【北海道札幌市東区】ってどんなとこ?徹底解説!モエレ沼公園と札幌黄の里

北海道札幌市北区のモエレ沼公園:彫刻家イサム・ノグチが設計した、広大なアートパーク。山や噴水が美しく、四季折々の自然を体感できます。

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人口260,651 人 ※2026年2月28日時点(住民基本台帳)
面積56.97 km²
人口密度4,575 人/km²

みなさん、札幌市には10の区があります。その中の札幌市東区(さっぽろしひがしく)って知ってますか?日本のたまねぎ栽培発祥の地であり、世界的彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけた「モエレ沼公園」を擁する、札幌10区のなかでもなまら(とても)個性の濃い区なんですよ。

面積は56.97km²、人口は26万人を超え、札幌市内でも有数の規模を誇るエリアです。札幌駅の北東側に広がり、中心部に近い苗穂エリアにはサッポロビール発祥の赤レンガ建築が残り、北東の郊外には玉ねぎ畑とモエレ沼公園、そして札幌唯一の市街地空港「丘珠空港」が広がる。つまり、都会の顔と農村の顔と空港の顔が同居しているのが東区の最大の特徴なんですよね。

地理的に見ると、札幌市東区は東西9.3km、南北11.0kmにわたる平坦な土地で、山と呼べる高地はモエレ沼公園内の人工の山「モエレ山」のみ。隣接する区・市町村は、創成川と旧篠路村境界を境に北区と接し、函館本線をはさんで中央区、豊平川と旧豊平川を境に白石区、豊平川と石狩川を境に江別市、当別川と石狩川を境に石狩郡当別町と接しています。市内の中心部から郊外、さらには石狩平野の田園地帯まで、ぐるっと風景が変わるグラデーションを一区のなかで味わえる、それが札幌市東区なんです。

都市生活の利便性と歴史ある産業遺産、そして広大な自然公園——この三拍子がそろっているから、観光で訪れる人にも、住むことを考えている人にも、ちゃんと見どころがある。したっけ(それじゃあ)、これからじっくり紹介していきますね。

目次

札幌市東区の推しポイント

モエレ沼公園とイサム・ノグチの遺作

東区を語るうえで絶対に外せないのが、世界的彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけたモエレ沼公園です。「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトで造られた約189ヘクタールの総合公園で、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」やプレイマウンテン、海の噴水など、幾何学的な造形物が点在しています。これがもう、なまら(とても)スケールが違うんですよ。

札幌黄(さっぽろき)——日本のたまねぎ栽培発祥の地

東区南西部にあたる旧札幌村は、明治13年(1880年)に農家・中村磯吉が約1ヘクタールでたまねぎ栽培を始めた、日本のたまねぎ栽培発祥の地。在来種「札幌黄」は糖度13度を誇り、加熱すると甘さが際立つ「幻のたまねぎ」として、イタリアのスローフード国際協会の「味の箱舟」にも登録されています。

苗穂の赤レンガ・サッポロビール博物館

苗穂地区には、明治23年(1890年)築のレンガ造り建築を活用したサッポロビール博物館があります。日本で唯一のビールに関する博物館で、北海道遺産「札幌苗穂地区の工場・記念館群」にも選ばれた歴史的スポット。ここで飲む一杯は格別ですわ。

札幌丘珠空港——都心から最も近い空の玄関

札幌中心部からわずか約5kmという、全国でもまれに見る都市近郊空港が札幌丘珠空港。最寄りの地下鉄東豊線・栄町駅からはバスで約5分、HAC(北海道エアシステム)が道内6空港・北東北2空港の計8空港へ就航しています。北海道内のローカル路線網のハブとして機能しているんですよね。

丘珠獅子舞——札幌市無形文化財第1号

明治25年(1892年)、富山県の移住者が故郷から伝えた丘珠獅子舞。昭和49年に札幌市無形文化財第1号に指定された、130年以上の歴史を持つ伝統芸能です。毎年9月の丘珠神社秋季例大祭で奉納されており、玉ねぎ畑が広がる丘珠の地で、今も昔と変わらぬ姿で舞われています。

札幌市東区の歴史

江戸期のナイホウ場所と「札幌村開拓の祖」大友亀太郎

東区の歴史は、江戸時代に伏籠川上流(現在の苗穂町付近)にあった松前藩の「ナイホウ場所」から始まります。蝦夷との交易が行われていたエリアなんですよ。本格的な開拓のスタートは1866年(慶応2年)、江戸幕府の命を受けた大友亀太郎が農夫を伴って伏籠川河畔(現在の北13条東16丁目付近)に入植し、幕府直営の「御手作場(おてさくば)」を設置したことから始まります。

大友が開削した「大友堀」は、後の創成川の原型となり、彼は「札幌村開拓の祖」と呼ばれるようになりました。今でも東区には大友亀太郎の名が刻まれた史跡が残っており、現在の札幌の街並みの基礎が、ここ東区で生まれたという事実はなまら(とても)重みがありますよね。

明治期——移民団の入植とたまねぎ栽培の幕開け

明治になると、本州各地から移民団が次々と入植します。1870年(明治3年)には酒田県(現山形県)から庚午一ノ村(後の苗穂村)と庚午二ノ村(後の丘珠村)に、柏崎県(現新潟県)から庚午四ノ村(札幌新村)に入植。1873年(明治6年)には陸奥国(現宮城県)からの移民が雁来村に入植しました。

そして1880年(明治13年)、札幌農学校で教鞭を取ったウィリアム・P・ブルックス博士の指導のもと、札幌村の中村磯吉が約1ヘクタールでたまねぎ栽培に成功。これが日本のたまねぎ栽培の本格的な始まりです。当初は東京で売れず廃棄して帰る苦労もありましたが、その後、商業的に成功し、明治30年頃にはロシアやフィリピンなどへの輸出も始まる一大産業に成長しました。

苗穂の工業集積と札幌村の合併

1888年(明治21年)には札幌製糖の製糖工場が操業を開始(後のサッポロビール製麦工場)。1909年(明治42年)には日本国有鉄道苗穂工場が操業を始め、苗穂エリアは札幌の工業地帯として発展していきます。したっけ(そして)1955年(昭和30年)、札幌村は琴似町・篠路村とともに札幌市と合併。1972年(昭和47年)、札幌市が政令指定都市に移行したのと同時に、現在の東区が誕生しました。

