| 人口 | 10,411 人 ※2026年3月31日時点(住民基本台帳) |
|---|---|
| 面積 | 203.93 km² |
| 人口密度 | 51.1 人/km² |
みなさん、栗山町(くりやまちょう)って知ってますか?北海道空知総合振興局の南部にある、人口約1万人の小さな町なんですけど、実はここ、明治11年(1878年)創業の北海道最古の酒蔵「小林酒造」がある「酒と歴史の里」なんですよ。札幌市、新千歳空港、苫小牧市から車でそれぞれ約1時間という絶妙な位置にあって、道央圏のアクセスもなまら(とても)良いんです。
面積は203.93km²、人口密度は51.1人/km²と、田園風景がのびのびと広がる町なんですが、町の歴史を紐解くと、これがまた濃ゆいんです。1888年(明治21年)に、宮城県の仙台藩角田藩士・泉麟太郎が24名を率いて入植したのが開拓のはじまり。だから、もともとは「角田村(かくたむら)」と呼ばれていて、宮城県角田市とは今でも姉妹都市の関係にあるんですよ。さらにさらに、町の北部「鳩山地区」は、第93代内閣総理大臣・鳩山由紀夫氏の曽祖父・鳩山和夫が開墾した土地で、鳩山川や鳩山神社まで現存しています。歴史好きにはたまらない町ですよね。
地理的には、空知総合振興局の中で岩見沢市・夕張市・長沼町・由仁町と隣接しています。西部はなだらかな平地で稲作や畑作が盛んな農業地帯、東部は夕張山地に連なる山地という、地形の変化に富んだエリア。基幹産業は農業で、水稲や小麦、メロンなど豊富な農産物が穫れます。そして、町を代表するもう一つの顔が、国蝶オオムラサキの日本における北東限の生息地であること。自然と歴史と産業が、ぎゅっと一つの町に詰まっている、それが栗山町なんです。したっけ(それでは)、もっと深掘りしていきましょうか。
栗山町の推しポイント
まずはこの町を一言で表すとどうなるか、サクッとお伝えしますね。栗山町の「ここがすごい!」というポイントを4つ、ぎゅっとまとめてみました。
北海道最古の酒蔵「小林酒造」と日本遺産「炭鉄港」
明治11年(1878年)に札幌で創業し、1901年に栗山に拠点を移した小林酒造。看板銘柄「北の錦」は道民なら誰もが知る地酒で、約1万坪の敷地に明治から昭和期の蔵が18棟も並んでいます。そのうち13棟が国登録有形文化財。2019年には日本遺産「炭鉄港」の構成文化財にも認定されて、もうなまら(とても)見応えがあるんですよ。
国蝶オオムラサキの北東限の里
日本の国蝶・オオムラサキ。じつは栗山町は、その生息地として日本の北東限とされているんです。しかも町南端の滝下地区の集団は、世界的にも珍しい斑紋を持つとされ、1996年に新亜種「クリヤマエンシス」として登録されました。町のカントリーサインにもオオムラサキが描かれているんですよ。
「谷田の日本一きびだんご」の本拠地
北海道で「きびだんご」といえば、桃太郎のパッケージでお馴染みの谷田製菓。1913年(大正2年)創業、1923年(大正12年)に関東大震災からの復興を願って「起備団合(きびだんごう)」と名付けて創製された道民のソウルフードなんです。そう(そうだ)、あれの本拠地、ここ栗山町なんですよ。
栗山英樹監督の「栗の樹ファーム」
北海道日本ハムファイターズの元監督で、2023年WBC日本代表を世界一に導いた栗山英樹さん。町名と苗字が同じ縁から、監督就任前から栗山町観光大使を務めていて、2002年には町民と一緒に私設野球場「栗の樹ファーム」を建設しました。映画「フィールド・オブ・ドリームス」に影響を受けて作った、夢みたいな球場なんですよ。
栗山町の歴史
では、ここから栗山町の歴史をじっくり紐解いていきますね。実はこの町、開拓の物語がなまら(とても)ドラマチックなんですよ。
仙台藩角田藩士・泉麟太郎による開拓
栗山町の歴史は、1888年(明治21年)5月、旧仙台藩角田石川家中の士族・泉麟太郎が「夕張開墾起業組合」を設立し、7戸24名を率いて阿野呂川左岸に入植したところから始まります。当時は「角田村」と呼ばれていて、これは入植者たちが故郷である宮城県角田(かくだ)藩の名を冠したもの。だからね、今でも宮城県角田市とは姉妹都市の関係が続いているんです。
1890年(明治23年)に夕張郡角田村として村名が公称、1902年(明治35年)に二級町村制、1907年(明治40年)に一級町村制を施行。そして1949年(昭和24年)4月に町制施行と同時に、市街地名であった「栗山」を採って栗山町に改称しました。ちなみに「栗山」の語源は、アイヌ語の「ヤム・ニ・ウシ」で「栗の木の繁茂しているところ」という意味なんですよ。
鳩山家との縁、そして昭和天皇行幸
もう一つ、栗山町の歴史を語るうえで欠かせないのが「鳩山家との縁」です。1895年(明治28年)、衆議院議長を務めた鳩山和夫が当地で農場を開設。これが現在の鳩山地区の地名の由来で、鳩山川・鳩山池・鳩山神社まで現存しています。鳩山和夫の曾孫である鳩山由紀夫元首相も、中選挙区時代に栗山町を含む北海道第4区から立候補していたんですよ。歴史って、現代まで繋がってるんだなあと感じますよね。
そして1954年(昭和29年)8月11日、昭和天皇・香淳皇后が町内を行幸啓し、栗山中学校などを訪問。1961年(昭和36年)にも王子製紙栗山林木育種研究所に行幸啓されています。小さな町でありながら、こうした歴史的な節目がしっかり刻まれているのが栗山町の魅力なんです。
日本遺産「炭鉄港」と小林酒造
1901年(明治34年)、札幌で創業していた小林酒造が、夕張川の豊富な水と石炭という燃料の確保のために栗山へ移転してきました。当時、夕張炭鉱の発展とともに労働者に愛され、出荷数を一気に伸ばしたんですね。2019年(令和元年)5月20日、北海道の8市4町が申請したストーリー「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命『炭鉄港』~」が日本遺産に認定され、栗山町からは「小林酒造建造物群」が登録されました。したっけ(それでは)、酒蔵を歩けば、明治・大正・昭和の北海道産業史を体感できるってわけです。
