【北海道長沼町】ってどんなとこ?徹底解説!味付けジンギスカン発祥の里

北海道長沼町のジンギスカン:長沼町はジンギスカンの聖地。秘伝のタレに漬け込んだ「味付けジンギスカン」が主流で、深いコクが特徴です。

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人口9,674 人 ※2026年3月31日時点(住民基本台帳)
面積168.52 km²
人口密度57.4 人/km²

みなさん、長沼町(ながぬまちょう)って知ってますか?北海道の中央、石狩平野の南端にある、味付けジンギスカン文化と稲作の発祥地として知られる町です。札幌市から南東へ約32km、新千歳空港からは約29kmの距離にあり、車なら30分ほどでアクセスできる「ちょうどいい田舎」なんですよ。面積168.52km²のうち約7割が田畑と牧場という、まさに北海道らしい田園地帯が広がっています。

同じ空知総合振興局内で、長沼町岩見沢市南幌町栗山町由仁町と隣接しています。さらに石狩振興局の北広島市、胆振管内ではないですが空港のある千歳市恵庭市とも接していて、合計7市町に囲まれているんです。鉄道は通っていませんが、道央圏連絡道路(一般国道337号)と国道274号という2つの幹線が町を貫き、新千歳空港から道の駅マオイの丘公園まで17kmという立地のよさ。観光で立ち寄るにも、移住して暮らすにも、なまら(とても)便利な場所なんですよね。

そして長沼町といえば、何といっても味付けジンギスカンの本場。昭和39年に「かねひろジンギスカン」が誕生して以来、町には複数のジンギスカンブランドがひしめいています。さらに大豆生産量は北海道一位、北海道で初めて「どぶろく特区」に認定された町でもあって、「食の町」としての顔がとにかく濃いんです。

目次

長沼町の推しポイント

味付けジンギスカン文化の本場

長沼町はジンギスカン文化が深く根付いた町で、町内には「かねひろ」「長沼成吉思汗」「まおいジンギスカン」など、複数のブランドがしのぎを削ってるんですよ。昭和39年(1964年)に広川精肉店から始まった「かねひろジンギスカン」は、保存料も防腐剤も一切使わず日持ちは1週間だけ。なまら(すごく)こだわってますよね。ながぬま温泉では町内3ブランドの食べ比べもできるんです。

空知稲作発祥の地

明治22年、青森県出身の中野軍助が水田3反歩(30アール)から赤毛品種の籾2俵を収穫したのが、空知地方の稲作のはじまり。それが長沼町なんです。耕地面積の約8割が田んぼで、現在は「ななつぼし」「ゆめぴりか」「おぼろづき」などのブランド米を生産しています。北海道の食卓を支えてきた立役者なんですよ。

北海道一の大豆産地

北海道は大豆の生産量が日本一なんですが、その北海道で一番作っているのが長沼町。全国でも佐賀市と1位を争うレベルなんですよ。品種は大粒の「トヨムスメ」「ユキホマレ」、小粒の「ユキシズカ」など。冬になると地区の農家の奥さんたちが集まって、自家製味噌を仕込むのが今も伝統として続いています。

北海道初の「どぶろく特区」

2005年(平成17年)、長沼町は北海道で初めて「どぶろく特区」に認定されました。グリーンツーリズム特区として、農家民宿などで自家製のお米を使ったどぶろくを製造・販売できるんです。現在は町内5軒の農家がそれぞれ個性ある味を仕込んでいて、「どぶろくプリン」なんていう6次産業化商品も生まれています。したっけ(それじゃあ)、飲み比べに行きたくなりますよね。

札幌・新千歳に近い「丘と田園」のリゾート

東部に広がる馬追(マオイ)丘陵は標高100〜280mの穏やかな丘陵地帯で、ながぬま温泉(国民保養温泉地)、マオイオートランド、ハイジ牧場、道の駅マオイの丘公園など、観光施設が集まる長沼町の顔です。札幌から1時間弱というアクセスのよさで、日帰り・週末リゾート地として人気を集めています。

長沼町の歴史

「タンネトー」から始まった開拓

長沼町という名前、実はアイヌ語の「タンネ・ト」(tanne-to/細長い・沼)に由来しているんです。町の西1線北15番地付近に細長い沼があって、それを和訳して「長沼」になったわけですね。今もタンネトーの碑が残っていて、町のルーツを伝えています。

町としての歴史が始まったのは1887年(明治20年)。岩手県水沢(現在の奥州市)出身の吉川鉄之助、渡辺伝二、木村勇次郎の3人が、馬追原野の夕張河畔に入植して開拓を始めたのが第一歩でした。1892年(明治25年)には北海道庁令により長沼村が成立。村名を決めるとき、開拓の功労者・吉川の名をとって「吉川村」にしようという声もあったそうですが、吉川自身が固辞したため、アイヌ語の沼名から「長沼」と決まったんですよ。

稲作と鉄道がつくった町

明治22年、千歳から移住してきた中野軍助がハイタウシュナイ川から水を引き、赤毛品種の籾2俵を収穫したのが空知の稲作発祥。その後長沼町は道内屈指の米どころへと成長していきます。
1930年(昭和5年)には夕張鉄道が開通し、長沼駅の設置にともなって北市街地が生まれました。鉄道とともに町は発展しましたが、1974年(昭和49年)に夕張鉄道の旅客輸送が45年間の幕を閉じ、栗山〜野幌間22kmが廃止。現在、町内に鉄道は走っていません。跡地の一部は空知南部広域農道「きらら街道」になっています。

「長沼ナイキ事件」と平和の町

1968年(昭和43年)、防衛庁が地対空ミサイル「ナイキ-J」部隊の馬追山配備を発表。これに対する反対運動が起き、後に「長沼ナイキ事件」として憲法第9条と自衛隊の合憲性をめぐる裁判にまで発展した、戦後日本の重要な出来事の舞台にもなりました。1994年(平成6年)にナイキの運用が終了し、現在はパトリオットミサイルが配備されています。
こうした歴史を踏まえ、2013年(平成25年)には「非核・平和のまち宣言」を採択。長沼町は静かな田園地帯でありながら、戦後史の中で大きな意味を持つ町でもあるんですよね。