現代——モエレ沼公園と地域の再発見

1979年(昭和54年)から始まったモエレ沼周辺へのごみ搬入と、1988年(昭和63年)のイサム・ノグチによる公園設計への参画。そして23年の歳月を経た2005年(平成17年)にモエレ沼公園がグランドオープン。「人間が傷つけた土地をアートで再生する」というノグチの理念が、東区の地で結実したんです。

札幌市東区の文化・風習

玉ねぎ畑と住宅地が混じり合う、独特の暮らしの風景

東区の暮らしのなかで一番特徴的なのは、住宅地と玉ねぎ畑が交互に現れる景観です。特に丘珠から伏古川流域にかけては、コンビニや住宅街の隣に広大な玉ねぎ畑が広がっていて、夏になると畑の風景が街じゅうに広がる。9月の収穫期にはたまねぎフェスタも開催されるんですよ。なまら(とても)のどかで、それでいて地下鉄東豊線が通っていて札幌駅まで10分そこそこ。この距離感のバランスが東区らしさですね。

北海道弁——札幌でも自然と耳にする言葉たち

札幌の言葉は北海道のなかでは比較的標準語に近いと言われますが、それでもしばれる(とても寒い)、なげる(捨てる)、うるかす(水に浸けてふやかす)、はく(手袋を「はく」のように身につける)といった独特の表現は日常会話に溶け込んでいます。さらに「ゴミステーション(ごみ集積所)」「雪はね(除雪)」など、雪国ならではの語彙も豊富。冬の朝、近所で「今朝はしばれる(とても冷え込む)ね〜」と挨拶を交わすのは、東区民にとってもごく日常的な光景ですわ。

食卓の主役は「ジンギスカン」と「札幌ラーメン」

東区民の食卓を語るうえで欠かせないのが、サッポロビール園のジンギスカン。家庭でも特製のジンギスカン鍋でラム肉を焼く家庭は多く、お花見のときも公園で煙を上げてジンギスカンをやる光景が普通に見られます。さらに東区のラーメンといえば味噌・塩・醤油の3味がそろうのが基本で、「札幌黄」を使った深いコクのスープは丘珠空港のレストラン「丘珠キッチン」でも提供されているんですよ。

四季がくっきり分かれる暮らし

東区は山がない平坦な土地なので、四季の変化がそのまま生活に直結します。春はモエレ沼公園に約1,600本のサクラが咲き誇り、夏は玉ねぎ畑が一面緑に染まる。秋は丘珠神社の例大祭で丘珠獅子舞が奉納され、冬はモエレ山がスキー・ソリ遊びの拠点に変わる。したっけ(それから)冬の朝は氷点下10度を下回ることも珍しくなく、玄関を出た瞬間に鼻の奥がツンとするあの感覚が、東区民の冬の挨拶代わりです。

札幌市東区の特産品・食

札幌黄(さっぽろき)——糖度13度の幻のたまねぎ

東区を代表する特産品といえば、もうこれしかないでしょう、札幌黄です。一般的なF1品種の玉ねぎが糖度9〜10度なのに対し、札幌黄は糖度13度。果物並みの甘さなんですよ。肉厚で柔らかく、加熱すると辛みが消えて甘みが際立つので、ビーフシチュー、スープカレー、ポトフ、肉じゃがなど煮込み料理との相性は抜群。なまら(とても)うまいんですわ。

旬は8月〜3月。1880年(明治13年)に札幌村で栽培が始まった在来種で、病気に弱く形が不揃いになりやすいため、1975年(昭和50年)頃のF1品種普及で生産量は激減し、絶滅の危機に瀕しました。しかし2007年にイタリアのスローフード国際協会本部の「味の箱舟」に登録されたことで知名度が再上昇。2024年の札幌市のたまねぎ作付面積約250ヘクタールのうち、札幌黄が占める割合は約6%、丘珠町を中心に約30戸の農家が栽培を続けています。2023年の札幌市中央卸売市場での初競りでは、通常品種の約17倍となる10kg1万円という高値をつけたほどの希少品ですよ。

サッポロビールと開拓使麦酒——ここでしか飲めない一杯

東区苗穂のサッポロビール博物館に併設された「スターホール」では、サッポロ黒ラベルサッポロクラシック(北海道限定)、そして開拓使時代の味を再現した復刻札幌製麦酒の3種が飲み比べできます。麦芽の香ばしさが前面に出て、フルーティな香りの後にホップの苦みが押し寄せるあの味わいは、ここ苗穂でしか体験できません。

背景は明治期の開拓使事業にさかのぼります。1876年に始まった開拓使麦酒醸造所がサッポロビールの原点で、現在の博物館の建物は1890年(明治23年)に札幌製糖会社の工場として築かれた赤レンガ造り。1905年(明治38年)に札幌麦酒の製麦所に改修されました。したっけ(それから)併設のサッポロビール園では、北海道の形をしたジンギスカン鍋でクセのないラム肉を楽しめるんです。冷えたビールにジンギスカン、これぞ東区の王道コースですね。

雪印メグミルク・乳製品——北海道酪農の歴史を伝える街

東区苗穂町には、雪印メグミルクの「酪農と乳の歴史館」もあります。1926年(大正15年)に北海道製酪販売組合連合会の札幌工場・事務所として竣工した、北海道酪農の歴史を物語る場所です。バター、チーズ、牛乳といった乳製品は冷蔵庫に常に入っているのが東区民の標準スタイル。コクがあって濃厚な北海道産の乳製品は、お土産にもぴったりですわ。

丘珠空港の名物グルメ「札幌黄」を使ったオリジナルメニュー

札幌丘珠空港2階の「丘珠キッチン」では、丘珠名物の札幌黄を使ったオリジナルラーメンやカレーが提供されています。地元の伝統野菜を、空の玄関口でちゃんと味わえるという仕掛けが嬉しいところ。ホテルユキタと札幌保健医療大学の共同開発による「丘珠ベジシュー」も、地元食材を使ったお菓子として人気が出てきていますよ。フライト前後にちょこっと立ち寄って、めんこい(かわいい)地元グルメを楽しめるんです。