栗山町の文化・風習
歴史の話はなまら(とても)濃かったですよね。したっけ(それでは)、今度は栗山町の暮らしと文化に目を向けてみましょう。
「老舗まつり」と酒蔵まつりに沸く春
栗山町の春といえば、なんといっても4月第2土・日に開催される「くりやま老舗まつり」です。1989年(平成元年)から続く小林酒造の「北の錦酒蔵まつり」と、1913年創業の谷田製菓の「きびだんごまつり」が合同で行われていて、2016年には来場者が約3万人に達したというから驚きです。酒蔵が一般開放されて、絞りたての新酒や麹で作る幻の甘酒が振る舞われるんですよ。栗山公園では5月上旬になると桜並木約300本が一斉に開花して、町全体が春の色に染まります。冬が長い北海道だからこそ、この春の高揚感は格別なんですわ。
道南弁とは違う「空知の北海道弁」
栗山町では北海道で広く使われる方言が日常会話に自然と織り込まれています。代表的なのが「なまら」(とても・すごく)、「したっけ」(それじゃあ・じゃあね)、「しばれる」(厳しく冷え込む)、「めんこい」(かわいい)、「うるかす」(水につけてふやかす)など。冬になると「今日はしばれる(厳しく冷え込む)ね〜」が朝の定番挨拶になります。札幌や苫小牧から1時間圏内とはいえ、空知のゆったりした空気のなかで交わされる方言は、なんとも温かいんですよ。
四季がはっきりした農村の暮らし
栗山町の暮らしは、四季の移り変わりとともにリズムが変わります。春は雪解けと田植えの準備、初夏には水田に水が張られて空を映し、夏は青々とした稲穂とメロン畑、秋は黄金色の田んぼと収穫祭、冬は一面の雪景色としばれる(厳しく冷え込む)夜。基幹産業が農業なので、町の風景と人の動きが季節とぴったりリンクしているのが特徴です。ちなみに2018年7月にリニューアルオープンした「ふるさといきものの里・オオムラサキ館」では、夏の7月上旬〜中旬にオオムラサキの羽化を間近で観察できるんですよ。
「栗山親子獅子舞」と開拓由来の郷土芸能
町内には「栗山親子獅子舞」「角田獅子舞」という2つの伝統的な獅子舞が伝わっていて、いずれも町指定無形民俗文化財に指定されています。開拓者の故郷である宮城・仙台の文化と、北海道の風土が混じり合って育まれた郷土芸能なんですよ。1888年の入植から130年以上が経った今でも、こうした祭事が継承されているのは、栗山町に流れる「ルーツへの誇り」の表れと言えますよね。
栗山町の特産品・食
したっけ(それでは)、いよいよお待ちかね、栗山町の食の話にいきましょう。ここの特産品、どれも歴史と物語がぎっしり詰まっているんですよ。
北海道最古の地酒「北の錦」(小林酒造)
まずはなんといってもこれ、小林酒造の地酒「北の錦」。明治11年(1878年)創業、1901年から栗山の地で酒を醸し続けている北海道最古級の蔵元です。味わいは、北海道産米100%にこだわった米の旨味がしっかり感じられる飲み口で、辛口から甘口まで幅広いラインナップ。代表銘柄「北斗随想」は栗山町産の酒米「きたしずく」を使った純米吟醸で、白ブドウやメロンのような上品な香りと、爽やかなキレが特徴と評されています。日本酒の旬は寒造りの新酒が出る冬〜春。冷やでも燗でも美味しいですが、冬のしばれる(厳しく冷え込む)夜にぬる燗でクイっといくのがなまら(とても)たまらんのですわ。背景には、夕張川の豊富な水と、夕張炭鉱で得られた石炭という燃料の存在があります。詳しくは小林酒造公式サイトをご覧ください。
谷田の日本一きびだんご
続いては、北海道民のソウルフード「谷田の日本一きびだんご」。1913年(大正2年)創業の谷田製菓が、1923年(大正12年)に関東大震災からの復興を願って「起備団合(きびだんごう)」と名付けて創製した銘菓です。味わいは、麦芽水飴・砂糖・もち米・生餡だけを使った素朴でもちもちした甘さ。オブラートに包まれた1本70gのスタンダードタイプから、ひと口サイズのメロン味、ミルク風味、とうきび餅まで多彩なラインナップ。旬という概念がなく通年楽しめますが、冬期限定の「大甞飴(だいじょうあめ)」は11月〜2月限定のレアアイテムです。食べ方はそのままパクッと一口、または炙ってちょっと柔らかくしても美味しい。詳しくは谷田製菓公式サイトへどうぞ。
水稲・小麦などの豊富な農産物
栗山町の基幹産業は農業。水稲、小麦をはじめとした穀物のほか、メロン、トマト、玉ねぎなど多彩な農産物が穫れます。特に米は小林酒造の酒米にも使われる「吟風」「きたしずく」の産地として知られていて、酒蔵が地元米を使う取り組みが進んでいるんですよ。さらに2022年には、隣町の由仁町と共同で「由栗いも(ゆりいも)」という新ブランドのさつまいもが誕生して、メディアにも取り上げられました。旬は、米が秋(9〜10月)、メロンが夏(7〜8月)、さつまいもが秋(9〜11月)。背景には、夕張川流域の肥沃な土壌と、夏は暑く冬はしばれる(厳しく冷え込む)寒暖差の大きい気候があります。とれたての野菜はなまら(とても)甘くて、ほんとにうまいんですわ(美味しいんですよ)。
甘酒餅・北の錦×谷田製菓のコラボ銘菓
最後にちょっと面白い特産品をひとつ。栗山町の二大老舗、小林酒造と谷田製菓がコラボした「甘酒餅」というお菓子があるんです。これは小林酒造の吟醸「北の錦」の酒粕を、白あんのきびだんごに練り込んだ逸品。味わいは、ほんのり酒粕の風味が漂う上品な甘さで、お茶請けにぴったり。食べ方はそのまま冷茶や緑茶と一緒に。同じ町に明治・大正創業の二つの老舗があって、その二社が手を組んだお菓子が生まれる――こんな贅沢、なかなか他の町では味わえないですよね。したっけ(それじゃあ)、栗山町を訪れた際にはぜひ食べてみてくださいね。
