【北海道松前町】ってどんなとこ?徹底解説!北海道唯一の城下町と1万本の桜

北海道松前町にある松前城:日本最北かつ最後の日本式城郭。約250種1万本の桜が咲く、道内随一の桜名所として名高い名城。

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人口5,558 人 ※2026年2月28日時点(住民基本台帳)
面積293.25 km²
人口密度19 人/km²

みなさん、北海道松前町(まつまえちょう)って知ってますか?北海道のいちばん南っかわ、津軽海峡を挟んで青森県と向き合う、渡島半島の南西部にちょこんと位置する町なんですよ。面積は293.25km²、人口は2026年2月末で5,558人。人口密度は19人/km²と、けっこうゆったりした町です。

でもね、ただの過疎の町だと思ったら実ははんかくさい(ばからしい・とんでもない)話なんですわ。というのも松前町は、江戸時代に蝦夷地の政治・経済・文化の中心として栄えた、北海道でただ一つの城下町。「北の小京都」とも呼ばれていた、なまら歴史のある場所なんです。北海道で唯一、石垣と天守を備える日本式城郭「松前城(福山城)」がそびえ、その周りには250種1万本の桜が1ヶ月にわたって咲き乱れる。そう、ここは「北海道の春が一番最初にやってくる町」なんですよ。

地理的には、東に同じ松前郡の福島町、北東に檜山振興局管内の上ノ国町と接していて、南は津軽海峡、西は日本海に面しています。北海道最南端の白神岬を擁し、青森県の竜飛岬まではわずか約19km。対馬海流の影響を受けて、北海道の中ではダントツに温暖。冬でも雪はそれほど多くなく、孟宗竹や椿といった暖地の植物まで育つ、ちょっと変わった「北海道らしくない北海道」なんです。函館からは車で約2時間、新函館北斗駅からも車で2時間ほどでアクセスできます。

目次

松前町の推しポイント

松前町を一言でいうなら「北海道で唯一、江戸時代がそのまま生き残っている町」。歴史・桜・海の幸、どれを取っても他の北海道の町とは一味違うんですよ。したっけ(それじゃあ)、この町の核となる魅力をギュッと絞って紹介していきますね。

北海道唯一の日本式城郭「松前城」

松前城は1854年(安政元年)に竣工した、日本史上最後に建てられた日本式城郭です。北海道にはお城がたくさんあるイメージがないですよね?それもそのはず、石垣と天守を備える本格的な日本式の城は、道内ではここ松前城ただ一つ。「福山城(松前城)と寺町」として2004年に北海道遺産にも選定されている、まさに本物の城下町なんです。

250種1万本が彩る「日本さくら名所100選」

松前公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた、全国でも屈指の桜の名所。約23万5000m²の敷地に、なんと250品種約1万本の桜が植えられています。早咲き・中咲き・遅咲きと「時差開花」していくので、4月中旬から5月下旬までおよそ1ヶ月、お花見ができちゃう。なまら(とても)贅沢なんですわ、これが。

津軽海峡で獲れる「松前本マグロ」

同じ津軽海峡を挟んだ向こう岸が、あの大間町。そう、松前は本マグロ(クロマグロ)の一大産地なんです。延縄釣りで釣り上げられ、船上で素早く活〆処理された松前本マグロは「松前産延縄釣本マグロ 迅速船上活〆処理」というブランド名で市場へ。荒波で鍛えられた身は引き締まり、脂の旨味も格別ですよ。

北海道最南端「白神岬」と渡り鳥のサンクチュアリ

松前町には北海道最南端の岬・白神岬があります。青森県の竜飛岬までは約19kmと目と鼻の先で、晴れた日には津軽富士・岩木山が津軽海峡の向こうに見えるんですよ。そしてここ、渡り鳥の主要ルートになっていて、これまでに300種以上の鳥が観察された「渡り鳥のサンクチュアリ」なんです。

北前船と上方文化が息づく「北の小京都」

江戸時代、松前は北前船の寄港地として大坂・京都と直接つながり、上方の文化が流れ込んだ町。寺町には今も歴史ある寺社が並び、松前神楽(国指定重要無形民俗文化財)や松前祇園ばやしには京風文化の影響がしっかり残っています。「北の小京都」と呼ばれるのは伊達じゃないんですよ。

松前町の歴史

松前町の歴史は、北海道の歴史そのものといっても過言じゃないんです。なんも(いやいや)、大げさじゃなくてホントの話で。順を追って見ていきましょうね。

蝦夷地の政治の中心として始まった町

松前家のルーツは、室町時代に蝦夷地に渡った武田信広にさかのぼります。信広の子孫である蠣崎氏が安東氏の支配から独立し、5代目・蠣崎慶広の時代に豊臣秀吉、そして1599年には徳川家康に臣従。これを機に「松前」と姓を改め、福山館の建設が始まりました。1604年、家康から黒印状を授かり、蝦夷地におけるアイヌとの交易独占権を公式に認められたことで、松前藩がスタートします。

米のとれない「無高の藩」だった松前

ここがおもしろいところ。当時の蝦夷地では稲作ができなかったので、松前藩は石高ゼロ、いわゆる「無高(無石)」の大名だったんです。本州の藩のように年貢米で藩を運営することができないので、財政基盤は完全にアイヌとの交易。家臣にも禄米の代わりに「商場(あきないば)」という交易区域が割り当てられ、サケ・昆布・ニシン・毛皮などの取引で利益を得るという、全国でもかなり異質なシステムで成り立っていた藩でした。

