旬は8月〜10月頃の収穫期がメインで、貯蔵することで甘さが増します。さらに森町のみよい農園では、有機無農薬の高糖度かぼちゃ「くりりん」も生産されており、糖度25度以上にもなるブランド品として全国的にも知られています。したっけ(それじゃあ)、なぜ甘いかぼちゃが森町で育つのか――答えは、駒ヶ岳の噴火が残した火山灰と、それを活かす農家さんの工夫にあるわけですね。
森町固有種の桜と桜スイーツ
森町には世界でこの町にしかない固有種の桜が複数あります。森小町・駒見桜・堀井緋桜・紅駒桜・青葉枝垂などです。桜まつり期間中(2026年は4月25日〜5月10日)には、塩漬けにされた桜の花びらを使った桜どら焼きや桜あんぱい、無料配布される「桜湯」など、桜にまつわる味覚も楽しめます。味は桜の塩気と餡の甘みが絶妙で、春そのものを口に含んだような風味。なんも(とんでもない)、桜は見るだけじゃなくて食べるものでもあるんですよ。
ご当地メニュー「森らいす」と昆布もなか
2015年に新ご当地グルメとして登場した「森らいす」は、森町産の豚肉・トマト・ホタテといった地元食材を使ったご当地ライス。海の町ならではの素材を一皿で楽しめるのが魅力です。さらに地元和菓子店「七福堂」の昆布もなかは、餡に地元の昆布を練り込んだ珍しい逸品で、昆布の旨味成分が餡の甘みを引き立てます。子どもの頃から親しんできた、という地元の方も多い、故郷の味なんです。
森町の観光スポット
町の玄関口・道の駅とオニウシ公園
- 道の駅 YOU・遊・もり – 国道5号線沿い、森町字上台町326-18にある町の玄関口です。アーチ型の建物が目印で、屋上の展望ラウンジからは駒ヶ岳・噴火湾・オニウシ公園が一望、晴れた日には対岸の羊蹄山まで見渡せます。1階の物産館では阿部商店の元祖いかめし、ホタテ加工品、鮭とば、昆布もなか、温泉熱で育てたトマト、かぼちゃ焼酎まで揃い、お土産選びはなまら(とても)楽しい。営業時間は9:00〜17:30(3/21〜10/20)、9:00〜17:00(10/21〜3/20)、年末年始休、TEL 01374-2-4886。日中は光がきれいですが、夕方は駒ヶ岳がオレンジ色に染まる時間帯も狙い目ですよ。
- オニウシ公園 – 道の駅の真裏に広がる、町名の由来「オニウシ(樹木の生い茂った所)」の名を冠した公園。19種類・約500本の桜が植えられ、ここでしか見られない堀井緋桜・駒見桜といった森町固有種にも出会えます。4月下旬〜5月中旬の開花期はもちろんですが、夏の芝生も気持ちよくて、ピクニック向きの場所。ドライブ休憩でふらっと寄ったらいきなり満開の桜が広がっていた、というサプライズ体験ができる「桜の穴場」として知られています。
桜と歴史の聖地、青葉ヶ丘公園
- 青葉ヶ丘公園 – 大正3年(1914年)に開設された歴史ある公園で、樹齢100年超のソメイヨシノ古木をはじめ、しだれ桜や森小町・青葉枝垂など固有種を含む約1,000本の桜が花をつける、森町のシンボル的桜の名所です。隣接するオニウシ公園と合わせると約1,500本の桜が咲き、4月下旬〜5月中旬の「もりまち桜まつり」期間中は18:00〜21:00に夜桜ライトアップが行われます。桜の下で炭火を借りてジンギスカン――これこそ北海道の春の風物詩、したっけ(それじゃあ)一度味わってみてくださいね。
- 榎本軍鷲ノ木上陸地跡 – 1868年(明治元年)10月、榎本武揚率いる旧幕府軍2,500〜3,000名がここに上陸し、箱館戦争の口火を切った海岸。今は静かな海と駒ヶ岳が広がるだけですが、目の前の波と山を眺めていると、その時代の足音が聞こえてくるような場所です。海風が冷たくしばれる(厳しく冷え込む)冬よりも、新緑の季節がおすすめ。歴史好きならぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
縄文と火山が刻む自然遺産