姉妹都市・友好都市の縁

1973年(昭和48年)には、開基第一鍬者・吉川鉄之助の生地である岩手県水沢市(現・奥州市)と姉妹都市提携。さらに1997年(平成9年)には、同じ「長沼町」の名前を持つ福島県岩瀬郡長沼町(現・須賀川市)と友好親善協定を締結しました。合併後も交流は続いていて、東日本大震災のときには北海道長沼町から須賀川市へ温かい支援が届けられたんですよ。

長沼町の文化・風習

田園とジンギスカンが日常に溶け込む暮らし

長沼町の朝は、田んぼに張られた水鏡に映る空から始まる、なんて言うと大げさですが、本当にそんな景色が当たり前にある町です。耕地面積の約8割が田んぼ、町域の約7割が田畑・牧場という風景の中で、人々はゆったりと暮らしています。
そして週末になるとジンギスカン。長沼町では昔は各家庭で味付けジンギスカンを仕込んでいたほどで、今でも炭火で網焼きにする家庭もあれば、ジンギスカン鍋でやる家庭もあるんです。春には山菜のギョウジャニンニク(アイヌネギ)と一緒に焼くのが定番。なまら(すごく)うまいんですよ。

北海道弁が日常に

長沼町の人たちが話すのは、もちろん北海道弁。「そだね〜(そうだよね)」「なんも、なんも(いいよいいよ、気にしないで)」「こわい(疲れた)」「あずましい(落ち着く・居心地がいい)」なんて言葉が日常に飛び交います。畑仕事のあとに「いや〜こわい(疲れた)わ〜」って言いながら、ながぬま温泉に浸かるのが地元の楽しみ。したっけ(それじゃあ)、湯上がりにジンギスカンとビール、これが鉄板コースです。

季節がはっきり分かれる暮らし

気象庁の平年値(1991〜2020年)で見ると、1月の日平均気温はマイナス6.2℃、最低気温記録はマイナス28.7℃にもなります。一方で8月の日平均は21.0℃、最高気温記録は36.3℃と、寒暖差がなまら大きいんです。冬は真っ白な雪原、春は田植え、夏は青々とした田んぼと丘陵の緑、秋は黄金色の稲穂と紅葉……四季がくっきり分かれるから、生活もそれに合わせて変わります。
町道の一部にはながぬま温泉の排湯を利用した融雪溝が整備されていたり、融雪施設の設置に補助が出たり、冬の暮らしを楽にする工夫もしっかりされているんですよ。

グリーンツーリズムと農家民宿

長沼町はグリーンツーリズムの先進地としても知られています。農業体験や農家民宿の受け入れが盛んで、都市部の人が農村のリアルな暮らしに触れに訪れる場所なんです。どぶろく特区の認定も、この農家民宿との組み合わせで活きていて、農家のおうちで採れたての野菜と自家製どぶろく、なんて贅沢な体験ができちゃうんですよね。

長沼町の特産品・食

長沼ジンギスカン(味付き)

これが長沼町の絶対王者。タレに漬け込んだ「味付きタイプ」が特徴で、町内には「かねひろジンギスカン」「長沼成吉思汗」「まおいジンギスカン」などのブランドがひしめいています。
味は店ごとに違いますが、共通するのは秘伝のタレが肉にしっかり染み込んだ甘じょっぱい奥行きのある味わい。羊肉特有の香りをタマネギ、りんご、醤油などで作ったタレが包み込みます。焼き方は鉄製のジンギスカン鍋でも炭火の網焼きでもOK。野菜と一緒に焼いて、最後にラーメンやライスをタレに絡めるのが地元流のシメです。
背景には、戦前から北海道で羊が羊毛のために多く飼われていた歴史があって、戦後の食糧難の時代に羊肉がジンギスカン文化として広く根づいたんですよ。なまら(すごく)うまいんですわ。

長沼産のお米(ななつぼし・ゆめぴりか)

空知稲作発祥の地、長沼町のお米を語らずして特産品は語れません。主に作付されているのは「ななつぼし」「ゆめぴりか」「おぼろづき」「きたくりん」「きらら397」。
「ななつぼし」は粒のしっかり感とほどよい甘み、冷めても美味しいのでお弁当やおにぎりに最強。「ゆめぴりか」は北海道米のフラッグシップで、もっちり食感と濃いめの甘み、ツヤのある粒立ちが特徴です。
新米シーズンは9月下旬〜10月。土壌診断と種子の温湯消毒技術を導入した「環境保全米」生産にも取り組んでいるので、安心安全。炊きたてご飯にジンギスカンのタレをちょっとかけて……これが反則級のうまさなんですよ。

長沼産の大豆(北海道一の生産量)

長沼町は北海道で大豆生産量1位、全国でも佐賀市と1位を争う大豆の名産地。品種は大粒の「トヨムスメ」「ユキホマレ」、小粒の「ユキシズカ」など。
味は北海道産大豆らしくふっくらと甘みがあって、煮豆・豆腐・味噌・納豆など何にしても美味しい。冬の農閑期には農家の奥さんたちが集まって自家製味噌を仕込むのが伝統で、その大豆が町の食卓の根っこになっているんです。米の生産調整による転作作物として大豆の導入が進んだ歴史的背景もあって、稲作と二人三脚で町の農業を支えてきました。

どぶろく(農家自家製の濁酒)

