津別町(つべつちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内・網走郡にある人口3,834人の町です。町域の86%を森林が占め、面積716.80km²は全道でも屈指の広さがあります。女満別空港から車で約30分の道東内陸に位置します。
津別町の魅力を5つに凝縮すると、こうなります:
- ✅ 津別峠──標高947m、屈斜路湖を見下ろす雲海の名所(見頃は6〜10月)
- ✅ 東京2020五輪・パラリンピックのメダルケースを作った木工メーカー「山上木工」の町
- ✅ ノンノの森──日本最北の森林セラピー基地に認定
- ✅ 道の駅あいおいの名物スイーツ「クマヤキ」発祥の地
- ✅ ブランド黒毛和牛「流氷牛」と道産タモ材の木工クラフトの産地
「雲海や星空など道東の絶景を狙う旅行者」「火山地形や森が好きな人」「ものづくり・木工に興味がある人」に特におすすめの町です。本記事では観光・特産・歴史から、地元目線の暮らしの様子まで紹介します。
| 人口 | 3,834 人 ※2026年4月30日時点(住民基本台帳) |
|---|---|
| 面積 | 716.80 km² |
| 人口密度 | 5.35 人/km² |
地理的には、北は北見市、北から東は美幌町、東は弟子屈町、南は釧路市と足寄町、西は陸別町と訓子府町に接しています(出典:公益財団法人日本交通公社 全国観光資源台帳)。町内に鉄道は通っておらず、最寄り駅はJR石北本線の美幌駅です。
北部は網走川の扇状地で農業がさかん、南部は阿寒・屈斜路の両カルデラに連なる山岳と森林が広がります。火山地形・森・木工・絶景と、この小さな町には見どころが点在しています。ひとつずつ見ていきましょう。
津別町の推しポイント

津別町を語るうえで外せないのが、標高947mの津別峠から望む雲海です。さらに、東京2020五輪のメダルケースを手がけた木工の技、日本最北の森林セラピー基地「ノンノの森」、道の駅あいおいの名物「クマヤキ」と、それぞれ性格の違う顔があります。ここからは代表的な4つを少し掘り下げて紹介します。
推しポイント1:津別峠──屈斜路湖を覆う雲海
津別峠は津別町と弟子屈町の境にあり、屈斜路カルデラの外輪山の中で最も高い展望地です。標高947mの展望施設からは屈斜路湖を眼下に、知床連山や雌阿寒岳・雄阿寒岳まで360度のパノラマが広がります(出典:HOKKAIDO LOVE!(北海道公式観光サイト))。雲海が見られるのは道路が開通する6〜10月の早朝が中心で、日の出前の冷え込んだ時間が狙い目です。
推しポイント2:五輪メダルケースを作った「山上木工」
町内の家具メーカー・株式会社山上木工は、東京2020オリンピック・パラリンピックのメダルケース製造を受注しました。約20作品の応募から加工技術の高さが評価されて採用が決まり、道産のタモ材を使った木製ケースが世界の表彰台に並びました(出典:津別町公式サイト)。林業と木材加工で育ったこの町ならではの、世界に届いた技術です。
推しポイント3:日本最北の森林セラピー基地「ノンノの森」
上里地区に広がる「ノンノの森」は、2011年(平成23年)4月に森林セラピー基地の認定を受けた、北海道唯一・日本最北の拠点です(出典:森林セラピーソサエティ)。「ノンノ」はアイヌ語で「花」の意味。ガイド付きの森林散策で、科学的に確かめられた森の癒し効果を体験できます。
推しポイント4:道の駅あいおいの「クマヤキ」
南部の相生地区にある道の駅あいおいは、廃止された旧国鉄相生線・北見相生駅の跡に建ち、当時の駅舎やホームを残す相生鉄道公園が併設されています。名物は2010年に登場したクマの形の焼き菓子「クマヤキ」で、北海道産小麦粉と自家製豆乳を使ったフワフワの生地が特徴です。地元産大豆の手作り豆腐や十割そばも味わえますよ。
津別町の歴史