- 鷲ノ木遺跡(ストーンサークル) – 2006年に国指定史跡となった、北海道最大規模の環状列石。約4,000年前の縄文時代後期前半に造られ、長軸約37m×短軸約34mのほぼ円形に約600個の石が三重に並べられています。世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の関連資産にも位置づけられ、立冬の頃には駒ヶ岳の山頂から朝日が昇る位置関係。普段は非公開ですが、例年7〜10月頃に見学会が開催されます(森町教育委員会社会教育課・TEL 01374-2-2186)。森町役場近くの遺跡発掘調査事務所では、出土品やジオラマの展示が常時見学可能です。
- 鳥崎渓谷八景(鳥崎八景) – 駒ヶ岳の裾野を流れる鳥崎川沿いに広がる、約12kmの渓谷。鳥地獄・屏風崖・二見ヶ滝・獅子狭間・虹懸巌・駒ヶ岳ダム・新鳥崎大橋・上大滝の8つの景勝地が連なり、案内板も整備されています。とくに10月の紅葉シーズンが圧巻で、原生林の赤・黄・緑が渓流に映える風景は息を呑むほど。新緑の6〜7月、万緑の8月もおすすめです。森駅から車で約10分、ヒグマの目撃情報があるので音の出るものを携帯し、11月上旬〜5月中旬は冬期閉鎖となるので訪問前に確認を。
砂原エリアの絶景と温泉
- 道の駅 つどーる・プラザ・さわら – 国道278号線(通称「ホタテ街道」)沿い、森町字砂原2丁目358-1の道の駅。4階の展望ホールからは360度の大パノラマが楽しめ、南に駒ヶ岳の北斜面、北に内浦湾、晴れた日には対岸の室蘭・白鳥大橋まで見渡せます。物産館の名物は「さわらの帆立めし」、駒ヶ岳をイメージした道の駅弁で1日数量限定。ブルーベリーソフトクリーム(4〜11月販売)も人気です。営業時間は9:00〜17:00、年末年始休、TEL 01374-8-2828。隣接の「やすらぎプラザ」では無煙ロースター(1台300円)を借りて、買ったホタテをその場でバーベキューにできるんですよ。
- 濁川温泉郷 – 町北西部の濁川カルデラに湧く、開湯から200年を超える名湯。江戸時代の文化4年(1807年)に間宮林蔵が巡見し開発が始まった歴史ある湯治場で、現在は7軒の温泉宿が点在し、それぞれ泉質が異なるため「温泉のはしご」が楽しめます。地熱発電所(北海道電力森発電所)もこの一帯にあり、火山の恵みを丸ごと味わえる場所。冬のしばれる(厳しく冷え込む)夜にじっくり浸かるのが最高ですよ。
- さわらフラワーロード – 国道278号線沿い、約4kmの植樹帯に八重桜・マリーゴールド・サルビア・ラベンダーなどが6月〜10月にかけて咲き誇る花の道。とくに5月中旬の八重桜と夏のラベンダー(自由摘み取り可)が見もので、ドライブしながら花のトンネルを抜ける気持ちよさは格別です。
森町の観光ルート
【車・1日】定番の「いかめしと桜と渓谷」フルコース
函館または新函館北斗駅でレンタカーを借りて出発する、森町を満喫する1日コースです。所要時間は約8〜9時間、走行距離は約100km。春なら桜、秋なら紅葉と海産物、それぞれ違った顔を楽しめますよ。
9:00 函館駅 → 10:00 鷲ノ木遺跡発掘調査事務所(車60分)→ 11:30 道の駅YOU・遊・もり/オニウシ公園(車15分)→ 13:30 鳥崎渓谷八景(車20分)→ 16:00 道の駅つどーる・プラザ・さわら(車35分)→ 17:30 森駅
①鷲ノ木遺跡発掘調査事務所(60分)
→ 縄文人が4,000年前に並べた600個の石、その実物大ジオラマと出土土器を見学。午前中の静かな時間に行くと、解説をじっくり読めます。
②道の駅YOU・遊・もり/オニウシ公園(90分)
→ 屋上展望ラウンジで駒ヶ岳と噴火湾を眺めながら、阿部商店のいかめしを昼食に。なまら(とても)甘辛い味付けが旅の疲れを吹き飛ばしてくれますよ。
③鳥崎渓谷八景(90分)
