| 人口 | 2,581 人 ※2026年3月31日時点(住民基本台帳) |
|---|---|
| 面積 | 150.40 km² |
| 人口密度 | 17.2 人/km² |
みなさん、北海道の月形町(つきがたちょう)って知ってますか?札幌から車で1時間ちょっと、空知総合振興局の中部西端にひっそりとたたずむ、人口2,581人の小さな町なんです。総面積150.40km²のうち約6割が山林、約2割が耕地という、まさに「自然と農業のまち」。でもこの町、実はめちゃくちゃ濃い歴史を抱えています。町の名前の由来は、明治14年に置かれた「樺戸集治監」の初代典獄(所長)・月形潔の姓から。つまり町の名前そのものが、北海道開拓と行刑の歴史を背負っているんですよね。
北西には増毛山地の樺戸連山がそびえ、南東には大河・石狩川が流れる。その間に田園風景が広がるという、絵に描いたような構図の町です。隣接する市町村は、同じ空知総合振興局管内の岩見沢市・美唄市・浦臼町、そして石狩振興局の当別町・新篠津村の5つ。空知の南西端に位置するため、石狩管内ともしっかり接しているのが特徴です。冬の積雪は平均160cmにもなり、特別豪雪地帯にも指定されている、なかなかしばれる(とても寒い)町でもあります。それでも石狩川がもたらす肥沃な大地のおかげで、お米やメロン、スイカ、花きなど多彩な農産物が育つ「ちょっといいまち」。歴史好きにも、農と暮らしを味わいたい移住者にも、ぐっと刺さる町なんですよ。
月形町の推しポイント
樺戸集治監発祥の地
月形町といえば、なんといっても「樺戸集治監」を抜きには語れません。明治14年、北海道開拓と国事犯収容のために設置された行刑施設で、初代典獄の月形潔がこの町の名前の由来になっています。今も町の中心部に残る旧本庁舎は、現在「月形樺戸博物館」として公開されていて、ここに来るとなまら(とても)北海道の開拓史を体感できるんですわ。
希少品種「月雫」のメロン
赤肉メロン「北の女王」と、青肉メロン「月雫(つきのしずく)」がこの町の夏の主役。月雫は栽培している産地が全国でも極わずかという希少品種で、糖度は17度前後にもなるんです。寒暖差の激しい内陸性気候が、甘くてみずみずしい果肉を育てる秘訣。出荷時期は6月中旬〜9月中旬と、北海道の短い夏にぎゅっと詰まった味なんですよね。
樺戸連山と石狩川が抱く田園風景
北西に樺戸連山、南東に石狩川。その間にぽつんと田畑が広がるこの構図、ただの景色じゃないんです。約1,100haの広大な水田で育つ「ななつぼし」「ゆめぴりか」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで連続して特Aを獲得している北海道米の最高峰。石狩川の氾濫がつくった扇状地の土が、米にも果菜にも効いてるんですよ。
道民の森・月形地区
当別町と月形町にまたがって広がる「道民の森」は、日本一広い森林公園と言われる規模。月形地区にはキャンプ場やバンガロー、樹齢300年級のエゾマツに包まれた遊歩道があり、夏はあずましい(気持ちのいい)森林浴ができます。木工芸や陶芸の体験施設もあって、家族でまる一日遊べる場所なんですわ。
花の里・つきがた
農業が盛んなこの町、実はカーネーションやユリなど切り花の一大産地でもあります。月形町農協では昭和46年から花きの生産が始まり、今では約70品目・350品種以上の切花を出荷。夏には「ゆりロード」と呼ばれる約2kmにわたるユリの花街道も登場します。米とメロンと花、三拍子そろった農業のまちなんですよね。
月形町の歴史
江戸期の松前藩領から樺戸集治監設置まで
月形町の歴史は、まさに北海道開拓そのもの。江戸時代はこの一帯も松前藩の領地でしたが、町としての歴史が本格的に動き出すのは明治14年(1881年)のこと。この年、「樺戸集治監」が設置され、同時に月形村が生まれたんです。集治監というのは現代でいう刑務所に近い施設ですが、性質はやや違っていて、西南戦争などで生まれた国事犯対策と、北海道開拓の労働力確保を兼ねた「複合型行刑施設」でした。1878年に元老院で設置が決議され、その候補地調査の団長を務めたのが、後の初代典獄となる月形潔。つまり、町の名前そのものが彼の姓から取られているんですよね。
永倉新八と樺戸集治監
翌1882年(明治15年)には、なんと元新選組二番隊組長の永倉新八が、この樺戸集治監で剣術師範を務めています。幕末の動乱を生き延びた剣客が、北海道の集治監で囚人たちに剣を教えていた——なんだか歴史のドラマを感じませんか?1903年(明治36年)には監獄官制施行で「樺戸監獄」と改称、1919年(大正8年)に廃監となるまで、約38年にわたって北海道開拓の中枢を担いました。タコ部屋労働の始まりも、この樺戸集治監をはじめとする北海道の監獄での囚人労働だったと言われています。
町制施行と現代の月形刑務所