栗山町の観光スポット
パート1の序盤で栗山町の推しポイントをご紹介しましたが、ここからはもっと深く、実際に訪れたくなるスポットを一つひとつご案内していきますね。したっけ(それじゃあ)、まずは町を代表する観光スポットからいきましょう。
歴史を体感できる老舗酒蔵
- 小林酒造(北の錦記念館) – 明治11年(1878年)創業、北海道最古の酒蔵で、約1万坪の敷地内に18棟もの蔵が点在しています。うち13棟が国の登録有形文化財。1944年(昭和19年)築の旧事務所「北の錦記念館」では、酒器や什器など約5,000点が展示され、蔵元限定酒の試飲・販売も自由に楽しめます。煉瓦造りや札幌軟石の蔵が並ぶ静寂の敷地を歩いていると、時間が止まったような感覚に襲われるんですよ。日中の陽射しが煉瓦に当たって陰影が深くなる午後がおすすめ。試飲コーナーは大人の遠足気分でなまら(とても)楽しいです。
自然と生きものに触れるスポット
- ふるさといきものの里・オオムラサキ館 – 国蝶オオムラサキの日本における北東限の生息地として知られる栗山町。2018年7月にリニューアルオープンしたこの施設では、観察飼育舎で7月上旬〜中旬にオオムラサキの羽化を間近で観察できます。光沢のある青紫の翅がふわっと舞う瞬間は、思わず息をのむほどキレイ。30種以上の水生生物や昆虫展示、冬期はサケの稚魚展示もあって、子ども連れにもぴったり。入館無料というのが嬉しいですよね。
- 栗山公園 – 御大師山の裾野に広がる、面積24haの大型公園。SL広場、無料の「なかよし動物園」、キャンプ場、バーベキューコーナー、ハイキングコースなど、もう何でもあるんですよ。年間約6万人〜10万人が訪れる町のシンボル的存在で、5月上旬には桜並木約300本が一斉に開花します。エゾヤマザクラのトンネルを歩く春は、まさに北海道の春の到来を実感できる瞬間。栗山公園案内所は4月29日〜9月30日が9:00〜17:00、10月1日〜11月3日が9:00〜16:00で開いています。
- ハサンベツ里山 – 2001年から「ハサンベツ里山20年計画」のもと、町民有志が離農跡地24haを舞台に自然再生を続けてきたフィールド。トンボやヘイケボタル、ドジョウなど、里山の生きものが帰ってきています。7月中旬〜8月中旬には、長細い沢地形のあちこちで時期をずらしながらホタルが舞います。夕暮れから夜にかけて、田んぼと小川のほとりで瞬くホタルの光は、まるで星が地上に降りてきたよう。静寂のなかに虫の声と水音だけが響く時間、たまらん(最高だ)ですわ。
栗山英樹監督ゆかりのスポット
- 栗の樹ファーム – 北海道日本ハムファイターズ元監督、2023年WBC日本代表を世界一に導いた栗山英樹さんが、2002年に町民と一緒に建設した私設野球場。映画「フィールド・オブ・ドリームス」に影響を受けた、夢のような球場なんです。隣接するログハウスには日米の名選手が使用した野球グッズが展示されています。ただし2024年5月時点で新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から休館中とのことなので、最新情報を確認してから訪れてください。
歴史と文化の建造物
- 小林家 – 1897年築、小林酒造創業家の旧住宅。築120年を超える木造2階建ての邸宅で、2014年から内部の一般公開を開始しました。喫茶スペースでは、明治時代の輪島塗の茶碗で甘酒や日本茶、コーヒーがいただけます。「男が酒を造り、女は家を守った」をコンセプトに、当時の暮らしぶりをそのまま感じられる空間。要予約・水曜定休なので、訪問前にはチェックしてみてください。
- 雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス – 1936年(昭和11年)築、木造2階建ての校舎としては道内最古といわれる旧雨煙別小学校。1998年に閉校したあと、2009年にコカ・コーラ教育・環境財団の支援と多くのボランティアの参加で生まれ変わりました。80名収容の宿泊施設として、青少年団体やスポーツ合宿に使われています。朱塗りのレトロな校舎は、外観を眺めるだけでもなまら(とても)味があるんですよ。
- 栗山煉瓦創庫くりふと – 2023年にグランドオープンした、町民と関係人口のコミュニティスペース。多目的ホール、くりふとキッチン、ファブラボ栗山(レーザー加工機・3Dプリンター等を備えるものづくり工房)、スケートボードパークなどを併設。Wi-Fiと電源が完備されていて、コワーキングでも使えます。古き良きものと最新のものが混ざり合う、栗山の今を象徴する空間ですね。
知る人ぞ知るスポット
- 泣く木(二世) – 国道234号沿いにあったハルニレの巨木。開拓の犠牲になった囚人や、不幸な境遇に苦しんだ女性の霊が宿ったと伝えられ、切り倒そうとすると「キューヒー」と泣いたという伝説の霊木です。1970年(昭和45年)に切り倒されましたが、現在は切り株に「泣く木二世」が移植されて霊を慰めています。栗山町の開拓史の影の部分を伝える、ちょっと不思議なスポットですよ。
栗山町の観光ルート
スポットをご紹介したところで、今度はそれをどう繋いで巡るか、おすすめのルートをしたっけ(それでは)ご案内します。半日で回るもの、1日かけてじっくり回るもの、車・徒歩・広域と、用途別に4つのルートをお届けしますね。
【車・半日】小林酒造と栗山公園をめぐる町内コース
JR栗山駅をスタートして、町の核心部を効率よく回るルートです。所要時間は約4時間半、移動はすべて車(または徒歩)でOK。