→ 国道5号線から鳥崎川沿いに山間部へ。10月の紅葉、6〜7月の新緑がベストタイミングで、車を停めて滝の音に耳を澄ませる時間が極上です。
④道の駅つどーる・プラザ・さわら(60分)
→ 4階展望ホールで360度のパノラマを堪能し、「さわらの帆立めし」をお土産に。夕方は駒ヶ岳が西日でオレンジ色に染まる時間帯です。
【車・半日】桜と歴史を楽しむ春の森町満喫コース
4月下旬〜5月中旬限定、桜まつりにあわせた半日プランです。所要時間は約4〜5時間。函館側から北上しながら、森町の桜を心ゆくまで味わってみてください。
10:00 函館駅 → 11:00 道の駅YOU・遊・もり/オニウシ公園(車60分)→ 12:30 青葉ヶ丘公園(車5分)→ 14:30 榎本軍鷲ノ木上陸地跡(車15分)→ 15:30 森駅
①道の駅YOU・遊・もり/オニウシ公園(90分)
→ アーチ型の建物をくぐると500本の桜が広がります。屋上から見下ろすと公園全体が桜色に染まる絶景。お昼前の柔らかい光がベストです。
②青葉ヶ丘公園(120分)
→ 1,000本の桜の下でジンギスカン。固有種の森小町を探しながら散策しつつ、桜まつり期間中ならかぼちゃ白玉ぜんざいの振る舞いも。したっけ(それじゃあ)、桜湯の無料配布も忘れずに味わってみてくださいね。
③榎本軍鷲ノ木上陸地跡(30分)
→ 駒ヶ岳と海を望む静かな海岸。歴史の重みを感じる時間で、夕方の光が木柱を金色に染める頃が情緒たっぷりです。
【鉄道・1日】JR函館本線で巡る、駅弁と縄文の森町
車を使わない鉄道派の方向けの1日プラン。JR函館駅から特急で約45分、森駅を起点にレンタサイクルや徒歩で楽しめる範囲をめぐります。所要時間は約7時間。
9:00 函館駅 → 9:45 森駅(特急45分)→ 10:00 阿部商店(徒歩5分)→ 11:00 オニウシ公園・道の駅YOU・遊・もり(徒歩・タクシー)→ 13:00 青葉ヶ丘公園(徒歩)→ 15:00 森町遺跡発掘調査事務所(徒歩)→ 16:00 森駅
①いかめし阿部商店本社(30分)
→ 森駅から徒歩5分、本場の元祖いかめしを購入。夏期(例年7月下旬〜8月下旬)は森駅ホームの立ち売りも復活するので、列車を待つ時間も楽しい。
②道の駅YOU・遊・もり/オニウシ公園(120分)
→ 森駅から車で約6分、徒歩なら20分ほど。桜・駒ヶ岳・噴火湾を一度に味わえる絶景ポイントで、ベンチに座ってのんびりするだけで満たされます。
③青葉ヶ丘公園(90分)
→ オニウシ公園から徒歩で移動可能。樹齢100年超の桜並木の下を歩く時間は、写真を撮りたくなる場所が至るところに。
④森町遺跡発掘調査事務所(60分)
→ 森駅近く、御幸町144-1の森町役場敷地内。鷲ノ木遺跡からの出土品や環状列石のジオラマを無料で見学でき、午後遅い時間でもゆっくり過ごせます。
【車・1日】広域ルート:大沼と森町の絶景めぐり
森町と隣接する七飯町・大沼国定公園を組み合わせた広域コース。駒ヶ岳を東西から眺める贅沢な1日プランです。所要時間は約9時間。
9:00 新函館北斗駅 → 9:30 大沼国定公園(車30分)→ 12:00 道の駅YOU・遊・もり(車30分)→ 14:30 道の駅つどーる・プラザ・さわら(車35分)→ 16:30 濁川温泉郷(車40分)→ 18:30 森駅
①大沼国定公園(150分)
→ 駒ヶ岳を西側から眺める湖畔の景勝地。湖面に映る山影は午前中が最も美しく、サイクリングや遊覧船も楽しめます。
②道の駅YOU・遊・もり(120分)
→ 森町に入って昼食タイム。いかめし定食やホタテのバター焼きで腹ごしらえ。屋上展望ラウンジで駒ヶ岳の東側の表情も確認しましょう。
③道の駅つどーる・プラザ・さわら(90分)
→ 4階展望ホールから駒ヶ岳の北斜面と噴火湾を一望。買ったホタテを「やすらぎプラザ」で焼いて食べる体験はなまら(とても)贅沢ですよ。
④濁川温泉郷(120分)
