| 人口 | 6,110 人 ※2026年3月31日時点(住民基本台帳) |
|---|---|
| 面積 | 495.47 km² |
| 人口密度 | 12.3 人/km² |
みなさん、新十津川町(しんとつかわちょう)って知ってますか?北海道のちょうど真ん中あたり、空知地方にぽつんと佇む人口6,110人の小さな町なんですけど、実はここ、酒米の作付面積がなまら(とても・すごく)すごくて北海道第1位を誇る、知る人ぞ知る「酒米の里」なんですよ。さらに驚くのが、この町の成り立ち。なんと1889年(明治22年)に奈良県十津川村を襲った大水害で家を失った2,489人が、はるばる北海道まで集団移住して開いた町なんです。だから今でも奈良県十津川村のことを「母村」と呼んで深い絆を保っていて、町章も同じ菱十字マーク。北海道のなかでも、こんなにルーツがはっきりした町ってなかなかないんですよね。
町の東部は石狩川と空知川の合流地点、西部には標高1,492mの暑寒別岳をいただく暑寒連峰がそびえていて、その間に広がる広大な水田地帯が新十津川の顔。隣接するのは同じ北海道内の滝川市・砂川市・奈井江町・浦臼町・当別町・石狩市・増毛町・雨竜町の8市町で、特に石狩川を挟んだ向かいの滝川市とは石狩川橋・滝新橋でつながり、生活圏としても一体化しています。年間平均気温6.6℃という内陸型気候で、夏は30℃を超える日もあれば冬は−30℃を記録することもある、四季のメリハリがはっきりした土地。米と酒、そして母村との絆が織りなす、移住してきた人にも訪ねてくる人にも「ここにしかない物語」を感じさせてくれる町、それが新十津川町です。
新十津川町の推しポイント
酒米作付面積 北海道第1位
新十津川町といえばまずコレ。酒米の作付面積が約120haで北海道一を誇り、酒造好適米「吟風」と「きたしずく」を主に生産しています。学園地区と徳富地区が酒米栽培の中心地で、ここで育った米は地元はもちろん道内外の酒蔵からなまら(とても)高く評価されているんですよ。
創業明治39年の地酒「金滴」
町の中心部にある金滴酒造は、1906年(明治39年)創業の中空知地方唯一の酒蔵。石狩川の伏流水と地元産の最高品質酒米で仕込む地酒「金滴」は、町の誇りそのもの。蔵元は新十津川町字中央71にあって、町を訪ねたらしたっけ(それじゃあ)ここに寄らない手はないですよね。
母村・奈良県十津川村との絆
1889年の十津川大水害で被災した2,489人が集団移住して開いたのが、この町の始まり。母村との縁は今も色濃く、町章は十津川村と同じ菱十字、めはりずしなど奈良県の食文化も生きています。2017年8月には正式に連携協定も結ばれました。
幻の終着駅・新十津川駅跡
2020年5月7日に廃止された札沼線の終着駅・新十津川駅。廃止直前は1日1往復のみの運行で、発車時刻が朝10時00分という「日本一終列車が早い駅」として全国の鉄道ファンに愛されました。現在は「駅跡地さくら公園」として整備されています。
暑寒連峰と石狩川の大自然
西に標高1,492mの暑寒別岳を中心とした暑寒連峰、東に石狩川と空知川。山と川に囲まれた地形が、米づくりに最適な水と土壌を生み出してきました。袋地沼や暑寒湖など湖沼も豊かで、四季折々の景色が楽しめる町です。
新十津川町の歴史
1889年・十津川大水害が町の原点
新十津川町の歴史を語るうえで、絶対に外せないのが1889年(明治22年)8月の十津川大水害です。奈良県吉野郡十津川郷で1日に1,000mmを超す記録的豪雨が発生し、村の4分の1にあたる610戸が被害を受け、168名が死亡、約3,000人が家屋や田畑を失うという壊滅的な被害だったんですよ。そこで生活基盤を失った人々のうち、600戸2,489人が北海道への集団移住を決断します。これは新天地を求めた移住というよりも、もう故郷では生きていけなかった人々の、まさに最後の希望をかけた旅でした。
1890年・トック原野への入植
翌1890年(明治23年)、国と奈良県の手厚い保護のもと、移住者たちはトック原野(現在の徳富川流域)に入植し、新十津川村と称しました。十津川郷の人々は古くから尊王の姿勢を貫いた十津川郷士の系譜で、他地域の開拓移住民とは異なる特別な待遇を受けたといいます。また、ここで実施された土地区画は、北海道における殖民区画制度の最初の実施事例でもあるんですよ。なお、1902年(明治35年)には滝川村と結ぶ石狩川橋(初代)が、道内初の鋼トラス道路橋として竣工しています。
米どころへの成長と町制施行
移住者たちの不屈の取り組みにより、新十津川は次第に道内有数の米どころへと発展していきました。1907年(明治40年)に一級町村制を施行、1957年(昭和32年)1月1日に町制施行して新十津川町となります。1931年(昭和6年)には札沼北線(後の札沼線)が町内に開通し、地域の物流と人の流れが大きく変わりました。したっけ(それから)、1972年に新十津川駅以北が廃止され、2020年5月7日には町内の鉄道がついに姿を消したんです。
母村との絆、今へ