10:00 JR栗山駅 → 10:10 小林酒造(北の錦記念館)(車5分)→ 11:30 小林家(徒歩2分)→ 12:30 栗山公園(車5分)→ 14:00 ふるさといきものの里・オオムラサキ館(徒歩5分)→ 14:30 終了
①小林酒造・北の錦記念館(80分)
→ まずはここから。北の錦の試飲をして、明治からの蔵を巡るのに最低80分は欲しいですね。朝の光が煉瓦蔵に当たる時間帯が一番美しいんです。
②小林家(45分)
→ 創業家の旧住宅を見学して、喫茶スペースで甘酒やコーヒーを一杯。お酒の余韻に甘味でほっと一息、これがなまら(とても)合うんですよ。要予約なので事前確認を。
③栗山公園(60分)
→ なかよし動物園でうさぎやヤギにエサをあげて、SL広場を散策。お昼を食べてのんびり過ごすのにちょうど良い時間帯です。
④ふるさといきものの里・オオムラサキ館(30分)
→ 公園すぐ近くにあるので、最後に立ち寄って締めくくり。7月の羽化シーズンなら、ここを最後に持ってくると感動がひとしお。
【鉄道・1日】札幌発の日帰り酒蔵&里山コース
札幌駅から鉄道で訪れる、車を使わない1日コース。JR室蘭本線「栗山駅」が拠点になります。
9:00 札幌駅 → 10:30 JR栗山駅(鉄道約1時間半)→ 10:40 小林酒造(徒歩10分)→ 12:30 栗山駅周辺(徒歩10分)→ 14:00 まちの駅 栗夢プラザ(徒歩5分)→ 15:30 栗山煉瓦創庫くりふと(徒歩5分)→ 17:00 JR栗山駅
①小林酒造・北の錦記念館(110分)
→ 鉄道組はここをなまら(じっくり)味わいましょう。試飲も心置きなく楽しめます。蔵見学は10名以上の事前予約制ですが、北の錦記念館は自由に入れますよ。
②栗山駅周辺で昼食(80分)
→ 駅周辺には「肉の店もろはし」「居酒屋おらが村」など飲食店が点在。地元の人気店でじっくりランチを。
③まちの駅 栗夢プラザ(90分)
→ 谷田の日本一きびだんごはじめ栗山の特産品が揃う観光拠点。利用時間は10:00〜17:00、水曜・年末年始休館。「とうきび餅」「甘酒餅」など、ここでしか買えないお土産がたくさんあります。
④栗山煉瓦創庫くりふと(90分)
→ 駅前の新しいコミュニティスペースで休憩。Wi-Fiと電源が使えるので、列車の時間まで作業や読書もしたっけ(それじゃ)どうぞ。
【車・1日】自然満喫!里山と歴史をたっぷり巡る大満足コース
栗山町を1日かけてフルに堪能するルートです。車での移動が前提になります。
9:00 JR栗山駅 → 9:10 ハサンベツ里山(車5分)→ 11:00 雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス(車10分)→ 12:00 小林酒造(車10分)→ 14:00 栗山公園・なかよし動物園(車5分)→ 15:30 ふるさといきものの里・オオムラサキ館(徒歩5分)→ 17:00 終了
①ハサンベツ里山(90分)
→ 朝の澄んだ空気のなか、ホタル水路や体験田んぼを散策。7月中旬〜8月中旬は夜のホタル鑑賞のために再訪する価値もなまら(とても)あります。
②雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス(45分)
→ 1936年築・道内最古の木造校舎を外観見学。朱塗りのレトロな校舎を背景に、写真を撮るのもおすすめです。
③小林酒造(110分)
→ お昼どきに合わせて訪問。敷地内のレストランや手打ち蕎麦の店で食事も楽しめます。
④栗山公園・なかよし動物園(90分)
→ 動物園のパクパクタイム(エサやり体験・1回200円)は子ども連れに大人気。秋なら紅葉の御大師山も見事です。
⑤ふるさといきものの里・オオムラサキ館(60分)
→ 最後に栗山の自然を学ぶ締めくくりで。1日歩いた疲れも、青紫色のオオムラサキを眺めれば吹き飛びます。
【車・1日】札幌・新千歳空港から栗山+南空知広域コース
栗山町と隣の由仁町・長沼町を組み合わせた、南空知広域ルートです。
9:00 新千歳空港 → 9:50 長沼町・道の駅マオイの丘公園(車50分)→ 11:00 栗山町・小林酒造(車30分)→ 13:30 栗山町・栗山公園(車5分)→ 15:00 由仁町・ゆにガーデン(車15分)→ 17:00 新千歳空港(車50分)
①道の駅マオイの丘公園(長沼町・60分)
→ 空港から最初の立ち寄りに最適。空知の新鮮野菜と豊富な特産品が揃います。
②小林酒造(栗山町・150分)
→ メイン目的地としてゆっくり滞在。試飲、敷地散策、お昼の手打ち蕎麦まで楽しんで。
③栗山公園・なかよし動物園(栗山町・90分)
→ 食後の散策にぴったり。家族連れなら動物との触れ合いも忘れずに。
④ゆにガーデン(由仁町・90分)
→ 北海道らしい英国風庭園で、季節の花を観賞。栗山町とはまた違った、洋風の景観が新鮮です。
栗山町の年間イベント
栗山町は小さな町ですが、年間を通してイベントがなまら(とても)充実してるんですよ。したっけ(それでは)、季節ごとに楽しめる主要イベントをご紹介しますね。
くりやま老舗まつり(4月第2週土日)
ぜひ行ってみてほしいのがね、まずはこれ。「くりやま老舗まつり」は、明治11年(1878年)創業の小林酒造「北の錦酒蔵まつり」と、1913年(大正2年)創業の谷田製菓「きびだんごまつり」の総称で、4月の第2週土日に開催される北海道で一番早い春祭りです。約2万5千人の来場者が訪れる、町を挙げての一大イベントなんですよ。酒蔵まつりでは普段は予約必須の蔵が一般開放され、祭り限定酒の販売や有料試飲、杜氏お手製の甘酒コーナーが大人気。一方のきびだんごまつりでは、工場が一般開放されて、麦芽水飴で作るきびだんごの製造過程を間近で見学できます。長い冬を耐えた道民が、一斉に外に飛び出してくる解放感、現地でしか味わえないですよ。試飲した日本酒のほのかな甘さ、もちもちしたきびだんごの食感、煉瓦蔵の冷たい空気――五感がぜんぶ満たされます。