→ 1日の締めくくりは濁川カルデラの温泉で。江戸時代から続く湯治場で、夕食前のひと風呂が冷えた体に染み渡ります。
森町の年間イベント
春・もりまち桜まつり(4月下旬〜5月中旬)
1950年(昭和25年)から続く、森町を代表する伝統のお祭り。ぜひ行ってみてほしいのがね、青葉ヶ丘公園とオニウシ公園を会場に、約1,500本の桜が一斉に咲き誇る2週間です。期間中は18:00〜21:00に夜桜ライトアップが行われ、屋台が並び、桜の下で炭火を借りてジンギスカンを楽しむ町民で大賑わい。歌謡ショー(STV公開録音)、もりまち太鼓・砂原権現太鼓の演奏、松前神楽演舞、ティラノレースinもり、コスプレイベント、かぼちゃ白玉ぜんざい400食限定の振る舞い、桜湯の無料配布など、内容もなまら(とても)盛りだくさん。塩漬けの桜の香りと炭火の煙、太鼓の響きと歌謡ショーの拍手が混ざり合う空気感は、ここでしか味わえません。森町固有種の桜もこの時期に咲くので、桜マップを片手に固有種探しも楽しいですよ。
夏・夏のまつりinもり(夏)
森町大通りを会場に、町民総出で盛り上がる夏祭りです。地元の子どもたちが太鼓やダンスを披露する「子どもふるさとワッショイまつり」、森町に古くから伝わる独特の振り付けと「ソイヤ!」の掛け声で踊るオニウシソイヤ、そしてYOSAKOIソーラン――。圧巻は町内の8基の神輿ともりまち太鼓・砂原権現太鼓の競演で、「わっしょい」の掛け声と太鼓の地響きで沿道全体が振動します。森町の友好町である静岡県遠州森町の「まつり屋台」も参加し、JR森駅前にはキッチンカーが並んで地元グルメの香りが漂う、夏の夜の熱い時間。したっけ(それじゃあ)、最後は大抽選会で締めくくられます。
秋・さわらふるさとまつり(9月)
砂原地区の収穫祭として親しまれているお祭り。会場は砂原漁港西側の特設会場(茅部郡森町砂原3丁目)で、毎年9月に開催されます。森町自慢の海の幸・山の幸が並ぶバザーが目玉で、新鮮なホタテ・水産加工品・農産物が格安で販売されるほか、数量限定のカジカ汁の無料配布が大人気。歌謡ショーや郷土芸能、ダンスステージなどのライブイベントも繰り広げられ、漁港の潮風と焼き魚の煙、太鼓と歌声が一体となった港町ならではの熱気を味わえます。
秋・鳥崎八景の紅葉シーズン(10月)
これは「祭り」ではないですが、森町の年中行事として外せないのが10月の鳥崎八景の紅葉。原生林に囲まれた約12kmの渓谷が、赤・黄・橙のグラデーションに染まり、駒ヶ岳ダムの湖面に映る紅葉は鏡のような美しさです。鳥崎川のせせらぎとカエデの葉擦れの音だけが響く静寂のなかを散策する時間は、都会の喧騒から逃げてきた人にとってはなんも(とんでもない)贅沢な時間。冬期閉鎖前の最後の輝き、ぜひ味わってみてくださいね。
冬・冬の森っこまつり/グリーンピア大沼(12月〜3月)
冬の森町は雪が比較的少なめで、近隣のグリーンピア大沼ではスキー・ソリ・温泉・コテージといった冬のレジャーが揃います。町内では「冬の森っこまつり」「冬の味覚直売会」が開催され、養殖ホタテの旬と相まって食の楽しみが豊富。海産物の直売は港町ならではの活気で、雪を踏みしめながらホタテや鮭を買い込む地元の人で賑やかです。冬の夜はしばれる(厳しく冷え込む)ので、お祭りで温かい鍋ものを食べたあとは濁川温泉でほっこり、というのが王道の楽しみ方ですよ。
森町のエリア別の顔
森駅・市街地エリア(中心市街)
森町の心臓部にあたるのが、JR森駅を中心とした旧森町側の市街地エリアです。役場・商店街・銀行・宿泊施設・郵便局がコンパクトに集まり、いかめし阿部商店の本社もここ御幸町にあります。海と山に挟まれた細長い街並みは、噴火湾航路の宿場町として栄えた江戸時代から続く、港町らしい温度感。鉄道旅で訪れる方には、ここを拠点にすればほぼ全ての観光地に車・タクシー・徒歩でアクセスできます。古くからの食堂や和菓子店「七福堂」の昆布もなかのような昔ながらの味を求めて散策するのにぴったりのエリアですよ。したっけ(それじゃあ)、まずはここから旅をスタートさせるのがおすすめです。