1990年には開基100年を迎え、2017年8月には奈良県・十津川村・新十津川町の3者で正式な連携協定を締結。町章・村章は同じ菱十字のマークで、住民同士の交流も今なお盛んに続いています。2011年の紀伊半島大水害の際には、新十津川町からも多くの義援金やメッセージが母村に届けられました。130年以上経った今も、ここまで深く絆を保っている町って、日本中探してもそうそうないんですよね。
新十津川町の文化・風習
奈良が息づく食卓「めはりずし」
新十津川町の文化的な特徴でなまら(とても)面白いのが、奈良県十津川村の食文化が今でも生きていることなんですよ。代表格が「めはりずし」。高菜の塩漬けの葉でくるんだおにぎりで、これはまさに母村・十津川村から伝わった郷土料理。北海道の真ん中で奈良の味が食べられるって、なかなか他にはない体験ですよね。町内には、めはりずしや「とりめん」が食べられるお店もあって、移住してきた人々が大切に守ってきた味が今も息づいています。
北海道弁と暮らしの言葉
普段の会話は基本的に北海道弁。「なまら(とても)うまいわ」「したっけ(じゃあね・そうしたら)、また明日」「ありがとね」「なんもなんも(どういたしまして・いいえいえ)」といった、北海道らしい温かい言葉がそこかしこで飛び交います。冬の朝には「今日はしばれる(とても寒い・凍えるよう)ね」が挨拶代わり。ただし母村の影響もあって、奈良の伝統行事や名前が町のあちこちに刻まれているのが、他の道内の町とはちょっと違うところなんです。
四季の暮らしと厳しい冬
気象庁の観測(空知吉野・1991〜2020年平年値)によると、年平均気温は6.6℃、8月の平均最高気温は25.9℃まで上がる一方で、1月の平均最低気温は−12.6℃。観測史上の最低気温はなんと−30.2℃を記録しています。市街地の積雪は1m前後、山間部では2mほどになり、冬は雪との戦い。したっけ(そうしたら)夏になると一転、最高気温32.9℃を超える暑い日もあって、この寒暖差が実は美味しい米と酒米を育てる秘訣でもあるんですよ。
新十津川獅子神楽と地域行事
町の伝統芸能として「新十津川獅子神楽」が新十津川町獅子神楽保存会によって受け継がれていて、新十津川神社(玉置神社)に伝わる絵馬「玉置神社奉祀之景」とともに、移住者たちの精神文化を今に伝えています。新十津川神社、下徳富神社、出雲大社新十津川分院といった神社の存在も、奈良からの移住者たちの信仰の足跡そのもの。さらに、年に一度開かれる「新十津川雪まつり」では、なんと「国際中華鍋押相撲選手権」というユニークな大会が開催されているんですよ。なまら(とても)ローカルで愛らしい行事ですよね。
新十津川町の特産品・食
酒米と地酒「金滴」
新十津川町を語るうえで絶対に外せないのが、地酒「金滴」。蔵元は1906年(明治39年)創業の金滴酒造株式会社(新十津川町字中央71)で、中空知唯一の酒蔵として町の歴史と共に歩んできました。町内で育てた酒造好適米「吟風」「きたしずく」と石狩川の伏流水で仕込む味わいは、すっきりとした淡麗系。冷やでも燗でも飲めて、めはりずしや海鮮との相性も抜群です。新酒の旬は冬から春。なまら(とても)うまいんですわ、これがまた。
食卓を支えるブランド米
新十津川は北海道有数の米どころでもあって、町内で作られている代表品種は「ななつぼし」と「ゆめぴりか」。「ななつぼし」はつや・粘り・甘みのバランスが抜群で、冷めても美味しいのが特徴。日本穀物検定協会の食味ランキングで「特A」を獲得した実績もあります。「ゆめぴりか」はほどよい粘りと豊かな甘みが魅力の高級ブランド米。収穫は秋(9〜10月)で、新米シーズンは10月第1日曜日の「味覚まつり」で試食や販売が行われます。炊きたてに塩むすび、これだけでなまら(すごく)おかずいらずなんですよ。
めはりずし – 母村から伝わる味
奈良県十津川村から伝わった郷土料理「めはりずし」。高菜の塩漬けの葉でご飯をくるんだおにぎりで、口にすると塩気と高菜の風味、米の甘みが一気に広がります。素朴ながら奥深い味わいで、もともとは山仕事や農作業の弁当として食べられていたもの。北海道では珍しい奈良由来の食べ物だけに、訪れたらぜひ一度は食べてほしい一品です。背景には1890年の集団移住があり、130年以上前の食文化がそのまま生きているんですよ。したっけ(それじゃ)、これを食べずに帰るのはもったいない。
いかの塩辛・ハム・ソーセージ
米と酒だけじゃないのが新十津川の懐の深いところ。北海道近海のいかを新十津川産米の自家製麹で仕込んだ「いかの塩辛」は、無添加にこだわった一品で、塩気と旨味が濃厚。本場ドイツ仕込みの「ヴルストよしだ」では、エゾ鹿肉を数ヶ月間塩蔵熟成させた野性味あふれるソーセージなど、本格的な手作りハム・ソーセージが揃います。地酒との相性はなまら(とても)抜群で、酒のつまみとしても食卓のおかずとしても重宝されますね。
季節を彩るメロン・ミニトマト・スイートコーン