1906年(明治39年)に二級町村制が施行され、1953年(昭和28年)に町制施行で月形町となりました。1981年(昭和56年)には開基百年を迎え、1983年(昭和58年)には現在の月形刑務所が新設されています。ただし、これは樺戸集治監の直接の流れではなく、東京・中野刑務所の廃止移転に由来するもの。とはいえ、人口3,000人前後の町に「月形刑務所」と「月形学園(少年院)」という2つの矯正施設があるのは全国的にも稀。したっけ(それじゃあ)、町の歴史が今もしっかり現在につながっているのが分かりますよね。円山中腹の円山杉林は、集治監時代に囚人たちが手入れしたと伝えられていて、町を歩けばあちこちに開拓の記憶が残っているんです。
月形町の文化・風習
四季がくっきりした内陸性気候の暮らし
月形町の暮らしを語るうえで欠かせないのが、極端な内陸性気候です。夏の平均気温は摂氏21度前後、冬は氷点下6度前後で、昼夜の寒暖差がとにかく激しい。冬の積雪期間は130日前後、2005年〜2015年の最深積雪平均は160cmで、特別豪雪地帯に指定されています。冬の朝、外に出ればなまら(とても)しばれる(凍えるほど寒い)日もあり、水道凍結に備えるのは当たり前。でも、その寒暖差こそが甘いメロンや美味しいお米を育てる原動力なんですよね。だからこそ住民は四季をしっかり感じて暮らしている、そんな町です。
北海道弁の温かみ
月形町でも使われているのは、いわゆる「北海道弁」。語尾の「〜だべさ」「〜しょや」、強調のなまら(とても・すごく)、別れぎわのしたっけね(それじゃあね)、寒さを表すしばれる、捨てるを意味する「なげる」など、標準語に近いけれど時々ふっと顔を出す温かい言い回しが特徴。「ゴミなげといて〜」と言われて投げ捨てないように注意です(笑)。空知エリアは内陸部で、東北・北陸からの移住者の影響を受けた言葉が今も残っており、お年寄りと話すとふっとした言葉に味わいを感じます。
夏まつりと農と祭りの暮らし
毎年7月下旬に皆楽公園で開催される「つきがた夏まつり」は、町最大のイベント。観覧場所より低いところから打ち上げる花火が迫力満点で、町民総出で楽しむ夏の風物詩なんですよ。母の日には「春ウタウ」というイベントで月形産カーネーションの撮影会が行われたり、秋には農産物収穫祭、5月には皆楽公園の桜まつりと、季節ごとに人が集まる場がしっかりある。人口2,581人の規模感だからこそ、顔の見える距離感で町民が支え合う暮らしが残っているんですよね。めんこい(かわいい)子どもたちの声が、祭りの会場にいつも響いています。
食卓を彩る町の味
家庭の食卓には、月形米のごはん、JA月形町の野菜、ジンギスカン、樺戸とうふといった地産の食材がずらり。北海道らしく、冬でもアイスを食べる文化があり、道の駅275つきがたの「月形アイス」は地元の人にも観光客にも愛されています。月形温泉ゆりかごでひと風呂浴びてから家でジンギスカンを焼く、なんていう休日の過ごし方があずましい(心地よい)と感じられる町。住んだら、四季と農の鼓動に寄り添う暮らしが手に入る、そんな場所です。
月形町の特産品・食
月形メロン「月雫」と「北の女王」
まずは月形町を代表する月形メロン。青肉の「月雫(つきのしずく)」は糖度17度前後、栽培産地が全国でも極わずかという希少品種で、ベタつかない爽やかな甘味が特徴。赤肉の「北の女王」は品種名ルピアレッドで、平均糖度14度、とろけるような甘みとコクが自慢です。出荷時期は6月中旬〜9月中旬で、最盛期は7月初旬〜8月中旬。食べ方はやっぱり、常温で香りが立って全体が柔らかくなった頃合いを、食べる1〜2時間前に冷蔵庫で冷やしていただくのが王道。冷やしすぎは甘味が落ちるので注意です。内陸特有の昼夜の寒暖差を活かし、化学肥料・農薬を最小限に抑えて育てられた逸品で、一口食べたらなまら(とても)うまいんですわ。
個性派スイカ「ダイナマイト」「ゴジラのたまご」
月形町ではメロンと並んでスイカも名産。「ダイナマイトスイカ」「ゴジラのたまご」「おつきさま」など、ユニークなネーミングの個性派が揃っています。旬は7月初旬〜8月。月形町には約50年に及ぶ果菜栽培の歴史があり、扇状地と石狩川の氾濫がつくった土壌が果菜栽培に最適。寒暖差で甘さがぎゅっと凝縮された、味の濃いスイカに育つんです。冷やしてそのままがっつりかぶりつくのが一番。夏まつりや道の駅でも夏限定で並びます。
特Aランクの月形米「ななつぼし」「ゆめぴりか」
稲作は月形町の基幹産業。約1,100haの水田で育つ「ななつぼし」と「ゆめぴりか」は、日本穀物検定協会の米の食味ランキングでそれぞれ連続して特Aを獲得しています。「ななつぼし」はつや・粘り・甘みのバランスが良く、冷めても美味しいのでおにぎりやお弁当に最適。「ゆめぴりか」は甘みが際立ち、しっとりモチモチの食感で、肉料理や味の濃い料理にちょっきり(ぴったり)合います。新米のシーズンは秋。炊きたての白ごはんで、まずそのままの味を確かめてほしいですね。
カーネーション・ユリなど切花
農産物だけじゃなく、月形町は花の里でもあります。月形町農協は昭和46年から花の生産を始め、現在は約70品目350品種以上の切花を出荷。カーネーションやユリ、ナデシコ、デルフィニウム、クリスマスローズなどが札幌など全道4市場へ運ばれていきます。母の日に合わせて月形産カーネーションを使ったイベントも開催され、6月〜10月のシーズンを中心に町は色とりどりに染まる。夏には「ゆりロード」と呼ばれる約2kmのユリの街道も登場し、訪れる人を魅了します。背景には、稲作だけに頼らず多角的な農業を育ててきた町の歩みがあるんですよね。
