【北海道函館市】ってどんなとこ?徹底解説!世界三大夜景と開港の街

函館の夜景:函館山から望む扇形の地形に輝く街明かりと、津軽海峡の漆黒が織りなす絶景。世界三大夜景に数えられる名景です。

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人口232,055 人 ※2026年2月28日時点(住民基本台帳)
面積677.87 km²
人口密度342 人/km²

みなさん、北海道函館市(はこだてし)って知ってますか?「夜景の街」「イカの街」「開港の街」と、いくつもの顔を持つ、北海道の南の玄関口です。

函館市は北海道南部、渡島半島南東部のなまら(すごく)個性的な位置にあります。面積は677.87km²、人口は232,055人(2026年2月28日時点・住民基本台帳)、人口密度は342人/km²。札幌市・旭川市に次ぐ北海道第3の都市であり、渡島総合振興局の所在地で、中核市にも指定されているんですよ。

同じ北海道内では、西に北斗市、北に七飯町が隣接しています。この3市町で「函館圏」と呼ばれる生活圏を形成していて、車で30分圏内の同じ経済・文化圏なんですよね。また、南東に旧南茅部町と中ノ川を境に接する鹿部町が隣接しています。南には津軽海峡を挟んで青森県と向かい合い、東は太平洋、北西には内浦湾(噴火湾)と、3つの海に囲まれたかなり特殊な地形なんです。

函館って、北海道のなかでも「異質」な街です。1859年(安政6年)、横浜・長崎と並んで日本初の国際貿易港として開港した、北海道で最も早く世界と接続した土地。だから市内には和洋折衷の古い建物がゴロゴロ残っていて、坂道を歩くだけで明治時代の空気が漂ってきます。しかもミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星以上の観光地が市内に20以上ある、日本屈指の観光都市。訪れるもよし、暮らすもよし。海の幸と歴史とロマンが一皿に盛られているような、そんな街なんです。

目次

函館市の推しポイント

函館市を一言で表すなら、「海と歴史と夜景が全部のってる北の港町」。ここでは、この街を初めて知る方が「なるほど、こういう街か」とパッと掴める5つの推しポイントを紹介していきますね。

世界三大夜景の「100万ドルの夜景」

函館といえばやっぱりコレ、函館山からの夜景です。標高334mの山頂から見下ろす街並みは、香港・ナポリと並ぶ世界三大夜景のひとつ。津軽海峡と函館湾に挟まれたアーチ型の地形が、両側の暗い海と街の光のコントラストをなまら(とても)くっきり見せてくれるんですよ。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも3つ星に選ばれています。

日本初の国際貿易港として開かれた「開港の街」

1859年(安政6年)、横浜・長崎と一緒に日本で初めての国際貿易港として開港した港町なんです。それ以来、ロシア領事館、ハリストス正教会、旧イギリス領事館と、異国の建物が坂の街に残ってて、元町末広町は重要伝統的建造物群保存地区にも選定されているんですよ。歩くだけで明治が香ります。

五稜郭と箱館戦争の舞台

上空から見ると星形の西洋式要塞「五稜郭」は、1864年(元治元年)竣工。箱館戦争の舞台となった、日本史のターニングポイントのひとつです。現在は特別史跡に指定されていて、春は桜の名所、冬は五稜星の夢というイルミネーションで星形が光る、年中表情を変える場所なんです。

「イカの街」としての誇り

スルメイカは1989年(平成元年)に「函館市の魚」に制定された、函館のシンボル。夏の夜、津軽海峡の沖に漁火(いさりび)が並ぶ光景は、函館の風物詩そのもの。漁獲量が多いだけでなく、食文化もまるごとイカで染まってるんですよ。したっけ(そしたら)、食のセクションで詳しく紹介しますね。

北海道新幹線の玄関口

2016年(平成28年)に北海道新幹線が開業し、新函館北斗駅が新たな玄関口になりました。東京からも乗り換えなしで来られるようになって、本州と北海道を結ぶ結節点としての役割はますます強くなってるんです。青函トンネル、道南いさりび鉄道と合わせて、「北海道への入口」としての顔を持っています。

函館市の歴史

縄文時代から続く7000年の歴史

函館の歴史、実はものすごく古いんですよ。旧南茅部町エリアでは、縄文文化がおよそ7000年にわたって栄えていました。尾札部町で出土した国宝「中空土偶」(通称「茅空(カックウ)」)は、2007年に北海道で初めて国宝に指定された縄文遺物で、函館市縄文文化交流センターで見ることができます。北海道=新しい土地というイメージをなまら(まるっきり)ひっくり返してくれる、そんな歴史の深さがあるんです。

「箱館」の誕生と松前三港としての繁栄

「箱館」という地名は、1454年(享徳3年)に津軽の豪族・河野政通が宇須岸(アイヌ語で「湾内の端」を意味する「ウスケシ」が語源)に館を築いたことに由来します。館の形が箱に似ていたから「箱館」と呼ばれるようになったんですね。江戸時代には松前・江差と並ぶ「松前三港(蝦夷三湊)」のひとつとして、海産物交易の集積地として栄えました。

日本初の国際貿易港としての開港

函館の転機は幕末。1854年(安政元年)の日米和親条約で補給港となり、1859年(安政6年)の日米修好通商条約によって、横浜・長崎とともに日本国内初の国際貿易港として開港したんです。このとき外国人居留地の計画は失敗し、外国人と和人が市中に混在する形になりました。それが結果として、異国情緒あふれる独特の街並みを今に残しているんですよ。

箱館戦争と五稜郭

1864年(元治元年)、星形要塞「五稜郭」が竣工。そして1868年(慶応4年)、榎本武揚率いる旧幕府軍が箱館を占領し、五稜郭を拠点に新政府軍と戦ったのが有名な「箱館戦争」です。翌1869年、旧幕府軍が降伏し、蝦夷地は「北海道」と改称、箱館も「函館」と書かれるようになりました。江戸から明治へ、日本の時代が切り替わった最後の舞台、それがここ函館なんです。