津別の地は縄文時代から人の営みがあり、装飾品や石器が出土しています。明治時代に本格的な入植が始まり、大正期には森林資源を背景に造林・林業が興りました。やがて鉄道が通り、木材の町として発展し、現在は人口減少と高齢化のなかで森と農の資源を生かす道を歩んでいます。
開拓と分村──町の始まり
1902年(明治35年)に入植が始まりました。1919年(大正8年)4月1日には美幌村(現・美幌町)から達媚・活汲・飜木禽の3大字が分かれて津別村となりました。地名はアイヌ語の「トゥペッ(2つの川)」に由来するとされ、市街の北で津別川と網走川が合流する地形を表すと伝えられています。
町制施行と相生線の時代
1943年(昭和18年)に一級町村制を施行し、1946年(昭和21年)9月10日に町へ昇格して津別町となりました。1925年(大正14年)に開通した国鉄相生線は美幌と町内を結び、木材輸送と人の往来を支えました。一方で1953年(昭和28年)5月21日には作業員宿舎ががけ崩れで倒壊し、16人が亡くなる災害も起きています。
現代──森と木工の町へ
相生線は1985年(昭和60年)4月1日に廃止され、その駅跡は現在の道の駅あいおいと相生鉄道公園として保存されています。平成の大合併では周辺町村との合併協議が進められましたが実現せず、津別町は単独の道を選びました。木材加工業の伝統は今も息づき、山上木工の五輪メダルケースのように世界へ発信されています。なお、小惑星「(4845) Tsubetsu」はこの町にちなんで命名されました。
津別町の文化・風習

方言と話し方の特徴
津別町は道東の内陸部なので、北海道弁のなかでも東寄りの言葉づかいが聞こえてきます。冬の冷え込みが厳しい土地なので、朝に「今日はしばれる(厳しく冷え込む)ね」という会話が当たり前。年配の方ほどよく使う表現です。みなさんも訪れたら耳をすませてみてください。
食卓と季節の暮らし
冬はマイナス25℃前後まで下がる特別豪雪地帯。だからこそ家の中はあたたかく、煮込み料理や鍋が食卓に並びます。地元の人に料理をすすめられて「なまら(とても)おいしい」と返すと、きっと喜ばれますよ。短い夏には津別夏まつりで「津別千人おどり」がにぎわい、川岸に人が集まります。
人の気質と地域のつながり
森と農に囲まれた小さな町なので、顔の見える距離感のなかで暮らしが回っています。道の駅や森のネイチャーセンターでは、スタッフが土地の話をていねいに教えてくれます。したっけ(それじゃあ)、と気軽に声をかけ合える、肩の力が抜けた空気が魅力です。
津別町の特産品・食

特産品1:流氷牛(黒毛和牛)
「流氷牛(りゅうひょうぎゅう)」は、町内の流氷ファームグループが独自の配合飼料で育てるブランド黒毛和牛です。脂の甘みと肉のコクが特徴で、ステーキや焼肉でその旨さがよく分かります。一度食べると忘れられない、と評判のお肉。ひと口食べたらなまら(すごく)うまい、と声が出てしまうはずです。
特産品2:クマヤキ(道の駅あいおい)
相生名物「クマヤキ」は、たい焼き風のクマ形スイーツ。つぶあんの「ヒグマ」、豆乳クリーム入り、タピオカ粉生地の「シロクマ」、生クリームをサンドした冷たい「ナマクマ」の4種類があります。北海道産小麦粉と自家製豆乳のフワフワ生地に、近郊産の小豆を使ったあんがたっぷり。見た目もめんこい(かわいい)ので、おみやげにも喜ばれますよ。
特産品3:木工クラフトと十割そば・手作り豆腐
森の町らしく、木工クラフトも代表的な特産です。山上木工の家具をはじめ、道産のナラやタモを使った製品がそろいます。道の駅あいおいでは、道産そば粉10割の手打ちそばや、地元産大豆を使った昔ながらの手作り豆腐・油揚げも味わえます。打ちたて・できたての味は、ここでしか出会えません。
現地に行くのはなかなか難しい方もいますよね。でもふるさと納税なら、実質2,000円の自己負担で全国の特産品が返礼品として届きます。
会社員ならワンストップ特例で確定申告も不要。
返礼品は数万点あるので、迷ったらAmazonの【今みんなが選んでいる人気返礼品ランキング】から見るのが失敗しないコツですよ。
津別町の観光スポット