まんまるトマトと月形ジンギスカン
糖度6%以上の月形町産完熟トマト「桃太郎」を100%使ったトマトジュース「月形まんまるトマト」も外せません。添加物・合成着色料・食塩は一切不使用で、トマトジュースが苦手な人でも飲みやすいさっぱりとした味わい。最近ではこのトマトを使ったクラフトビールも道の駅で限定販売されています。さらに、地元で長年愛されている「さかいのジンギスカン」は、家庭でも宴会でも定番の味。野菜と一緒に鉄板で焼いて、タレでガッツリいただく——これがあれば、北海道の食卓はしたっけ(それじゃあ)完成と言っていいくらい、町の食を象徴する一皿なんですよ。
月形町の観光スポット
歴史と自然の核となる定番スポット
月形町の観光は、ぐっと深い歴史と、雄大な自然との往復で楽しむのが王道です。樺戸集治監の重みと、石狩川や森の開放感、その振れ幅こそがこの町の醍醐味なんですよね。まずは「ここは外せない」という定番から見ていきましょう。
- 月形樺戸博物館 – パート1序盤で触れた「樺戸集治監」の物語を、実物の資料とジオラマ、CG映像でじっくり追える博物館。明治19年建設の旧本庁舎がそのまま残っていて、磨き上げられた床と窪んだ石段が長い年月を刻んでいます。樺戸集治監の開監から廃監までの39年間の歩みを、囚人たちの作業体験コーナーや典獄室の再現でドラマチックに展示。樺戸集治監は2018年に北海道遺産、2019年には日本遺産「炭鉄港」の構成文化財に認定されています。開館期間は3月20日〜11月30日(期間中無休)、開館時間は9:30〜17:00(入館は16:30まで)。料金は一般300円、高大学生150円、小中学生100円。所要は最低でも1時間半は見ておきたい、なまら(とても)見応えのあるスポットです。
- 道の駅275つきがた – 推しポイントで触れた「町の新しいランドマーク」。2024年9月1日にオープンした道内128番目の道の駅で、温泉「月形温泉ゆりかご」、農産物直売所「水辺の家」、24時間トイレ、多目的アリーナまでぜんぶ揃った観光拠点です。売店では月形米、月形メロン、まんまるトマト、月形まんじゅう、樺戸とうふなどがずらり。レストランの「鐡丸(テツガン)カレー」は樺戸集治監の鉄球と足枷をコロッケとオニオンリングで再現した名物で、月形ならではの遊び心が光ります。月形町産大豆「ゆきほまれ」のソフトクリームや、3大特産品(カボチャ・スイカ・メロン)の月形アイスもこの町に来た記念にぜひ。
- 月形温泉ゆりかご – 道の駅と一体になった日帰り温泉。泉質は塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)で、肌触りが優しく、神経痛・関節痛・冷え症に効果があるといわれています。露天風呂、内風呂、サウナ、うたせ湯、ボディシャワー、中庭付きの露天風呂と設備はなまら(とても)充実。2024年9月のリニューアルでオートロウリュ付きサウナも完備されました。営業時間は11:00〜21:00(最終入場20:30)、定休日は第3火曜日(祝日の場合翌日)。料金は大人町外650円、小学生町外300円、未就学児無料。冬のしばれる日に、汗を流したあとここでじっくり温まる時間は格別ですよ。
- 皆楽公園 – 石狩川旧河川敷地27,000m²に広がる広大な親水公園。三日月湖を活かしたつくりで、キャンプ場、バンガロー、パークゴルフ場、バーベキューサイト、サイクリングコースが揃っています。春は桜、夏は花火、秋は紅葉と、四季ごとに違う表情を見せてくれるスポット。道の駅と温泉もこのエリアにあるので、家族で1日あずましく(のんびり)過ごせるんですよね。湖面を渡ってくる風が気持ちよくて、夏の夕方なんかはめんこい(かわいい)水鳥が泳いでいることもあります。
もう一歩踏み込む、自然・歴史の隠れスポット
定番を回ったあと、もう一歩踏み込んで町の表情を知りたい人にはこちらがおすすめ。中盤の歴史パートで触れた囚人たちの足跡が、町の各所に静かに残っているんですよ。
- 道民の森 月形地区 – 当別町と月形町にまたがる、日本一広い森林公園と言われる規模の自然空間。月形地区にはキャンプ場、バンガロー、木工芸や陶芸の体験施設「つち工房」などがあり、樹齢300年級のエゾマツや巨樹に囲まれた遊歩道を散策できます。夏でも木陰はひんやりして、空気がぴりっと澄んでいる。朝の散歩時間に行くと、鳥の声と葉擦れの音しか聞こえないあずましい(心地よい)時間が手に入ります。札幌から1時間少々で、これだけ深い森に入れるのは月形ならではです。
- 篠津山囚人墓地 – 樺戸集治監で亡くなった囚人たちが眠る墓地。樺戸集治監の歴史を体で感じたい人には外せないスポットで、開拓に駆り出された人々の重みを静かに伝えてくれます。月形樺戸博物館とセットで訪れることで、町の歴史がより立体的に見えてくる場所。訪れるなら明るい時間帯がおすすめで、写真より自分の目で見て感じてほしい場所なんですよね。
- 円山(円山杉林) – 月形町の円山中腹にある杉林で、集治監時代の囚人たちが手入れしたと伝えられている歴史ある場所。北海道で杉林というのは珍しく、明治期の植林の痕跡として貴重なスポットです。歩いていると幹の太さに歴史の重みを感じられて、したっけ(それじゃあ)といって博物館に戻ると、展示の見え方が変わってきますよ。