2005年に北海道初の「どぶろく特区」に認定された長沼町では、町内の農家が自家産米でどぶろくを醸造しています。現在は5軒の農家がそれぞれ個性ある味を仕込んでいて、農家民宿やレストランで味わえます。
味わいは、白く濁った米本来の甘みと爽やかな酸味、ほんのりした発酵の香り。マッコリよりもしっかりお酒寄りで、甘酒よりずっと骨太。新酒の旬は秋(10月〜)で、新米と一緒に楽しむのが地元流。中には「どぶろくプリン」として6次産業化している農家もあって、お酒が苦手な人でも楽しめます。したっけ(それじゃあ)、新米シーズンの長沼に行ったら絶対試してほしい一品です。

長沼の野菜(玉ねぎ・トマト・ブロッコリー)

「特産品はこれ!」と絞りきれないほど多品目を作っているのが長沼町の農業の強み。中でも北長沼を中心に作付が広がる玉ねぎは、町内で最大級の野菜生産品目です。出荷シーズンは9月〜2月。昭和40年代から水田を畑に転換して本格化した、土壌改良努力の結晶なんですよ。
さらに北海道有数のトマト産地でもあって、出荷は6月下旬〜10月。直売所では一番売れる野菜と言われ、近年は黄色や長玉などバリエーションも豊富。ブロッコリーも生産量が伸びてきていて、出荷時期は6〜10月。鮮度命の野菜だけに、大消費地・札幌に近い長沼町の立地がぴったりハマっています。
道の駅マオイの丘公園農産物直売所は町内最大規模で、地元の人も観光客もどっと押し寄せるスポット。あずましい(落ち着く)気分で買い物できますよ。

長沼町の観光スポット

湯量も食もトップクラスの「ながぬま温泉」

  • ながぬま温泉 – 北海道屈指の湧出量・毎分約1,150リットルを誇る、国民保養温泉地に指定された源泉かけ流しの天然温泉です。泉質は含ヨウ素─ナトリウム─塩化物強塩温泉(pH7.8の弱アルカリ性)で、塩分濃度が高く保温効果がバツグン。「熱の湯」とも呼ばれていて、湯上がりは身体がポカポカ、湯冷めしにくいんですよ。御影石造りの開放的な露天風呂、高温42.5℃・低温41.0℃の浴槽、ジャグジー、サウナ2種類と設備も充実。日帰り入浴は9:00〜22:00(受付21:30まで/年中無休)、大人700円・小人300円です。湯上がりにそのまま2階の「ジンギスカン ひつじの旅」で町内3ブランドの食べ比べができるのが長沼町ならでは。なまら(すごく)満足度の高い、一日いられる施設なんです。

サイロ型レンガが目印「道の駅マオイの丘公園」

  • 道の駅マオイの丘公園 – 国道274号(石勝樹海ロード)と国道337号が交わる場所に建つ、長沼町観光の玄関口。サイロをイメージしたレンガ造りのセンターハウスが目印で、屋上の展望スペースからは石狩平野と馬追丘陵の大パノラマがどーんと広がります。1997年に道内37番目の道の駅として誕生したんですよ。1階の「ショップマオイの丘」では長沼町産牛乳100%のソフトクリームや、ジンギスカンまん、源泉豆腐、どぶろく、かりんとう饅頭などが買えます。2階の「ピッツェリアトニーノ北海道長沼」は東京・下高井戸の姉妹店で、地元野菜と北海道産小麦を使った薪窯ナポリピッツァが食べられる、ちょっと尖った道の駅。営業は9:00〜18:00(4〜11月)、9:00〜17:00(12〜3月)、年末年始(12/31〜1/3)休み。農産物直売所には町内最大規模の全8店舗が並びます。

100haの丘陵に動物たちが暮らす「ハイジ牧場」

  • ハイジ牧場 – 馬追丘陵の谷を越えて山の向こうまで続く、約100haの広大な観光牧場。世界の家畜約20種類150頭がのびのび放牧されていて、まさに北海道らしい風景が広がります。牛の乳しぼり、子ヤギ・子羊の哺乳体験、エサやり、バター作り、アイスクリーム作りなど体験メニューが豊富で、子連れにとことん優しい施設です。アーチェリーや迷路、射的、園内をめぐる「アルプス号」(一周大人500円・小人300円)も楽しめます。営業期間は4月中旬〜11月上旬で冬期休業。入場料は大人(中学生以上)1,000円、小人(3歳〜小6)500円。ジンギスカンセットや羊丼も提供されているので、お昼を挟んで一日あずましく(ゆったり)過ごせちゃう場所です。

味付きジンギスカンの聖地「かねひろジンギスカン 長沼本店」

  • かねひろジンギスカン 長沼本店 – 昭和39年(1964年)に広川精肉店から始まった、長沼町の味付けジンギスカン文化を代表する一軒。保存料・防腐剤を一切使わない、賞味期限わずか1週間というこだわりっぷりです。タレに長時間漬け込まれたラム・ロース・マトンは、店頭で量り売りでも、フライパンや鉄板で焼いてその場でも楽しめます。北海道民なら誰もが一度は目にしたことのあるロゴマーク、でもスーパーにはほとんど並ばないというレア感も人気の理由。したっけ(それじゃあ)、ここで買ったジンギスカンを家で焼く瞬間が、もう旅のクライマックスですよね。所在地は錦町南1-1-19。

馬追丘陵の絶景台「マオイ文学台・長官山」

  • マオイ文学台 – 馬追丘陵・長官山の山頂近くにある、知る人ぞ知る絶景スポット。展望台からは石狩平野の田園パッチワークが視界いっぱいに広がり、奥には北広島市や札幌市まで見渡せます。長官山という名前は、3代目北海道庁長官・渡辺千秋がこの地を視察するために登ったことに由来しているんですよ。文学台には小説「馬追原野」(1942年、辻村もと子作)の文学碑が建っていて、開拓時代の長沼に思いを馳せられます。特に夕暮れ時は、空がオレンジから紫へと染まる時間がドラマチック。なまら(とても)静かで、観光客が少ない穴場なのも嬉しいところです。