大火と復興、そして現代へ

函館の街は何度も大火に見舞われていて、特に1934年(昭和9年)の函館大火は焼失戸数11,105戸、死者2,166人という大惨事でした。その翌年に始まった「函館港まつり」は、復興祈念から生まれたお祭りなんですよ。戦後は北洋漁業の基地として発展するも、排他的経済水域の設定で沿岸漁業へ転換。1988年(昭和63年)の青函トンネル開通、2016年(平成28年)の北海道新幹線開業と、交通の結節点としての役割を引き継ぎ続けているんです。

函館市の文化・風習

坂と海と、朝市から始まる一日

函館の朝は早いです。函館駅のすぐ近くにある函館朝市では、早朝から活気あふれる声が飛び交い、イカ刺し定食や海鮮丼を求める観光客と地元の人が入り混じります。市街地は函館山から函館平野に延びる陸繋砂州(トンボロ)の上に広がっていて、港町特有の「坂の街」。八幡坂からまっすぐ港が見える景色は、何度見てもなまら(すごく)きれいなんですよ。

道南ならではの「浜言葉」

函館の方言は、北海道弁の中でも独特です。北海道の方言は大きく「内陸部の方言」と海岸部の「浜言葉」に分かれるのですが、函館は典型的な浜言葉エリア。津軽海峡を挟んで青森県と向かい合っている地理から、津軽弁の影響を強く受けているんです。

よく使うのが「したっけ(そしたら・それじゃあ)」「なまら(とても・すごく)」「しばれる(とても寒い)」「めんこい(かわいい)」あたり。函館特有とされているのは「じょっぴんかる(鍵をかける。ご年配の方は鍵のことを「じょっぴん」と呼ぶんです)」「鍵をかる(鍵をかける。「かう」と言う人も)」。あと、「投げる(捨てる)」「手袋をはく(手袋をはめる)」は函館市民も漏れなく使う定番ですね。

年配層や道南海岸部では、「〜してくれ」が「〜してけれ」に変わることがあって、函館では若い人もけっこう使うんです。聞くとなんだかホッとする、温度のある言葉たちなんですよ。

冬のしばれる朝と、真夏日が増えた近年

函館は津軽海峡・太平洋・内浦湾の3つの海に囲まれていて、対馬海流の影響で海洋性気候。北海道のなかでは比較的温暖で雪も少ない地域です。とはいえ1月の平均気温は−2.4℃、冬の朝はなまら(本当に)しばれる(冷え込む)。道路はツルツル、窓は凍ります。

夏は8月の平均気温が22.1℃と過ごしやすかった時代から、近年は温暖湿潤気候(Cfa)に区分が変わり、2010年代以降は真夏日が出ない年がない状況に。積雪は1月で平年35cm、2月で41cmと、札幌・旭川と比べればずっと少ない。冬が短く春の訪れが早い、それが函館の気候の個性なんですよ。

港町の気質と、お祭りの熱

函館の人はおおむね「ざっくばらん」で、港町らしい開放的な気質。1935年(昭和10年)、前年の大火の復興祈念として始まった「函館港まつり」では、1981年(昭和56年)に初披露された「いか踊り」が踊られます。曲に合わせてみんなでイカになりきるあの踊り、一度見ると忘れられませんよ。したっけ(それじゃあ)、次は食の話にいきましょう。

函館市の特産品・食

スルメイカ ―「函館市の魚」

函館といえばコレ、スルメイカです。1989年(平成元年)に「函館市の魚」に制定された、まさに街のシンボル。味は甘みと旨みが濃厚で、透明感のある身がコリコリと歯ごたえを残します。

旬は6月〜1月ごろ。特に7月頃から漁場が函館沿岸に形成され、津軽海峡に漁火が浮かぶ夏の夜は函館の風物詩。食べ方の王道は「活イカの刺身」、動いてる足を箸でつまむ、あの鮮度は産地でしか体験できません。ほかにイカ飯、塩辛、するめ、イカそうめんと、とにかく何にしても合うんです。近年はスルメイカの記録的不漁が続いていて、2024年度の取扱量は過去最低の317トンまで落ち込んだ時期もありましたが、2025年は9月以降に水揚げが回復傾向にあると報道されています(北海道ニュースUHB、2025年9月20日)。獲れたてのイカをひとくち、なまら(すごく)うまいんですよ。

真昆布(まこんぶ) ― 最高級ブランドの産地

旧戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町の沿岸、つまり函館市の東側は、全国有数の真昆布の産地です。特に南茅部産の真昆布は、高級だしの素材として日本料理の最高峰で使われてきました。味は上品で澄んだ旨み、濃厚すぎず雑味のない出汁が特徴で、京都の老舗料亭でも愛用されています。

旬は7月〜9月の採取期。食べ方は出汁取りが王道ですが、地元では昆布の佃煮、塩昆布、おぼろ昆布、とろろ昆布と、余すところなく活用されているんですよ。函館が「イカとコンブの街」と呼ばれるのは、こうした東部沿岸の豊かな漁場があるからなんです。

函館塩ラーメン ― 日本初開港の街のあっさりスープ

札幌の味噌、旭川の醤油と並ぶ「北海道三大ラーメン」のひとつが、函館の塩ラーメン。味は澄んだ豚骨・鶏ガラベースの塩スープで、透き通るほどあっさり。麺はストレートの中細麺が定番です。

旬は、まあ一年中なんですけど、特に冬のしばれる(冷え込む)朝にすすると、身体の芯から温まってなまら(ものすごく)沁みます。函館の塩ラーメンが生まれたのは、1859年の開港で中国人の料理人が伝えた塩味スープの系譜を引くためとされていて、まさに「日本初の国際貿易港」という函館の歴史が味に刻まれている一杯なんです。

ハセガワストアの「やきとり弁当」

函館市民のソウルフードといえば、地元コンビニ「ハセガワストア」の「やきとり弁当」。ちなみに北海道の「やきとり」は鶏ではなく豚肉の串が一般的で、函館もその文化圏。タレの甘辛い串が白ごはんの上にどん、と乗ったシンプルな弁当なんですが、味は濃厚でクセになります。