夏から秋にかけては、メロン、ミニトマト、スイートコーン、グリーンアスパラ、玉ねぎなど、季節の野菜・果物も豊富。寒暖差の大きい内陸型気候が、糖度を高め、味の濃い農産物を育ててくれます。特にスイートコーンは生でかじれるほど甘い品種もあって、夏の食卓には欠かせません。したっけ(それでは)、米と酒に旬の野菜、これだけ揃えば食の宝庫といって差し支えないですよね。
新十津川町の観光スポット
町を歩く・自然を感じるスポット
- 金滴酒造 – 1906年(明治39年)創業、中空知唯一の酒蔵です。新十津川町字中央71にあって、石狩川のすぐそば。蔵では仕込み水や酒造りの工程を間近で感じられて、試飲では「金滴」をはじめとした地酒をおちょこ3種類でしっかり飲み比べできるんですよ。冬から春の新酒シーズンに行くと、蔵全体に米と麹の香りが立ち込めていて、なまら(とても)贅沢な体験になります。町の歴史と酒造文化に同時に触れられる、ここでしか味わえない時間です。
- ふるさと公園 – 1980年開園の総合レジャー拠点。野球場、サッカーコート、テニスコート、パークゴルフ場、25m×15m7コースの温水プール、スポーツセンターまでそろっていて、敷地内には宿泊施設「美緑の宿 グリーンパークしんとつかわ」と天然温泉、レストランも。春から秋にかけては緑が深く、芝の上を歩くだけで気持ちがいい。家族連れに人気で、運動して汗を流したあと、温泉に浸かってひと息つく、そんな半日の過ごし方ができる場所なんですよ。
- 袋地沼 – 石狩川の湾曲部が川の氾濫で自然に短絡してできた三日月湖です。例年3月になると本州で冬を越した白鳥がシベリアへ向かう途中にここで羽を休めにやってきて、雪解けの水田でこぼれたモミをついばむ姿が見られます。湖面のむこうには新十津川町のシンボル「ピンネシリ」がそびえ、白鳥と山と空が一枚の絵のように重なるんですよ。早朝の光が水面に反射する時間帯が特におすすめです。
- ピンネシリ – 隣のマチネシリと並んで新十津川町の象徴とされる山。町内のどこからでも見える、町民にとっての心の山です。砂川大橋を渡って新十津川側から眺めると、稜線の美しさが際立ちます。夏には登山客でにぎわい、毎年「ピンネシリ登山マラソン」も開催されるほど。したっけ(それじゃあ)登るも良し、麓から眺めるも良しの、新十津川を語るうえで欠かせない一座です。
歴史と文化に触れるスポット
- 新十津川町開拓記念館 – 1889年の十津川大水害から始まった新十津川町の歴史を伝える施設です。明治22年に奈良県十津川村から2,489人が移住してきた経緯を、ビデオ・パネル・実物資料で丁寧に学べます。絵馬「玉置神社奉祀之景」など貴重な資料もあって、町の精神的な原点に触れられる場所。新十津川駅跡から少し離れていますが、町の物語を理解するうえでは絶対に外せないスポットです。
- 新十津川物語記念館 – ふるさと公園内にある、川村たかしの長編小説『新十津川物語』を顕彰する施設。NHKでドラマ化もされた人間愛の物語で、館内には総集編DVDが流れていて、つい最後まで見入ってしまう人も多いんですよ。写真パネルやゆかりの作品が展示されていて、移住者たちの生き様が胸に迫ります。雨の日に訪れて、じっくり腰を据えて鑑賞するのにもなまら(とても)ぴったりです。
- 文化伝習館 – ふるさと公園の一角にある展示・体験施設。徳富織の作品や陶芸作品がギャラリーに展示・販売されていて、染色・織物・陶芸の体験も予約制で楽しめます。営業時間は9:00〜17:00、冬季(11月1日〜4月27日)は毎週月・火曜日が休館、入館料は大人200円・小中学生100円。手仕事のぬくもりに触れたい人にぴったりの場所ですよ。
- 出雲大社新十津川分院 – 明治23年に奈良県十津川村から移住した「十津川衆」が、開拓の心の拠り所として明治43年に創建した、信仰の象徴。縁結びの神として静かに信仰を集めています。境内に立つと、見知らぬ土地で生き抜いた先人たちの祈りがどっしりと残っていて、したっけ(そうしたら)自然と背筋が伸びるんですよね。
鉄道ファンとアート好きに刺さるスポット
- 新十津川駅跡地さくら公園 – 2020年5月7日に廃止された札沼線の終着駅・新十津川駅の跡地を整備した公園です。廃止直前は1日1往復・発車10時00分という「日本一終列車が早い駅」として全国の鉄道ファンに愛されました。線路と駅名標、ホームが再現され、線路の終端には移設された車止めも。シンボルツリーのホオノキは今も残っていて、桜の季節はなまら(とても)情緒的。鉄道好きはもちろん、町の記憶を訪ねたい人にもおすすめです。
- アートの森(五十嵐威暢美術館 かぜのび) – 隣接する滝川市出身の彫刻家・デザイナー、五十嵐威暢氏が、旧吉野小学校の校舎と敷地をアトリエ兼ギャラリーとして使用している施設。元小学校という独特の空間で現代アートに触れられる、新十津川の中でもユニークなスポットです。アートと地域、廃校と再生という多層的なテーマがそのまま空気として漂っていて、ゆっくり時間をかけて回りたい場所ですよ。