上台町・桜エリア(オニウシ・青葉ヶ丘エリア)
森駅から車で3〜6分の高台に広がる、森町観光のハイライトエリア。道の駅YOU・遊・もり、オニウシ公園、青葉ヶ丘公園が徒歩圏内で、合わせて約1,500本の桜が咲く春は町外からも観光客が押し寄せます。エリアの空気感は「町と自然が混ざり合う場所」――道の駅では人の出入りが絶えず、公園に一歩入ると静かな鳥のさえずりに変わる、そのコントラストが楽しい場所です。観光向け、家族連れ、写真好きにはマストのエリア。桜の時期だけでなく、夏の芝生・秋の紅葉も見ものなので、四季それぞれに違う表情を持っています。
砂原(さわら)エリア(旧砂原町)
2005年の合併で森町に加わった、駒ヶ岳の北側にあたる旧砂原町地域。国道278号線(通称ホタテ街道)沿いに広がり、道の駅つどーる・プラザ・さわら、砂原漁港、さわらフラワーロード、内浦神社などが点在します。漁港町ならではのゆったりとした時間が流れていて、町並みは森駅周辺よりもさらに静か。「静かな海辺で時間を忘れたい」「秋祭りで地元の熱気を感じたい」「ホタテを買って自分で焼いて食べたい」――そんな旅人にハマるエリアです。砂原岳(駒ヶ岳)を間近に望むのもこのエリアの特権で、登山口へのアクセスも便利。9月のさわらふるさとまつりはこのエリアの最大イベントで、漁港の活気が爆発する瞬間を味わえます。
濁川エリア(北西部の温泉郷)
森町の北西部、太古の火山活動で形成された濁川カルデラのなかにある温泉郷エリア。深い森を抜けると突然田園風景が開ける、独特の地形が特徴です。江戸時代から続く7軒の温泉宿が点在し、それぞれ泉質が異なるため温泉のはしごが楽しめるのが最大の魅力。さらに北海道電力の森発電所(地熱発電所)もこの一帯にあり、火山と人の暮らしが寄り添う風景は、ほかの観光地ではなかなか味わえません。「観光より静養」「秘湯巡りが好き」「人混みが苦手」という方にぴったりで、湯治気分でじっくり滞在するのが正解。なまら(とても)渋い旅のスタイルが似合うエリアですよ。
鳥崎・駒ヶ岳エリア(東部の自然エリア)
町の東部、駒ヶ岳の西側裾野に広がる自然エリア。鳥崎渓谷八景、駒ヶ岳ダム、上大滝などの自然景観が連なり、新緑(6月)・紅葉(10月)の季節は森町のなかで最も鮮やかな彩りに包まれます。アウトドア好き・写真好き・トレッキング派におすすめで、車1台がやっと通れるような渓谷の道を進むと、滝の音と鳥のさえずりだけの世界が広がります。ヒグマの目撃情報があるので音の出るものは必須、冬期閉鎖もあるため事前確認は欠かせませんが、その分、人の少ない静かな絶景を独占できる贅沢があります。「森町の本当の自然を見たい」と思ったら、迷わずこのエリアへ向かってみてくださいね。
森町の気候・季節の暮らし
北海道のなかでも穏やか、夏も冬も極端じゃない気候
森町は北海道のなかではかなり温暖な部類に入る町です。気象庁の平年値(2002年〜2020年)によると、年平均気温は8.2℃、年降水量は1074.8mm。気温が30℃以上に上がったり、氷点下15℃以下まで下がることはまれで、観測史上の最高気温は33.6℃、最低気温は-18.8℃と記録されています。月別の日平均気温では1月が-3.7℃、8月が21.0℃で、北海道といっても道央・道東の内陸部のような厳冬とは違う、海沿いらしい穏やかさが特徴です。したっけ(だから)、移住希望者からも「冬の暮らしやすさ」で評価されることが多いんですよ。
夏は爽やかでクーラー要らずの日も多い
夏の森町は、気象庁データの平均最高気温で7月23.6℃・8月25.4℃と、本州の都市部に比べるとなまら(とても)涼しい。日中でも風が抜けると気持ちよく、夜は窓を開けて寝るだけで十分という日も少なくありません。湿度が比較的低く、晴れた日は駒ヶ岳と噴火湾を見ながらの夕涼みが最高。とはいえ近年は8月に30℃を超える日もあり、暑さが苦手な方は扇風機やエアコンを準備しておくと安心です。海風があるので市街地と内陸部の濁川エリアでは体感が違い、内陸の鳥崎・濁川エリアの方が朝晩はひんやりします。