旬は通年、深夜も早朝も食べられるのが魅力。観光客も地元民も、GLAYが函館凱旋ライブのMCで話題にするほど愛されている一品なんです。ちなみに注文してから焼き始めるスタイルなので、少し待つ時間も含めて「ハセスト体験」と呼ばれたりしますよ。

函館の海鮮丼と朝市文化

函館駅前の朝市は、観光客にも地元にも愛される食の中心地。ウニ、イクラ、ホタテ、カニ、マグロ、サーモン、そしてもちろんイカ。新鮮な海の幸がどんぶりにぎっしり並びます。味は甘みと塩気のバランスが絶妙で、旬のネタなら何も言うことがないくらい。

特に朝食に海鮮丼を食べに行くのが函館観光の定番スタイルで、早朝から営業している店も多いんですよ。函館が「海産物交易の集積地」として江戸時代から栄えてきた歴史の延長線上に、今の朝市文化があるんです。食べ終えてしたっけ(それじゃ)、次は函館山に向かいましょうか、なんて会話が似合う街なんですよね。

函館市の観光スポット

函館には「これ見に来たでしょ?」というキラースポットがいくつもあります。どこから回るか迷うくらい濃密なんですよ。ここでは定番から隠れ名所まで、なまら(本当に)外せないスポットを紹介しますね。

函館山 ― 世界三大夜景を見下ろす標高334mの展望台

  • 函館山 – ナポリ・香港と並ぶ世界三大夜景のひとつ、まさに函館の「顔」です。陸繋砂州(トンボロ)の上に広がる街が両側の暗い海と強烈なコントラストを描く、あの景色を一度見ると忘れられません。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星を獲得しています。ロープウェイは山麓駅と山頂駅を3分で結び、125人乗りの大型ゴンドラ。営業時間は4/20〜9/30が10:00〜22:00、10/1〜4/19が10:00〜21:00、往復料金は大人1,800円・小人900円(函館山ロープウェイ公式)。日没30分前に登って、空が藍色に染まっていく「トワイライトタイム」が一番のゴールデンアワー。夏でも山頂は風が冷たいので、1枚羽織るものがあるとなまら(けっこう)安心ですよ。

五稜郭公園と五稜郭タワー ― 星形要塞を真上から見下ろす

  • 五稜郭公園 – 1864年竣工の日本初の西洋式星形要塞。箱館戦争の舞台となった特別史跡です。公園自体は無料で、堀に沿って一周する散策路は約1.8km。春には約1500本のソメイヨシノが星形に咲き誇り、例年の見頃は4月下旬〜5月上旬。花見期間中は夜間の提灯電飾も行われます。冬は12月1日〜2月28日に「五稜星の夢イルミネーション」で、堀の周りを約2,000個の電球が星形に縁取るんですよ。
  • 五稜郭タワー – 高さ107m、展望2階は地上90m。ここからじゃないと五稜郭の星形は見えません。通常営業は9:00〜18:00、年中無休。展望料金は大人1,000円、中・高校生750円、小学生500円(五稜郭タワー公式、2025年4月1日改定)。ゴールデンウィーク(2026年は4/18〜5/6)は8:00〜19:00に延長。塔内には土方歳三のブロンズ像や「五稜郭歴史回廊」の展示もあって、ただ眺めるだけじゃ終わらないんです。

金森赤レンガ倉庫 ― 明治のロマンが漂うベイエリア

  • 金森赤レンガ倉庫 – 明治末期に建てられた煉瓦倉庫群を改装した複合商業施設で、「BAYはこだて」「金森洋物館」「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」の4棟からなります。営業時間は物販店が9:30〜19:00、年中無休。港沿いのレンガ壁、海風、函館山を背にした景観はフォトジェニックそのもの。夜はライトアップされて、昼とはまるっきり(まったく)違う表情になるんですよ。11月末〜12月25日の「はこだてクリスマスファンタジー」期間中は、倉庫前の海上に約15万球のツリーが浮かぶ、冬の函館で一番ロマンチックな場所です。

函館朝市 ― 駅前で海の幸をかきこむ

  • 函館朝市 – JR函館駅から徒歩1分、約3haの敷地に約250店舗がひしめき合う巨大市場です。営業時間は1〜4月が6:00〜14:00過ぎ、5〜12月が5:00〜14:00過ぎ(店舗により異なる)。どんぶり横丁市場、えきに市場、函館朝市ひろばなどエリアに分かれていて、海鮮丼、イカ刺し定食、毛ガニ、ウニ、イクラ、なんでも揃います。名物は「元祖活いか釣堀」。自分で釣ったイカをその場で捌いてもらい、まだ動いている足を口に入れる、あのコリコリ感は産地以外じゃ味わえません。威勢の良い掛け声と磯の香り、なまら(とても)函館らしい朝の景色なんです。

元町の坂と教会群 ― 異国情緒漂う重要伝統的建造物群保存地区

  • 函館ハリストス正教会 – 1916年再建の日本最古のロシア正教会聖堂。国指定重要文化財。白い壁と緑青の屋根、そして「ガンガン寺」と呼ばれた鐘の音が、元町の空気を作っています。
  • 八幡坂 – 石畳の坂の向こうに函館港と青函連絡船記念館摩周丸が一直線に見える、函館を代表する撮影スポット。CMやドラマでおなじみの景色です。夕方はオレンジ色に染まって、なまら(本当に)絵になるんですよ。
  • 旧函館区公会堂 – 1910年竣工、青灰色と黄色のコロニアルスタイルの洋館(国指定重要文化財)。ハイカラ衣装館でドレス体験もできて、ちょっとした明治の貴婦人気分が味わえます。

湯の川温泉 ― 函館の奥座敷、空港から車で5分

  • 湯の川温泉 – 松前藩主・高広公が湯治で全快したと伝わる北海道屈指の古湯。函館空港から車で約5分、市電の終点でもあります。津軽海峡を望む露天風呂を備えた旅館が並び、海鮮づくしの夕食と夜景の後に温泉であったまる(温まる)のは、旅の締めくくりに最高。無料の足湯「湯巡り舞台」もあって、散歩の途中にちょっと足を浸すこともできますよ。