津別町の観光は「森と湖の絶景」と「木と鉄道のものがたり」の2本柱で考えると分かりやすいです。序盤で紹介した津別峠の雲海やノンノの森、クマヤキの道の駅あいおいを、ここではもう一歩踏み込んで見ていきます。それぞれ町内でも場所が離れているので、行き先を決めてから動くのがおすすめですよ。
森と湖の絶景スポット
- 津別峠展望施設 – 屈斜路湖を見下ろす標高947mの展望台。展望施設の開館は9:00〜19:00で、開館期間は6月1日〜10月31日、期間中トイレは24時間利用できます(出典:阿寒摩周国立公園公式サイト)。雲海が出るのは早朝が中心。古城のような展望台に立つと、白い雲の海から朝日が昇る光景に、思わず声を失います。
- チミケップ湖 – 約1万年前の崖崩れでできた周囲約12kmの原生湖。ヒメマス(チップ)の原産地で、天然記念物のクマゲラをはじめ40種類以上の野鳥が暮らしています(出典:HOKKAIDO LOVE!(北海道公式観光サイト))。未舗装路の先にある湖は、鏡のような水面と鳥の羽音だけが響く、なまら(とても)静かな別世界です。
- ノンノの森 – 上里地区に広がる、北海道唯一・日本最北の森林セラピー基地。清流沿いの湿地約1ヘクタールには約30万株のクリンソウが群生し、6月中旬から7月上旬にピンクの花が森を染めます(出典:津別観光協会)。木道が整備されているので、家族みんなで気持ちよく歩けます。
木と鉄道のものがたりスポット
- 道の駅あいおい – 国道240号沿い、廃止された旧国鉄相生線・北見相生駅跡に建つ道の駅。営業は9:00〜18:00(5月〜10月)、9:00〜17:00(11月〜4月)です(出典:道の駅あいおい公式サイト)。名物クマヤキを片手に、当時の駅舎やホームを残す相生鉄道公園をのんびり眺める時間が楽しいんですよ。
- シゲチャンランド – クマヤキのデザインを手がけた、津別町出身の造形作家・大西重成さんの私設美術館。営業は10:00〜16:00(営業期間5月〜10月)、定休日は水・木・金です(出典:阿寒摩周国立公園公式サイト)。真っ赤な建物が目印で、心が躍る造形にあふれた空間です。
- ランプの宿 森つべつ – ノンノの森に囲まれた奥屈斜路温泉の宿。泉質はアルカリ性単純泉で、森の香りに包まれた露天風呂が自慢です(出典:奥屈斜路温泉 ランプの宿 森つべつ公式サイト)。津別峠の雲海ツアーの拠点にもなっており、絶景めぐりの足場として頼りになります。
- 津別21世紀の森キャンプ場 – 木製遊具やバーベキューハウスがそろう、駐車場無料のキャンプ場。夏にはホタルを観察できるサイトとして人気です(出典:津別町公式サイト)。森の夜に光がふわりと舞う光景は、子どもも大人も夢中になります。
津別町の観光ルート