北前船が運んだ富と上方文化

松前の港は、大坂・京都と蝦夷地を結ぶ北前船で大いに賑わいました。春には海の色を変えるほどのニシンが押し寄せ、昆布、干しあわび、そしてこれらの海産物が大坂・京都へ運ばれていきます。代わりに上方からは呉服や米、味噌、そして文化が運ばれてきました。寺院の庭園樹や桜、椿といった暖地の植物が松前にやってきたのもこの頃。城下町の松前は、天保4年(1834年)までに人口1万人を超える大都市として繁栄したと記録されています。

日本最後の日本式城郭「松前城」の築城

幕末の1849年(嘉永2年)、蝦夷地近海に出没する外国船への警戒から、幕府は13代藩主・松前崇廣(たかひろ)に築城を命じました。設計を担当したのは三大兵学者の一人・市川一学。1854年(安政元年)に竣工した松前城(福山城)は、日本史上最後に造られた日本式城郭。石造りの堡塁にはヨーロッパの技術も取り入れられた、ハイブリッドなお城なんですよ。

失火による焼失と復元、そして現在へ

1941年(昭和16年)に松前城の三層木造天守と本丸御門、東塀は国宝に指定されました。ところが戦後の1949年(昭和24年)6月5日未明、松前町役場からの飛び火により天守と東塀が焼失するという悲劇が…。現在の天守は昭和35年に鉄筋コンクリートで復興されたもので、松前城資料館として公開されています。本丸御門は焼失を免れ、今も国の重要文化財として往時の姿を伝えていますよ。

松前町の文化・風習

歴史だけ聞いて「ふーん、古い町なのね」で終わったら、それこそみったくない(もったいない)話。実際の松前の暮らしには、北海道の他の町にはない独特の温度感が流れているんですよ。

道南の方言と津軽弁の影響

松前を含む道南地方の言葉は、津軽海峡を挟んだ青森・津軽弁の影響を色濃く受けているのが特徴。「なまら(とても)」「したっけ(それじゃあ/そうしたら)」「こわい(疲れた)」「しゃっこい(冷たい)」「うるかす(水につけてふやかす)」などの北海道弁が日常的に飛び交います。「ゴミをなげる(捨てる)」「鍵をかう(かける)」なんて言葉もそうですね。語尾に「〜だべさ」「〜っしょ」がつくのも道南らしさ。歴史を遡ると、北海道弁のルーツは函館・松前など道南地方にあると言われていて、ここから津軽弁につながっていく…そんな言葉の流れがあるんですよ。

松前神楽が息づく一年

松前町の文化を語るうえで欠かせないのが「松前神楽」。北海道で初めて国の重要無形民俗文化財に指定された郷土芸能で、京風文化の影響を受けた松前藩時代の特色を今に伝えています。神社の例大祭や正月、さくらまつりの期間中などに奉納されていて、地元では子どもの頃から身近にある「生きた文化」なんです。

桜とともに過ごす春、城下町の一年

松前の春は、北海道のどこよりも早くやってきます。例年4月中旬には桜が咲き始め、4月下旬から5月上旬にかけては「松前さくらまつり」で町じゅうが賑わう。2026年は4月18日(土)から5月10日(日)までの23日間、第78回松前さくらまつりが開催されます。夜にはライトアップされた夜桜と、お堀の水面に映る「逆さ松前城」が幻想的。住民のみなさんはお弁当持って公園でお花見、そんな当たり前の光景が1ヶ月以上続くんですわ。

夏のバイク武者軍団パレードと時代まつり

毎年8月13日には「松前城下時代まつり」が開催されます。なんといっても名物は「バイク武者軍団パレード」。全国各地から集まった約40名のライダーが鎧兜を身にまとい、自慢の愛車で松前町内を疾走するという、城下町ならではのぶっ飛んだイベント。この日は縁日や花火大会も盛大に開かれて、町はわや(めちゃくちゃ)盛り上がります。

北海道では珍しい温暖な気候の暮らし

松前は対馬海流の影響でケッペンの気候区分では本州と同じ温暖湿潤気候(Cfa)。日平均気温の年平均は10.5℃、1月でも−0.5℃と、北海道では破格の温かさ。雪もそれほど多くないので、冬の暮らしは札幌や旭川とはまったく違います。北海道で唯一、孟宗竹が自生していて、町内7か所ほどで竹林が見られるという、ちょっとびっくりな景色も日常風景なんですよ。

松前町の特産品・食

津軽海峡と日本海、両方の荒波にもまれた松前の海の幸はなまら(とても)レベルが高いんですわ。松前藩時代から続く郷土料理も合わせて、松前グルメをじっくり紹介していきますね。

松前本マグロ(クロマグロ)

松前町といえば、まずコレ。クロマグロ、通称「本マグロ」です。荒波の津軽海峡で育つため、脂の旨味だけでなく身がギュッと引き締まっているのが特徴。あの「大間まぐろ」と同じ津軽海峡で水揚げされる、まさに「マグロの王様」なんです。延縄釣りで釣り上げられたあと、漁師さんが船上で素早く活〆処理を行うことで身焼けを防ぎ、極上の鮮度のまま港へ。赤身は爽やかな酸味が際立ち、中トロは甘み・旨み・香りのバランスが絶妙、大トロはまるでA5ランク和牛の霜降りのような美しいサシ。お刺身でも、寿司でも、鉄火丼でも、どう食べてもなまらうまいんですわ。旬は脂が乗る秋から冬。9月頃には「松前城下マグロ祭り」も開催されますよ。町内にある道の駅「北前船松前」のレストラン「北前食堂」では、マグロにウニ、イクラ、ヤリイカなどがたっぷり乗った「大漁くんどんぶり」が一番人気です。