- ゆりロード – 推しポイントで触れた、月形町の夏の風物詩。約2kmにわたってピンクや黄色、色とりどりのユリが咲き誇る花の街道です。開花時期は例年7月上旬から下旬頃で、本州よりユリの開花は早め。甘い香りに包まれながら散策できる、まさに「花の里つきがた」を象徴するスポット。朝早くか夕暮れ時の光が、花の色をいちばんきれいに映してくれます。
月形町の観光ルート
【車・1日】札幌発「樺戸の歴史と温泉」満喫コース
札幌から国道275号で1時間少々、車1台で月形町の核心をすべて味わう王道コースです。歴史と農と温泉、月形の三本柱を順に回ります。札幌から日帰りでぐるっと回って、夕方には温泉でしめる組み立て。秋の収穫期や7月のメロン最盛期は、車内に農産物のおみやげも積み込めてなまら(とても)満足度が上がります。
9:00 札幌駅 → 10:10 月形樺戸博物館(車約70分)
12:00 月形樺戸博物館 → 12:10 道の駅275つきがた(車約10分)
14:30 道の駅275つきがた → 14:35 皆楽公園(徒歩すぐ)
16:00 皆楽公園 → 16:05 月形温泉ゆりかご(徒歩すぐ)
①月形樺戸博物館(滞在90分)
→ 樺戸集治監の本庁舎と展示をじっくり見学。朝イチは光が建物に入って気持ちよく、人も少なめなので集中して見られます。
②道の駅275つきがた(滞在120分)
→ 鐡丸カレーや月形米のランチを楽しんで、売店で月形メロン・まんまるトマト・月形まんじゅうを購入。お昼時は地元客で賑わっています。
③皆楽公園(滞在60分)
→ 三日月湖を眺めながら散歩。天気が良ければ樺戸連山が湖面に映って、午後の柔らかい光がなまら(とても)きれいです。
④月形温泉ゆりかご(滞在90分)
→ 露天風呂とサウナで一日の疲れを流します。夕方は地元客と混ざる時間帯で、塩化物泉の優しい肌触りに包まれて締めるのが王道。
【車・半日】農と花を楽しむ「夏限定」コース
7月上旬〜下旬限定の、月形町の旬を味わうコース。出発地は岩見沢駅か当別駅近辺を想定しています。メロン・スイカの最盛期、ユリの開花、夏まつり前後を狙うと町全体が活気づいていて、半日でも体験密度はかなり濃いんですよ。したっけ(それじゃあ)始めましょう。
10:00 岩見沢駅 → 10:50 ゆりロード(車約50分)
11:30 ゆりロード → 11:40 花と野菜の直売所 花の里月形(車約10分)
13:00 花の里月形 → 13:10 道の駅275つきがた(徒歩すぐ)
14:30 道の駅275つきがた → 14:35 皆楽公園(徒歩すぐ)
①ゆりロード(滞在90分)
→ 約2kmのユリの街道を散策&撮影。午前中の早い時間は光が斜めから入って、花の色が一番くっきり出ます。
②花と野菜の直売所 花の里月形(滞在80分)
→ 朝採れの月形メロン「北の女王」や「月雫」、ダイナマイトスイカ、トマト、ズッキーニなど多品目の野菜を品定め。生産者直送なのでなまら(とても)新鮮です。冬季は休業なのでご注意を。
③道の駅275つきがた(滞在80分)
→ ランチに鐡丸カレーや月形米のメニューを。月形アイスや黒蜜きなこアイスでクールダウンするのが夏の正解。
④皆楽公園(滞在60分)
→ 公園散策しつつ、午後の三日月湖の風で涼む時間。夏の夕方は水辺の風がひんやり気持ちよく、子どもたちが水遊びをする姿も見られます。
【車・1日】広域:月形〜浦臼〜新十津川「空知西部めぐり」
月形町を起点に、樺戸郡の隣町・浦臼町、さらに新十津川町まで足を伸ばす広域コース。空知西部の歴史・ワイン・自然をぐるっと味わえる、車派にとっておきの1日です。札幌から日帰り圏内で、なかなか他では組めないルートですよ。
9:00 札幌駅 → 10:15 月形樺戸博物館(車約75分)
12:00 月形樺戸博物館 → 12:30 鶴沼ワイナリー(浦臼町・車約30分)
14:30 鶴沼ワイナリー → 15:30 新十津川町(車約30分)
17:00 新十津川町 → 18:00 道の駅275つきがた(車約60分)
①月形樺戸博物館(滞在90分)
→ 朝のうちに樺戸集治監の歴史を頭に入れます。これが後の浦臼・新十津川の理解にもつながる、空知西部の物語の出発点。
②鶴沼ワイナリー(浦臼町・滞在120分)
→ 浦臼町には北海道ワイン株式会社の直轄農場「鶴沼ワイナリー」があり、ぶどう畑が広がっています。月形町から樺戸境川を渡ってすぐの隣町、空知の農の連続性が見えるスポット。
③新十津川町(滞在90分)
→ 浦臼を抜けてさらに北へ。樺戸集治監からつながる開拓の系譜を、隣々町の歴史で重ねて感じます。
④道の駅275つきがた(滞在60分)
→ 月形に戻って温泉と夕食で締め。1日たっぷり走ったあとの月形温泉ゆりかごは、なまら(とても)効きます。
【バス・半日】岩見沢発「鉄道ファン的・廃線跡の町」コース
2020年5月7日に廃線となった札沼線(学園都市線)の月ヶ岡駅・知来乙駅・石狩月形駅・豊ヶ岡駅・札比内駅を、北海道中央バスで辿るコース。鉄道は消えましたが、駅の名残や町並みは今も残っていて、廃線好きにはたまらないルートなんですわ。