- そっち岳スキー場 – アイヌ語由来の地名「総富地(ソッチ:滝のある川の入り口)」にある、北斜面の小規模ファミリーゲレンデ。全長330m・リフト1基のコンパクトな構成で、北向きの好条件から雪質が良く、初心者と家族連れに大人気。例年12月上旬から3月下旬まで営業で、ナイター設備も完備。リーズナブルな価格で気軽に楽しめるのが魅力で、町内の中学生以下はリフト料金無料という太っ腹ぶり。冬の新十津川町を体感したいならココです。
新十津川町の観光ルート
【車・半日】町の物語をたどる「移住の記憶」ルート
出発地点:道央自動車道・滝川IC(所要時間:約4時間)
10:00 滝川IC → 10:15 金滴酒造 → 11:15 開拓記念館 → 12:15 ふるさと公園(昼食)→ 13:30 出雲大社新十津川分院 → 14:00 終了
① 金滴酒造(60分)
→ まずはここで新十津川町の代名詞「金滴」を試飲。蔵の歴史と酒造りの工程を肌で感じます。午前中なら蔵が稼働している空気も味わえます。
② 新十津川町開拓記念館(45分)
→ 1889年の十津川大水害からの移住の物語を学びます。金滴酒造で町の「今」を感じたあとに、町の「原点」を訪ねる流れがなまら(とても)しっくりきます。
③ ふるさと公園(昼食・60分)
→ 敷地内のレストランで昼食。新十津川物語記念館や文化伝習館も併設されていて、食事ついでにアートと文学にも触れられます。
④ 出雲大社新十津川分院(30分)
→ 旅の締めは移住者たちの心の拠り所へ。したっけ(それじゃ)参拝して帰路につく、静かな余韻が残る半日コースです。
【車・1日】自然と季節を味わう「ピンネシリ眺望」ルート
出発地点:JR滝川駅前(所要時間:約8時間)
9:00 滝川駅 → 9:20 袋地沼 → 10:30 そっち岳スキー場(冬季)or アートの森(夏季)→ 12:00 ふるさと公園(昼食・温泉)→ 14:30 金滴酒造 → 15:30 新十津川駅跡地さくら公園 → 17:00 滝川駅
① 袋地沼(60分)
→ 3月なら白鳥、新緑期なら水鏡のピンネシリ。朝の光が一番きれいなので、午前のうちに訪れるのがコツです。
② そっち岳スキー場 or アートの森(90分)
→ 季節で行き先を変えるのがポイント。冬はゲレンデで滑り、夏は廃校アートでじっくり鑑賞。新十津川の二つの顔を体験できます。
③ ふるさと公園(150分)
→ レストランで昼食→温泉でひと息。長居しても飽きない空間です。
④ 金滴酒造(60分)
→ 試飲とお土産購入。お酒を買って帰る人には、ここがハイライト。
⑤ 新十津川駅跡地さくら公園(30分)
→ 日が傾く時間の駅跡はなまら(とても)情緒的で、1日の締めくくりにぴったりです。
【鉄道+バス・半日】札幌から日帰り「廃線探訪」ルート
出発地点:JR札幌駅(所要時間:約6時間)
9:00 札幌駅(特急ライラック)→ 10:00 滝川駅 → 10:30 誠和運輸バス新十津川線(要予約)→ 10:50 新十津川町中心部 → 11:00 新十津川駅跡地さくら公園 → 12:00 金滴酒造 → 13:30 開拓記念館 → 14:30 滝川駅へ戻る
① 新十津川駅跡地さくら公園(60分)
→ かつての終着駅をじっくり訪問。線路の終端、駅名標、ホームをひと通り見て、廃線の記憶を体に染み込ませます。
② 金滴酒造(90分)
→ 駅跡から徒歩圏内。試飲してお土産を選ぶ時間まで含めてゆっくり過ごせます。
③ 新十津川町開拓記念館(60分)
→ 鉄道で来たからこそ、ここで町の歴史をしっかり学ぶ意味が増すんですよね。
④ 滝川駅へ戻る(移動)
→ バスは予約制なので必ず事前手配を。したっけ(それじゃ)日帰りで札幌に帰れます。
【車・1日】広域連携「空知・中空知周遊」ルート
出発地点:道央自動車道・砂川SA(所要時間:約9時間)
9:00 砂川SA → 9:30 新十津川町・袋地沼 → 10:30 金滴酒造 → 11:30 ふるさと公園(昼食)→ 13:30 そっち岳スキー場 or ピンネシリ展望地点 → 15:00 滝川市内(菜の花畑または食べ歩き)→ 17:00 砂川SAへ戻る
① 袋地沼(60分)
→ 朝の光で白鳥や水鳥を観察。広域ルートのスタートにふさわしい開けた景色です。
② 金滴酒造(60分)
→ 試飲&お土産。広域ルートでもここは必ず立ち寄りたい中核スポットです。
③ ふるさと公園(120分)
→ 昼食と温泉、文化伝習館での体験。なまら(とても)ゆったり時間が取れます。
④ そっち岳スキー場 or ピンネシリ展望地点(90分)
→ 冬はスキー、それ以外の季節は山を眺める時間に。
⑤ 滝川市内へ移動(90分)
→ 隣の滝川市と組み合わせれば、空知の魅力をまるごと楽しめます。新十津川と滝川は石狩川を挟んだ兄弟のような関係で、1日で両方回るのが地元定番なんですよ。
新十津川町の年間イベント
しんとつかわ雪まつり(1月)