札幌市東区の観光スポット

モエレ沼公園——イサム・ノグチ最後の傑作を歩く

札幌市東区を訪れたら絶対に外せないのが、彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけたモエレ沼公園です。「公園全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトで造られた約189ヘクタール(東京ドーム約40個分)の総合公園で、約270万トンのごみ埋立地を23年かけて再生したという背景を持っています。

  • モエレ沼公園 – ガラスのピラミッド「HIDAMARI」、高さ52mの人工の山「モエレ山」、直径48mの「海の噴水」、約1,600本のサクラが植えられた「サクラの森」など、幾何学的な造形物が点在する広大な空間です。春はサクラ、夏はビーチ、秋は紅葉、冬はクロスカントリースキーやソリ遊びと、四季それぞれに違う表情を見せるのが魅力。なかでもおすすめは夕方〜日没の時間帯。モエレ山頂上から札幌市街地を一望できて、空がオレンジから紫に変わっていく瞬間はなまら(とても)ドラマチックですよ。入園無料・駐車料金無料、ゲート開放時間は東入口ゲートが7時〜22時(入場は21時まで)です。

サッポロビール博物館——日本で唯一のビール博物館

明治23年(1890年)築の赤レンガ建築を活用した、日本で唯一のビールに関する博物館。1876年の北海道開拓事業から続くサッポロビールの歴史を、12のブースで体感できます。北海道遺産「札幌苗穂地区の工場・記念館群」の一翼を担うスポットです。

  • サッポロビール博物館 – 自由見学は入館無料で、所要時間は15〜20分ほど。ガイド付きの「プレミアムツアー(有料)」では、6Kシアターでビールの歴史物語を上映し、ツアーでしか飲めない「復刻札幌製麦酒」が試飲できます。スターホールではサッポロ黒ラベルサッポロクラシック(北海道限定)、復刻札幌製麦酒の3種飲み比べセット(1,000円)を樽生で楽しめるんですよ。重厚な赤レンガに「五稜星」が輝く外観は四季それぞれにフォトジェニック。営業時間は11:00〜18:00(最終入館17:30)。プレミアムツアー休業日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。仕事終わりの夕方に立ち寄れば、シャワー上がりのような一杯を堪能できますわ。

サッポロビール園——ジンギスカンとビールの聖地

サッポロビール博物館の隣に位置する、ジンギスカンとビールを楽しめる定番スポット。北海道の形をした特製ジンギスカン鍋でラム肉を焼くスタイルで、ここでしか飲めない「サッポロファイブスター」も味わえます。

  • サッポロビール園 開拓使館 – 明治期の重厚なレンガ造りのビヤホールで、6種類の味付けジンギスカンと30種超の一品料理が食べ放題で楽しめます。営業時間は11:30〜21:00(L.O.20:40)、定休日は12月31日のみ。冷えたビール、煙の立つラム、レンガの天井——この組み合わせはもう、なまら(とても)北海道らしい体験ですよ。観光客はもちろん、地元の家族連れや会社の宴会でも定番のスポット。利用者は5時間まで駐車場無料(150台、認証必要)です。

サッポロさとらんど——食と農を体験する都市型農業パーク

札幌市東区丘珠にある、札幌市農業体験交流施設。約57ヘクタールの広大な敷地に農園、牧場、炊事広場、パークゴルフ場が整備された、入園料・駐車料金ともに無料の施設です。1995年(平成7年)に開園しました。

  • サッポロさとらんど – バター・アイスクリーム・ソーセージなど手づくり体験が通年で楽しめるほか、夏期はトウモロコシ、エダマメ、ジャガイモ、サツマイモなど季節野菜の収穫体験ができます。SLバス・馬車・引き馬・レンタサイクルといった園内移動アクティビティもあり、ヒツジやヤギ、ウサギとのふれあい牧場も人気。冬期は雪山でソリやチューブ、馬そり、約1.4kmのクロスカントリースキーコースを開設しています。したっけ(それから)併設の「ミルクの郷」ではサツラク農協の乳製品製造工程も見学可能。子どもと一緒に半日たっぷり遊べるのが嬉しいところですね。営業期間4月29日〜9月30日は9:00〜18:00、10月1日〜4月28日は9:00〜17:00。

札幌村郷土記念館——たまねぎの始まりを伝える小さな博物館

東区の歴史を語るうえで欠かせない、たまねぎ栽培発祥を記録する記念館。「わが国の玉葱栽培この地にはじまる」と刻まれた札幌玉葱記念碑が境内に立っています。

  • 札幌村郷土記念館 – 札幌村開拓の祖・大友亀太郎の足跡や、明治期からの札幌黄栽培の歴史、移住者たちが切り開いた村のあゆみを伝える資料館です。場所は北13条東16丁目、所在地は東区南西部の住宅街のなかにあって、規模は決して大きくありませんが、東区の「成り立ち」を知るには欠かせない場所。観光のついでにふらっと立ち寄ると、東区の見え方ががらっと変わりますよ。開館時間10:00〜16:00、休館日は月曜日・祝日の翌日・12月29日〜1月5日、入館料は無料です。

札幌コミュニティドーム(つどーむ)——雪まつり第2会場

1997年(平成9年)にオープンした札幌市スポーツ交流施設。普段はスポーツ・イベント会場ですが、冬のさっぽろ雪まつりのつどーむ会場として全国的に有名です。

  • 札幌コミュニティドーム(つどーむ) – 大通会場が「見る雪まつり」なら、つどーむは「遊ぶ雪まつり」。チューブスライダー、スノーボールチャレンジャー、雪の迷路広場など、子ども連れで雪と触れあえるアトラクションがそろいます。最寄りの地下鉄東豊線・栄町駅から徒歩約5分、期間中はシャトルバスも運行。家族でめんこい(かわいい)写真をたくさん残せる場所ですよ。雪まつり以外の時期は3,000人収容の多目的ホール/スポーツ会場として使用されています。