くりやま夏まつり(7月中旬〜下旬)
夏の楽しみがこちら、「くりやま夏まつり」。2025年は7月19・20日に第50回が開催されました。歴史ある夏のお祭りで、駅前通りには露店が並び、ステージイベントや花火など、町全体が夏のテンションに染まります。しばれる(厳しく冷え込む)冬を越えた北海道民が、短い夏を全力で楽しむ姿、見ているだけで元気をもらえます。湿気が少ない北海道の夏は、夕方になっても過ごしやすくて、屋台のたこ焼きや焼きそばを片手にぶらつくのがなまら(とても)気持ちええんですよ。
ハサンベツの日(5月〜11月の第2日曜)
地味だけどおすすめしたいのが、これ。「ハサンベツの日」は、毎年5月〜11月の第2日曜日に開催される里山作業日で、参加自由です。町民と賛同者が集まって、小川の整備や田畑の手入れ、雑木林の復元など、20年後の子どもたちに残す森と川づくりが続けられているんですよ。観光イベントとは違うけど、土に触り、生きものを観察し、地元の人と話しながら過ごす1日は、栗山町の本質に触れる体験になります。
栗山秋まつり(栗山天満宮例大祭・9月下旬)
そして秋の大本命がこれ、「栗山秋まつり」。栗山天満宮例大祭に合わせて、9月24〜26日の3日間にわたって開催される、北海道内最後の秋祭りとして知られる大イベントです。約1kmの参道沿いに200〜300店もの露店が並び、道内屈指の規模を誇ります。3日間で来場者は10万人を超え、夜遅くまで開催される植木市は特に人気。25日に行われる御神輿渡御では、威勢のよい掛け声とともに栗山天満宮から駅前通り、公園通りまで町中を練り歩きます。同時開催の「くりやま味覚まつり」では、地元産じゃがいもの「くりやまコロッケ」や小林酒造の日本酒試飲、栗山の若手農業家クラブによる野菜カレーなど、ここでしか味わえない味覚が勢揃い。提灯の明かりと香ばしい屋台の匂い、賑やかな掛け声――秋の夜長を堪能できる、町最大のお祭りなんですよ。
くりやまハーフマラソン(10月中旬)
ランナーにおすすめしたいのが、これ。「くりやまハーフマラソン」は、毎年10月の中旬頃に開催される地元のマラソン大会で、2025年で第4回を迎え、1,639人がエントリーしました。栗山駅前通りをスタートに、田園地帯をぐるりと一周するコース。栗山町は古くからマラソンの町としても知られていて、稲穂が黄金色に染まる10月の田園を走り抜ける気分はなまら(とても)格別ですよ。「素朴で長閑なマラソン大会」と評される、町ぐるみで応援するアットホームな雰囲気が魅力です。
栗山町のエリア別の顔
最後に、旅する視点から栗山町のエリア別の顔をご紹介していきますね。小さな町ですが、エリアごとに表情がまったく違うんですよ。したっけ(それでは)、エリアごとの個性を見ていきましょう。
中央エリア(中央・松風)――商業と暮らしの中心
JR栗山駅を中心とする中央エリアは、町役場や商店街、飲食店が集まる栗山町の心臓部です。駅前通りには「まちの駅 栗夢プラザ」「栗山煉瓦創庫くりふと」「くりやまカルチャープラザEki」など、観光拠点と文化施設が揃っています。さらに、肉の店もろはし、居酒屋おらが村、つぼ八栗山店、伊藤課長など、グルメスポットも豊富。観光で訪れる方は、まずこのエリアに足を運んで、観光案内を受けたり、お土産を選んだりするのがおすすめですよ。9月下旬の栗山秋まつりのときは、この駅前通りがそっくり歩行者天国になって、お祭り会場へと早変わりします。なまら(とても)賑やかな町の顔を見たいなら、断然このエリアです。
錦エリア――北海道最古の酒蔵がある歴史地区
JR栗山駅から徒歩約10分の錦エリアは、「小林酒造」と「谷田製菓」という、町の二大老舗が並ぶ歴史地区です。札幌方面から栗山町への入口、道道45号線の馬追橋のたもとに位置していて、1万坪の敷地内に煉瓦や軟石の蔵が並ぶ景観は、まるで明治時代にタイムスリップしたみたい。歴史好き・お酒好きならこのエリアを丸一日かけて巡るのがおすすめです。4月のくりやま老舗まつりのときは、両老舗の工場・蔵が一般開放されて、町全体がイベント空間に変わります。静謐な時間が流れる平日の午後に訪れて、煉瓦蔵の影と陽射しのコントラストを味わうのもなまら(とても)味わい深いですよ。
桜丘エリア――御大師山と自然観光の拠点
町の南東に位置する桜丘エリアは、御大師山の裾野に広がる自然観光の中心地です。24haの「栗山公園」をはじめ、「ふるさといきものの里・オオムラサキ館」「ファーブルの森」「栗山天満宮」など、自然と歴史の見どころが集まっています。家族連れや子ども連れの方には、断然このエリアがおすすめ。5月上旬は桜並木約300本のトンネル、7月は青紫色のオオムラサキ、9月下旬は栗山天満宮例大祭、秋は紅葉と、四季を通じて何かしらの見どころがあるんですよ。なまら(とても)自然が近くて、北海道らしい広々とした空気を味わいたい旅人にぴったりのエリアです。
ハサンベツ・雨煙別エリア――里山体験の里
町の南部に広がるハサンベツ・雨煙別エリアは、自然体験フィールドが集まる里山地区です。「ハサンベツ里山」「雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス」「不動の滝」「阿野呂の一本木」など、人と自然が共生する風景が広がります。観光地化されていない素朴な里山の景観、ホタルが舞う夏の夜、田植えや稲刈りの季節の風景――北海道の田園そのものを体感したい方には、このエリアこそ訪れる価値があります。したっけ(それじゃあ)、忙しい都市暮らしから一歩離れて、土と水と虫の声に囲まれてみたい、そんなときにぜひ訪れてみてくださいね。
鳩山・継立エリア――政治家ゆかりと郊外集落