10:00 岩見沢ターミナル → 10:50 月形駅前バス停(中央バス月形線・約50分)
11:00 月形駅前 → 11:10 月形樺戸博物館(徒歩約10分)
13:30 月形樺戸博物館 → 13:40 道の駅275つきがた(徒歩約15分)
15:00 道の駅275つきがた → 16:00 岩見沢ターミナル(バス)
①旧石狩月形駅周辺(滞在60分)
→ かつての札沼線の中心駅・石狩月形駅跡を歩いて、駅前の町並みを散策。廃線跡の静けさが町の今を物語っています。
②月形樺戸博物館(滞在90分)
→ 旧駅から徒歩圏。ここで町の物語をじっくり読み込みます。
③道の駅275つきがた/月形温泉ゆりかご(滞在80分)
→ ランチと温泉、おみやげ購入。バスの待ち時間もあずましく(くつろいで)過ごせます。札幌方面に戻る前にひと風呂、これが旅の正解です。
月形町の年間イベント
つきがた夏まつり(7月下旬)
ぜひ行ってみてほしいのがね、町最大のイベント「つきがた夏まつり」。例年7月下旬の土曜日に、皆楽公園特設会場で開催されています。2025年は7月26日に第38回が開催され、11:00から21:00までの長丁場で、ステージイベント、ハンドメイドマルシェ、ビンゴ大会、子ども広場、月形樺戸太鼓同好会の演奏、月形刑務所のミニ矯正展(これは月形ならでは!)など、町ぐるみの内容が詰まっています。最大の見どころは20:00〜21:00の花火大会。約3,000発のスターマインや大玉が、皆楽公園の夜空にどーんと打ち上がります。観覧場所よりも低いところから打ち上げるので、首が痛くなるほど近い距離で見られるのが特徴。例年約2万人が訪れる人気の花火大会で、火薬の匂いと町民の歓声が混ざる夜は、なまら(とても)忘れられない夏の記憶になるんですよね。
春ウタウ(5月・母の日に合わせて)
母の日に合わせて毎年5月に開催されるのが「春ウタウ」。会場はツキガタアートヴィレッジ(旧知来乙小学校)で、月形産カーネーションを使った撮影会、ワークショップ、ハンドメイドマルシェ、キッチンカー、ライブが楽しめる、町と花の魅力を感じられるイベントです。廃校をリノベーションした会場の温かい空気と、家族写真を撮る親子連れの笑顔が印象的で、月形が「花の里」を名乗る理由が体感できる場。めんこい(かわいい)子どもがカーネーションを抱えて走り回る姿は、町の今を映す一枚なんですよ。
桜まつり(5月上旬・皆楽公園)
5月上旬、皆楽公園で開催される桜まつりも見逃せません。北海道の桜は本州より1ヶ月ほど遅れて咲くため、ゴールデンウィーク前後が見頃。三日月湖の水面に桜が映り込む景色はなまら(とても)きれいで、音楽イベントや露店も並びます。長い冬を越えてやっと咲く桜だからこそ、町民みんなが心待ちにしている春のイベント。寒さがほどけて、空気の匂いが変わる季節のちょっきり(ぴったり)真ん中にある、こうしたイベントなんですよね。
農産物収穫祭(秋)
秋の実りを祝う農産物収穫祭は、月形町の農業を象徴するイベント。新米や野菜の直売、地元食材を使った料理の販売が行われます。月形町の食を1年で一番分かりやすく体験できる場で、特Aランクの「ななつぼし」「ゆめぴりか」の新米、季節野菜、加工品などがずらり。秋の冷たく澄んだ空気の中、湯気の立つ料理を食べる体験は、農業の町ならではの醍醐味です。
ふるさと感謝祭(年末)
年末には、地域住民が集う「ふるさと感謝祭」が開催されます。1年の感謝を込めて、町の伝統芸能の披露や地元産品の抽選会が行われる、町民と一緒になって冬を迎える行事。観光客でも参加しやすい雰囲気で、町の人の暮らしぶりがいちばん近く感じられるタイミング。したっけ(それじゃあ)次の春までよろしく、と言って別れる町のあたたかさが伝わる場なんですよね。
月形町のエリア別の顔
月形中心市街エリア(役場・博物館周辺)
月形町の中心は、月形樺戸博物館と月形町役場のある月形中心市街エリア。樺戸集治監の本庁舎がランドマークで、町の歴史と行政の核がぎゅっと集まった場所です。商店、銀行、信用金庫、郵便局、月形刑務所など、町民の暮らしを支える機能もこのあたりにあります。観光客にとっては、最初に訪れて町の物語を頭に入れるべき玄関口。朝の役場周辺は通勤の自転車が行き交い、博物館の窪んだ石段に光が差す静かな時間。歴史と暮らしが地続きになっているリアリティが感じられて、博物館見学のあと、町並みをぶらぶら歩くだけで深い味わいがあるんですよ。歴史好きや、町の核に触れたい人に向いているエリアです。
皆楽公園・道の駅エリア(観光拠点)
国道275号沿い、月形北部にあるのが皆楽公園と道の駅275つきがたを中心とした観光拠点エリア。2024年9月に道の駅がリニューアルオープンして以来、町でいちばん賑わうエリアになりました。三日月湖を中心とした親水公園、温泉、レストラン、直売所、キャンプ場、バンガロー、多目的アリーナがコンパクトに集まっていて、観光客が1日完結で楽しめる構造。週末は札幌・岩見沢ナンバーの車がずらりと並びます。湖を渡る風と、温泉の湯気と、ジンギスカンの匂いが入り混じる空気感がここの特徴。ファミリーで来るならまずこのエリア、と言ってもいいくらい便利でわかりやすい観光拠点です。あずましい(くつろいだ)時間を過ごすにはもってこい。