札幌丘珠空港——札幌中心部から最も近い空の玄関

札幌中心部から約5kmという距離にある、全国でも珍しい都市近郊空港。HAC(北海道エアシステム)が道内6空港・北東北2空港の計8空港へ就航しており、北海道内のローカル路線網のハブとして機能しています。

  • 札幌丘珠空港 – 最寄りの地下鉄東豊線・栄町駅からはバスで約5分(路線バスで運賃240円)となまら(とても)近い空港です。2階出発ロビーの「丘珠キッチン」では、丘珠名物の札幌黄を使ったオリジナルラーメンやカレーなどが味わえます。営業時間は7:00〜19:00、L.O.18:20。お土産には「スカイショップおかだま」で、ホテルユキタと札幌保健医療大学が共同開発した「丘珠ベジシュー」もチェックしてみて。利尻・礼文・函館・三沢など、ここからしか行けない便も多く、空港自体が観光の起点になっているんですよね。

丘珠神社——札幌市無形文化財第1号「丘珠獅子舞」の地

明治15年(1882年)9月16日に祠が建立された丘珠地区の氏神様。明治25年(1892年)には丘珠獅子舞が奉納されるようになり、昭和49年(1974年)に札幌市無形文化財第1号に指定されました。

  • 丘珠神社 – 富山県福野町安居(現・南砺市)からの移住者によって伝えられた獅子舞は、全長8メートルの巨大な胴体と、獅子取り役の子どもたちが剣・扇・鎌・棒・唐傘などの道具を使って舞う勇壮な姿が特徴。例年9月15日・16日の秋季例大祭で奉納され、笛と鉦の音色が玉ねぎ畑のなかに響きわたります。したっけ(それから)境内は普段は静かな住宅地のなかにあって、ふだんから散歩がてら訪れるのにもちょうどいい雰囲気。札幌のなかで富山の伝統が130年以上保たれているという、歴史の不思議を感じられる場所ですよ。

札幌市東区の観光ルート

【車・1日】モエレ沼公園と丘珠エリアをめぐる東区北部満喫ルート

札幌駅周辺から車で出発する、東区の北東エリアを思いっきり楽しむ1日コースです。モエレ沼公園サッポロさとらんどはどちらも広大なので、車があると断然回りやすいんですよ。家族旅行や友人グループでのドライブ向きですわ。

9:00 札幌駅 → 9:30 モエレ沼公園 → 12:00 サッポロさとらんど → 14:30 札幌村郷土記念館 → 15:30 サッポロビール園(夕食)

①モエレ沼公園(滞在2時間30分)
→ ガラスのピラミッド「HIDAMARI」を見学した後、モエレ山に登って札幌市街地を一望。10時前後の朝の光が園内の幾何学造形を際立たせる時間帯です。

②サッポロさとらんど(滞在2時間30分)
→ 動物のえさやり体験とバターづくり体験(通年)を楽しんで、さとらんど市場で地元野菜を物色。お昼時の到着で園内レストランか炊事広場でジンギスカンがなまら(とても)うまいですわ。

③札幌村郷土記念館(滞在30分)
→ 「わが国の玉葱栽培この地にはじまる」の記念碑を見て、東区の成り立ちを知る。午後の落ち着いた時間にじっくり読み解くのにぴったり。

④サッポロビール園 開拓使館(滞在2時間以上)
→ ジンギスカン食べ放題とサッポロファイブスターで1日を締めくくる。夕方の赤レンガが夕日に染まる景色も見ものですよ。

【鉄道+徒歩・半日】苗穂レトロ建築・産業遺産散策ルート

JR苗穂駅と地下鉄東豊線・東区役所前駅を起点に、徒歩で楽しむ半日コース。明治期からの工場・記念館群がぎゅっと密集した北海道遺産エリアを歩いて回れるんですよ。歴史好き・カメラ好きにおすすめです。

10:00 JR苗穂駅 → 10:15 サッポロビール博物館 → 11:30 雪印メグミルク酪農と乳の歴史館 → 12:30 サッポロビール園(昼食) → 14:30 北海道鉄道技術館

①サッポロビール博物館(滞在1時間)
→ 自由見学かプレミアムツアーで開拓使麦酒の歴史を学習。スターホールで3種飲み比べ(1,000円)を午前のうちに楽しみましょう。

②雪印メグミルク酪農と乳の歴史館(滞在1時間)
→ 北海道酪農の歴史と乳製品製造の歩みを見学。1926年(大正15年)築の歴史的建造物そのものが見ものです。

③サッポロビール園(昼食、滞在1時間30分)
→ ジンギスカンランチバイキングでお腹を満たして、午後の散策に備える。したっけ(それから)次へ。

④北海道鉄道技術館(滞在1時間)
→ JR北海道苗穂工場内にある鉄道専門の展示施設。1909年(明治42年)操業開始の歴史ある工場の雰囲気とともに、北海道の鉄道史を体感できますよ。

【車・1日】東区+隣接区まで足を伸ばす広域ドライブルート

東区を起点に、隣接する江別市や石狩郡当別町まで足を伸ばす広域ルート。札幌市東区はちょうど石狩平野の入り口にあたるので、ドライブで郊外の風景に触れるのに絶好の位置なんですよ。

9:00 丘珠空港 → 9:30 モエレ沼公園 → 12:00 当別町(道の駅とうべつで昼食、約30分) → 14:00 江別市セラミックアートセンター → 16:00 サッポロビール園(夕食)

①札幌丘珠空港(滞在30分)
→ 出発前に「丘珠キッチン」で札幌黄カレーを朝ごはん代わりに。空港らしい開放感のある朝ですよ。

②モエレ沼公園(滞在2時間)
→ 海の噴水(運行スケジュール要確認)とプレイマウンテンを巡る。午前の光が幾何学造形にいちばん映える時間です。

③北欧の風 道の駅とうべつ(滞在1時間30分)
→ 当別町の道の駅でランチと地元野菜のお買い物。なまら(とても)のどかな田園風景がドライブ気分を盛り上げますわ。

④サッポロビール園 開拓使館(夕食、滞在2時間以上)
→ 1日を締めるジンギスカンと冷えたビール。広域ルートで体を動かした後の一杯は格別ですよ。

札幌市東区の年間イベント

さっぽろ雪まつり つどーむ会場(2月)