町の北部から東部にかけての鳩山・継立エリアは、政治家・鳩山家ゆかりの地として知られる地区です。第93代内閣総理大臣・鳩山由紀夫氏の曽祖父・鳩山和夫が1895年(明治28年)に開墾した鳩山地区には、鳩山川・鳩山池・鳩山神社まで現存しています。継立地区は南部公民館・継立郵便局・JAそらち南継立出張所などがある、町の南部の生活拠点。観光地が密集しているわけではないんですが、開拓の歴史や、政治家ゆかりのスポットを巡る歴史ファンにはたまらん(最高の)エリアです。静かにドライブして、開拓時代の地名の由来を辿るのも、なかなか味わい深いものですよ。
栗山町の気候・季節の暮らし
パート1の序盤で栗山町の魅力をお伝えし、パート2では旅する楽しみをご紹介してきました。ここからは、実際にこの町で「暮らすってどんな感じか?」を、地に足のついた視点でお届けしますね。したっけ(それじゃあ)、まずは気候の話から。
夏は爽やか、冬は本気で雪国
栗山町には気象庁の観測所がないので、隣接する岩見沢市の観測データ(1981〜2010年平均値、気象庁)を参考にしますね。岩見沢の年平均気温は7.6〜7.8℃、年降水量1,162.5mm、年間日照時間1,713.2時間。夏の最高気温は8月で平均27℃前後、冬の最低気温は1月で-12℃前後まで下がります。特に注目したいのが、岩見沢の平年値で真冬日(最高気温0℃未満)が62.5日、冬日(最低気温0℃未満)が142.5日もあること。つまり12月から3月にかけては、外気がほぼ常に氷点下という北海道らしい冬がやってくるんですよ。さらに過去最低気温は-24.3℃(1957年1月8日、岩見沢)、過去最高気温は34.7℃(1994年8月10日、岩見沢)と、寒暖差はかなり激しめ。栗山町の気候も基本的にこの傾向と同じと考えられます。
冬は「しばれる」が日常会話に
冬になると、町の朝の挨拶は「今日はしばれる(厳しく冷え込む)ね〜」が定番。岩見沢は道内でも有数の豪雪地帯として知られていて、年間降雪量はかなり多いことが知られています(参考:気象庁データ)。栗山町も同じ空知南部に位置するので、雪はなまら(とても)たくさん降ると考えられます。生活面では、暖房は灯油ストーブやFFヒーター、エアコンの暖房機能との併用が一般的。融雪槽(ロードヒーティング)の付いた家も多く見られます。朝、家の前を雪かきする「ママさんダンプ」を押す音が町中に響くのが、冬の栗山町のサウンドスケープです。とはいえ、本気でしばれる(厳しく冷え込む)日には、空気がピンと張りつめて、雪面が朝日に輝くダイヤモンドダストのような景色が見られることもあるんですよ。
春は遅く来て、いっぺんに花開く
北海道の春は本州よりずいぶん遅れてやってきます。栗山町の桜(エゾヤマザクラ)が満開になるのは例年5月上旬。雪解けからの一気の開花は、栗山公園の300本の桜並木があっという間にトンネル状になる劇的な景観を生みます。4月のくりやま老舗まつりのころはまだ肌寒い日もあって、町民は厚手のジャケットを着て蔵を見学していますね。畑では水田の準備が始まり、5月から田植えがスタート。したっけ(それから)、長い冬を耐えた町民が一気に活発に動き出す季節です。
夏は湿度が低くて爽やか、農作業真っ盛り
夏の栗山町は、本州とは違って湿度が低く爽やかです。最高気温は7〜8月で30℃前後、夜は涼しくなることも多くて、エアコンなしで暮らせる家もまだまだあると考えられます。ただし近年は北海道でも猛暑日が出る年が増えていて、注意は必要ですね。この時期は田んぼが青々として、メロンやとうきびが穫れる、農業の本番。7月中旬〜8月中旬にはハサンベツ里山にホタルが舞い、7月上旬〜中旬にはオオムラサキが羽化を始めます。夏祭りやくりやま夏まつり(7月中旬〜下旬)など、短い夏を全力で楽しむ町民の姿が印象的です。
秋は実りと祭り、そして急速に冬支度
秋になると、町の景色は一気に黄金色に染まります。9月下旬には栗山秋まつり(栗山天満宮例大祭)が3日間にわたって開催されて、10万人を超える人で町が賑わいます。10月になるとくりやまハーフマラソンが開催され、田園を駆け抜けるランナーの姿。そして11月になると、いよいよ初雪が降り始めます。10月から11月の急速な冬支度――タイヤ交換、車のスタッドレス化、灯油の補充、雪かきスコップの準備など、なまら(とても)やることが多くなる季節ですね。北海道の暮らしのリズムは、こんなふうに四季がはっきりしているのが特徴なんですよ。
【地元住民に直撃!】栗山町の本当の魅力を電話で聞いてみた
※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。
60代男性
Q1.あなたのご職業を教えてください。
わたしはね、この町で長年酒造りに携わってきた者だわ。冬の寒仕込みのころは朝4時から蔵に入って、米の蒸し具合を見たり、麹の温度を測ったり、もろみと向き合う毎日でね。
栗山町の夕張川の水と、地元の農家さんが丹精込めて育てた酒米で酒を醸す――これがわしの人生そのものだわ。若い杜氏や蔵人にも技を伝えていかんといかんから、まだまだ現役なんですわ。
Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
そりゃまず、北海道最古の酒蔵が並ぶ錦地区だわね。煉瓦や軟石の蔵がずらっと並んでて、明治の空気がそのまま残ってる。ここは栗山町の観光の顔ですわ。
あとは栗山町のおすすめスポットといえば栗山公園と御大師山。地元民にとっては運動公園代わりに散歩する場所でね、夕方になると田んぼの向こうの夕張山地が赤く染まって、なまら(とても)きれいなんですわ。ハサンベツ里山のホタルも、夏の夜の宝物だわ。
Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?