森と展望を一度に「馬追自然の森遊歩道」

  • 馬追自然の森遊歩道 – 国の風景林にも指定されている馬追丘陵一帯の遊歩道で、入口は7か所。長官山や瀞台(しずかだい/標高272.8m)までは登山口から30分〜1時間ほどの初心者向けコース、最大標高差約100mです。山頂からは夕張岳、増毛連山、恵庭岳、石狩平野、そして晴れた日には太平洋と日本海まで一望できるという、なまら(とても)贅沢な眺め。見ごろは5月上旬〜11月上旬、新緑から紅葉まで季節ごとに表情が変わります。途中には「馬追の名水」というカルシウムやマグネシウムを含んだ湧水もあって、地元の人が水を汲みに来る隠れた名所。文学台への道路は12月1日〜4月10日頃まで冬季閉鎖されるのでご注意を。

札幌から1時間のキャンプ場「マオイオートランド」

  • マオイオートランド – 日本オートキャンプ協会の4つ星認定を受けた人気のオートキャンプ場。馬追丘陵のふもとにあって、サイトからは田園風景が見渡せます。札幌から約1時間、新千歳空港からは約30分というアクセスのよさで、リピーターが続出。フリーサイト、カーサイト、キャンピングカーサイト、コテージまで全区画が割り当てられていて、ウォシュレット付き水洗トイレや炊事棟も完備です。営業期間は4月中旬〜10月下旬で、宿泊者にはながぬま温泉の半額入館券付き。したっけ(それじゃあ)、夜は満天の星空、朝はテントの周りを跳ねるカエルや栗拾い、なんて贅沢な時間が過ごせるんですよ。予約はオンラインサイト「なっぷ」から。

山ブドウの個性派「マオイ自由の丘ワイナリー」

  • マオイ自由の丘ワイナリー – 馬追丘陵にある、自家栽培の山ブドウ系品種を中心にしたユニークなワイナリー。山葡萄、山ソービニオン、山フレドニア、ナイヤガラなど、ちょっと聞き慣れない品種から個性豊かなワインが生まれています。長沼町産の希少品種「岩松」も使用していて、ここでしか飲めない一本に出会えるんですよ。直売ショップは土日祝のみ10:00〜17:00営業(1〜3月休業)、試飲もできます。180度以上のパノラマで一望できる見晴台もあって、夕日が石狩平野に沈むタイミングはまるで絵画のよう。ワイン好きじゃなくても景色だけで来る価値ありです。

長沼町の観光ルート

【車・1日】温泉と丘陵を満喫する町内完結ルート

新千歳空港または札幌方面から車で長沼町に入る、王道の1日コースです。
10:00 道の駅マオイの丘公園 → 11:30 馬追自然の森(長官山) → 13:00 ハイジ牧場 → 16:30 ながぬま温泉 → 18:30 ジンギスカン ひつじの旅

①道の駅マオイの丘公園(90分)
→ 屋上展望台で石狩平野を一望して旅のスタート。ソフトクリームと農産物直売所で長沼の食材を仕入れて、テンションを上げていきましょう。

移動:道の駅から馬追丘陵方面へ車で約20分。

②馬追自然の森・長官山(90分)
→ 30分〜1時間で登れる初心者コース。山頂からの大パノラマは午前の澄んだ光が一番きれいなんですよ。マオイ文学台にも立ち寄りましょう。

移動:丘陵を下って車で約15分。

③ハイジ牧場(3時間)
→ 動物とのふれあいに昼食のジンギスカンセット、迷路やアーチェリーも。お昼から午後にかけてが動物たちも活発でおすすめです。

移動:ハイジ牧場からながぬま温泉へ車で約20分。

④ながぬま温泉(90分)
→ 源泉かけ流しの「熱の湯」で身体の芯まで温まる至福の時間。夕方は地元の人と観光客が入り交じる、いちばんあずましい(くつろげる)時間帯です。

⑤ジンギスカン ひつじの旅(60分)
→ 同じ建物2階で町内3ブランドの食べ比べ。夕食をここで締めれば、もう完璧な長沼町の一日です。

【車・半日】道の駅から丘陵カフェ巡り 半日ルート

札幌方面からの半日プチ旅行向け。とにかく景色と食を効率よく味わうコースです。
10:30 道の駅マオイの丘公園 → 12:00 ピッツェリアトニーノ → 14:00 マオイ自由の丘ワイナリー → 15:30 かねひろジンギスカン長沼本店

①道の駅マオイの丘公園(60分)
→ 直売所で新鮮野菜とお米をチェック。展望台で景色を眺めて、地元の今を肌で感じる時間です。

移動:道の駅2階に直行で徒歩2分。

②ピッツェリアトニーノ北海道長沼(90分)
→ 北海道産小麦と長沼野菜のナポリピッツァを薪窯で。お昼どきはピーク前の早めの時間が狙い目です。

移動:道の駅から馬追丘陵方面へ車で約15分。

③マオイ自由の丘ワイナリー(90分)
→ 山ブドウ系の個性派ワインを試飲しつつ、180度パノラマの見晴台で深呼吸。土日祝の昼下がりが営業時間にぴったりです。

移動:ワイナリーから市街へ車で約20分。

④かねひろジンギスカン長沼本店(30分)
→ 帰り際にお土産用の味付きジンギスカンを購入。家で焼いた瞬間が、旅の余韻のクライマックスになるんですよ。

【車・1日】新千歳空港発着 広域グルメ&温泉ルート

飛行機で来た方や、空港を起点に道央を回りたい方におすすめの広域コース。
9:30 新千歳空港 → 10:00 道の駅マオイの丘公園(車30分) → 12:30 ハイジ牧場 → 15:00 ながぬま温泉 → 17:30 ゆにガーデン(由仁町/車約15分) → 19:30 新千歳空港