町域が広く見どころが点在する津別町は、車での移動が基本になります。森と湖をめぐる1日コース、市街地から相生方面へ南下する半日コース、そして屈斜路湖と組み合わせた広域コースの3つを組んでみました。雲海を狙うなら、前泊して早朝発が鉄則ですよ。
【車・1日】森と雲海の絶景ルート
4:00 ランプの宿 森つべつ → 4:30 津別峠展望施設(車30分)
①津別峠展望施設(60分)
→ 夜明け前に到着し、屈斜路湖を覆う雲海と日の出を狙います。早朝でないと雲海は消えてしまうので、ここが一番の勝負どころです。
②ノンノの森(90分)
→ 宿に戻って朝食後、森林セラピーの森をガイドと散策。6月なら一面のクリンソウに出会えます。
③チミケップ湖(60分)
→ 午後は原生林の湖へ。静かな湖畔で深呼吸すれば、森の冷涼な空気に頭がすっきりします。
④つべつ木材工芸館キノス(40分)
→ 締めは市街地で木のぬくもりに触れる時間。愛林のまちらしい木工に親しめます。
【車・半日】市街地〜相生クマヤキルート
10:00 津別市街 → 10:25 道の駅あいおい(車25分)
①道の駅あいおい(60分)
→ まずは名物クマヤキと十割そばで腹ごしらえ。相生鉄道公園で旧駅舎を見て回りましょう。
②シゲチャンランド(60分)
→ 道の駅のすぐ近く。クマヤキを生んだ作家の世界観に浸れます。営業期間が5〜10月なので時期に注意です。
③津別21世紀の森(60分)
→ 夏なら夕方まで粘って、夜のホタル観察へつなげるのもおすすめです。
④つべつ木材工芸館キノス(30分)
→ 市街に戻り、木工クラフトをおみやげに。したっけ(それじゃあ)、半日でも津別の二つの顔を味わえます。
【車・1日】広域ルート:屈斜路湖と津別
5:00 屈斜路湖畔 → 5:40 津別峠展望施設(車40分)
①津別峠展望施設(60分)
→ 屈斜路湖側に前泊し、雲海を狙って津別へ。屈斜路湖の砂湯とセットで巡ると効率的です。
②ノンノの森(90分)
→ 阿寒摩周国立公園に隣接する森を散策。森林セラピー体験で心身をリセットします。
③チミケップ湖(60分)
→ 観光客の少ない原生湖でひと休み。野鳥の声に耳をすませる贅沢な時間です。
④道の駅あいおい(60分)
→ 阿寒方面へ抜ける前にクマヤキで締め。釧路・阿寒湖方面の旅にそのままつなげられます。
津別町の年間イベント

津別町のイベントは、森の花・夏のまつり・お盆の踊りと、季節の移ろいに沿って並びます。春から秋にかけては森と川がにぎわい、冬は静かな雪の森が舞台に変わります。それぞれの季節で表情がまるで違うので、何度訪れても飽きません。
初夏:くりん草ウィーク
ぜひ初夏に訪れてほしいのが、ノンノの森を舞台にした「くりん草ウィーク」。クリンソウの見頃に合わせて、毎年6月中旬から下旬ごろに開催されます(出典:津別観光協会)。期間中は木育フェスタやワークショップ、森の音楽会などが催されます。ピンクの花が湿地を埋め尽くす中を歩くと、足元から森が色づくのが分かりますよ。
夏:つべつ夏まつり
町最大のイベントが、河岸公園で毎年7月上旬に開かれる「つべつ夏まつり」です(出典:津別観光協会)。前夜祭ではオホーツクエリアで一番早い花火大会、本祭では津別川を舞台にした川のぼり大会が名物。ブランド牛を味わえる「つべつビーフまつり」もあり、川風に乗って香ばしい匂いが広がります。
盛夏:津別神社のお盆まつり
お盆の時期には、津別神社で昔ながらの夏のおまつりが開かれます(出典:津別観光協会)。大やぐらを囲んだ盆踊りに加え、仮装盆踊り大会もあり、笑い声が境内に響きます。地元のお盆の空気を肌で感じられる、素朴であたたかいおまつりです。
秋〜冬:紅葉と雪の森
津別峠の道路は例年10月末で冬期通行止めとなり、町は長い雪の季節に入ります。マイナス20℃にもなる森は、スノーシューを履いてのガイド散策が冬限定で楽しめます。しばれる(厳しく冷え込む)森に立つと、雪と静寂に包まれた別世界が広がります。
津別町のエリア別の顔