ぜひ行ってみてほしいのがね、毎年1月下旬に北中央公園(農村環境改善センターみらいえ前広場)で開催される「しんとつかわ雪まつり」。新十津川町の冬の一大イベントで、食材のうまみが凝縮された冬鍋大会、ジャンボ滑り台や幼児用ミニ滑り台、そしてメインイベントの「国際中華鍋押相撲選手権」が一日中楽しめます。中華鍋に乗って雪の土俵で押し合うこの大会、観戦するだけでもなまら(とても)ハラハラドキドキ。雪の上で湯気を上げる鍋、子どもたちの笑い声、寒空に響く実況、すべてが新十津川の冬の風物詩そのもの。しばれる(凍えるほど寒い)空気の中で食べる熱々の鍋は、忘れられない味になりますよ。
新十津川陶芸まつり(6月)
毎年6月、町の窯元や愛好家が集まって開催される陶芸の祭典です。新十津川町には屯田窯のような本格的な陶芸文化があって、信楽粘土や道内産粘土を使った穴窯焼きの作品が出品されます。土と火の匂いに包まれながら、職人さんと話しながら作品を選べるのが醍醐味。自分の食卓に置く一品を探したり、ろくろ体験を予約したり、一日かけて陶芸の世界に浸れます。したっけ(そうしたら)気に入った器でお酒を飲む夜が待っているわけで、これがまた格別なんですよ。
野外慈善ビールパーティー(7月)
こちらは50回を超える歴史を持つ、町を代表する夏の交流イベント。例年7月にふるさと公園で開催されていて、地元の人も観光客も一緒に飲んで食べて夏の宵を楽しみます。広々とした芝生の上、長テーブルにジョッキが並んで、新十津川の地ビール文化や地酒「金滴」と一緒に北海道の夏を満喫できるんです。日が長い7月の北海道の夕暮れ、虫の声と乾杯の音が重なる空間は他では味わえません。
しんとつかわふるさとまつり(7月)
毎年7月下旬に開催される、夏のメインイベント。徳富川河川敷で行われる花火大会とドローンショーが目玉で、新十津川の夏の風物詩として地元住民から長年愛されてきました。会場には地元農産物や加工品の物産市が立ち並んで、伝統芸能の披露もあります。夜空に上がる花火、川面に映る光、川風に乗って流れてくる出店の匂い、すべてが夏の記憶として残ります。なまら(とても)写真映えする一夜ですよ。
ピンネシリ登山マラソン(夏)
町のシンボルであるピンネシリを舞台にした登山マラソン大会で、夏に開催される地域の名物行事です。緑の山を駆け上がるランナーたちの姿は壮観で、参加するもよし、応援に行くもよし。麓から見上げるピンネシリと、空気の澄んだ山の上では景色が一変するので、観戦目的でも十分楽しめる行事です。
しんとつかわ味覚まつり(10月)
収穫の秋を祝う、町を挙げての食の祭典です。例年10月上旬、町の中心部で開催されていて、母村・奈良県十津川村産のブナシメジを使った特製きのこ鍋、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」の新そば、そして毎年好評の町内産米「ゆめぴりか」新米の無料試食と新米すくい取り。さらに「新米1俵が当たるチャンス」のお楽しみ抽選会まであります。新米のつやつや、湯気の中に立ち上る米の甘い香り、これを味わうために遠方からも人がやってくる、まさに米どころ新十津川町を象徴するイベントなんですよ。
新十津川町のエリア別の顔
中央エリア(観光と暮らしの中心)
新十津川町を訪れたら、まず最初に踏み込むのがこの中央エリア。町役場、金滴酒造、新十津川駅跡地さくら公園、新十津川神社、出雲大社新十津川分院など、町の主要施設がぎゅっと集まっていて、観光の起点になる場所です。建物と建物の間に空が広く見える、北海道らしいゆったりした町並みが特徴で、車のスピードもどことなくゆるやか。観光・歴史散策・グルメ・お土産購入と、何でもこなせる万能エリアなので、初めて新十津川町を訪れる方はまずここから回るのがおすすめですよ。したっけ(そうしたら)町の空気が一気につかめます。
総進エリア(レジャー&温泉の楽園)
町の南西部に広がる総進エリアは、ふるさと公園を中心としたレジャー拠点。野球場、テニスコート、パークゴルフ場、サッカーコート、温水プール、宿泊施設「美緑の宿 グリーンパークしんとつかわ」、天然温泉、文化伝習館、新十津川物語記念館までが徒歩圏内に集まっています。緑が深く、芝の上を歩く靴音まで気持ちいいエリアで、家族連れ・スポーツ合宿・ゆっくり過ごしたい大人にぴったり。日帰りでも宿泊でも、滞在型観光を考えるなら絶対にここを拠点にすべきエリアです。なまら(とても)のんびりできますよ。
花月・総進外縁エリア(冬のアクティビティゾーン)
町の西側、暑寒連峰寄りに広がるエリアで、そっち岳スキー場や袋地沼など、自然と季節を体感するスポットが点在しています。冬はスキー、春は白鳥観察、秋は紅葉と、四季ごとに違う表情を見せる場所。アクセスにはマイカーかタクシーが必要ですが、その分、町中心部とはまったく違う「自然と向き合う」時間が流れています。アウトドア派、写真好き、雪が好きな人にはなまら(とても)刺さるエリアですよ。
吉野・大和エリア(歴史と原風景の里)