ぜひ行ってみてほしいのがね、毎年2月上旬に開催されるさっぽろ雪まつりのつどーむ会場です。札幌コミュニティドームを舞台に、2026年は2月4日(水)〜2月11日(水・祝)の8日間、10:00〜16:00で開催。大通会場が雪像を「見る」会場なら、つどーむは雪を「遊ぶ」会場。チューブスライダー、雪のすべり台、スノーボールチャレンジャー、雪の迷路広場など、子どもも大人も雪まみれになって楽しめるんですよ。屋内ドーム内には北海道グルメフェアの飲食ブースがずらりと並び、ジンギスカン弁当、味噌ラーメン、ザンギなど、寒さで冷えた体を温める北海道の味が一堂に集結します。したっけ(そして)2024年の累計来場者数は大通とつどーむ合わせて238万9,000人、つどーむだけで62万6,000人を記録した人気ぶり。会場では帽子と手袋の着用が必須になるアトラクションもあるので、しっかり防寒して訪れてくださいね。入場無料です。

北海道芸術花火(9月上旬)

これは絶対に見てほしいやつですわ——毎年9月上旬にモエレ沼公園で開催される北海道芸術花火。2026年は9月5日(土)の開催が決定しています。市民有志の手で2013年に始まり、2014年からは「モエレ沼芸術花火」、2024年から「北海道芸術花火」と名称を変えながら、今年で13回目の開催を迎えた歴史あるイベント。一般的な花火大会とは一線を画し、音楽と花火を完全にシンクロさせ、モエレ沼公園の起伏(「大地の彫刻」とも呼ばれます)を活かした立体的な3D演出を楽しめるノンストップの芸術花火プログラムなんです。打ち上げ時間は約60分。直径30cmの大玉が公園の上空に咲き誇る瞬間、観客から思わず「なまら(とても)すごい!」という声が漏れます。チケット制(プレミアム席1万円、芝エリア5,500円ほか/2025年実績)の有料席のみの観覧で、未就学児は保護者の膝上で観覧の場合は無料。地下鉄東豊線・環状通東駅または新道東駅からバスでアクセスします。

丘珠神社秋季例大祭・丘珠獅子舞奉納(9月)

続いてご紹介したいのが、毎年9月15日・16日に丘珠神社で開催される秋季例大祭。札幌市無形文化財第1号に指定されている丘珠獅子舞が奉納される、年に一度しか観覧できない貴重な機会なんですよ。明治25年(1892年)に富山県福野町安居から伝えられて130年以上、ほぼ昔のままの形で残されている貴重な伝統芸能です。全長8メートルの巨大な獅子と、獅子取り役の子どもたちが剣・扇・鎌・棒・唐傘などの道具を使って舞う勇壮な姿は、笛と鉦の音色とともに玉ねぎ畑のなかに響きわたります。例年16日には11時30分と15時30分の2回、奉納の舞が披露されるとのこと。夜には宮田あきら一行による奉納演芸大会も開催されて、歌謡ショーや大道芸など老若男女問わず楽しめるんです。札幌のなかで富山の伝統が今も息づいているという、東区ならではの不思議な光景に出会えますよ。

YOSAKOIソーラン祭り(6月)

6月上旬の札幌全市を巻き込むビッグイベント、YOSAKOIソーラン祭り札幌市東区もオフィシャル会場の一つとなっており、市内各所で熱気あふれる踊りが披露されます。色鮮やかな衣装、地響きのような太鼓、観客と踊り子の熱い視線が交差して、街全体がエネルギーに包まれる感じ。とにかく現場の音圧と人の密度がなまら(とても)すごくて、初めて見るとびっくりしますよ。お祭り好きならこの時期の札幌は外せませんね。

たまねぎフェスタ(9月)

そして札幌市東区らしさが詰まったイベントといえば、毎年9月に開催されるたまねぎフェスタ。日本のたまねぎ栽培発祥の地である東区ならではのお祭りで、新たまねぎの即売、札幌黄を使った加工品やレシピ紹介、農家さんとの交流など、地元の食文化をぐっと身近に感じられます。会場には新たまねぎ独特の甘い香りが漂って、シンプルに「あ、東区の秋が来たな」と感じる場面ですよ。地元の人たちが集まる、こぢんまりとしながらも温かい雰囲気のイベントです。

札幌市東区のエリア別の顔

苗穂エリア——明治の産業遺産が立ち並ぶ「赤レンガと工場の街」

東区の南端、JR苗穂駅周辺に広がる苗穂エリアは、東区を訪れる観光客がまず最初に向かうべき場所です。サッポロビール博物館、サッポロビール園、雪印メグミルク酪農と乳の歴史館、北海道鉄道技術館——明治期からの工場・記念館群が立ち並び、2004年に「札幌苗穂地区の工場・記念館群」として北海道遺産にも選定されました。1933年(昭和8年)には札幌市の工業地域に指定された歴史を持ち、創成川以東の下町情緒も色濃く残っているエリアですわ。したっけ(それから)アリオ札幌やイオンモール札幌苗穂などの大型商業施設も集中していて、ショッピングと観光がセットで楽しめる便利さもポイント。苗穂エリアは、歴史好き・建築好き・ビール好きの方が訪れるのにおすすめのエリアですよ。

丘珠・モエレエリア——田園と空港とアートが共存する「東区の原風景」

東区北東部の丘珠・モエレエリアは、住宅地と玉ねぎ畑、札幌丘珠空港モエレ沼公園サッポロさとらんどがモザイクのように混在する、東区らしさが最も濃く感じられるエリアです。明治3年に山形県酒田からの移民が入植して開拓が始まったエリアで、札幌黄栽培発祥の地・丘珠地区はその中心。空港の上空をHACのプロペラ機が飛んでいき、その下に玉ねぎ畑が広がり、さらにその先にモエレ山の三角形のシルエットがそびえる——この風景はなまら(とても)他のエリアでは見られない、東区独自の景色ですよ。丘珠・モエレエリアは、自然と農業を体験したい方、写真好きの方、家族でアクティビティを楽しみたい方にぴったりですね。