松前漬け

スルメと昆布を細切りにし、醤油ベースのタレで漬け込んだ、北海道の郷土料理「松前漬け」。その名のとおり、松前藩発祥の料理と言われています。松前藩がアイヌとの交易やニシン漁で得た昆布・スルメを保存食に加工したのが起源と考えられています。昆布のぬめりとスルメの旨味が絡み合って、ご飯のお供にも酒の肴にもぴったり。数の子を加えた「数の子松前漬け」や、唐辛子入りでピリ辛にしたものなど、町内のお店ごとに味付けや具材は様々。「どこの店が一番うまい?」って聞かれても、町民同士でも好みがバラバラなんです。したっけ(だから)、松前に来たら何種類か買って食べ比べるのが正解ですよ。

松前産岩海苔

知る人ぞ知る幻の海苔がこちら。年間で1,000〜1,500帖(1帖は10枚)しか入荷されず、地元以外ではほぼ流通していないという松前産天然岩海苔。色の黒さ、風味の強さ、香りの良さが際立っていて、「松前の岩海苔は格が違う」と海産物問屋の間では昔から有名な逸品です。旬は冬から春先。おにぎりに巻いて食べると、海の香りが口いっぱいに広がって、一度味わったら忘れられない味なんですよ。

津軽海峡のウニ

松前のウニは、流れの速い津軽海峡の急流にもまれて育つため、身が大きい割に甘みが強いのが特徴。バフンウニにも引けをとらない味わいで、夏(6月〜8月頃)が旬です。生で食べるのが一番。塩水パックや軍艦巻き、ウニ丼など、シンプルに味わうのがおすすめ。荒波で鍛えられたウニの濃厚な甘みは、なまら(とても)感動しますよ。

桜にちなんだ銘菓

松前町を象徴する桜と松前城をモチーフにしたお菓子も外せません。松前城をかたどった「お城最中」や、桜の香りが漂うカステラ菓子「花の松前」など、地元菓子店がつくる松前ならではの銘菓が揃っています。お土産として日本茶にもコーヒーにも合う、上品な甘さなんです。したっけ(それじゃあ)、桜の時期にはぜひ一緒に味わってみてくださいね。

松前町の観光スポット

松前町をぐるりと巡るなら、押さえておきたいのは「お城」「桜」「寺町」「海」の4つ。江戸時代の空気がそのまま残る町並みを、ゆっくり歩いて感じてほしいんですわ。したっけ(それじゃあ)、代表的なスポットを紹介していきますね。

松前城(福山城)

  • 松前城(福山城) – 1854年(安政元年)に完成した、日本史上最後の日本式城郭。北海道で唯一、石垣と天守を備える本物の城です。現在の天守は昭和35年に復興されたもので、内部は松前城資料館(営業時間9:00〜17:00、最終入館16:30、入館料:大人360円・小中学生240円)として公開されています。本丸御門は焼失を免れ、国の重要文化財として往時の姿そのまま。本丸御門の石垣に残る戊辰戦争の弾痕、復元された天神坂門や搦手二ノ門、海に向かって設置された砲台跡を歩けば、幕末の緊張感がじわじわ伝わってきます。眼下に広がる桜と紺碧の津軽海峡、振り返れば白壁の天守。おすすめは桜の時期と、観光客が落ち着く秋の紅葉シーズン。なまら(とても)絵になる景色なんですよ。

松前公園

  • 松前公園 – 「日本さくら名所100選」に選定された、約24万m²の広大な桜の聖地。約250品種、1万本の桜が植えられていて、4月中旬から5月下旬まで早咲き・中咲き・遅咲きと「時差開花」していくのがここの真骨頂です。1ヶ月以上、入れ替わり立ち替わりで違う品種が楽しめるなんて、他では絶対に味わえません。「桜見本園」「新桜見本園」では全国から集められた140種類の桜と、ここでしか見られない松前生まれの桜約100種類が植えられていて、まさに生きた桜図鑑。営業時間9:00〜17:00(公園自体は入園自由、駐車場150台無料)。さくらまつり期間中はライトアップされた夜桜も幻想的ですよ。

寺町と松前三大名木

  • 光善寺(血脈桜) – 1533年(天文2年)創建の浄土宗の寺で、本堂前に立つ「血脈桜(けちみゃくざくら)」は推定樹齢300年以上、高さ約8m、幹回り5.5mの古木。松前を代表する桜の品種「南殿(なんでん)」の親木です。桜の精にまつわる伝説が残る、松前三大名木の一つ。例年4月下旬〜5月上旬が見頃ですよ。境内自由(住所:松前町松城303)。
  • 龍雲院 – 1842年築の本堂、1846年築の鐘楼、1851年築の惣門、土蔵の4棟が国の重要文化財。境内には「蝦夷霞桜」がそびえ、これも松前三大名木の一つ。戊辰戦争の戦禍を免れ、江戸時代のままの伽藍が残る貴重な寺院なんです。
  • 法源寺 – 1469年(文明元年)創建の曹洞宗の寺。山門は道内最古のもので、国の重要文化財。境内には松前家家老で画人としても知られた蠣崎波響(かきざきはきょう)の墓があります。