冬は雪が少なめ、でも朝はしばれる
北海道の冬と言うと豪雪をイメージしがちですが、森町は積雪が少ない地域です。気象庁の平年値では1月の月降雪量128cm、年間降雪量は183.1cm程度で、札幌や旭川と比べてかなり穏やか。それでも冬の朝はしばれる(厳しく冷え込む)日が続き、平均最低気温は1月・2月で-8.0℃。水道凍結対策やしっかりした防寒着、冬タイヤ、スコップは必需品です。したっけ(とはいえ)、雪かきの労力が札幌より明らかに少ないのは大きなメリット。除雪車の通る音で目が覚める朝、温泉でひと風呂浴びてから出勤――そんな暮らしが現実的にできる町なんですよ。
四季の暮らしのリズム
春は4月下旬から5月中旬にかけて桜が咲き、町全体がもりまち桜まつりで華やぎます。雪が解けるのも札幌より早く、新緑のドライブが気持ちいいシーズン。夏は鳥崎渓谷の涼風と噴火湾の海産物が主役で、お盆時期には「夏のまつりinもり」で町が一年で一番熱くなります。秋は鳥崎八景の紅葉(10月)、ホタテとあきあじ(鮭)の旬。冬は濁川温泉とグリーンピア大沼でのスキー、そして森町ならではの噴火湾養殖ホタテの本格出荷期。海と山の両方の恵みで、四季の暮らしのメリハリがつくのがいいところです。
【地元住民に直撃!】森町の本当の魅力を電話で聞いてみた
※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。
30代女性
Q1. あなたのご職業を教えてください。
あたし、林業やってんのさ。森町で女の林業従事者って珍しがられるんだわ。チェーンソー担いで山入ってると、地元のじいちゃんたちに「お、姉ちゃん今日も山かい」って毎回言われるし。駒ヶ岳の裾野とか鳥崎渓谷の方まで仕事で入ることも多くて、もう町の山は庭みたいなもんだね。「茅部ぐり」が町の木だし、林業に縁のある町なのさ。
Q2. この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
定番だばオニウシ公園と青葉ヶ丘公園の桜だね。「森小町」っていう森町にしかない品種もあって、4月下旬から5月の連休あたりは観光客でも賑わうしょ。
でも地元民としてはやっぱ鳥崎八景!紅葉の時期、上大滝までの道は空気がキンッと澄んでて、川の音と葉っぱの色だけの世界になるのさ。
あと砂崎灯台ね。誰もいない海岸で駒ヶ岳眺めながらぼーっとする、あの時間がたまらん。熊鈴は忘れんでね。
Q3. この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?
定番はやっぱ阿部商店のいかめしっしょ。これ外せないわ。でも地元民の本音言うと、マルモ食品の「いか飯になれなかったいか」がおすすめなのさ。デカすぎてイカ飯にできなかったやつを甘辛いタレで炊いたやつでね、道の駅YOU・遊・もりとかで売ってるんだわ。
あと駒ヶ岳牛乳のノンホモ牛乳。あれ飲んだら、よその牛乳薄く感じるよ。昆布もなかも昔から地元のばあちゃんたちの手土産の定番だね。
Q4. 外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?
絶対ケルンだね。赤井川のハンバーグの店。土日は1時間待ちとか普通だけど、あのスペシャルハンバーグ食べたら「並んだ甲斐あったしょ?」って自慢できるんだわ。
ガッツリ系の人にはひこま豚食堂の生姜焼き定食ね、肉が10枚重なって出てくるからみんな目ぇ丸くするよ。駅前なら柴田商店であったかいいかめし買って、ベンチで食うのが森町スタイル。あれが一番うまい食い方なのさ。
Q5. この市町村はどんな気質だと思いますか?