①道の駅マオイの丘公園(90分)
→ 空港からまっすぐ北上して最初の立ち寄り。直売所で野菜を仕入れて、ホテルやキャンプ場に送る人もいるんですよ。

移動:道の駅からハイジ牧場へ車で約15分。

②ハイジ牧場(2時間)
→ ジンギスカンセットでランチ。動物たちと触れ合って、北海道の牧場気分を一気に味わいましょう。

移動:ハイジ牧場からながぬま温泉へ車で約20分。

③ながぬま温泉(90分)
→ 日帰り入浴で旅の疲れをリセット。夕食代わりに「ひつじの旅」のジンギスカン食べ比べを軽く挟むのもアリです。

移動:ながぬま温泉から由仁町ゆにガーデンへ車で約15分。

④ゆにガーデン(90分)
→ 隣町・由仁町の散策型ガーデン。15のテーマガーデンで季節の花を楽しんで、長沼町+αの旅を締めくくります。

【徒歩・半日】長沼温泉拠点のスローウォークルート

札幌からJR北海道バスでも来られる、車なしで楽しむルート。バス停「ながぬま温泉前」から徒歩でめぐります。
10:00 ながぬま温泉バス停 → 10:30 ながぬまコミュニティ公園 → 11:30 マオイオートランド(散策) → 12:30 ジンギスカン ひつじの旅 → 14:00 ながぬま温泉

①ながぬまコミュニティ公園(60分)
→ 温泉に隣接する広大な公園エリア。芝生と直売所を散策しながら、空気のおいしさを噛みしめます。

移動:公園内を徒歩で約5分。

②マオイオートランド(60分)
→ キャンプ場内の雰囲気を歩いて体験。ペットエリアや白樺の木立、栗の木があって、季節によっては実拾いも楽しめます。

移動:徒歩で約10分、ながぬま温泉へ戻ります。

③ジンギスカン ひつじの旅(90分)
→ 町内3ブランドの食べ比べセットで早めのランチ。一番人気の「3種食べくらべ」をぜひどうぞ。

④ながぬま温泉(150分)
→ 食後はゆったり源泉かけ流し。漫画コーナーには1,000冊、休憩スペースも100人収容なので、バスの時間まであずましく(のんびり)過ごせます。

長沼町の年間イベント

夏の夕方を楽しむ「夕やけ市」(6月・7月・9月)

ぜひ行ってみてほしいのがね〜、毎年6月、7月、9月の最終土曜の夕方に開催される長沼町の名物イベント「夕やけ市」。本通商店街(道道3号線・町役場前)が17:30〜20:00の間、露店、ゲーム、大道芸、お買い得セールでにぎわいます。
2025年は第129回が6月28日、第130回が7月26日、第131回が9月27日に開催されました。歴史を見ても130回を超えるロングランで、町民にも観光客にも愛され続けているお祭りなんですよ。
夕方の風に焼き鳥や地元野菜の香りが乗って、商店街に灯る屋台のライトと夕焼け空のコントラスト、そして子どもたちが駆け回る声……これが長沼町の夏の風物詩。なまら(すごく)懐かしい気持ちになる、田舎町の夕方の魔法みたいなイベントです。

長沼の夏のフィナーレ「ながぬまマオイ夢祭り」(8月)

そしてもう一つの夏の大イベントが、毎年8月下旬に長沼町総合公園で開催される「ながぬまマオイ夢祭り」。2025年は8月31日に第26回が開かれた、長く続く長沼町夏の大祭です。
名物は「やませ」というユニークな競技。向かい風を受けながらパラシュートを背負って、米俵を乗せた一輪車を押して進むという、見ているだけで笑顔になるレースで、優勝賞金はなんと10万円。さらに小学生限定の「頭(ズ)キーーンカップ」(かき氷早食い大会)、町内ジンギスカンの食べ比べブース、長沼産野菜の詰め放題(300円/回)、おでんの無料配布(200食)など、町の食が全部詰まっています。
ステージでは「長沼百年太鼓」と「長沼町勇獅子舞」の伝統芸能が、夕暮れの公園に響き渡ります。フィナーレの餅まきで、したっけ(それじゃあ)夏も終わり、という長沼ならではの季節の節目なんですよ。問い合わせは長沼町産業振興課商工観光係(0123-76-8019)。

収穫の喜びを分かち合う「収穫祭・感謝祭」(9月・11月)

長沼町農産物直売所出店団体連絡協議会が主催する「収穫祭」が9月23日、「感謝祭」が11月3日に毎年開催されます。町内13店舗の直売所が加盟する協議会の一大イベントで、新米、玉ねぎ、トマト、大豆、メロン、りんごなど、季節の旬がドカッと並ぶんです。
特に9月の収穫祭は新米のお披露目シーズン。新米と一緒に新酒のどぶろくが楽しめる「新米・新酒・新そば」祭りも例年同時期に開催されていて、農家の方が直接「これ食べてみて〜」と試食を勧めてくれる、まさに食の町・長沼ならではの温かい空気感です。秋の冷たい風と新米の炊きたての香り、これだけで「来てよかった」と思える瞬間ですよ。

納涼盆踊り大会(8月中旬)

毎年8月15日前後に開催される「納涼盆踊り大会」は、長沼町の地元色がいちばん強く出るお盆のお祭り。長沼町納涼盆踊り実行委員会が主催していて、町民の浴衣姿や、提灯の柔らかな光、太鼓の音が夏の夜風に乗って広がります。観光イベントというより地域コミュニティの行事という色合いが強いので、「住む視点」で長沼町を感じたい人にはぴったり。短い北海道の夏のクライマックスがここに凝縮されている、と考えられます。

長沼町のエリア別の顔

中央エリア(本通商店街・町役場周辺)

長沼町の暮らしと商業の中心がここ。道道3号線沿いに役場、商工会、本通商店街が並んでいて、夕やけ市の舞台にもなるエリアです。
ジンギスカン店や飲食店、信用金庫、郵便局なども集中していて、町の「日常」を感じられる場所。観光向けというよりは、地元の生活リズムを感じたい人や、商店街でお土産物を探したい人に向いています。お昼どきには農家の方が軽トラで野菜を直売所に運んできたり、夕方には子どもたちが下校する姿があったり。なまら(とても)落ち着いた田舎町の空気が流れているエリアで、夕やけ市の日にはこのエリアを訪れるのがおすすめですよ。