函館市縄文文化交流センター ― 北海道唯一の国宝「中空土偶」に会える

  • 函館市縄文文化交流センター – 2011年オープン。北海道内で初めて国宝に指定された「中空土偶(茅空)」を常設展示しています。近くの大船遺跡・垣ノ島遺跡は2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録。函館の「7000年の歴史」を体感できる、知る人ぞ知る名所です。

函館市の観光ルート

函館は見どころがコンパクトにまとまっているようで、実は東西南北に広いんですよ。半日で回るならエリアを絞って、1日以上なら思い切って広域ルートがおすすめ。3つのパターンで紹介しますね。

【徒歩+市電】半日で西部地区の「開港の街」を歩くルート(約4時間)

JR函館駅を起点に、ベイエリアと元町をぎゅっと詰め込む王道の半日コース。西部地区は徒歩と市電で回るのが一番効率的です。

9:00 JR函館駅 → 9:05 函館朝市(徒歩1分)→ 10:30 金森赤レンガ倉庫(徒歩10分)→ 12:00 元町教会群・八幡坂(徒歩15分)→ 13:00 市電「十字街」→「函館駅前」(市電5分)

①函館朝市(滞在1時間)
→ 朝一番はやっぱりここで海鮮丼。獲れたてのイカ刺しや、ウニ・イクラ・ホタテがどっさり乗った丼を食べて、旅のエンジンを入れます。朝市は昼過ぎには品薄になるので、朝早いほど選択肢が広いんですよ。

②金森赤レンガ倉庫(滞在1時間)
→ ベイエリアの赤レンガを眺めながらショッピングとお茶。港沿いのベンチに座って海風を浴びる時間が、なまら(とても)気持ちいいんですよ。

③元町教会群・八幡坂(滞在1時間)
→ ハリストス正教会、旧函館区公会堂、カトリック元町教会を巡って、八幡坂で港をバックに写真を撮りましょう。石畳と海のコントラストが昼前の光でキラキラします。

④ラッキーピエロ ベイエリア本店(滞在30分)
→ 帰り際に函館のご当地バーガーで締め。チャイニーズチキンバーガーが定番です。

【車】1日で函館を丸ごと堪能する広域ルート(約9時間)

レンタカーで市内の名所と東部の自然スポットまでカバーするフルコース。

9:00 JR函館駅 → 9:30 函館市縄文文化交流センター(車40分)→ 11:30 恵山岬・水無海浜温泉(車40分)→ 13:30 函館朝市周辺で昼食(車50分)→ 15:00 五稜郭公園・五稜郭タワー(車15分)→ 17:00 湯の川温泉で入浴(車20分)→ 18:30 函館山ロープウェイ(車20分)

①函館市縄文文化交流センター(滞在1時間)
→ 世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の関連施設。国宝「中空土偶」と静かに対峙する時間が、旅の深みを変えてくれます。

②恵山岬(滞在1時間)
→ 活火山・恵山と津軽海峡を一望する絶景岬。潮の香りと岩場の海岸線は、観光地化された市街地とはまったく別世界ですよ。

③五稜郭公園・五稜郭タワー(滞在2時間)
→ タワーの展望台から星形を見下ろし、そのあと公園内を歩いて箱館奉行所まで。午後の光が堀の水面に反射して、なまら(すごく)きれいです。

④湯の川温泉(滞在1時間)
→ 日帰り入浴で夜景観賞の前に身体をあたためる。1日中歩いた足がしばれる(冷えて固まる)のをほぐしてくれます。

⑤函館山ロープウェイ・山頂展望台(滞在1時間半)
→ 1日の締めは世界三大夜景。日没30分前に山頂に着くように逆算するのが鉄則です。

【鉄道・市電】1日で函館+大沼の自然を楽しむ広域ルート

JRと市電だけで、函館市内と隣町・七飯町の大沼国定公園までカバー。車なしでも広域を楽しめる鉄道派の王道です。

8:30 JR函館駅 → 8:45 函館朝市で朝食(徒歩1分)→ 10:00 函館駅→大沼公園駅(JR特急約30分)→ 12:00 大沼公園駅→函館駅(JR約30分)→ 13:30 五稜郭公園前電停下車(市電約15分)→ 16:30 十字街電停で下車(市電約10分)→ 17:30 函館山

①函館朝市(滞在1時間)
→ 早朝から営業しているので、列車に乗る前のエネルギーチャージ。

②大沼国定公園(滞在2時間)
→ 北海道駒ヶ岳を背にした湖の島めぐり散策路。函館市街の賑わいとはまた違う、静かな自然のリセット時間です。

③五稜郭公園・五稜郭タワー(滞在2時間)
→ 春なら桜、冬なら五稜星の夢、どの季節に訪れても見応えがあります。

④金森赤レンガ倉庫(滞在1時間)
→ 夕暮れの港沿いを散策しつつ、お土産を物色。

⑤函館山ロープウェイ(滞在1時間半)
したっけ(それじゃ)、最後は山頂で世界三大夜景をゆっくり眺めてフィナーレです。

函館市の年間イベント

函館は「季節ごとに表情が変わる街」なんですよね。お祭り、花、光。それぞれの時期にしか見られない風景が、函館をリピートする理由になるんです。

五稜郭公園の桜 ― 4月下旬〜5月上旬

ぜひ行ってみてほしいのがね、春の五稜郭。約1500本のソメイヨシノが堀の内外に咲き誇って、上空から見ると星形が桜色に縁取られる、ここでしか見られない景色なんですよ。2026年は函館地方気象台が4月20日に満開を発表(日本気象協会、2026年4月20日)。例年の見頃は4月下旬〜5月上旬です。花見期間中は夜間の提灯電飾も実施され、2026年は4月21日〜5月6日の19時〜21時にライトアップされます(五稜郭タワー公式)。堀の水面に映る桜、提灯のほんのりした光、遠くで子どもがはしゃぐ声。北海道の遅い春が、ここに一気に押し寄せる感じなんです。