漁師町と農家の町が合わさってるから、基本ぶっきらぼうだけど情に厚いのさ。「言葉少なで手は貸す」みたいな感じね。よそ者にも最初は様子見るけど、一回顔覚えたら「ほれ、ホタテ持ってけ」ってなる。
あと意外と新しいもん好きでさ、武蔵美の学生連れてきたり、移住者が木育ロボコンみたいなことやっても「面白いことやってんね」って受け入れるんだわ。松山ケンイチさんが二拠点でいるのも、そっとしとく町民の距離感が合ってるんでないかな。
Q6. 昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
正直しょっぱいよ。あたしが子供の頃は森駅前にもっと店あったし、JRの小さい駅も生きてた。姫川とか石谷とか、5駅も無くなっちゃってさ。
ニチレイの工場も2026年2月で閉まるって決まって、あれ働いてた人結構いたから町の話題はそれ一色だわ。
ホタテの稚貝も大量死で、漁師のおじさんたち本当に元気ないのさ。でもラッキーピエロやピカタの森には道外ナンバーがびっしりでね、「来てくれる町」にはなってきたかなって。
Q7. これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
新しい保育所がもうすぐできるんだわ。子どもたちが名前投票したやつね。あれは町全体で楽しみにしてるよ。
あと「もりまち応援券」が一人1万5千円分配られるから、これで地元の店で使い倒すのさ。
地域おこし協力隊の若い子たちがヤマウミベースでやってる木育ロボコンも、林業やってるあたしとしては応援したいね。木と子どもがつながる活動は大事だと思うし、こういう動きがニチレイ閉鎖の穴を埋めてくれたらって本気で願ってるんだわ。
森町の移住・暮らし情報
通勤・働く場所
森町の基幹産業は漁業と農業で、森漁業協同組合・砂原漁業協同組合・JA新はこだて森支店が地域の働き手を支えています。加えて、いかめし阿部商店、株式会社マルハニチロ北日本森工場をはじめとした水産加工業、駒ヶ岳周辺農場のインターファーム株式会社など食品関連の事業所も町内に点在しています。町外への通勤先としては、JR特急で約45分の函館市方面が現実的な選択肢で、北上方向では八雲町や長万部町へ通勤する人もいます。車通勤の場合、道央自動車道の森IC(2011年開通)を使えば函館・大沼方面へのアクセスが大きく短縮されました。
住宅環境と家賃の感覚
森町の住宅事情は、戸建て中心で、賃貸物件の数は多くありません。賃貸はSUUMO・函館不動産連合隊などで「茅部郡森町」を絞ると数十件程度の掲載で、ファミリー向け2DK〜3DKが中心です。家賃相場は近隣の北斗市1Rで3.0万円、七飯町1Rで3.7万円(出典:smocca、2026年時点)が参考となり、森町もこれと同等かやや控えめの水準と考えられます。中古戸建ても流通しており、移住者向け空き家バンクは森町移住定住情報ページから情報収集が可能。市街地(御幸町・本町周辺)はスーパー・郵便局・役場が徒歩圏でまとまっていてなまら(とても)便利、砂原地区はさらに静かで一戸建て暮らしに向いています。
買い物・日常生活
毎日の買い物は、市街地のスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニで完結します。森駅周辺には商店街と飲食店、和菓子店「七福堂」のような昔ながらのお店もあり、生鮮品は森漁業協同組合の直売や道の駅YOU・遊・もりの物産館で新鮮なホタテ・いか・鮭を直接購入できる環境。家電・大型量販店・専門店ショッピングは函館市まで車で約1時間の距離なので、月に数回まとめ買いに出る、というスタイルが定着しています。したっけ(それじゃあ)日常の生活コストは、海産物が手に入りやすい分むしろお得な面もありますよ。
子育て・教育
町内の教育機関は、町立の森小学校・駒ヶ岳小学校・鷲ノ木小学校・さわら小学校、町立森中学校・砂原中学校が現役で運営されており、高校は道立の学校が利用されています。少人数学級の学校が多く、地域全体で子どもを見守る雰囲気が残っているのが田舎ならではの良さ。森町公式サイトでは妊娠・出産・子育て・教育に関する各種支援メニューがまとめられていて、移住前にチェックしておくと安心です。海と山の両方が遊び場という贅沢な環境で、桜まつりや夏祭りには子どもたちが太鼓やソイヤ踊りで主役になる――そんな関係性が地域に残っているんですよ。