北部エリア(札比内・知来乙周辺)
町の北部、かつての札沼線の札比内駅・知来乙駅があったあたりは、田園風景がどこまでも続く月形町のもう一つの顔。広大な水田と、農家の家屋がぽつぽつと点在する空知らしい風景です。札比内郵便局や、廃校をリノベーションしたツキガタアートヴィレッジ(旧知来乙小学校)など、暮らしの痕跡と新しい使い方が共存しているエリア。クルマでゆっくり走ると、稲穂や残雪の田んぼが視界いっぱいに広がって、空知の農業の規模感が体に染み込んできます。したっけ(それじゃあ)写真好きや、北海道の田園を走ること自体を目的にしたい人にとって、ぐっとくる時間が過ごせるエリア。「春ウタウ」が開催されるアートヴィレッジを訪れるなら、このエリアを散策とセットで組むのがおすすめです。
道民の森・山あい西部エリア(自然満喫)
町の西側、増毛山地の麓に広がるのが道民の森を中心とした山あいの自然エリア。樺戸連山と石狩川の間にある月形の中で、「山側」の顔がいちばんはっきり出るエリアです。樹齢300年級のエゾマツや巨樹、キャンプ場、バンガロー、つち工房(木工芸・陶芸体験)が点在し、夏でも木陰はひんやり。動植物の気配が濃く、朝の空気がなまら(とても)澄んでいます。アウトドア派や、ファミリーキャンプ目当て、自然の中で1〜2泊してリセットしたい人にぴったり。中心市街から車で20〜30分の距離なので、夜は温泉に戻ってひと風呂、なんていう贅沢な使い方もできるんですよね。
月形町の気候・季節の暮らし
内陸性気候の四季メリハリ
月形町の気候を一言で表すなら「メリハリの効いた内陸性気候」。気象庁の月形観測所データ(1991年〜2020年平均)によると、年平均気温は7.1℃で、夏(8月)は平均最高気温が25.6℃、冬(1月)は平均最低気温が−10.8℃と、夏冬の気温差がはっきりしているのが特徴です。年間の最高気温記録は36.3℃、最低気温記録は−25.6℃という振れ幅もあり、暑い夏と寒い冬がしっかり主張する町なんですよね。Wikipediaにもあるとおり、夏季の平均気温は摂氏21度、冬季は氷点下6度前後となります。この昼夜の寒暖差こそが、月形メロン「月雫」の糖度17度や、特Aランクの月形米を育てる原動力になっているんですよ。
特別豪雪地帯の冬
月形町は国の特別豪雪地帯に指定されており、2005年〜2015年の最深積雪平均は160cmと、北海道のなかでも雪の多いエリアです。冬の積雪期間は130日前後と、ほぼ4ヶ月半は雪と一緒の暮らし。1月の降雪量は1か月で約227cm、12月でも約218cmと、降る日はしっかり降ります。朝、玄関を開けるとなまら(とても)しばれる(凍えるほど寒い)冷気がぴしっと顔に来て、まつげが凍ることもあるレベル。だから家の暖房は灯油ストーブが主役で、灯油タンクのまめなチェックと水道凍結対策(夜は水を細く流しっぱなしにするなど)が冬の暮らしの当たり前。雪かきは早朝と夕方の日課で、屋根の雪下ろしや排雪のタイミングも、ご近所と相談しながら回していく町です。
夏の過ごしやすさと作物の収穫期
逆に夏はあずましい(心地よい)。7〜8月の平均最高気温は24〜25℃台で、湿度も本州の都市部ほど高くないため、扇風機があれば十分な日も多い。とはいえ最高気温記録は36℃台まで上がるので、年に数日はなまら(とても)暑くなる日もあります。この時期は月形メロン、ダイナマイトスイカ、まんまるトマトの収穫期で、町全体が農作業のリズムで動きます。早朝の畑から漂う土の匂いと、午後の田んぼ越しに見える樺戸連山、夕方の三日月湖の風——夏の月形は感覚が忙しい季節なんですよね。秋は10月〜11月にかけて急速に冷え込み、稲刈りと果菜のラストランが終わると、町は冬支度に入ります。
季節の境目を体で感じる暮らし
春は4月下旬〜5月にかけて雪解けが進み、皆楽公園の桜まつりがあるGW前後にようやく春らしくなります。したっけ(それじゃあ)と言って外に出られる季節がやっと来た、という感覚。秋は紅葉が10月中旬から樺戸連山を彩り、新米の出荷が始まると町の食卓もぐっと豪華に。月形町に暮らすということは、この四季のスイッチが入る瞬間を毎年体で感じるということ。冬の長さは確かにありますが、その分だけ春と夏の喜びが濃く、農と季節に寄り添う生活リズムが手に入る町です。
【地元住民に直撃!】月形町の本当の魅力を電話で聞いてみた
※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。
50代男性
Q1.あなたのご職業を教えてください。
うちはね、もう代々この月形町でメロン作ってんのさ。親父の代から数えたら、かれこれ40年以上はメロン一筋だわ。
うちで作ってるのは「北の女王」と「月雫」。月雫なんてのは全国でも作ってる産地が極わずかで、糖度17度前後出すために、6月から9月の出荷時期は朝4時起きで畑に出るんですわ。寒暖差がなまら(とても)激しいこの土地じゃないと、あの甘さは出せないんだよね。ほんと、それに尽きる。
Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?