津別町は、行政や暮らしの中心となる市街地、森林セラピーの拠点である上里、道の駅でにぎわう相生、そして山岳と湖が広がる津別峠周辺と、大きく4つの顔に分けられます(出典:津別観光協会)。旅の目的によって向かう先が変わるので、まずはエリアの個性を押さえておきましょう。
市街地エリア──木と暮らしの玄関口
網走川と津別川が合流するあたりに広がる、町の中心部です。役場や商店、つべつ木材工芸館キノスなど木に親しめる施設が集まっています。旅の起点として立ち寄り、特産の木工クラフトをおみやげに選ぶのに向いたエリアですよ。
上里エリア──森林セラピーの聖地
市街地から道道588号を津別峠方面へ進んだ先に広がる、森のエリアです。ノンノの森やランプの宿、21世紀の森が点在し、クリンソウや森林浴を目当てに訪れる人が集まります。心と体をゆっくり休めたい人にぴったりの場所です。
相生エリア──鉄道とクマヤキの里
町の南部、阿寒方面への玄関口にあたるのが相生エリア。道の駅あいおいと相生鉄道公園を中心に、クマヤキやシゲチャンランドが旅人を迎えます。クマヤキは見た目もめんこい(かわいい)ので、おやつ休憩がてら立ち寄るのにちょうどいいエリアです。
津別峠・チミケップ湖エリア──絶景と原始の自然
町の最奥に広がる、山岳と湖の世界です。屈斜路湖を望む津別峠の雲海と、原生林に抱かれたチミケップ湖が二大スポット。早朝や静けさを求める旅人にこそ訪れてほしい、津別町の自然の核心といえるエリアです。
津別町の気候・季節の暮らし

津別町は内陸の山あいにあり、寒暖の差が大きい大陸性の気候です。年平均気温は約6℃で、1月の平均最低気温は約-15℃、過去には-28.7℃を記録したこともあります(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。雪が多く、特別豪雪地帯に指定されています。四季のメリハリがはっきりしていて、季節ごとに暮らしの表情が大きく変わる町なんですよ。
夏──6月〜8月の暮らし
夏は短いながらも日中は25℃前後まで上がり、過去には37℃超の猛暑日を記録した日もあります。湿度は本州ほど高くなく、朝晩はひんやり。クリンソウや雲海など、津別の自然が最も輝く季節です。
秋──9月〜10月の暮らし
秋は紅葉が森を染め、朝の冷え込みが日に日に増していきます。津別峠の道路は例年10月末で冬期通行止めに入るので、絶景めぐりはこの時期が締めくくり。ストーブの準備を始める家庭が増えてきます。
冬──11月〜3月の暮らし
冬は町の主役です。マイナス20℃近くまで下がる朝は、吐く息が一瞬で白く凍る世界。地元ではしばれる(厳しく冷え込む)日が続き、水道凍結に気を配る暮らしになります。雪かきは日常で、車の運転には冬タイヤと慎重さが欠かせません。
春──4月〜5月の暮らし
春は雪解けとともに一気にやってきます。固く締まった雪が消え、森に花が咲き始めると、町全体がほっと緩む空気に。長い冬を越えたあとの新緑は、なまら(とても)まぶしく感じられます。
津別町の移住・暮らし情報

人口3,834人の津別町は、生活に必要な施設がコンパクトにまとまった町です。総合病院や認定こども園、小中高がそろい、買い物の拠点も町内にあります。森に囲まれた環境で、子育てをのびのびできるのが魅力です。暮らしの実際を順に見ていきましょう。
通勤・通学
町内に勤め先がある人のほか、隣接する美幌町や北見市へ車で通う人もいます。鉄道は通っていないため、通勤・通学は自家用車か路線バスが基本になります。
住宅環境
賃貸物件の数は限られており、町営住宅や戸建ての持ち家が中心の暮らしです。土地や家屋の価格は都市部に比べてかなり抑えられており、広い敷地を確保しやすいのが内陸の町の特徴と考えられます。
買い物環境
町内にはスーパー1軒、コンビニ2軒、ガソリンスタンド2軒、薬局2軒などがそろっています(出典:チャレンジツベツ(津別町移住WEBサイト))。日常の買い物は町内で完結し、まとめ買いや専門店は北見市まで足を延ばす形が現実的です。
子育て・教育
町には認定こども園が1園、町立小学校・中学校が各1校、道立高校が1校あります(出典:チャレンジツベツ)。認定こども園は0〜6歳が対象で定員112人。園舎は町内産の木材を多く使った木造平屋建てで、木のぬくもりの中で過ごせる環境です。
医療環境
町の中心的な医療機関は丸玉木材株式会社 津別病院で、内科・外科・歯科の診療を行っています(出典:丸玉木材株式会社 津別病院)。専門的な医療や入院は、近隣の北見市の病院と連携して対応する形になります。
エリア別の暮らし視点
住む場所としては、施設が集まる市街地エリアが最も便利で、通院や買い物の導線が短いのが利点です。上里や相生など郊外エリアは、自然のすぐそばで広い土地を持てる反面、車移動が前提になります。
津別町へのアクセス