栄町・北光エリア——交通の要所で、生活感と利便性が同居する「地元の街」

地下鉄東豊線の終点・栄町駅を中心とした栄町・北光エリアは、東区の生活と移動の中心となる場所。栄町駅交通広場からは丘珠空港行きバスやモエレ沼公園東口行きバス、麻生方面へのバスが発着し、観光客にとっても拠点として使い勝手のいいエリアなんです。1988年(昭和63年)の地下鉄東豊線開業で発展した比較的新しい街並みで、商店街や飲食店、スーパーがコンパクトにまとまっています。地元のラーメン屋さんや居酒屋でフラっと食事を楽しむのにもいい場所ですよ。栄町・北光エリアは、東区を本格的に観光する前後の宿泊・食事の拠点としておすすめのエリアです。

北13条東〜元町エリア——札幌村開拓の祖が刻んだ「歴史の出発点」

東区南西部の北13条東〜元町エリアは、1866年(慶応2年)に大友亀太郎が伏籠川河畔に入植して開拓を始めた、札幌村発祥の地。札幌村郷土記念館もこのエリアにあり、現在の創成川の原型となった「大友堀」の痕跡や、たまねぎ栽培発祥の地としての記念碑が点在しています。地下鉄東豊線・元町駅周辺は中規模の住宅街と商業エリアが混じった落ち着いた街並みで、住宅地と歴史散策のグラデーションが楽しめるんですよ。北13条東〜元町エリアは、札幌の街がどう生まれたのかを知りたい方、静かな住宅街の散歩を楽しみたい方にぴったりですわ。

東雁来・中沼エリア——石狩川沿いの新興住宅地と物流の街

東区の最北端、石狩川と豊平川に挟まれた東雁来・中沼エリアは、近年の宅地開発が進んだ新興住宅地が広がる、東区のなかでも比較的新しいエリアです。札幌新道や道央自動車道の伏古IC・雁来IC・札幌北ICなどの主要インフラが集中しており、物流の拠点としても機能しています。東雁来公園や札幌サッカーアミューズメントパークもこのエリアにあって、サッカー場、パークゴルフ場で体を動かすこともできるんですよ。東雁来・中沼エリアは、車での移動が中心の方、スポーツ施設を利用したい方、郊外の落ち着いた雰囲気を楽しみたい方におすすめですね。

札幌市東区の気候・季節の暮らし

夏は涼しく、冬は本気でしばれる——気温の振れ幅が大きい街

札幌市東区の気候は、札幌管区気象台(札幌の観測値、平年値1991〜2020年)のデータに基づくと、夏は本州ほどの蒸し暑さがなく、冬は本格的な雪国です。年間平均気温は9.2℃、年間降水量は1,146.1mm、年間降雪量の合計は479cm(最深積雪の平年値は97cm)と、北日本を代表する寒冷地気候なんですよ。

夏の8月の月平均気温は22.3℃、日最高気温の平均は26.4℃。湿度75%で雨が比較的多めの月ですが、本州の都市と比べるとなまら(とても)過ごしやすい気温帯です。エアコンが家になくても扇風機でしのげる家庭がまだ少なくないと言われていますが、近年は猛暑日が出る年も増えてきていて、エアコン設置の流れが加速しているのが現状ですわ。

逆に冬はガラッと変わります。1月の月平均気温は-3.2℃、日最低気温の平均は-6.4℃、月の降雪量は137cm。2月は月平均気温-2.7℃、日最低気温-6.2℃、降雪量116cm。したっけ(そして)12月の降雪量も113cmと、12月〜2月の3か月で約366cmが積もる計算です。朝、玄関を開けた瞬間に鼻の奥までキンと冷える、まさにしばれる(厳しく冷え込む)日々が続くんですよ。

除雪・服装・暖房——冬の暮らしのリアル

冬の札幌市東区の暮らしで欠かせないのが「雪はね(除雪)」です。一戸建てや低層アパートに住むなら、朝の出勤前にスコップで玄関〜駐車場の雪をかき分ける作業が日常。マンションでは管理会社や住民の当番制で対応するのが一般的ですわ。札幌市は除雪体制が整っており、東区にも札幌市東区土木センターがあって、生活道路の除雪・排雪にあたっています。

服装は11月下旬〜3月までは厚手のダウンコート+ニット帽+手袋がほぼ標準装備。雪はサラサラの粉雪なので、傘はあまりささず、フードと帽子で対応するのが地元流ですよ。靴は冬用の滑り止め付きスノーブーツが必須。朝の路面はテカテカに凍る「ブラックアイスバーン」が発生していて、見た目は普通でもなまら(とても)滑るので注意が必要です。

暖房は灯油ストーブやガスFF式暖房が主流で、賃貸物件でも備え付けが多いのが特徴。1シーズンの灯油代は世帯規模によって幅がありますが、家計の冬の固定費としてしっかり計算に入れておく必要があります。

春・夏・秋——3つの季節を凝縮して楽しむ街

4月の札幌市東区は、月平均気温7.3℃、降雪も6cm程度まで一気に減って、長い冬がようやく終わる季節。モエレ沼公園では約1,600本のサクラが順次咲き出し、人々が屋外に出てくる「街が動き出す」感覚が広がります。したっけ(それから)5月になれば月平均気温13.0℃で一気に春本番、6月は梅雨がないため本州よりも快適な過ごしやすさが続きますよ。

7・8月は月平均気温21.1℃〜22.3℃でカラっとした暑さ。湿度こそ75%とそれなりにありますが、夜は窓を開ければ涼しい風が入ってくる日が多く、寝苦しい夜が少ないのは北国の特権です。9月には月平均気温18.6℃まで下がり始め、10月には12.1℃と一気に肌寒くなり、11月(月平均気温5.2℃、月降雪量30cm)には雪が積もり始める——春・夏・秋がぎゅっと凝縮された半年間と、本気の冬が半年間。これが東区の1年の体感ですね。

【地元住民に直撃!】札幌市東区の本当の魅力を電話で聞いてみた

※お話いただいた内容のニュアンスを大切にしながら、当編集部にて要点をまとめ、再構成しています。
※地元の人の選定はクラウドサービスで募集し、ご協力いただいているものです。あえて地元の言葉で話すようお願いしています。

50代男性

Q1.あなたのご職業を教えてください。

北41条のあたりでコンビニの店長やってます。栄町の地下鉄ができる前からずーっとこの東区。もう人生の大半をここで過ごしてる。お客さんも常連さんばっかでね、朝の5時頃には新聞買いに来るおじいちゃんおばあちゃんと「寒いっすね〜」って毎日同じ会話してるわ。なまら平和な毎日だよ。

Q2.この街に来て絶対行くべき場所はどこだと思いますか?