医療環境
町内には複数の医院・クリニックが配置されており、森町公式サイトには「町内の医療機関 休日担当医」のページが整備されています。日常の風邪や慢性疾患は町内で対応でき、専門医療や入院が必要な場合はJR特急または車で約45分〜1時間の函館市の総合病院を利用するのが一般的です。救急体制についても、北海道警察函館方面の管轄下で森警察署と連携した安心感があります。「いざという時に都市部の医療にすぐアクセスできる距離感」というのが、森町の暮らしの隠れた強みですね。
エリア別の住みやすさ
「観光視点」ではなく「住む視点」で町内のエリアを見ると、森駅周辺の市街地は徒歩で生活が完結する利便性派向け、上台町〜清澄町エリアは桜と公園に近い落ち着いた住宅地で子育て世帯にも人気、砂原地区は旧砂原町の中心で、漁港と商店が揃いシニア世代の暮らしやすさが評価されるエリアです。濁川エリアは田園と温泉が広がり、人混みを避けたい派にぴったり、赤井川・駒ヶ岳エリアは農業従事者や自然志向の方の選択肢になります。なんも(とんでもない)、それぞれに「森町らしさ」がきちんと根付いているんですよ。
森町へのアクセス
鉄道で行く場合
森町の玄関口はJR函館本線の森駅。JR特急「北斗」が全列車停車する道南の主要駅です。函館駅からはJR特急「北斗」または「すずらん」で約45分、新函館北斗駅からは特急で約20分。札幌駅からは特急「北斗」直通で約3時間〜3時間20分、運賃と特急料金を含めて片道9,000円台が目安となります(JR北海道公式:JR北海道で時刻・運賃検索可)。鉄道派には、新函館北斗駅から特急に乗り換える方法が乗り換え1回でわかりやすくおすすめです。
東京方面からのアクセス
東京駅から東北・北海道新幹線「はやぶさ」で新函館北斗駅まで最速約4時間。そこからJR函館本線特急「北斗」に乗り換えてJR森駅まで約20分。所要時間トータルで約4時間30分〜5時間が目安です。新青森駅から新函館北斗駅までは新幹線で約1時間、北海道新幹線開通以降、関東圏からも一本で道南まで来られるようになりました。したっけ(それじゃあ)、駅弁好きには新函館北斗駅から在来線特急に乗ってすぐの森駅でホームの「いかめし」立ち売り(夏期のみ)を体験する旅、これは旅好きにはなまら(とても)魅力的なルートですよね。
飛行機で行く場合
羽田空港から函館空港まで約80分(ANA、JAL、AIRDOなどが就航)、函館空港から森町までは車で約1時間〜1時間10分(国道5号線経由)。空港バスを利用する場合は函館帝産バスやシャトルバスで函館駅まで約20分、そこからJR特急で森駅まで約45分という乗り継ぎがスムーズです。札幌方面からは新千歳空港経由でも来られますが、JRと車の組み合わせで約4時間程度かかるため、関東圏は函館空港経由、道内移動はJRが基本ですよ。
車で行く場合
函館市内から国道5号線経由で約1時間(約45km)。新函館北斗駅から函館新道・国道5号線経由で約45分。道央自動車道を使う場合、森IC(2011年開通)が最寄りで、札幌方面から大沼公園IC〜森ICが2012年に開通したことで車移動の利便性が大きく向上しました。札幌からは道央自動車道経由で約3時間30分(約200km)。冬期は積雪・凍結に備えてスタッドレスタイヤが必須ですが、森町自体は北海道のなかでは雪が少ない地域なので、雪に慣れていない方でも比較的走りやすいエリアです。
町内の移動手段
町内の公共交通は、JR函館本線(函館本線本線・砂原支線)と森町地域公共交通バス「もりっくる」が中心。森駅から砂原・尾白内・濁川・駒ヶ岳・赤井川方面への町内バスが運行されています。観光やドライブで広範囲を回るならレンタカーが断然便利で、JR森駅からタクシー、函館空港または新函館北斗駅でレンタカーを借りて入る方法が王道です。
森町の関連リンク
北海道森町 -北海道で唯一の「まち」-(森町公式ウェブサイト)
森観光協会|北海道森町(森町の公式観光情報サイト)
森町指定避難場所ー万が一の場合に備えて事前に確認しておきましょう。