箱館五稜郭祭 ― 5月中旬

毎年5月中旬に五稜郭公園で開催される歴史祭。2026年は5月16日・17日に開催予定で、殺陣の演劇や吹奏楽演奏、真剣を使った迫力ある演技など多彩なパフォーマンスが繰り広げられます(五稜郭タワー公式)。榎本武揚や土方歳三が練り歩く維新パレードは、函館が「箱館戦争の舞台」だったことを改めて実感させてくれるんですよ。歴史好きにはなまら(たまらなく)刺さる2日間です。

函館港まつり ― 8月1日〜5日

1934年の函館大火からの復興祈念として1935年に始まった、函館最大の夏祭り。毎年8月1日〜5日に開催されます。初日の「道新花火大会」は函館港に浮かぶ緑の島から打ち上がり、約1時間にわたってスターマイン・仕掛け花火・水中花火が夜空を彩ります。2日目・3日目は市民参加のパレード「ワッショイはこだて」。函館港おどり、子どもいか踊り、サマーカーニバル、そして目玉の「函館いか踊り」が街を練り歩くんですよ。1980年に考案された「函館名物いか踊り♪」のリズムに合わせて、地元の人も観光客も一緒にイカになりきる、あの一体感はぜひ体験してほしいんです。会場は港の潮の香り、花火の火薬のにおい、焼き鳥や焼きそばの煙が混ざって、函館の夏そのもの。汗ばむ日中と海風で肌寒くなる夜の温度差が、北海道の夏らしくてなまら(すごく)気持ちいいですよ。

はこだてクリスマスファンタジー ― 11月末〜12月25日

金森赤レンガ倉庫前の海上に、高さ20mを超える巨大なクリスマスツリーが浮かぶ冬の一大イベント。2025年は11月29日〜12月25日に開催されました(はこだてクリスマスファンタジー公式)。約15万球のイルミネーションが点灯するのは毎日16:30〜22:00、18:00の再点灯時には花火も上がります。1日3回(18:30・19:30・20:30)、各15分だけツリーが赤く染まる「プレミアムレッドツリー」も必見。会場のメインストリートにはスープバーが出店され、1杯700円で地元食材を使った温かいスープが味わえます。海風がなまら(本当に)しばれる(冷える)なか、港に浮かぶツリーと函館山を同時に眺めるあの時間は、函館の冬でしか体験できない贅沢なんですよ。

五稜星の夢イルミネーション ― 12月1日〜2月28日

冬の五稜郭の堀の周りを、約2,000個の電球が星形に縁取る3か月限定の光景。2025年は12月1日〜2026年2月28日の日没〜19時まで毎日点灯(五稜郭タワー公式)。堀が凍り、雪が積もった夜、暗闇にぽっかり星形が浮かび上がる画は、幻想的としか言いようがないんです。したっけ(それじゃ)、冬の函館に来たなら、これも必ず見ておいてほしい景色ですよ。

函館市のエリア別の顔

函館は2004年に旧戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町と合併して、東西になまら(ものすごく)広い市域になりました。エリアごとに空気感が全然違うので、旅する視点で4つに分けて紹介しますね。

西部地区(元町・ベイエリア)― 観光のハイライトが凝縮された異国情緒エリア

函館山の麓、元町から末広町・大町にかけての一帯。1859年の開港以来、外国人居留地や領事館が置かれた歴史ある地区で、1989年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。石畳の坂道、教会の鐘、洋館群、赤レンガ倉庫、そして函館港の海風。このエリアは観光向きで、歩いて回るのが一番。朝は澄んだ空気のなか坂を登り、昼は倉庫群でショッピング、夕方は八幡坂で夕陽を見て、夜は函館山で夜景。1日フル回転できます。初めて函館に来る方なら、まずここから歩き始めるのがおすすめですよ。

函館駅前・大門地区 ― 交通の拠点、朝市の熱気

JR函館駅と函館朝市があるこの一帯は、函館観光の「玄関口」。函館バスや市電、観光案内所が揃い、ホテルも駅周辺に集中しているので、初めての函館なら拠点にするのが便利です。朝は朝市の威勢のよい声が響き、夜は居酒屋や飲み屋が並ぶ大門横丁でディープな函館グルメを堪能できます。交通と食の両面で「動きやすさ」を求める方に向いていて、したっけ(そしたら)次どこ行こうかと地図を広げるには、ここがなまら(とても)便利なエリアなんですよ。

五稜郭・本町エリア ― 函館の「今」と「歴史」が交差する中心部

五稜郭公園を中心に広がる市内最大の商業地区で、函館市民の生活の中心地。百貨店「丸井今井函館店」、飲食店、商店街が集まり、地元の人々の日常が行き交う街並みが広がっています。観光の視点では、五稜郭公園と五稜郭タワーが最大の見どころ。春は桜、冬は五稜星の夢と、季節ごとに表情を変えます。散策と街歩きを楽しみたい人、函館ラーメンの老舗「あじさい本店」など地元で愛される味を体験したい人におすすめですね。駅前や元町と違う、「地元の人が暮らす街」の顔を感じられるエリアなんです。

湯の川・東部地区(旧戸井・恵山・椴法華・南茅部)― 温泉と大自然、そして縄文

市電の終点・湯の川温泉から、さらに東へ伸びる広大な海岸線。湯の川は北海道屈指の古湯で、函館空港から車で約5分という好立地。津軽海峡を望む露天風呂に浸かって一日の疲れを癒やすのが定番コースです。その先、車で東へ1時間ほど走ると、活火山・恵山、水無海浜温泉(海中から湧く天然温泉)、そして世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の大船遺跡・垣ノ島遺跡と、函館中心部とはまったく違う、野生の自然と古代史が同居する世界が広がっています。ここは観光というより「旅する」という言葉がしっくりくるエリア。中心部の賑わいに疲れたとき、静けさと海の匂いを求めて訪れるのがおすすめですよ。

函館市の気候・季節の暮らし

函館の気候は、北海道のなかでも「特殊」なんですよ。対馬海流の影響で海洋性気候、内陸の札幌・旭川とはだいぶ違う穏やかさがあります。ここでは、住むとしたらどんな1年になるのか、季節ごとに紹介しますね。