栗山町で有名なものといえば、やっぱり谷田の日本一きびだんご、これは外せんね。桃太郎のパッケージで道民なら誰でも知ってる銘菓だわ。
あとはうちの北の錦の地酒。地元民ならではのおすすめでいえば、谷田製菓と小林酒造がコラボした「甘酒餅」――酒粕を白あんに練り込んだ逸品で、これ知ってる人はなかなかおらん。冬限定の「大甞飴」も、知る人ぞ知るレアもんですわ。
Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?
うちの蔵の敷地内にある手打ち蕎麦の店、これに連れていくのが定番だわ。築百年超えの蔵の中で蕎麦をすすって、北の錦をちびちびやる――この時間はなまら(とても)贅沢でね。
夜なら駅前の居酒屋おらが村か、ホルモン焼きの店だわ。栗山町のソウルフードはホルモン鍋なんですわ。地元の話で盛り上がりたい人には、市町村民センター近くの古くからの店に連れてくこともあるね。
Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?
仙台藩の角田藩士が開いた町だからかね、根っこに「ルーツを大事にする」気質があるわ。新しいもん好きでもないけど、頑なに古いだけでもない。小林酒造と谷田製菓が百年以上続いてるのも、町民が老舗を大事にしてくれたからだわね。
あと、人付き合いはあったかい。よそから来た人にも「したっけ(そしたら)、まずお茶でも飲んでけや」と声をかける、そんな町ですわ。
Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
うん、人口は減ったわ。わしが若いころは1万5千人くらいおったけど、今は1万人ちょっとだもんね。商店街も昔より静かになった。ただ、悪い話ばっかりでもなくてね、栗山英樹さんのおかげで町の名前が全国区になったし、酒蔵まつりも今では3万人来るんですわ。
歴代の市町村長もまちづくりに力入れてきたし、煉瓦倉庫を改修したくりふともできた。静かになった分、町の質は深まったとも思うわ。
Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
うちの蔵では2026年1月に105年ぶりに「八番蔵」を新設したんですわ。これはわしらにとってもデカい出来事でね、ここから次の百年の酒造りが始まるわけだわ。
あとは、栗山駅南の「くりふと」を拠点にした若い世代の活動にも期待してる。ファブラボでものづくりする若者も増えてきたし、移住者も少しずつ来てくれてるね。栗山町の水源と里山を守りながら、次の世代に渡していくのがわしらの宿題ですわ。
栗山町の移住・暮らし情報
気候の次は、いよいよ「栗山町で暮らすとはどういうことか」を具体的にお伝えしますね。家賃、通勤、買い物、子育て、医療――気になる項目を順番に見ていきましょう。
通勤・通学はどこへ?
栗山町は札幌市・新千歳空港・苫小牧市から車で約1時間(約40km)という絶妙な立地。通勤先として多いと考えられるのは、隣接する岩見沢市、空知地方、そして札幌方面への通勤も現実的な距離感です。JR室蘭本線で岩見沢駅まで約23分、北海道中央バスの「高速くりやま号」で札幌駅まで約1時間。マイカーで道央自動車道「江別東IC」「岩見沢IC」へは約20km・約20分でアクセスでき、札幌までは車で約40分、新千歳空港までも約40分です。したっけ(つまり)、札幌や空港圏の利便性と田園の静けさを両取りできる、これが栗山町暮らしの強みなんですよ。
家賃相場は本州都市よりなまら安い
住宅環境は、移住希望者にとって嬉しい価格帯です。常口アトムの掲載物件を見ると、栗山駅徒歩圏内の賃貸アパート・マンションが多数掲載されています(出典:jogjog.com、確認日2026年5月)。アパマンショップの紹介情報によると「家賃は安いものであれば3万円代から借りられます。3LDKであっても5万円代から物件が見つかる」とされています(出典:アパマンショップ、確認日2026年5月)。さらに北海道栗山町空き家バンクでは、戸建てが380万円〜1,450万円という価格帯で売り出されていて(確認日2026年5月)、思いきって家を買って暮らす選択肢も現実的です。札幌や首都圏の家賃を知っている方なら、「これで広い庭付きの戸建てに住めるの?」と驚くレベルなんですよ。
買い物は中央エリアに集約、車があると断然便利
買い物環境は、中央エリアの商店街と国道234号沿いのロードサイドに集約されています。駅前の「まちの駅 栗夢プラザ」では特産品やお土産が買えるほか、町内には飲食店も豊富。中央2〜3丁目には肉の店もろはし、居酒屋おらが村、伊藤課長栗山店、つぼ八栗山店など、地元密着型の飲食店が並びます。日常の食料品買い出しなら、隣の岩見沢市まで車で約20分も走ればイオンや大型スーパーがあるので、まとめ買いはそちらに行く家庭が多いと考えられます。したっけ(つまり)、車があれば不便ゼロ、車がないと工夫が必要、というのが現実的な感覚ですね。
子育て・教育環境は手厚い