馬追丘陵エリア(東部・観光リゾート地帯)

長官山、瀞台、マオイ文学台、馬追自然の森、ながぬま温泉、マオイオートランド、ハイジ牧場、マオイ自由の丘ワイナリーなどがすべて集まる長沼町観光のメインエリア。標高100〜280mの穏やかな丘陵地帯で、石狩平野を一望できる絶景ポイントが連続しています。
こちらは完全に「旅する人」向けの顔。観光、ハイキング、温泉、キャンプ、ワイナリー巡り、すべてが半径数km以内に集まっているので、車1台あれば1日中遊んで暮らせちゃいます。新緑の5月〜6月、紅葉の10月〜11月に訪れるのがベストシーズン。したっけ(それじゃあ)、馬追丘陵エリアは「自然+食+温泉」を一度に味わいたい人に最高のフィールドです。

道の駅・マオイの丘エリア(南東部・観光玄関口)

国道274号と国道337号が交わる、長沼町のもう一つの観光玄関口。新千歳空港から17km、車で約30分という立地で、道の駅マオイの丘公園を中心に観光客が集まります。
このエリアは「短時間で長沼を体験したい」人向け。ドライブの休憩がてら、サイロ型のセンターハウスで展望台に登り、ピッツェリアでナポリピッツァを食べ、直売所で野菜を買って帰る……そんな1〜2時間の弾丸プランでも、長沼町の魅力がちゃんと伝わる凝縮エリアなんですよ。空港からのレンタカードライブの最初のチェックポイントとしてもぴったりです。

北長沼エリア(北部・玉ねぎと田園の里)

町の北部、北長沼地区は玉ねぎを中心とした畑作地帯。長沼町で最大級の野菜生産を担うエリアで、9月〜2月の出荷シーズンには玉ねぎ畑の風景が広がります。北長沼水郷公園、西長沼ポケットパーク直売所、北長沼スキー場(緩やかなロングコース・ナイター完備で初心者向け)などが点在しています。
2023年4月には旧・北長沼小学校の校舎を活用した「まおい学びのさと小学校」が開校した、ユニークな取り組みも生まれているエリアです。観光ど真ん中ではないですが、本当の田園風景を味わいたい人や、北海道らしい一本道のドライブを楽しみたい人にはこのエリアの散策をおすすめしますよ。あずましく(落ち着いて)散策できる、まさに長沼町の素顔エリアです。

南長沼・舞鶴エリア(南部・自然と治水の郷)

町の南部、舞鶴地区を含むこのエリアには、広大な治水施設「舞鶴遊水地」があって、今や野鳥が集まる貴重な自然環境になっています。観光客には知られていない、地元と自然好きが訪れる静かなエリア。
近年は舞鶴地区にプライベートサウナ施設もオープンしていて、隠れ家的なリラクゼーションを求める人が訪れています。観光のメインルートからはちょっと外れますが、人混みを避けてのんびりしたい人や、野鳥観察、写真撮影が好きな人にはぴったり。なまら(とても)静かな長沼町の裏側を見たいなら、ぜひこのエリアにも足を運んでみてください。

長沼町の気候・季節の暮らし

四季がくっきり、夏はジリッ・冬はガッツリの大陸性気候

長沼町の気候は、典型的な内陸性気候。気象庁の平年値(1991〜2020年・長沼観測所)でみると、年平均気温は7.5℃、年間降水量は約1004mm。夏と冬の寒暖差がなまら(とても)はっきりした、北海道らしい気候です。
夏は8月の日平均気温が21.0℃、平均最高気温が25.5℃で、観測史上最高は36.3℃。湿気が少ないのでカラッと過ごせる日が多くて、本州の都市部のジメッとした暑さとは別物ですよ。一方、冬は1月の日平均がマイナス6.2℃、平均最低気温はマイナス11.7℃、観測史上最低はマイナス28.7℃(2月)という記録もあります。長沼町観光協会も「1〜2月にはマイナス20℃を下回る日もあり、保温性のインナーが重宝する」と紹介していて、ガチでしばれる(厳しく冷え込む)地域です。

春から秋、農村のリズムで動く暮らし

春は4月の日平均気温が5.8℃。雪解けが進んで田んぼに水が張られ、田植えが始まる4月下旬〜5月が、町中いちばん活気の出る季節です。5月下旬から9月最終土曜の夕方には「夕やけ市」、8月下旬には「ながぬまマオイ夢祭り」と、屋外で過ごす時間がぐっと増えます。
夏は短くて貴重。日没後は風が涼しくなるので、ジンギスカンを庭でやってビールというのが長沼町の鉄板スタイル。あずましい(くつろげる)時間がここに凝縮されているんですよ。秋は9月の日平均17.3℃から10月10.7℃へ一気に下がって、馬追丘陵の紅葉が10月中旬〜下旬にピークを迎えます。新米と新酒のどぶろくが出るのもこのタイミングです。

冬の暮らし——融雪溝・暖房・運転、すべてセットで

11月の日平均が3.8℃、12月になるとマイナス3.1℃まで下がって、平地でも積雪が始まります。1月・2月は本格的な冬で、朝起きると窓に氷の華が咲くような世界。長沼町では町道の一部にながぬま温泉の排湯を利用した融雪溝が整備されていて、また融雪施設の設置に対しても町が費用の一部を補助しているんです。除雪や雪かきが暮らしの一部になる、というのが冬の現実ですね。
車は冬タイヤ必須、玄関先のスノーダンプ(雪押し)はマストアイテム。住宅は灯油暖房が主流で、灯油タンクや煙突がある家がほとんどです。一方、室内は暖房がしっかり効いているので、家の中は半袖で過ごせるくらい暖かい、というのが北海道あるある。したっけ(それじゃあ)、外でしばれる(厳しく冷え込む)夜には、ながぬま温泉の塩泉でじっくり温まる、これが冬の長沼町の最高のご褒美です。北長沼スキー場(ナイター完備)で滑って帰りに温泉、なんてコースも町民の冬の定番ですよ。