松前藩屋敷

  • 松前藩屋敷 – 「松前の五月は江戸にもない」とうたわれた江戸時代の松前を再現した、約1万m²のテーマパーク。武家屋敷、商家、旅籠、廻船問屋、沖の口奉行所、番屋など14棟が立ち並び、内部には蝋人形まで配置されて、まるでタイムスリップしたような臨場感。営業時間9:00〜17:00(最終入館16:30)、入館料は大人360円・小人240円、休館期間は11月〜4月上旬の冬期。住所は松前町字西舘68番地。「甲冑・着物着付け体験」や「松前漬づくり体験」(要予約)も人気で、武将や足軽、お殿様、お姫様に扮して屋敷内を歩けるんですよ。歴史好きはもちろん、子ども連れにもぴったり。なまら(すごく)テンション上がりますよ。

白神岬

  • 白神岬 – 北海道最南端の岬。津軽海峡を挟んだ青森県の竜飛岬まではわずか約19km、晴れた日には津軽富士・岩木山が目の前に広がる絶景スポットです。これまでに300種以上の鳥が観察された「渡り鳥のサンクチュアリ」で、特に9月中旬〜10月下旬の早朝は多くの渡り鳥を観察できますよ。冬の荒れた海と空気が澄む夕方には、沖の松前小島と夕日が織りなす絶景も。潮流の激しい海峡だけあって、波の荒さはわや(めちゃくちゃ)ですが、それも含めて松前らしい景色です。

道の駅 北前船松前

  • 道の駅 北前船松前 – 国道228号沿い、津軽海峡を一望する立地の道の駅。住所は松前町唐津379。営業時間は4〜9月が9:00〜20:00、10〜3月が9:00〜18:00で、年末年始は休館。物産販売コーナーには各店舗の松前漬けや松前本マグロ、松前岩海苔、するめなどがズラリ。ヒット商品「春採れわかめのごはんの素」もぜひチェックしてみて。併設の「うみかぜ食堂」(営業時間4〜9月11:00〜20:00、10〜3月11:00〜18:00)では、松前産本マグロやウニなどがたっぷり乗った「松前大漁くん丼」や、見た目も華やかな「海鮮桜華丼」が味わえます。「うみかぜテラス」から見える津軽海峡と、晴れた日に望む岩木山は格別ですよ。

松前神社

  • 松前神社 – 松前藩の始祖・武田信広を祀る神社で、1881年(明治14年)建立。境内には徳川3代将軍家光から松前家3世公廣が拝領したと伝わる「臥龍梅(がりゅうばい)」や、二本のイタヤカエデが寄り添う「縁結びの木」など見どころがあります。松前城のすぐ北側、寺町への玄関口にあって、城下町散策のハブとして外せないスポットなんですよ。

松前町の観光ルート

松前町は函館から車で約2時間とちょっと距離があるので、せっかく行くならルートを練って効率よく回りたいですよね。したっけ(それじゃあ)、町内をしっかり満喫できる王道ルートと、道南エリアを広く楽しむ広域ルートを紹介していきますわ。

【車・1日】松前町を満喫する城下町ぐるりルート

函館を朝出発し、松前町をじっくり1日かけて回る、初訪問の方にイチオシのルートです。

9:00 函館駅周辺出発 → 11:00 道の駅 北前船松前(車約2時間)→ 12:00 松前公園・松前城(徒歩約10分)→ 14:30 寺町散策 → 15:30 松前藩屋敷 → 17:00 白神岬(車約20分)→ 19:00 函館帰着

①道の駅 北前船松前(滞在60分)
→ 海沿いのテラスで津軽海峡を眺めながら、本マグロ丼でランチ。お腹を満たしてから観光をスタートするのが正解ですよ。

②松前公園・松前城(滞在120分)
→ 桜の時期はもちろん、それ以外の季節でも復興天守と本丸御門、砲台跡をじっくり巡ってください。資料館見学を含めて2時間あるとちょうどいいですよ。

③寺町散策(滞在60分)
→ 光善寺の血脈桜、龍雲院の重要文化財群、法源寺の道内最古の山門。なまら(とても)京都みたいな雰囲気が広がっています。

④松前藩屋敷(滞在90分)
→ 14棟の建物を1棟ずつ見学。甲冑着付け体験で記念撮影するのもアリ。歴史好きはもう少し時間を取ってもOKです。

⑤白神岬(滞在30分)
→ 夕方の津軽海峡と対岸の青森を眺めて締めくくり。光の角度が傾く時間帯が最高なんですわ。

【車・1泊2日】道南グルメと歴史を堪能する広域ルート

函館を起点に、木古内・福島・松前と道南の南海岸線をぐるっと巡る贅沢な2日コースです。

<1日目>9:00 函館出発 → 10:30 道の駅 みそぎの郷きこない(車約1時間半)→ 12:00 道の駅 横綱の里ふくしま(車約30分)→ 14:00 道の駅 北前船松前 → 15:00 松前公園・松前城 → 17:00 松前町内宿泊
<2日目>9:00 寺町散策 → 11:00 松前藩屋敷 → 13:00 白神岬 → 15:30 函館帰着

①道の駅 みそぎの郷きこない(滞在30分)
→ 木古内駅前で休憩。北海道新幹線の出発点に立ち寄る感じで通過します。

②道の駅 横綱の里ふくしま(滞在60分)
→ お昼ご飯はここで。福島町は横綱・千代の山と千代の富士の出身地で、名物のスルメや昆布も購入できますよ。

③道の駅 北前船松前 → 松前公園・松前城(合計滞在180分)
→ 1日目の後半は松前城下を集中して楽しみます。夕方の松前城は光が柔らかくてなまら美しいんですわ。