やっぱりモエレ沼公園は外せんわ。あの幾何学のガラスのピラミッド、夕方になると西日が差してそりゃあキレイ。下手したらルーブル超えるかもしれん。

地元民は早朝の散歩がオススメ。あとサッポロビール園ね、赤レンガの中でジンギスカン食べるのは札幌人の儀式みたいなもん。

穴場で言ったらサッポロさとらんどの周りの農道。玉ねぎ畑の向こうに丘珠の飛行機が降りてくる景色、なまら東区らしいよ。

Q3.この市町村でお土産を買うとしたらなんですか?

定番ならサッポロビール園で売ってるオリジナルの味付けジンギスカンね、これは間違いない。

でも地元民が本気でオススメするなら、丘珠の「札幌黄」って玉ねぎ。明治時代から東区で作られてる幻のやつでね、煮込むと砂糖入れてないのに甘くてビックリするよ。8月9月の収穫期にしか出回らんから、タイミング合えばラッキー。

あとは北海道メンフーズの札幌黄練り込みラーメンも通好みだわ。

Q4.外から人が来たときにまず連れていく店はどこですか?

うちはまずサッポロビール園に連れてくよ、生ビールとジンギスカンで「これが北海道だべ」って思わせるの。

でも常連さん相手なら北43条の玉林酒家ね。本場の中国人シェフが作る刀削麺、なまら旨くて安いの。地元民で混んでて観光客は誰もおらん。

あと渤海飯店のエビチリ。深夜までやってるから飲んだ後に行ける、そういう普段使いの店こそ東区の本気の顔だわ。

Q5.この市町村はどんな気質だと思いますか?

東区民はね、見栄っ張りじゃないのさ。中央区みたいに気取らんし、円山みたいに「お金持ちです」って顔もしない。

玉ねぎ農家もサラリーマンも町工場のオヤジも、みんな同じ銭湯入って同じスーパーで買い物してる。よく言えば気さく、悪く言えば地味。でもその地味さが居心地いいんだわ。町内会の盆踊りなんかも、いまだに普通にやってるからね。北海道らしい、ちゃんとした「ご近所」が残ってる街よ。

Q6.昔に比べて、街の雰囲気や活気はどう変わったと感じますか?

正直、苗穂のあたりはガラッと変わったわ。昔はサッポロビール工場の匂いが街中漂ってる職人の街だったのに、今はマンションとアリオでキラキラしちゃってね。

逆に栄町や元町は商店街がだいぶシャッター閉めて、寂しくなったよ。お客さんも高齢化してるしょ、うちの店も。ただ丘珠空港の周りだけは昔と変わらず玉ねぎ畑と飛行機の音。それがちょっとホッとする部分だわね。

Q7.これから新しくできる施設や、期待している活動などはありますか?

一番でかいのは丘珠空港さ。滑走路300m延ばして、2030年までにターミナル建て替えるって話でしょ。本州の便が増えたら東区の表玄関になるべね。ただ騒音とか駐車場とか、近所の人らはちょっと心配してるのも本音。

あと札幌黄、若い農家さんが頑張って盛り上げてくれてるの嬉しいわ。あれが東区のアイデンティティだから、絶やしてほしくないっていうのが、ばあちゃん世代みんなの願いだわ。

札幌市東区の移住・暮らし情報

通勤——札幌中心部へのアクセスは地下鉄東豊線が主役

札幌市東区に住む多くの人は、札幌中心部(札幌駅・大通エリア)への通勤が中心です。区内を縦断する地下鉄東豊線は、栄町駅(東区の北端)からさっぽろ駅まで11分、大通駅まで13分という快適なアクセス。1988年(昭和63年)に開通した比較的新しい路線なので、駅のバリアフリー化も進んでいます。区役所前駅、北13条東駅、環状通東駅、元町駅、新道東駅、栄町駅と区内に6駅あって、住む場所を選びやすいんですよ。

車通勤の場合、札樽自動車道の札幌北IC・伏古IC・雁来IC、国道5号、国道12号、国道275号、北海道道89号札幌環状線などの主要道路網が整っているのも東区の強み。したっけ(それから)冬は道路状況によって所要時間が変わるので、通勤は地下鉄、買い物は車、と使い分ける家庭が多いと考えられます。

家賃相場——札幌中心部より少し安め、ファミリー層にも嬉しい価格帯

SUUMOの家賃相場データ(2026年4月時点)によると、札幌市東区のワンルーム〜1Kの家賃相場は4.6万円前後と、中央区(5.2万円)よりやや安く、北区(4.5万円)や白石区(4.5万円)と並ぶ水準。LIFULL HOME’Sのデータでも、ワンルーム〜1LDKは3万円〜5万円前後、2DK〜2LDKは5万円〜7万円前後、ファミリー向けはそれ以上という相場感です。

家賃が比較的抑えられているのに、地下鉄東豊線で札幌駅まで11〜13分、なおかつ大型商業施設も周辺に多いというバランスの良さが、東区の住宅地としての強みなんですよね。なまら(とても)暮らしやすい区と評価される理由のひとつですわ。

買い物環境——大型商業施設からスーパー、ロードサイドまで充実

東区の買い物環境は、札幌市内でもトップクラスの充実度を誇ります。アリオ札幌(イトーヨーカドー+専門店)、イオン札幌元町ショッピングセンターイオンモール札幌苗穂といった大型商業施設が3つも揃っているのは東区ならでは。日常の食料品はラルズ、東光ストア、コープさっぽろ、JR生鮮市場などの食品スーパーが各エリアに揃い、業務スーパー、トライアル、ドン・キホーテといったディスカウント系も豊富です。