町名の通り、奈良県十津川村から移住してきた人々が入植した地名がそのまま残っているエリアで、新十津川町のルーツを最も色濃く感じられる場所。旧吉野小学校を活用したアートの森(五十嵐威暢美術館 かぜのび)や、吉野地区の活性化センター、田園風景が広がります。観光客でにぎわう中央エリアとは違って、ここは「歩く」「眺める」「考える」が似合う静かなエリア。したっけ(そうしたら)移住者の物語にぐっと近づける、深掘り派にこそおすすめしたい場所です。
徳富エリア(米と酒のふるさと)
町の北部、徳富川流域に広がるエリアで、新十津川の米づくりの中心地。1890年に最初の移住者たちが入植したトック原野(徳富川流域)はまさにここで、町の原点と言える土地です。学園地区とともに酒米「吟風」「きたしずく」の主産地でもあって、初夏から秋にかけては水田が広がる絶景。何もない、と言われればそうかもしれないけれど、この「何もない」が新十津川の本質。米と稲穂の波、夕焼け、農作業の音、それだけで一日が成立する、そんな贅沢な時間が流れているエリアなんですよ。ドライブで通り抜けるだけでも価値があります。
新十津川町の気候・季節の暮らし
内陸型気候のはっきりした四季
新十津川町の気候は典型的な内陸型で、四季のメリハリがなまら(とても)はっきりしています。気象庁の観測地点「空知吉野」の1991〜2020年平年値によると、年平均気温は6.6℃、年間降水量は1,608.5mm。夏と冬の寒暖差が大きく、冬は厳しい雪国の顔、夏は内陸らしい暑さの顔、その両方を持ち合わせているのが特徴なんですよ。海から離れているぶん、霧や塩害とは無縁で、四季ごとの空気の表情がなまら(とても)くっきり感じられる土地です。
夏の暮らし – 30度超えもある内陸の暑さ
夏の新十津川町は、北海道のイメージとはちょっと違います。8月の平均最高気温は25.9℃、平均気温20.4℃と、本州の真夏ほどではないけれど、観測史上の最高気温は36.8℃を記録していて、内陸型気候らしく日中はしっかり暑くなるんですよ。ただし夜は気温がぐっと下がるので、エアコンよりも扇風機と窓開けで十分過ごせる家も多い。早朝の田んぼから立ち上る霧、虫の声、遠くに見えるピンネシリの稜線、こういう景色を眺めながら涼しい朝を迎える、それが夏の新十津川の暮らしです。したっけ(そうしたら)日中は田畑も人も汗をかきながら、しっかり夏を生きる。本州とはまた違うリアルな夏が広がっています。
冬の暮らし – 雪と暖房との付き合い
冬は本気の雪国モードです。1月の平均最低気温は−12.6℃、観測史上の最低気温は−30.2℃。市街地で1m前後、山間部では2mほどの積雪になります。朝起きると窓の外が真っ白で、玄関を開ける前にまず除雪、というのが冬の日課。しばれる(厳しく冷え込む)日は水道管が凍らないように水を出しっぱなしにすることもあるし、車のエンジン始動には少し時間が必要です。暖房は灯油ストーブやFF式暖房が主流で、賃貸物件の多くも灯油暖房・床暖房付き。1ヶ月の灯油代がそれなりにかかるのは覚悟が必要ですが、家の中はTシャツ1枚で過ごせるくらいに暖かく保てます。なまら(とても)寒いけれど、その寒さがあるからこそ春の喜びが格別なんですよね。
春・秋の短さと美しさ
春と秋は、文字通り「あっという間に過ぎる」季節。3月になると袋地沼に白鳥がやってきて、雪解けの水田でモミをついばむ姿が見られます。4月下旬には桜が咲き始め、新十津川駅跡地さくら公園では桜並木が一気に春を呼び込みます。秋は9月から10月にかけて、稲穂が黄金色に染まり、夕焼けと組み合わさるとなまら(とても)絵になる景色に。したっけ(そうしたら)あっという間に初雪、というのが新十津川の季節の流れです。初雪は10月末頃、地元の人は10月のうちに冬タイヤに履き替えるのが鉄則ですよ。
【地元住民に直撃!】新十津川町の本当の魅力を電話で聞いてみた
※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。
60代男性
Q1.あなたのご職業を教えてください。
もう40年近く、この町で米と水と向き合って酒造りをやってきました。冬場の仕込みの時期は、朝晩なまらしばれる蔵の中で、麹の温度を見ながら寝ずに過ごす日もあるんですわ。
新十津川は北海道で一番酒米を作ってる町だから、地元の農家さんが「今年の吟風はなまら出来がいいぞ」って持ってきてくれる。その米を、石狩川の伏流水で仕込む。この水と米があるから、この町でしかできない酒があるんだなぁって、今でも毎年思います。
Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
観光なら、まず駅跡地さくら公園と開拓記念館は外せないね。あそこ歩くと、奈良から渡ってきた先祖たちの足音が聞こえる気がするんですわ。
あとはピンネシリ。地元民は朝、ちらっと山を見て天気を読むんです。「今日のピンネは雲かぶってるな、午後降るな」って。あと、地元民の隠れ場所だと、徳富の田園地帯を夕方ドライブしてほしい。稲穂と夕焼けで町全体が金色に染まる。あれはなまら息止まりますよ。
Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?