④寺町+松前藩屋敷(合計滞在240分)
→ 2日目の午前中はじっくり歴史散策。藩屋敷の体験メニューに参加するなら午前枠がおすすめです。

⑤白神岬(滞在30分)
→ 北海道最南端で記念撮影してから函館へ戻ります。

【公共交通+徒歩・半日】鉄道+バスで巡る松前城下ルート

松前町には鉄道が通っていないので、JR北海道新幹線の木古内駅から函館バスでアクセスします。

10:00 木古内駅出発 → 11:30 松城バス停(函館バス約90分)→ 11:40 松前公園・松前城 → 14:00 寺町散策 → 15:30 松前藩屋敷 → 17:00 松城バス停(バスで木古内駅方面へ)

①松城バス停〜松前公園・松前城(滞在約140分)
→ バス停から徒歩7〜10分で松前公園に到着します。お昼を北前食堂か城下通りの飲食店で済ませて、城を見学。

②寺町散策(滞在90分)
→ 光善寺・龍雲院・法源寺・法幢寺・阿吽寺、松前城から徒歩2〜6分圏内に集中しているので、徒歩で回るのに最適。こわく(疲れる)ならない範囲で、ゆっくり歩きましょう。

③松前藩屋敷(滞在90分)
→ 松前城から徒歩約20分(急坂あり)。歩くのがしんどい場合はタクシー利用もアリ。

④松城バス停(出発)
→ 木古内駅・函館方面への最終バス時刻は事前に必ず函館バスの時刻表で確認してくださいね。

松前町の年間イベント

松前町は小さな町ながら、季節ごとにキャラの濃いイベントがあるんですよ。したっけ(それじゃあ)、ぜひ行ってみてほしい年間イベントを紹介していきますね。

松前さくらまつり(4月中旬〜5月上旬)

これはもう松前町最大のイベント、外せません。例年4月中旬から5月上旬にかけて開催され、2026年は4月18日(土)から5月10日(日)までの23日間、第78回が開催されます。期間中は松前神楽(国指定重要無形民俗文化財)の奉納や、郷土芸能公開、松前藩屋敷こどもの日イベントなど、土日祝日を中心に多彩なプログラムが目白押し。日没(19:30頃)から21:00までは、夫婦桜や南殿の桜広場で桜専用LEDライトによる夜桜ライトアップが行われ、お堀の水に映る「逆さ松前城」が幻想的な雰囲気を醸し出します。1ヶ月にわたる早咲き・中咲き・遅咲きの開花リレーで、行く時期によって全然違う表情の桜を楽しめるのが、この祭りの最大の醍醐味なんですよ。なまら(とても)人が多くなるので、駐車場の確保はお早めに。

松前藩屋敷 浮き紫陽花(7月中旬〜下旬)

夏の松前で、ぜひ行ってみてほしいのがね、これ。例年7月中旬から下旬にかけて、松前藩屋敷の水路一面に色とりどりの紫陽花が浮かべられるんです。江戸時代の街並みと、水面を埋め尽くす青・紫・ピンクの紫陽花のコントラストが、SNS映えするフォトジェニックな風景。期間中の特定日には夜間ライトアップも実施され、水面に映る紫陽花の姿は、昼とはまた違った幻想的な美しさです。あずましい(落ち着く・心地よい)夏の夕涼みにぴったりなイベントですよ。

松前城下時代まつり・納涼花火大会(8月)

夏の風物詩がコレ。例年8月中旬に開催されるのが「松前城下時代まつり」と協賛の納涼花火大会です。なんといっても名物は「バイク武者軍団パレード」。全国各地から集まった約40名のライダーが鎧兜を身にまとい、自慢の愛車で松前町内を疾走するという、城下町ならではのぶっ飛んだイベントなんですよ。バイクのエンジン音と鎧のガチャガチャという音が混ざり合う、他では絶対に見られない光景です。夜には花火大会も開催されて、日中の縁日と合わせて町はわや(めちゃくちゃ)盛り上がります。

松前城下マグロまつり(9月中旬)

食欲の秋、ここに極まる。例年9月中旬に開催される「松前城下マグロまつり」では、地元でもなかなか味わえない極上の松前本マグロが浜値で味わえるんです。会場の松前城下通りでは、人気の本マグロ解体ショーや即売会、松前の旬の魚介類や様々なマグロ料理が楽しめる露店がずらり。津軽海峡の荒波にもまれて身が引き締まり、脂ものった松前マグロを、現地で焼きたて・切りたてで食べる。これはもう、松前まで来た甲斐があるってもんです。入場無料、駐車場500台・無料と行きやすさも抜群。マグロ好きなら絶対押さえたい一日ですよ。

松前町のエリア別の顔

松前町は南北に細長く、海岸線沿いに集落が点在する町。エリアごとに「顔」がしっかり違うので、目的に合わせて訪れる場所を選ぶのが楽しみ方のコツなんですよ。

松城エリア(松前城・寺町)― 旅の中心、城下町の心臓部

松前町の中心地で、観光のメインステージがココ。松前城(福山城)、松前公園、寺町、松前藩屋敷、松前神社、城下通り商店街と、町の主要な観光資源がすべて徒歩圏内に集結しています。バス停「松城」が観光の起点。城下通りには物産館や飲食店、お菓子屋さんが並び、江戸時代の町並みを再現した雰囲気がゆっくり流れています。歴史好き・桜好き・観光重視の方は、まずココ。歩きやすい靴で、半日〜1日かけてじっくり散策するのがおすすめのエリアですよ。