まあ、王道は月形町観光の核、月形樺戸博物館だね。樺戸集治監の本庁舎がそのまま残ってて、囚人さんらが切り開いた北海道の歴史が体に染みてくる場所だわ。
あとは皆楽公園と、2024年9月にできた道の駅275つきがた。地元の人間からすると、おすすめスポットは町営の運動公園と、皆楽公園の夕方。湖面に樺戸連山が映って、農作業帰りに眺める時間がね、なまら(とても)あずましいんですわ。
Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?
そりゃもう、夏ならうちらが作ってる月形メロンが一番有名なものですわ。あとは月形町産完熟トマト100%の「まんまるトマト」ジュース、特A米のななつぼし、ゆめぴりかね。これは道の駅の売店で買える定番。
地元の人間しか知らないやつでいうと、月形まんじゅうと樺戸とうふ。「さかいのジンギスカン」、これは町内でずっと愛されてる味で、土産って言うか、もう生活の一部だね。
Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?
これはもう道の駅のレストラン一択だね。あそこの「鐡丸(テツガン)カレー」ってのが樺戸集治監の鉄球と足枷をコロッケとオニオンリングで再現した名物でさ、月形町の歴史と食を一皿で説明できるんだわ。
それと月形町産の大豆「ゆきほまれ」のソフトクリーム。冬でもアイス食うのが北海道だべさ。市町村民センターで会合あった帰りも、ここで温泉入って飯食って帰る、っていうのが地元の流れになってるんですよね。
Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?
月形町の人間はね、囚人さんらが切り開いた土地で、ゼロから米と畑を作り上げてきた開拓気質ってのが今も残ってると思うわ。人口2,500人ちょっとの小さい町だから、顔の見える距離感で、移住者にも気さくに声かける文化があるんですわ。
寒暖差で甘いメロン作る、雪深い冬を越える、そういう厳しさを当たり前に受け入れる強さがある。派手じゃないけど、芯のある町民が多いと思うね。
Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?
正直人口は減ってる。2020年の札沼線廃止で石狩月形駅もなくなって、汽車の音が消えた日はやっぱり寂しかったね。商店街の店も昔より少ない。
ただ、悪い話ばっかりでもなくてさ、2024年9月に道の駅275つきがたができて、皆楽公園エリアに観光客がぐっと増えた。土日は札幌ナンバーの車がずらっと並んでて、町に活気が戻ってきた手応えはあるんですわ。市町村長も観光と農業の両輪で町を引っ張ろうとしてますよ。
Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?
一番期待してるのは2027年に開校予定の9年制義務教育学校だね。町内の小・中学校を統合して、どの学年も交流できる新しい形になる。めんこい(かわいい)孫らがそこで育つって思うと、町の未来に投資してる感じがするんですわ。
あと「保育園留学」で家族で月形町を体験してくれる人が増えてて、移住につながってる。月形町の水源である石狩川と樺戸連山、この自然を活かした農業観光を、もうひと押し広げていきたいですよね。
月形町の移住・暮らし情報
通勤と仕事の現実
月形町に暮らす人の通勤先は、町内の役場・月形刑務所・JA月形町・月形町立病院・農家のほか、岩見沢市・札幌市まで車で通う人もいます。岩見沢中心部までは道道6号岩見沢月形線で約22km・車30分前後、札幌中心部までは国道275号経由で約60分という距離感。冬は積雪・路面凍結で所要時間が伸びるため、岩見沢通勤が現実的なラインと考えられます。基幹産業は農業で、メロン、ミニトマト、カボチャ、切り花(カーネーション、ひまわり)など多岐にわたる就農支援制度が町独自に用意されています。2026年4月には「月形町次世代農業スタートアップ支援事業補助金」「月形町親元就農支援事業交付金」といった町独自の親元就農支援も施行されていて、農業移住にはなまら(とても)手厚い町なんですよね。
住宅環境と町営住宅
住宅は町営住宅が中心で、家賃は入居者全員の所得によって毎年異なる仕組み(特定公共賃貸住宅「こすもす団地」を除く)。子育て世帯向けの「北陽団地」では、申請者または配偶者の年齢が50歳以下で、18歳未満の子と同居する世帯への優遇販売も行われています。賃貸アパート・マンションは限られていて、SUUMOなどの大手ポータルでは月形町単独の家賃相場データは集計されていない(2026年5月時点)規模感です。実勢の家賃相場は隣接の岩見沢市より低めと考えられますが、物件数自体が少ないため、移住前に町の農林建設課への直接相談が早道。空き家バンクの仕組みも整備されています。住宅購入補助制度・家賃助成制度も用意されていて、町ぐるみで定住を後押しする姿勢が明確です。
買い物・医療・子育て