津別町は道東のほぼ中央に位置し、空の玄関口は女満別空港です。町内に鉄道はなく、移動は車かバスが基本になります。主要都市や空港からのルートを整理しておきましょう。
飛行機でのアクセス
最寄りの女満別空港からは車で約30分です(出典:津別観光協会)。女満別空港へは羽田・関西・中部などから便があり、本州方面から最短で道東入りできるルートです。
鉄道+バスでのアクセス
最寄り駅はJR石北本線の美幌駅・北見駅です(出典:阿寒摩周国立公園広域観光協議会)。美幌駅前バスターミナルからは北海道北見バスの美幌・津別線が津別市街まで運行しています(出典:北海道北見バス)。札幌方面からは特急で北見・美幌へ向かい、バスに乗り継ぐ形が一般的です。
車でのアクセス
車では国道240号が町を縦断し、北は北見・美幌方面、南は釧路・阿寒方面へつながります。近隣の北見市・美幌町だけでなく、旭川市や釧路市からも津別町へ直通するバスが通っています(出典:津別観光協会)。
町内移動の現実的アドバイス
町域が広く見どころが点在するため、滞在中は車があると安心です。バス便は本数が限られるので、観光で巡るならレンタカーを女満別空港で借りるのが効率的ですよ。
【地元住民に直撃!】津別町の本当の魅力を聞いてみた

Q1.あなたのご職業を教えてください。
森の仕事をもう何十年もやってるよ。津別町は8割以上が森だべさ、木を伐って、植えて、育てて、それの繰り返しさ。
冬はなまらしばれるけど、朝いちばんに森へ入ると空気が澄んでてな、これがやめられんのよ。
Q2.津別町に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
そりゃ津別峠だべ。夜明け前に登ると屈斜路湖が雲海でまっ白、朝日が昇る瞬間は鳥肌もんさ。観光で来たら見てほしいおすすめスポットだわ。
地元の人間が好きなのはチミケップ湖。鳥の声しかしない静けさが、なまらいいのさ。
Q3.津別町でお土産を買うとしたらなんですか?
有名なものはやっぱりクマヤキだな。道の駅あいおいの名物で、見た目もめんこいし子どもも喜ぶべさ。
地元の人間が選ぶのは流氷牛か、あいおいの手作り豆腐。木工のクラフトも、いい土産になるよ。
Q4.外から人が来たときに、津別町でまず連れていく店はどこですか?
まず連れてくのは道の駅あいおいだな。打ちたての十割そばと豆腐は、外の人になまら喜ばれるのさ。
あとは町なかの食堂で豚丼や塩ラーメンを食わせる。飾らん味だけど、これが津別の普段の飯だべ。
Q5.津別町はどんな気質だと思いますか?
派手さはないけど、芯の通った人間が多いと思うわ。森や畑相手の仕事が長いから、コツコツ真面目な気質だべな。
口数は少なめでも、一度懐に入れば面倒見はなまらいい。雪かきも隣近所で助け合う、そういう土地さ。
Q6.昔に比べて、津別町の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
正直、人は減ったわ。昔は相生線も走ってたし、店ももっとあった。子どもの声も、今より賑やかだったべな。
ただ、町長さんはじめ若い連中が移住や木工で新しい風を入れようとしてる。寂しさもあるが、まだ捨てたもんでないさ。
Q7.津別町のこれから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
期待してるのは美幌や大空とつないだトレイルだな。森を歩く人が増えれば、津別の良さが伝わるべさ。
上里の水源を生かした小水力発電も動いてるし、町民センターや運動公園にもっと人が集まる催しが増えるといいなと思ってるよ。