唐津エリア(道の駅周辺)― 海と食のゲートウェイ

国道228号沿い、道の駅 北前船松前があるエリアです。津軽海峡を望む海岸線がドライブの絶景ポイントで、ドライブ途中の休憩や食事に最適。地元産の海産物加工品やお土産を一気に買えるので、帰り際の立ち寄りスポットとしても優秀。「うみかぜ食堂」で本マグロ丼や海鮮ラーメンをなまら(とても)満喫してから、テラスで潮風に吹かれて余韻に浸る…そんな過ごし方ができるエリア。グルメ重視・お土産重視の方は、必ずここを行程に組み込んでくださいね。

白神エリア(北海道最南端)― 絶景と渡り鳥のサンクチュアリ

町の南西、北海道最南端の白神岬を擁するエリアです。観光客もぐっと少なくなり、津軽海峡と津軽半島を望む静かな絶景が広がっています。白神岬は渡り鳥のサンクチュアリとして知られ、9月中旬から10月下旬の早朝はバードウォッチャーに人気。普通の観光地に飽きた方や、ドライブで「最果て感」を味わいたい方、写真撮影が好きな方にぴったりのエリアですよ。冬の荒れた海も、それはそれで迫力満点なんですわ。

江良・原口エリア(西海岸の漁村)― 素朴な漁村風景

町の北西、日本海に面した漁村エリア。江良漁港、清部漁港、原口漁港など、地元の漁業を支える小さな漁港が点在しています。観光地化されていない、地元の暮らしがそのまま残っている素朴な漁村風景が広がっていて、津軽海峡や日本海に沈む夕日のスポットも豊富。観光客が踏み込まない「リアルな松前」を見たい方、写真好きな方、ドライブで町の奥まで楽しみたい方におすすめのエリアですよ。したっけ(それじゃあ)、観光ルートとは別に、もう一歩町の奥に踏み込んでみてくださいね。

大沢・及部エリア(旧松前線沿線)― 往年の鉄道ロマンが残る

1988年に廃止された旧国鉄松前線の沿線にあたる、町の東側エリア。かつて渡島大沢駅、及部駅、松前駅が置かれていた場所で、今は函館バスの路線に転換されています。鉄道ファン・廃線跡好きにはたまらないエリアで、駅跡を辿る散策が楽しめます。観光地のメイン動線からは少し外れますが、レンタカーがあれば気軽に立ち寄れますよ。鉄道好きな方、ニッチな旅を好む方にはなまら(とても)刺さるエリアです。

松前町の気候・季節の暮らし

松前町は北海道の中ではダントツに温暖な地域。とはいえ「北海道の温暖」なので、本州の感覚そのままで来ると冬はしばれる(厳しく冷え込む)日もありますからね。したっけ(それじゃあ)、季節ごとの暮らしの実感を紹介していきますわ。

北海道で一番温暖、年平均気温は10.5℃

松前の気候は、対馬海流の影響で北海道では破格の温暖さ。気象庁の松前観測所の平年値(1991〜2020年)によれば、年間の日平均気温は10.5℃、最寒月の1月でも日平均は−0.5℃と、本州の北東北とほぼ同じ感覚です。ケッペンの気候区分では本州と同じ温暖湿潤気候(Cfa)に分類されていて、夏季の最高気温の平年値は札幌よりも低いというのが面白いところ。観測史上の最高気温は8月の34.2℃、最低気温は1月の−11.6℃と、極端な暑さ・寒さは少なめです。

夏の暮らし(6月〜8月)― 過ごしやすく、海が主役

松前の夏は、平均最高気温が7月で23.7℃、8月で25.9℃。北海道らしい爽やかさと、海風の心地よさが両立する季節です。日中は半袖でも快適ですが、夜は窓を開けて寝るとしゃっこい(冷たい)風が入ってくることもあるので、薄手の長袖が一枚あると安心。ウニ漁が解禁され、津軽海峡の魚介が一気に賑わうのもこの時期。海沿いの集落では、漁師さんが朝早くから港で作業する音が聞こえてきます。エアコンが必要ない日も多いと考えられますが、近年は猛暑日が出る年もあるので、新しい家には冷房があると安心です。

秋の暮らし(9月〜11月)― 紅葉とマグロの季節

9月の日平均気温は19.8℃、10月は14.1℃、11月は7.8℃と、ぐっと気温が下がっていきます。9月中旬には松前城下マグロまつりが開催され、町は秋の活気でにぎわいます。10月後半からは紅葉が松前城周辺を彩り、11月に入るともう冬支度。ストーブの試運転、タイヤ交換、冬囲い、漁港での寒ガレイ漁の準備…「冬来たりなば」という空気が一気に町を包みます。こわい(疲れる)ほど忙しい時期だけど、町の人にとっては年中行事みたいなもんなんですよ。