年平均気温は9℃前後、北海道では温暖な部類

函館の年平均気温は9.1℃(気象庁統計期間1981〜2010年)。北海道の中では比較的温暖で、年降水量は1,151.7mmと少なめです。津軽海峡、太平洋、内浦湾(噴火湾)の3つの海に囲まれた海洋性気候で、2010年代以降はケッペンの気候区分が温暖湿潤気候(Cfa)に分類されるようになりました。北海道の中でも真夏日・真冬日の日数が少なく、湿度も低いことから、冷暖房に必要なエネルギーが格段に抑えられる地域とされています(函館地域経済牽引事業促進協議会、気象庁気象統計情報より)。

夏は短く涼しい、函館の8月

函館の夏は北海道らしく爽やかです。8月の日平均気温は22.1℃(1991〜2020年平年値)。日中は25℃を超える日もありますが、夜になると海風が吹いて20℃を下回ることも。クーラーがなくても扇風機であずましく(快適に)過ごせる家が多いのは、函館ならではの恩恵なんですよ。ただし近年は真夏日日数が0日になったことがなく、温暖化の影響で地元の人も「年々暑くなってるよね」と口を揃えます。函館港まつりが開催される8月1日〜5日は、日中は汗ばみ、夜は海風で羽織が欲しくなる、そんな温度差の楽しい季節ですね。

冬は「しばれる」けれど、北海道内では雪が少ない

函館の1月の日平均気温は−2.4℃、最低気温の平均は−6.0℃(気象庁、1991〜2020年平年値)。朝はなまら(本当に)しばれて(厳しく冷え込んで)、窓は内側から凍ります。ただ、積雪は平年で1月35cm、2月41cmと、北海道の他の都市(札幌・旭川など)と比べるとかなり少ない。渡島半島南部の北海道駒ヶ岳から大千軒岳に至る山系が北西の季節風を遮るため、降雪量は多くないんです。

とはいえ冬の生活は「完全装備」必須。玄関で手袋をはく(手袋をはめる)、長靴で雪道を歩く、じょっぴんかる(鍵をかける)ときは冷たい金属に触れる、そういう日々が12月〜3月まで続きます。家の暖房は灯油ストーブかFF式が主流で、光熱費は夏より冬の方が明らかに高くつきます。ただ、一度室内に入ればなまら(すごく)暖かくて、真冬にアイスクリームを食べる文化があるほど。玄関、廊下、トイレまで暖かい「全館暖房」の住宅も増えているんですよ。

春は遅め、桜は4月下旬

本州では4月頭に桜が終わる頃、函館はまだつぼみ。五稜郭公園のソメイヨシノが満開になるのは例年4月下旬〜5月上旬で、ゴールデンウィークと桜が重なる年もあります。2026年は4月20日に満開発表(日本気象協会、2026年4月20日)。北海道の遅い春は、雪解けの泥道と、一気に咲く桜、海から届く磯の香りが混ざった、独特の季節感があります。暖房はまだまだ必要で、朝晩はしばれる(冷え込む)日もあるので、油断は禁物なんです。

秋は短く駆け足、紅葉と霜のあいだ

10月になると清涼な気候となり、例年中旬頃には霜や結氷が見られるようになります。香雪園や見晴公園の紅葉が見頃を迎えるのは10月下旬〜11月上旬。11月〜12月にかけて降雪が始まり、冬タイヤへの履き替えは10月末〜11月中旬が目安です。秋の短さは北海道らしく、「したっけ(そしたら)もう冬か」と感じるスピード感があります。

【地元住民に直撃!】函館市の本当の魅力を電話で聞いてみた

※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。

60代男性

Q1. あなたのご職業を教えてください。

うちはね、元は市場関係の仕事してて、今は半分引退して週に何日か手伝いに行くくらいかな。生まれも育ちも函館、大学だけ本州出たけど結局戻ってきて、それからずーっとここ。
市場勤めしてたもんで、漁師さんとか仲買さんとか飲食店の大将とかと付き合い長くてさ、だからイカの話とかがごめ昆布の話とか、やたら詳しいわけ(笑)ハセストのやきとり弁当も現役時代は昼メシでしょっちゅう食ってたし、カリベビは若い頃のデートで使った店だわ。滋養軒は親父の代から通ってる。
息子は札幌出て、娘は東京で就職しちゃって戻ってこない。これも函館あるあるっていうか、孫に会いに行くほうが多いのよ、最近は。だから「若い子出ていっちゃう」って話、他人事じゃなくて自分の家の話でもあるんだわ。
こんな感じの爺さんの話、記事の参考になるっけ?

Q2. この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

まあ定番で言えばやっぱり函館山の夜景と五稜郭、それから元町の教会群あたりは外せないって、これはもう地元民でも否定できないっしょ。あそこは何回見てもやっぱり良いもん。五稜郭タワーから見下ろす星の形、春の桜の時期なんかもう別格だしね。
でもね、通な場所ってことで言うと、「四稜郭(しりょうかく)」って知ってる?五稜郭の北東3キロくらいの高台にあってさ、箱館戦争の時に旧幕府軍が築いた星型の土塁なんだわ。観光バスなんて来ないから、地元の人がたまーに散歩してるくらい。あとね、もう一つ推したいのが「香雪園(こうせつえん)」。見晴公園って言ったほうが通じるかな。秋の紅葉の時期がもうしばれるほど綺麗でさ、ライトアップもやるんだわ。市内なのに「えっ、ここ函館?」ってなる静けさよ。観光客連れてくと大体「なんで今まで教えてくれなかったの」って怒られるくらい(笑)

Q3. この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?

文句なしでハセガワストアのやきとり弁当だね。いや、弁当は持って帰れないから冷凍のやつ、ふるさと納税でも出てるよ。これがね、豚なのに「やきとり」なの。道南ではずーっと昔から豚串を焼き鳥って呼ぶんだわ。鶏より豚のほうが安く手に入ったっていうのと、冷たい土地で働く人にはビタミンB1の豚肉が合ったって話。函館来たら絶対これ。
で、地元向けっていうか、「おっ、わかってるね」って言われるやつで言うとね、がごめ昆布関係。世界でも函館近海にしか生えない昆布でさ、ネバネバがすごいの。昔は見た目悪いって雑草扱いで捨ててた時代もあったのに、今は健康食材で大出世したんだよ。昆布村さんとか梶原昆布店さんの「がごめ昆布醤油」、あれお刺身にかけるともう他の醤油戻れなくなるから。あとマルユウさんの「いか粕漬け」とかね、そういうの選べると「あ、この人わかってる人」ってなるわ。

Q4. 外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?