定番はやっぱり地酒の「金滴」だね。これがないと話にならん。あと町の物産館で売ってる新十津川産の米、ななつぼしかゆめぴりかの新米。秋に行ったらすくい取りもあるしね。
地元民しか買わんやつだと、ヴルストよしだのエゾ鹿ソーセージ、それと社会福祉法人で作ってるいかの塩辛。あれは新十津川の米麹で漬けてるから、地酒と合わせるとなまら止まらんくなるんですわ。あとは、母村の十津川から伝わっためはりずし、これを土産にする人もいるよ。
Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?
まずはうちの蔵に寄ってもらって、試飲してもらいますね。3種類おちょこで飲み比べできるから、好みのを買って帰ってもらう。それから、町民センター近くの食堂で醤油ラーメン食べさせて、ふるさと公園の温泉で汗流す、これが一番喜ばれるコースですわ。
観光客の人にはおすすめスポットとして物産館も連れてくね。クジラのオブジェがあって、有名なものが一通りそろってる。夜は、また蔵に戻って一杯やる。これが最高ですよ。
Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?
頑固でね、辛抱強い人が多い。なんせ奈良の十津川から大水害で逃げてきて、ゼロからこの土地切り拓いた人らの子孫だから。「助け合い」と「勤勉」が骨に染みついてるんですわ。
あとはね、よそ者にも案外オープンなんです。自分らも元はよそ者だったって意識がどっかにあるからね。雪が降ったら隣の家の分まで除雪しちゃう、そんな町。なんもなんも言いながら、しれっと助けてくれる人ばっかりですよ。
Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
人は減ってるねぇ。私が若い頃は7,000人超えてたのが、今は6,100人ちょっと。札沼線も2020年に終わって、新十津川駅がなくなった時はなまらこたえました。「日本一終列車の早い駅」って騒がれて全国から人が来てくれたけど、廃線決まった時は町の人みんな静かでね。
ただ、町長さんも若い人らも、ふるさと納税やスマート農業で町を立て直そうって動いてる。観光や移住の取り組みも増えた。寂しさはあるけど、諦めてはないんですわ。
Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
町が「オーガニックビレッジ宣言」をしたって聞いたときは、嬉しかったね。米の町だからこそ、有機栽培にもっと力入れたら、酒造りにも返ってくる。あと、水源の徳富川と石狩川の伏流水、これは町の宝だから、若い農家さんたちが「きたしずく」みたいな新しい酒米を増やしてくれてるのも頼もしい。
運動公園のふるさと公園も合宿誘致やマルシェで賑わってきてる。地味でいいから、長く続く活気が戻ってくれたら言うことないですわ。
新十津川町の移住・暮らし情報
通勤・通学の実態
町内に大きな企業や工場はあまり多くないので、通勤先として一番多いのは石狩川を挟んだ向かいの滝川市。誠和運輸の新十津川線(滝新線)が町中心部と滝川市を石狩川橋経由で結んでいて、予約なしで利用できる便利な路線です。車なら新十津川町中心部から滝川駅まで10〜15分程度。砂川市や赤平市、空知中部の各市町村も通勤圏内に入ります。札幌方面への通勤は現実的ではないので、滝川市の通勤圏で仕事を探すのが基本パターンです。したっけ(そうしたら)町外で働いて夜は静かな田園地帯に帰る、というスタイルが新十津川の典型的な暮らし方になります。
家賃相場と住宅環境
樺戸郡新十津川町の家賃相場は、ニフティ不動産掲載物件の平均で約5.72万円、ファミリー向け2LDK以上が約5.75万円(2024年12月10日時点、ニフティ不動産調べ)。SUUMOに掲載されている物件を見ると、木造アパートで駐車場2台無料、灯油暖房・床暖房付きという、北海道の冬を見越した造りが標準仕様。土地が広く取れるので、駐車場2台付き・庭付きが当たり前という、首都圏とはまったく違う住宅環境です。中央エリアは役場・スーパー・金滴酒造が徒歩圏で利便性が高く、総進エリアはふるさと公園の緑とレジャー施設が近い静かな住宅地。徳富・吉野・大和エリアは田園に囲まれた一軒家暮らしが似合う土地で、家庭菜園もしっかり楽しめます。空き家・空き地バンクも町が運営しているので、移住希望者はまずそこから探すのが定石ですよ。
買い物環境とお金の流れ