【地元住民に直撃!】長沼町の本当の魅力を電話で聞いてみた

※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。

60代男性

Q1.あなたのご職業を教えてください。

長年、味付けジンギスカンを作って売ってきた商売人ですわ。長沼町はジンギスカン文化が根付いた町で、うちみたいな精肉屋から始まった店がいくつもあって、それぞれ秘伝のタレで勝負してるんですよ。羊肉を扱う仕事は手間も時間もかかるけど、お客さんが「ここのが一番だ」って言ってくれるのが、なんも代えがたい喜びでね。なまら(とても)天職だと思ってやらせてもらってます。

Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

そりゃ、まずは「ながぬま温泉」と「道の駅マオイの丘公園」ですわ。長沼町観光の定番だけど、毎分1150リットルの湯量はやっぱり別格。地元民は仕事終わりにふらっと寄って、サウナであずましい(くつろぐ)時間を過ごすんですよ。

あとはマニアックだけど「馬追の名水」。湧水を汲みに来る町民の姿が日常風景で、長官山から見る石狩平野の夕陽は、住んでる人間でも息をのむ景色ですわ。

Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?

オーソドックスにいくなら、やっぱり長沼町で有名なものといえば味付けジンギスカン。これは絶対外せん。あとは「かりんとう饅頭」、これも地元の菓子で人気が高くてね。

地元民しか知らんやつだと、源泉豆腐。ながぬま温泉の源泉で作った濃厚な豆腐で、これがビールに合うんだわ。それと、農家さんが仕込んでる「どぶろく」。北海道で最初にどぶろく特区になったのが長沼町だから、ここでしか飲めん味ですよ。

Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?

まずはやっぱりジンギスカン屋ですわ。「かねひろ」もいいんですけど、最近言ったことある人も多いからなぁ。だからながぬま温泉2階の「ひつじの旅」で町内3ブランドの食べ比べ。これで「長沼に来た」って実感してもらえる。観光の人にはこれが手っ取り早い。

地元の常連さんと行くなら、丘の上のファームレストランで地元野菜の料理、これも喜ばれます。羊肉の香ばしさと、農家から直で来る野菜——これが長沼町観光の真髄ですわ。

Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?

農家が多いから、根は実直で働き者ですよ。長沼町民は、よく言えば人懐っこい、悪く言えばお節介。直売所で野菜買ってると、農家さんが「これ、おまけ」ってポンと足してくれたりね。

馬追原野を開拓した先人の気質が今も残ってて、新しいもんも受け入れる柔らかさがある。どぶろく特区もそうだし、新しい私立小学校もできた。閉鎖的じゃないんですわ。なまら(とても)住みやすい気質だと思いますね。

Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

人口は減ったね。昔は1万2千人いたのが、今は9千人台ですわ。夕張鉄道が廃線になって、商店街もシャッターが増えた時期があった。

ただ、ここ最近は移住してくる若い人や、グランピング、カフェ、ワイナリーみたいな新しい店が増えてきてね。長沼町市町村長も移住・定住に力を入れてくれてる。長沼町運動公園や町民センターも町民の集いの場として残ってる。寂しさと希望が同居してる、そんな今の雰囲気ですわ。

Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

義務教育学校の話が今進んでてね、小中一貫教育の動きが出てます。子育て世代を呼び込むには大事な話ですわ。あとは元プロ野球選手の斎藤佑樹さんが作った「はらっぱスタジアム」、子どもたちの夢の場所になってる。

観光面では馬追丘陵のサウナとかグランピング施設も増えてきて、長沼町水源の豊かさを活かした取り組みが続いてる。この町、まだまだ伸びる余地があると思ってますよ。

長沼町の移住・暮らし情報

札幌・千歳への通勤も現実圏内

長沼町は札幌市から南東へ約32km、新千歳空港から約29km。車なら札幌中心部まで約50〜60分、新千歳空港まで約30分という距離感です。道央圏連絡道路(一般国道337号)と国道274号という2つの幹線が町を貫いていて、雪害があっても迂回路が確保しやすい、というのが地味に大きいメリットなんですよ。
通勤先で多いのは札幌市内、北広島市、千歳市、恵庭市など。鉄道は町内を通っていないため、JR千歳線・北広島駅、JR室蘭本線・由仁駅まで車で出て電車に乗り換えるか、ジェイ・アール北海道バスの長沼線で北広島駅まで行くのが現実的なパターンになります。「車1台では足りない、最低2台」というのが北海道の田園地帯あるあるで、長沼町も例外ではありません。

家賃相場は1LDKで3万円台から、2LDKでも5〜6万円

賃貸物件の家賃は、首都圏や札幌市内と比べてかなりお手頃。アットホームに掲載されている物件を見ると、築15年・2LDK・52.52m²で5.6万円、築22年・1LDK・34.42m²で4.3万円、築35年・2LDK・56.40m²で6万円、といった水準です。賃貸スタイルの最新掲載でも1LDK(29.80m²)3.3万円、2LDK(59.49m²)5.7万円、2LDK(56.40m²)5.5万円という相場感(2026年5月時点・アットホーム/賃貸スタイル各サイト掲載)。札幌市内で同じ広さなら2倍近くする物件もあるので、なまら(とても)コスパがいい、と考えられます。
住宅エリアは旧市街中心の中央エリア(旭町・銀座・錦町・西町・東町・宮下など)に集中していて、戸建ても多め。土地が広く取れるので、家庭菜園付きの家を持つ移住者も増えていると考えられます。