冬の暮らし(12月〜2月)― 雪は少なめ、でも風が強い

松前の冬は、北海道の他の地域と比べると雪は明らかに少ないんです。とはいえ、冬は北西からの強風が吹きつけるのが特徴で、雪よりも風と凍結に注意が必要。1月の平均最低気温は−3.0℃、12月は−0.7℃と、内陸ほど厳しくはないものの、朝晩はしっかりしばれる(厳しく冷え込む)日があります。日本海側に面しているので吹雪く日もあり、運転には冬装備が必須。暖房は灯油ストーブが主流で、家計に占める灯油代の比率は本州よりかなり大きいと考えられます。それでも札幌や旭川と比べたらなまら(とても)暮らしやすい冬なんですよ。

春の暮らし(3月〜5月)― 北海道で一番早い桜前線

松前の春は、北海道のどこよりも早くやってきます。3月は日平均3.0℃、4月は7.9℃、5月は12.5℃。雪解けが早く、3月下旬には道路の雪もほぼ消え、町は一気に観光シーズンへ突入します。例年4月中旬に桜が開花し、4月下旬から5月にかけて「松前さくらまつり」で町は最大のピークを迎える。住んでいる人にとっては、桜の時期は「観光客が増える季節」でもあって、日常の風景がガラッと変わる特別な時間なんですわ。

【地元住民に直撃!】松前町の本当の魅力を電話で聞いてみた

※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。

60代男性

Q1. あなたのご職業を教えてください。

漁師やってます、じいさんの代から松前さくら漁協で延縄でマグロ獲ってきましてね。冬場は牛飼いの手伝いもしてますわ。うちみたいに漁と畜産両方やる家、ここらじゃ昔から珍しくないんですよ。寒い時期は海荒れて漁出れない日多いから、自然とそうなった感じでね。

Q2. この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

そりゃ松前城と松前公園のお花見でしょ、250種1万本ですよ、なまら見応えある。

ただね、通な人には「北鷗碑林(ほくおうひりん)」をおすすめしたいの。地元出身の金子鷗亭先生っていう文化勲章もらった書家がいてね、その門人合わせて120基の書碑が並んでるの。桜と書のコラボ、これが渋いんだわ。

観光バスはほぼ素通りするけど、わかる人にはたまらない場所ですよ。

Q3. この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?

松前漬けね。発祥の地だもの、町内に何軒もあって店ごとに味違うから、地元でも好み割れるんですよ。

で、地元向けに本気でおすすめしたいのが「松前の岩海苔」、いわゆる寒のり。年間1000〜1500帖しか採れなくて、地元のおっかさんたちが手作業で枠に並べて天日干しするやつ。

値段張るけど、これでおにぎり握ったらもうおかずいらないから。はんぱでねえよ。松前出身者がみんな恋しがる味ですわ。

Q4. 外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?

迷ったら三久本店だね、お城のすぐ下にある町中華。

看板の松前浜ちゃんぽん、ホタテ、ウニ、エビ、岩海苔、9種類の海の幸が白湯スープにどっさり入ってんの。観光客にも地元にも愛されてる、間違いない店。

マグロ食わせたいなら道の駅のうみかぜ食堂で本まぐろ丼、海見ながら食えるしね。海苔ご飯食いたきゃレストラン矢野の「のりだんだん」、これは外せないかな。

Q5. この市町村はどんな気質だと思いますか?

城下町だったせいかね、道南でも妙に折り目正しい人が多い気がしますわ。

それと書道の町ですから、子供らも小学校から筆持つの当たり前で、毎年「書初め席書大会」やってるの。

うーん、粘り強くて、表に出さないけど芯のある人柄って言うのかな。漁師町の荒っぽさと、お城下のお上品さが半々で混ざってる、そんな町ですわ。よそ者にも一度懐入れたら、なまら面倒見いいですよ。

Q6. 昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

田舎の人はみんな言うだろうけど寂しくなったよ。

忘れもしない昭和63年の松前線の鉄道廃止ね、あれからじわじわ。最近でも2020年に6,000人ちょっといた町の人間が、もう今年は5,600人切ってる。

子供の声聞かなくなったし、商店街もシャッター下りてる店多いの。スルメイカもさっぱり獲れなくなって、漁獲枠も去年から76%減ですよ。マグロは付加価値ついて頑張ってるけど、磯焼けで岩海苔の漁師も減ってきてね。寂しいもんだ。

Q7. これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

一昨年(2024年)TENOHA松前ってのできてさ、なんだかって横文字なんか仕事できる場所とカフェがあって、町で唯一朝食食える店なんですよ。Uターンの若い子が運営してて、これは嬉しかったね。

今は松前再エネ電力って町と組んだ会社もできて、洋上風力も計画進んでる。漁師仲間の中でも賛否あるけどさ、何もせんで人口減るの待つよりは、新しい風入れて踏ん張るしかないでしょ。桜と城だけじゃ食えんもの。

ご協力ありがとうございました!

松前町の移住・暮らし情報

「松前町に住んでみるってどんな感じ?」って気になりますよね。したっけ(それじゃあ)、住む視点から町のリアルを紹介していきますわ。

住宅環境― 町営住宅と民間アパート、空き家も狙い目

松前町の賃貸物件は函館圏ほど豊富ではありませんが、民間のアパート・マンションが町中心部の建石・唐津・大磯エリアに点在しています。具体的にはマンションセルナ丸朝(松前町字唐津95)、コスモス丸朝マンション(松前町字建石216-127)、ロジエマンション丸朝2号(松前町字大磯)など。町営住宅も建石団地・大磯団地・大津地区などに整備されています。地元の不動産は「有限会社丸朝」(松前町字建石216-196)が中心。物件数が限られるので、移住前には現地で探すよりも、事前に問い合わせをするのが確実ですよ。空き家バンクの活用や町外からの移住相談も、町公式の移住・定住サイトで受け付けています。