町内には日常の買い物に必要なスーパー・ホームセンター・コンビニがそろっていて、普段の暮らしは町内で完結します。ただし「ちょっと大きな買い物」「服を見たい」「専門店に行きたい」という時は、車で石狩川を渡って滝川市の郊外型ロードサイド店舗へ。アピアやイオン系列の店舗、家電量販店もすべて滝川エリアに揃っているので、買い物に困ることはありません。したっけ(そうしたら)週末はまとめ買いついでに滝川で外食、というのが地元の定番ルートになります。町内には地元の人気精肉店「大畠精肉店」のジンギスカンやホルモンを買える店もあって、こういう「町でしか手に入らない味」が暮らしの楽しみになっています。
子育て・教育環境
教育施設は新十津川町立新十津川小学校、新十津川町立新十津川中学校、北海道新十津川農業高等学校(道立)が町内に揃っていて、小学校から高校までが地元で完結する環境。少人数できめ細やかな教育が受けられるのが特徴で、ふるさと納税の取材記事によると、町は高校生までの医療費無料といった子育て支援にも力を入れています。さらに技術系では、無人トラクターや自動草刈機、ドローンを活用したスマート農業にも力を入れていて、農業と教育の組み合わせも町の魅力。自然のなかでのびのび育てたい家庭にはなまら(とても)向いている環境ですよ。
医療体制
町内には新十津川町立診療所をはじめ、町立の総合健康福祉センター「ゆめりあ」など医療・福祉の拠点が整備されています。ただし高度な治療や救急、専門医にかかる場合は、滝川市の滝川市立病院や砂川市立病院など、近隣市の総合病院を頼ることになります。したっけ(そうしたら)車で15〜30分の距離に総合病院があるので、いざという時の安心感はしっかり確保されている町、ということになりますね。
エリアごとの住みやすさ(住む視点)
中央エリアは役場・診療所・スーパー・金滴酒造が徒歩圏で、車を持たない単身者やシニア層にも住みやすい中心市街地。総進エリアはふるさと公園の緑とレジャー施設が近く、子育て世代やアクティブシニアにおすすめのエリアです。花月・吉野・大和エリアは田園と一軒家暮らし、家庭菜園や農的暮らしを楽しみたい人向け。徳富エリアは町の北部で米作りの中心地、本格的な田舎暮らしを求める人にぴったり。同じ新十津川町でも、エリアによって生活のリズムが大きく違うので、移住前に必ず実際に歩いてみるのがおすすめです。
新十津川町へのアクセス
飛行機でのアクセス
遠方からは、まず新千歳空港を目指します。新十津川町公式観光サイトによると、東京から新千歳空港まで約1時間30分、名古屋から約1時間45分、大阪から約2時間。旭川空港なら東京から約1時間45分、名古屋・大阪から約1時間55分です。新千歳空港から札幌駅まで快速エアポートで約37分、その後JRに乗り継ぐルートが一般的。旭川空港からだと旭川駅まで連絡バス約35分、その後JRで滝川駅へ向かう流れになります。北海道外からの旅行・帰省は、まずどちらの空港を使うかでルートが決まります。
JR・バスでのアクセス
町の最寄り駅はJR函館本線の滝川駅。札幌駅から滝川駅までは特急ライラックまたはカムイで約52分(北海道旅客鉄道公式時刻表で確認)、旭川駅からも特急で約30分程度の距離です。札幌駅→滝川駅の運賃は乗車券+自由席特急券で5,020円前後(エアトリ掲載・2025年時点参考)。滝川駅からは誠和運輸の新十津川線(滝新線)バスに乗り換えて、新十津川町中心部まで約15分。役場前で町内バス(町内線・砂川線は予約制)に乗り換えれば、各エリアへアクセスできます。したっけ(そうしたら)公共交通だけでも札幌から3時間以内で新十津川町に到着できる計算ですね。なお滝新線・新十津川線は予約不要、町内線・砂川線は予約制なので注意が必要です。
車でのアクセス
車派の方には道央自動車道が便利です。札幌北ICから滝川ICまで約75km、所要時間は約1時間。滝川ICから新十津川町中心部までは石狩川橋経由で約10分。旭川市方面からは旭川鷹栖ICから滝川ICまで約60km、約45分。なまら(とても)アクセスがいいので、札幌や旭川を起点とした日帰りドライブにもぴったり。冬期は積雪と路面凍結で所要時間が伸びるので、12月〜3月は時間に余裕を持って計画するのがコツです。町内移動は車があると圧倒的に楽なので、移住するなら車は必須と考えてください。
おすすめのアクセスパターン
観光ベースなら、新千歳空港 → 札幌駅(快速エアポート約37分)→ 滝川駅(特急約52分)→ 中央バス・誠和運輸(約15分)の流れが王道。レンタカー派なら、新千歳空港でレンタカーを借りて道央自動車道経由で約2時間、というルートが自由度高くておすすめです。したっけ(それじゃ)町内では絶対に車があったほうが便利なので、レンタカー利用がベストですね。滝川市内のホテルに泊まって新十津川町を回るという拠点型の旅も、地元の人がよく勧めるスタイルです。