栗山町は「小さな町だけど子育てを支える施設がたくさんある」をモットーに、子育て世代の移住に力を入れています。町立小学校は栗山小学校・角田小学校・継立小学校の3校、中学校は栗山中学校、高校は北海道栗山高等学校、専門学校は北海道介護福祉学校があります。さらに就学前の子どもには栗山いちい認定こども園、栗山めぐみこども園、継立まつば保育園、マロンキッズ保育園が選べます。子育て支援センター「スキップ」は朝日3丁目にあって、平日10:00〜12:00/13:30〜16:00で無料利用OK。専任の保育士が育児相談にも乗ってくれます。母子手帳アプリ『ハグくり by 母子モ』の提供や、ハサンベツ里山等を活かした自然体験教育、新生児を持つ世帯への応援券6万円分配布など、独自の子育て支援も用意されています(出典:北海道公式子育て支援サイト「ハグクム」、栗山町公式ホームページ)。なまら(とても)手厚いって聞きますよ。
医療は町内の地域医療+岩見沢の総合病院
医療環境は、JR栗山駅から町役場までの間に内科・歯科・整形外科・小児科など複数の医療機関が点在しています(出典:アパマンショップ)。日常的な診療は町内のクリニックで対応できる体制があると考えられます。一方で、高度医療や救急搬送が必要なケースは、車で約20分の岩見沢市にある総合病院(市立総合病院など)が頼りになります。介護に関しても、町内に介護保険サービス事業所が複数あり、高齢者が住み慣れた自宅で暮らせる体制が整えられています(出典:栗山町公式ホームページ)。
エリア別の住み心地
パート2では旅する視点でエリアを紹介しましたが、ここでは住む視点で簡単に補足しますね。「中央エリア(中央・松風)」は駅・役場・商店街・飲食店が揃った生活利便性最強エリアで、車を持たない単身者や高齢者にも向いていると考えられます。「朝日・桜丘エリア」は子育て支援センター「スキップ」や栗山公園が近く、子育てファミリー向き。住宅地と自然のバランスがちょうどええんです。「錦エリア」は小林酒造と谷田製菓の老舗が並ぶ歴史地区で、静かな暮らしを求める方におすすめ。「ハサンベツ・雨煙別・継立エリア」は里山と農村風景が広がり、田舎暮らしの本格派や農業に関わりたい人向きですね。したっけ(それで)、暮らし方に応じてエリアを選べるのも栗山町の強みです。
栗山町へのアクセス
暮らしの話の最後に、栗山町へのアクセス情報をまとめますね。観光で訪れる方も、移住検討中の方も、まずはこの町への行き方を知っておくと安心ですよ。
車でのアクセス
札幌市内・新千歳空港から栗山町へは、車で約40分・約40km。道央自動車道「江別東IC」「岩見沢IC」から約20km・約20分でアクセスできます(出典:栗山町公式ホームページ)。新千歳空港でレンタカーを借りて、空港から由仁町・栗山町・夕張市・札幌方面、または岩見沢方面と、自由に巡るルートが組めます。冬は雪道運転になるので、12月〜3月にレンタカーを借りる場合は必ずスタッドレスタイヤ装着車を選んでくださいね。
鉄道でのアクセス(JR室蘭本線)
鉄道はJR北海道の室蘭本線「栗山駅」が拠点です。岩見沢駅から栗山駅まで約23分。札幌方面からは、まず札幌駅からJR函館本線で岩見沢駅まで約30分、岩見沢駅で室蘭本線に乗り換えて栗山駅まで約23分。乗り換えイメージとしては「札幌駅→(函館本線・特急利用約25分/快速約30分)→岩見沢駅→(室蘭本線約23分)→栗山駅」という流れです。本数は多くないので、事前に時刻表を確認するのがおすすめ。鉄道で訪れる方は、駅から徒歩5〜10分圏内に観光拠点がまとまっているのが嬉しいポイントです。
バスでのアクセス(高速くりやま号)
札幌駅から直行で行きたいなら、北海道中央バス「高速くりやま号」がおすすめ。札幌〜栗山駅前間を約1時間で結びます。札幌駅前の乗降場は2023年10月から北3条広場周辺6番乗り場に変更になっているので注意してくださいね。また、新札幌駅からは夕鉄バス「新さっぽろ駅前線」で約1時間でアクセス可能。岩見沢駅前バスターミナルからは北海道中央バス「栗山・長沼・由仁線」で栗山駅前まで約45分(出典:栗山町観光公式サイト Krip magazine)。バスは予約不要で乗れる路線が多いので、ふらっと旅行する方にも便利です。
空港からのアクセス(新千歳空港経由)
遠方から来る方は、新千歳空港が玄関口になります。空港から栗山町までは、レンタカーで約40分・約40kmが最短ルート。鉄道利用の場合は、JR新千歳空港駅から快速エアポートで南千歳駅または札幌駅まで出て、岩見沢駅経由で栗山駅へ。所要時間の目安は約1時間30分〜2時間程度と考えられます。観光ルートを組むなら、空港でレンタカーを借りて、由仁町・栗山町・夕張市・岩見沢市と巡るルートが効率的ですよ。したっけ(それでは)、旅行プランの参考にしてみてくださいね。
栗山町の関連リンク
栗山町を訪れる前・暮らす前に確認しておきたい公式情報サイトをまとめました。
- 栗山町公式ホームページ – 町政、各種申請、町民向け情報、観光情報、移住情報など、栗山町に関する一次情報がすべて集約された公式サイトです。
- 栗山町観光公式サイト Krip magazine – 栗山町商工観光課が運営する観光情報サイト。グルメ、ドライブ、おでかけ、季節のおすすめスポットなど、訪問前にチェックしたい情報が満載です。