買い物環境― 町内に最低限揃うが、まとめ買いは函館・北斗へ

町内には日常品を揃える地元スーパー、ドラッグストア、コンビニがあり、最低限の買い物は問題なくできます。城下通りには商店街もあって、海産物や郷土菓子は徒歩圏内で手に入る環境。家電・大型家具・衣料品など特殊な買い物は函館市内(車で約2時間)か北斗市まで足を伸ばすのが現実的です。月1〜2回のまとめ買いを基本に、日常は町内で済ませるのがココで暮らしている人のスタイルと考えられますよ。

子育て・教育― 「松前っ子誕生祝金」など手厚い支援

松前町の子育て支援は、人口の少ない町だけに手厚い印象。出産時には「松前っ子誕生祝金」が支給される制度があり、保育施設や認定こども園も整備されています。教育面では町立の松前小学校・松前中学校、道立の北海道松前高等学校(松前町字建石216)が町内にあって、高校までは町内で進学が完結します。大学進学は函館や札幌、本州への進学が一般的と考えられます。問い合わせは松前町役場保健福祉課福祉係(電話:0139-42-2650)が窓口。少人数教育で先生との距離が近いのが、ここで子育てする最大のメリットですよね。

医療環境― 町立松前病院が町の医療の中心

松前町の医療の中心は、町内にある松前町立松前病院です。町内には他に診療所も点在しており、日常の医療はカバーされています。専門的な治療や高度医療が必要な場合は、函館市内の総合病院(市立函館病院、函館中央病院など)に通うことになります。函館までは車で約2時間と距離があるため、緊急時のアクセスは事前に把握しておくのが安心ですよ。

通勤・働き方― 町内勤務+テレワーク移住者も増加

松前町の主要産業は漁業、観光、農業、町役場関係。町内で職を見つけて暮らす方が大半と考えられます。一方で2024年5月に町中心部にオープンした「TENOHA松前」のコワーキングスペースを使って、テレワークやワーケーションを選ぶ移住者も増えてきています。函館空港まで車で約2時間、新幹線の木古内駅まで車で約1時間というアクセスを活かして、月数回東京に出張する働き方も可能。「町に住みながら都会の仕事を続ける」スタイルが現実的になってきているんですよ。

エリア別の住みやすさ― 松城エリアが暮らしの中心

住む視点で見ると、町の中心地である松城エリアが最も暮らしやすいと言えます。役場、病院、スーパー、商店街、学校がすべて徒歩〜車5分圏内に集まっていて、生活導線がコンパクト。海寄りの唐津・大磯エリアは道の駅や国道228号沿いで買い物の利便性が高く、ファミリー向けのアパートも比較的多い印象。一方、江良・原口といった西海岸の漁村エリアや、白神エリアは静けさと自然が魅力ですが、商業施設は限られるので車が必須。「都会の便利さよりも、海と歴史と、ゆったりした時間を取りたい」という方にはなまら(とても)合う町ですよ。

松前町へのアクセス

松前町は北海道の最南端という立地から、アクセスにはちょっとコツがいるんです。したっけ(それじゃあ)、交通機関別に紹介していきますね。

飛行機+レンタカー(最速・最も一般的)

東京方面からのアクセスはコレが王道。羽田空港から函館空港まで航空便で約1時間20分、函館空港から松前町までは車(レンタカー)で国道228号を西に走って約2時間です。総所要時間は乗り継ぎを含めて約4〜5時間。函館空港でレンタカーを借りて、海岸線を眺めながら西へ向かうドライブは、それ自体が観光になるくらい気持ちいいですよ。レンタカー予約はトヨタレンタカー日産レンタカーニッポンレンタカーなどが函館空港店を構えています。

新幹線+バス(鉄道派におすすめ)

東京駅から北海道新幹線「はやぶさ」で新青森駅経由、木古内駅まで約4時間20分。木古内駅からは函館バス「松前出張所行き(521系統)」で約1時間30分、「松城」バス停で下車すれば松前城まで徒歩約7分です。総所要時間は乗り継ぎ含めて約6時間。所要時間は飛行機より長めですが、新幹線の快適さと荷物の楽さで人気のルートです。バスの本数が限られるので、必ず函館バス公式サイトで時刻表を事前確認してくださいね。

車(ドライブ派・道内移動派)

札幌からは道央自動車道経由で約5〜6時間(約400km)と、なかなかの長距離。函館からは国道228号で約2時間。新函館北斗駅から車で約2時間。道央自動車道八雲ICから道道67号線経由でも約2時間半というルートもあります。冬季は雪・凍結対策が必須なので、必ず冬タイヤで。途中、知内町・福島町で道の駅に立ち寄りながらゆっくり走るのが、旅の楽しみ方としてはなまら(とても)おすすめです。

ルート提案― 函館起点1泊2日が王道

初めて松前を訪れるなら、函館を拠点に1泊2日のドライブ旅行が一番現実的なんですよ。1日目に函館観光(朝市・五稜郭など)、2日目朝に出発して松前町を1日かけて満喫、夕方函館に戻って夜は函館山の夜景、というプランが組みやすい。松前町内に泊まればもっとゆったり、桜まつりの時期なら朝の松前公園から夕方の白神岬まで、たっぷり1日半使ってください。

松前町の関連リンク

松前町の最新情報・観光情報を入手するための公式サイトを掲載します。

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

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