買い物は、町中心部にある月形町農業協同組合(JA月形町)の「エーコープつきがた」と、皆楽公園エリアの道の駅275つきがた・水辺の家が日常使いの基本。日用品や食品の大型店舗は岩見沢市まで車で30分前後で出る人が多いです。医療は救急医療担当病院である月形町立病院が町中心部の月形町字月形1466番地1にあり、内科・外科のほか、眼科(週1回)と皮膚科(月2回)も対応。歯科は民間2か所、特別養護老人ホーム2か所、老人保健施設1か所、障がい者支援施設2か所と、人口2,581人の規模としては福祉インフラがしっかり揃っています。配食サービスや除雪サービスも稼働中。子育て面では、2016年4月開設の認可保育所「月形町花の里こども園」が幼稚園機能を備え、3〜5歳の保育料・給食費は全額無償化。3号認定(0〜2歳)の保育料は国基準額より約3割減額。めんこい(かわいい)子どもたちは、和太鼓・園芸・雪遊びなど自然と密着したプログラムで育つ環境です。「保育園留学」制度もあり、移住前のお試し体験が可能。2027年には町内の小・中学校を統合した9年制の義務教育学校の開校が予定されており、教育インフラも刷新されていきます。
エリア別の住む視点
町の中心市街エリア(役場・博物館周辺)は商店・銀行・病院・郵便局が徒歩圏に集まる「車なし生活に最も近い」エリア。皆楽公園・道の駅エリアは温泉と直売所が至近距離にあり、観光客と地元客が混じる立地で、暮らしの利便性は中心市街と並んで高めです。北部エリア(札比内・知来乙周辺)は田園のなかで静かに暮らしたい人向きで、車1台は必須。道民の森・山あい西部エリアは農家や自然志向の人向きで、暮らすには中心市街への足が前提です。したっけ(それじゃあ)どこに住むか、ライフスタイルで素直に選べるシンプルな構造が、人口2,581人の町ならではの魅力ですよね。移住相談はワンストップ窓口で電話・メール対応してくれます。
月形町へのアクセス
車でのアクセス
月形町へのアクセスは、基本的に車が一番便利です。札幌方面からは、国道275号線を当別町経由で北上するルートが王道。札幌市内中心部からおよそ60分で月形町中心部に到着します。岩見沢方面からは道道6号岩見沢月形線を経由して約22km・約30分。新千歳空港からは道央自動車道で岩見沢ICまで来て、国道12号→国道275号と乗り継いで約2時間程度かかると考えられます。冬は積雪・凍結で所要時間が伸びるため、雪道運転に慣れていない方は時間に余裕を持って出発するのがおすすめ。皆楽公園エリアと月形樺戸博物館にはそれぞれ無料駐車場があるので、観光・買い物・温泉まで車1台で完結できます。
バスでのアクセス(公共交通の中心ルート)
鉄道(JR札沼線)は2020年5月7日付で町内全駅が廃止になっています。最寄り駅はJR北海道函館本線の岩見沢駅または美唄駅、もしくはJR札沼線(学園都市線)の北海道医療大学駅。岩見沢駅から月形町へは、岩見沢ターミナル11番のりばから岩見沢月形線(路線バス)に乗車して約40分で月形町中心部に到着します。なお岩見沢−月形を結ぶ路線は、2025年4月から月形町のアオヤナギ観光が運行を担当しています。札幌方面からの公共交通利用は、JR学園都市線で北海道医療大学駅まで行き、そこから月形当別線(路線バス)に乗り換えるルートで、JR札幌駅からおよそ90分かかります。バスの本数は限られているので、訪問前に「月形町公共交通バスマップ」「月形町の公共交通の運行状況」(いずれも月形町公式ホームページ掲載)で時刻表を必ず確認しましょう。
遠方からのアクセス(東京・大阪方面)
東京からは羽田空港→新千歳空港(飛行機・約1時間40分)→新千歳空港駅からJR快速エアポートで札幌駅(約40分)→JR函館本線で岩見沢駅(普通約45分/特急約20分)→中央バス岩見沢ターミナルから岩見沢月形線で月形駅前(約40分)というルートが基本。空港からだと正味4〜5時間ほど見ておくのが安全です。大阪・名古屋方面も新千歳空港経由が現実的。したっけ(それじゃあ)と言いやすい距離感でいうと、新千歳空港でレンタカーを借りて自走するのがいちばん柔軟で、約2時間程度で月形町中心部に着けるので、観光なら断然レンタカーがおすすめなんですよね。
観光ルート提案(札幌発・1泊2日)
札幌駅からレンタカーを出して、1日目の午前中に国道275号で当別経由(25km)、さらに当別から月形まで(21km)走り、約60分で月形町到着。月形樺戸博物館で歴史を学び、道の駅275つきがたでランチ、午後は皆楽公園で散策、夕方に月形温泉ゆりかごで温泉、月形温泉のお部屋に宿泊。2日目は朝に道の駅で農産物のおみやげを購入、午前中にゆりロードや道民の森月形地区でアウトドアを楽しんで、午後は浦臼町の鶴沼ワイナリーや新十津川町まで足を伸ばし、岩見沢経由で札幌に戻るルート。冬季は道民の森や直売所が閉まる場合があるため、訪問前に各施設の営業期間を必ず確認しましょう。
月形町の関連リンク
- 月形町ホームページ(月形町公式サイト)
- 月形観light協会(月形町公式ホームページ内・観光協会ページ)