買い物環境——スーパー、直売所、ロードサイド店が点在

町内に大規模なショッピングモールはありませんが、本通商店街と中央エリアにスーパーや個人商店が並んでいて、日用品は町内で揃います。さらに長沼町のすごいところは、町内に13店舗の直売所があること(長沼町農産物直売所出店団体連絡協議会加盟)。道の駅マオイの丘公園、西長沼ポケットパーク直売所など、町中で「今朝採れた野菜」が当たり前に買えちゃうんですよ。
大きな買い物は北広島市の三井アウトレットパーク、エスコンフィールドHOKKAIDO周辺、または札幌方面まで車で出るのが一般的。新千歳空港まで30分なので、空港の商業施設を日常使いする人も実は多いんです。

子育て・教育——町ぐるみのサポートと、個性的な選択肢

長沼町では出産祝金として、第1子3万円、第2子5万円、第3子以降10万円が支給されます(2019年4月取材時点の北海道公式情報サイトより)。チャイルドシート購入費の一部助成や、町内保育園へ片道4km以上離れた世帯への通園費助成もあって、子育て世帯への経済的負担をしっかり支える仕組みです。子ども医療費は高校卒業まで全額助成。
保育・教育の窓口は、子ども育成課子ども支援係(総合保健福祉センターりふれ内)。子育て支援センター「はぴ💓はぽ」は長沼町児童センターぽっくる内にあり、月曜〜金曜10:00〜15:30、0歳から就学前の親子向けにプログラムが開かれています。
さらに2023年4月、旧・北長沼小学校の校舎を活用した「まおい学びのさと小学校」(私立)が開校。「宿題もテストもなし」をうたう異色の教育を展開していて、教育の選択肢が広い町としても注目されています。したっけ(それじゃあ)、子育て世代にとっては、町の教育環境も移住の判断材料になりそうですよね。

医療——町立病院+複数のクリニックでカバー

町内の医療の核は「町立長沼病院」。内科、消化器科、循環器科、整形外科、皮膚科、眼科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科を診療していて、入院も可能。病床数は128床、医師は14人という規模です(賃貸スタイル掲載の地域データより)。
さらに「みどりクリニック長沼」(西町1丁目8-16)など複数のクリニックがあり、日常的な診療は町内で完結します。専門的な治療や緊急対応は北広島市、千歳市、札幌市内の総合病院へ車で40分〜1時間圏内、というのが現実的な医療動線です。

エリア別の住みやすさ(住む視点での補足)

中央エリア(旭町・銀座・錦町・西町・東町・宮下)は、商店街、役場、町立長沼病院、保育園や学校が集中する一番便利な住宅地。賃貸アパートの物件もここに集まっていて、車なしでも最低限の生活が成り立つ可能性が高いエリアです。
道の駅・マオイの丘エリアは新千歳空港・千歳市へのアクセスが抜群で、空港勤務や千歳市内通勤の人に向いていると考えられます。馬追丘陵エリアは観光向きの印象が強いですが、丘の上に住んで朝夕の絶景を楽しむ生活もできて、自然好き・写真好き・在宅ワーカーにはたまらない環境。北長沼エリアは農業従事者や、広い土地で家庭菜園・庭づくりを楽しみたい人向け。長沼町はエリアごとに「向いてる人」がはっきり分かれている、と考えられます。

長沼町へのアクセス

飛行機+レンタカー(道外から最速ルート)

道外から長沼町へ向かうなら、新千歳空港発着が圧倒的に便利。空港から長沼町までは約29km、車で約30分です。
東京方面なら、羽田空港 → 新千歳空港(飛行時間約1時間35分) → レンタカー約30分で長沼町着、というのが定番ルート。道央圏連絡道路の開通で、空港から道の駅マオイの丘公園まで17kmと近接していて、降り立ってから町まで信号の少ない快適なドライブです。レンタカーは新千歳空港敷地内に主要各社が揃っているので、出発も帰着もスムーズですよ。

JR+路線バス(公共交通機関で行く)

鉄道で行く場合は、最寄り駅がJR千歳線・北広島駅、またはJR室蘭本線・由仁駅です。
札幌駅 → 北広島駅(JR千歳線・快速エアポートまたは普通で約20分) → ジェイ・アール北海道バス「[広34]長沼線 ながぬま温泉行」で約33分・480円(NAVITIME掲載/2025年8月時点)。乗り換えはたった1回なので、車を持っていない方でもアクセスは現実的です。
新千歳空港駅から北広島駅まではJR千歳線で約13分、そこからバスへ乗り継ぐコースもあります。空港 → 北広島駅 → ながぬま温泉、と一直線で結ぶことができますね。長沼線の時刻表はジェイ・アール北海道バス公式サイトで確認できます。

車(道内から自家用車・レンタカーで)

札幌市内から長沼町までは約32km、車で約50〜60分。道央自動車道なら江別東ICから国道337号・道道3号経由で約20km。
帯広・苫小牧方面からも、道東自動車道や国道274号(石勝樹海ロード)経由でアクセスしやすく、まさに北海道道央の「ハブ」的なロケーション。雪国なので、冬期間(11月下旬〜4月上旬)は必ず冬タイヤを装着し、悪天候時は出発前に道路情報を確認することをおすすめします。馬追自然の森周辺の文学台までの道路は12月1日〜4月10日頃まで冬季閉鎖されているので、冬の観光ルートを組むときは注意してくださいね。

こう行くと便利ですよ——目的別おすすめ

観光メイン(温泉・グルメ・絶景)なら、新千歳空港でレンタカーを借りて午前中に道の駅マオイの丘公園に立ち寄り、馬追丘陵を回ってからながぬま温泉で一泊、というルートがなまら(とても)効率的。
移住検討や暮らし体験なら、北広島駅起点でバスを使い、まずは町内を歩いて空気感を体感するのがおすすめ。長沼町観光協会のサイクリングマップを使えば、馬追丘陵周辺をぐるっと自転車で巡ることもできます。したっけ(それじゃあ)、自分のスタイルに合わせて行き方を選んでみてください。

長沼町の関連リンク

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

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