これは人によって違うんだけどさ、うち的には絶対滋養軒に連れて行く。函館駅前の塩ラーメンの老舗で、昭和22年からやってるの。カウンター3席・テーブル3卓のちっちゃい店で、しかも麺がスープ切れたら終わりだから11時過ぎにはもう並んでないと食べれない。塩ラーメンが600円だよ?こんなに透明なのに深いんだわ、スープが。これ食べてもらって「ああ、函館の塩ラーメンって本物あっさりなのね」って納得してもらう。

で、若い人とか家族連れだったらカリフォルニアベイビー、通称「カリベビ」。大正時代の郵便局を改装したアメリカンダイナーで、シスコライスってバターピラフにフランクフルトとミートソースどばっとかけたやつ。GLAYのJIROとかYUKIちゃんが通ってた店でさ、我々の世代にとっては青春そのものなの。観光地のど真ん中にあるのに、今でもちゃんと地元民の味なんだわ、これが。

Q5. この市町村はどんな気質だと思いますか?

うーん、一言で言うと「ハイカラで個人主義、新しもの好きで飽きっぽい」かな(笑)悪く言ってるんでないよ?

函館ってさ、日本で最初に国際貿易港になった街のひとつだから、外国人とか外の文化が入ってくるの当たり前だったわけ。だからわりと開放的で、よそ者にも「どっから来たの?」って気軽に話しかける。でも逆に、濃すぎる付き合いは好まないというか、みんなそれぞれマイペースな感じ。

あとね、冠婚葬祭が合理的すぎて本州の人にびっくりされる。結婚式は会費制だし、葬式は告別式の前に火葬しちゃう「骨葬」だし。合理的っていうか、なんでも「いいんでないかい?」で済ませちゃう気質はあると思うわ。

それから新しもの好き。ラッキーピエロとかハセストとかシスコライスとか、こう、函館オリジナルの食文化を自分たちで作っちゃうし、海外のもの取り入れるのも早い。だけど「3年続く店は成功」って言われるくらい目も厳しいから、中途半端なのは続かないんだわ。

Q6. 昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

これはね、正直に言うわ。寂しくなった。これが本音。
1980年くらいは30万人以上人いたんだよ、函館。それが今は23万人切ろうかって。4割近く減ってるわけ。駅前歩いたらわかるけど、シャッター下りてる店多いんだわ。若い子が進学とか就職で札幌とか本州出てっちゃって、戻ってこない。

去年だったかな、「消滅可能性自治体」に函館が入ったってニュース見たとき、みんなで「えっ、函館が?ありえねえだろ!」って。正直ショックだったねぇ。

それと、最近一番こたえたのがスルメイカ。去年(2025年)の6月の初競りがね、史上初めて中止になったの。イカ漁師が「漁獲ゼロ、もう廃業だ」って泣いてるのテレビで見てさ。「イカのまち函館」がイカ獲れないって、もうね、アイデンティティ揺らぐよ。秋には少し戻ったんだけど、今度は漁獲枠オーバーで休漁になったり。海の温度が変わって、見たこともない「スギ」っていう南の魚が店に並んでるのよ。気候変動って頭で知ってたけど、函館の海でこんなに実感するとは思わなかったわ。

Q7. これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

一番のわくわくは、やっぱりT9 HAKODATE(ティーナイン)かな。これ、大正9年に建った旧海同会館っていう漁業組合の建物をリノベしてさ、4月22日にオープンする予定。クラフトビールの醸造所とホテルとラウンジが一緒になった施設で、元町のど真ん中なんだわ。

オーナーさんがね、「人口減でも函館はアセット(資源)が多い、未発見の部分を再生したい」って言ってて、こういう動きがもっと増えればいいなって思う。3月にオープンした旧相馬家住宅のホテルもあるし、なんか「壊さずに活かす」方向に変わってきてる。

あとやっぱり新幹線の函館駅乗り入れ。今は新函館北斗駅で乗り換えなのよ、これが不便でさ。大泉潤市長が公約に掲げてて、技術的には160億円くらいでいけるって調査結果出てる。ただ、札幌延伸自体が2030年から2038年以降にずれ込んじゃって、JR北海道も知事も「うーん…」って感じで、正直なかなか前に進まない。でも市民の悲願だからね、これは諦めないでほしいわ。

それと地味だけど、がごめ昆布みたいにさ、「地元にあるけど気づいてなかったもの」を見直す動きね。産学官で連携してがごめ昆布ブランド化したみたいに、イカがダメなら次どうするかって、みんな真剣に考えてる時期なんだわ。

まあ、函館はね、坂道登ったら港見えて、振り返ったら山があって、食べ物美味くて、人はほどよく放っておいてくれる。これ以上の街ないと思ってるよ、今でも。ちょっとひいき目だけどな?まあいいべ、地元だもん(笑)

ご協力ありがとうございました!

函館市の移住・暮らし情報

通勤・通学は市内完結型、新幹線通勤も可能

函館市は道南の経済中心地なので、市民の多くは市内で通勤・通学が完結します。観光業、水産業、医療・福祉、教育が主要産業で、市立函館病院、函館赤十字病院、函館五稜郭病院など中核医療機関が市内に集中しています。隣接する北斗市・七飯町とは「函館圏」と呼ばれる同じ生活圏で、車で30分以内に移動できるため、函館市に住んで北斗市・七飯町に通う(またはその逆)というパターンも多いんですよ。さらに2016年の北海道新幹線開業以降、新函館北斗駅から東京へ日帰り・1泊で行ける利便性が生まれ、移住者が「新幹線通勤・出張」に対応しやすくなっています。

家賃相場は本州の主要都市よりなまら(かなり)安い

SUUMOの調査データによると、函館市の賃貸マンション家賃相場はワンルーム〜3LDKで幅広く、新築かつ駅徒歩5分以内の条件でも6.1万円(ワンルーム)〜13.1万円(3LDK)と公開されています。実勢では1LDK〜2LDKが5〜7万円台の物件が中心で、5万円以下の1K・1LDKも珍しくありません(SUUMO、2026年4月時点)。駅前・大門エリアや湯の川エリアは単身向け、美原・昭和・本町・五稜郭周辺はファミリー向けの物件が充実しています。中古戸建ても本州に比べるとなまら(とても)手が届きやすく、移住者の中にはリノベ前提で古民家を購入する方も増えていると考えられます。

買い物環境はコンパクトで車があれば無敵

函館の日常の買い物は、道南ラルズ(アークスグループ)の「スーパーアークス」「ラルズマート」、生活協同組合コープさっぽろ、イオン北海道、魚長など、道内チェーンが市内各エリアに点在しています。地元密着スーパーの「魚長」は海産物の品揃えが強く、市民の台所として定着。大型ショッピングセンターとしては、五稜郭エリアの「丸井今井函館店」、西部地区の金森赤レンガ倉庫、2024年12月開業の「GRANDIR ICHII」など選択肢が多い。郊外のロードサイドにはイオンやホームセンターも揃っていて、車1台あれば日常に困ることはほぼありません。

子育て・教育の環境

函館市には「楽しい子育て応援サイト はこすく」という公式情報サイトがあり、子育て支援情報が集約されています(函館市公式)。市内には公立はこだて未来大学、函館工業高等専門学校、北海道教育大学函館校など高等教育機関も充実。小中学校は市立・道立・私立があり、学習塾も市電沿線に集まっています。児童館、図書館、函館アリーナなどの公共施設も充実していて、「街の規模のわりに子どもが伸び伸び育つ」という声はよく聞きますね。

医療環境は中核市レベルでしっかり

中核市としての函館市は医療インフラが手厚く、市立函館病院(函館市所管)、函館赤十字病院、函館五稜郭病院、国立病院機構函館医療センター、函館中央病院、函館市医師会病院など多くの総合病院が市内に存在します。救急医療、専門医療、周産期医療まで市内で完結するレベルなので、医療へのアクセスという意味では道南地域の拠点になっていると言えます。夜間は函館市夜間急病センターが対応しています。

エリア別の「住む視点」

中盤では旅する視点でエリアを紹介しましたが、暮らす視点ではこう分かれます。駅前・大門は交通便利で単身・ビジネス向け、家賃はやや高め。五稜郭・本町エリアはファミリー層に人気で、医療・教育・商業すべてが揃う「暮らしやすさNo.1」と言われる地区。美原・昭和・石川町は郊外型の住宅地で、車があればなまら(かなり)広い住まいが手に入ります。湯の川エリアは温泉街でもあり、市電の終点にして静かな海沿い暮らしが可能。西部地区(元町・末広町)は観光地でもあるので賑やかさと静けさが入り混じる、個性的な街並みを好む人に向いています。東部の旧町村エリア(戸井・恵山・椴法華・南茅部)は自然豊かで家賃も安く、海と山に囲まれた暮らしがしたい人にぴったりです。

函館市へのアクセス

飛行機:首都圏から最速1時間20分

函館空港(HKD)は函館市街から約10km、函館駅から車・シャトルバスで約20分の好アクセス。羽田空港からは全日空(ANA)、日本航空(JAL)、AIRDOの3社が就航しており、飛行時間は約1時間20分(1時間15〜35分)です。

羽田〜函館便の運賃は、JAL・ANAが通常期15,220円〜、AIRDOが10,670円〜(片道、2024年時点の参考価格/Airtrip掲載)。早割の「AIRDOスペシャル」やJAL・ANAの早期割引を使えばさらに安くなります。名古屋(中部)からはAIRDOが直行便を運航。新千歳経由なら札幌方面からも接続可能です。

空港から市街へのアクセスは、帝産バスまたは函館バス運行の「函館空港シャトルバス」で函館駅まで約20分。湯の川温泉へは車で約5分という近さなので、空港着その日に温泉に入って夜景を見る、というコースも十分可能ですよ。

北海道新幹線:東京から最速3時間57分

2016年3月26日に開業した北海道新幹線「はやぶさ」で、東京〜新函館北斗駅は最速3時間57分、平均4時間12分(Klook掲載、JR時刻表準拠)。大人1名の普通車指定席料金は片道23,430円(駅探メディア、2024年時点の参考価格)です。

終点の新函館北斗駅から函館駅までは、JRのアクセス列車「はこだてライナー」が15〜22分、運賃440円で接続します(JR北海道)。函館駅→ベイエリア・元町・五稜郭は市電で15〜20分なので、東京駅を朝出れば昼過ぎには函館朝市で海鮮丼を食べられる計算。こう行くとなまら(かなり)楽ですよ。

仙台駅からは約2時間30分、盛岡駅からは約1時間30分、新青森駅からは約1時間。東北地方からのアクセスが劇的に改善されたのも新幹線の恩恵です。

車:フェリーと高速道路で本州とつながる

青森港から津軽海峡フェリー(津軽海峡フェリー株式会社)または青函フェリー(青函フェリー株式会社)で函館港へ。所要時間は約3時間40分、車ごと乗れるので移動しながら海峡の景色を楽しめます。札幌方面からは道央自動車道→国道5号線で約4時間30分、または道央道→函館江差自動車道で約3時間30分が目安です。

市内交通:市電+函館バス+徒歩で十分

函館市内の観光は、函館市電(函館市企業局交通部)が強い味方。駅前・ベイエリア・元町・五稜郭・湯の川を結ぶ2系統+5系統の路線で、1日乗車券もあります。そのほか函館バスが市内全域をカバーし、「元町・ベイエリア周遊号」など観光向け路線も運行。函館駅〜主要スポットは徒歩でも回れる距離なので、天気のいい日は歩くのがなまら(とても)気持ちいいですよ。

函館市の関連リンク

函館市の公式情報を確認するなら、以下の2つの公式サイトをチェックしてください。

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

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