幹線道路沿いには家電量販店、ホームセンター、ドラッグストアも並び、車があれば1日の買い物がほぼ完結する利便性。したっけ(そして)地元密着のサッポロさとらんど市場では、石狩管内の新鮮野菜や札幌黄などの地元食材を直売価格で買えるんですよ。

子育て・教育——保育園が充実、市立校もたくさん

子育て世代の札幌市東区への評価は比較的高い、と考えられます。区内には市立中学校が13校、市立小学校も多数、認可保育所は40か所以上が整備されており、待機児童対策も進められています。札幌市立美香保中学校、栄中学校、丘珠中学校など、地域に密着した学校が多く、転入してきた子どもも馴染みやすい環境ですよ。

高等教育機関も充実していて、天使大学札幌大谷大学・札幌大谷大学短期大学部札幌保健医療大学といった私立大学・短大が区内にあるほか、専門学校も多数集積しています。子育て世帯は元町・栄町・伏古・札苗エリアあたりが住居選びの定番、と考えられます。

医療環境——大型病院から地域密着のクリニックまで

東区には大規模医療機関として勤医協中央病院札幌禎心会病院といった総合病院があり、内科・外科のほか専門診療科も充実しています。札幌市東保健センターと札幌市東健康づくりセンターも区役所近くにあり、健康診断や予防接種、子育て相談などの基本的な行政医療サービスが受けられます。日常診療レベルでは内科・小児科・歯科のクリニックが住宅街のなかにバランスよく分布しており、急に体調を崩しても近所で対応できる安心感がありますよ。

住むエリア別の使い分け——5つのエリアで生活感が違う

中盤では「旅する視点」でエリアを紹介しましたが、暮らす視点で見るとまた違う顔が見えてきます。

苗穂エリアは、JR苗穂駅周辺の再開発でマンションが増えており、札幌駅まで電車1駅・車で約10分という抜群のアクセスが魅力。単身〜DINKS向きのエリアと考えられます。栄町・北光エリアは地下鉄東豊線の終点付近で、家賃相場が比較的抑えられつつ商店街も近いため、若いファミリー層に人気のエリアですわ。丘珠・モエレエリアは静かな住宅地と田園が混在し、車所有が前提となりますが、子育て世帯にはのびのびした環境が魅力。北13条東〜元町エリアは地下鉄沿線で札幌中心部にも近く、単身〜小家族向き。東雁来・中沼エリアは新興住宅地と物流拠点が混在し、戸建てを構えたい層に向いています。家賃を抑えたいなら東区はなまら(とても)コスパのいい区ですよ。

札幌市東区へのアクセス

飛行機で行く——新千歳空港・丘珠空港の使い分け

本州や道内遠方から札幌市東区へ向かう場合、玄関口は新千歳空港札幌丘珠空港の2つ。新千歳空港は道外便のメインで、東京・大阪・福岡・那覇など全国主要都市から発着しています。新千歳空港からはJR快速エアポートで札幌駅まで約37分(運賃1,150円程度)、そこから地下鉄東豊線に乗り換えて東区内の主要駅まで11〜15分。新千歳→札幌→東区主要駅の合計で約1時間が目安ですわ。

一方、札幌丘珠空港はそのもの自体が東区内にあるので、北海道内(函館・利尻・釧路など)や北東北(青森・三沢)から来る場合はこちらが断然便利です。HAC(北海道エアシステム)の機材が札幌中心部から約5kmの場所に着陸して、最寄りの地下鉄東豊線・栄町駅まではバスで約5分。札幌都心まで車で約30分という利便性で、まさに「都心に近い空港」なんですよ。

JRで行く——札幌駅から地下鉄へ乗り換えるのが基本

道内の各都市からは、JR特急で札幌駅に到着するのが定番ルート。函館からは特急北斗で約3時間50分、旭川からは特急ライラック・カムイで約1時間25分、釧路からは特急おおぞらで約4時間。札幌駅に着いたら、地下鉄東豊線さっぽろ駅から東豊線で東区内の最寄り駅まで11〜15分です。

東区内のJR駅は苗穂駅のみ。札幌駅から函館本線で1駅・約3分の距離で、サッポロビール博物館やアリオ札幌に行くならJR利用が便利。したっけ(そして)将来的には北海道新幹線が札幌駅まで延伸する計画もあって、本州からのアクセスもさらに良くなると考えられます。

車で行く——札樽自動車道のIC網が便利

道央自動車道・札樽自動車道(北海道横断自動車道)が東区を通っていて、札幌北IC(旭川・苫小牧方面入口、小樽・余市方面出口)、伏古IC(ハーフIC)、雁来IC(ハーフIC)の3つが利用できます。新千歳空港から車で東区中心部までは、道央自動車道経由で約50分〜1時間。レンタカーでの旅行にはなまら(とても)便利な立地ですよ。

主要国道は国道5号・12号・275号、主要道道は北海道道89号札幌環状線、112号札幌当別線、128号札幌北広島環状線など。冬は道路凍結や圧雪のため夏より所要時間が伸びるので、時間に余裕を持って計画してくださいね。

東京・大阪・名古屋からの移動例

東京方面から札幌市東区へは、羽田空港→新千歳空港(飛行機約1時間35分)→快速エアポートで札幌駅まで約37分→地下鉄東豊線で東区内主要駅まで11〜15分。合計約2時間30分〜3時間が目安ですわ。

大阪方面からは、伊丹空港または関西空港→新千歳空港(飛行機約1時間55分)→札幌駅→東区。名古屋(中部国際空港)からは新千歳空港便のほか、2025年10月からトキエアの中部〜札幌(丘珠)線も新規就航しており、丘珠空港から地下鉄栄町駅へ直結するというルートも選べるようになりました。

「こう行くと便利ですよ」というアドバイスとしては、本州各地からの旅行ならまず新千歳空港を利用して札幌中心部に入り、そこから東区を巡るのが定番。道内のローカルな旅と組み合わせるなら、丘珠空港を起点にプランニングすると地元目線の旅が楽しめると考えられます。

札幌市東区の関連リンク

札幌市東区の最新情報や観光案内については、以下の公式サイトを参照してください。

  • 札幌市東区公式ホームページ – 札幌市東区役所が運営する公式サイト。区政情報、各種手続き、地区ニュース、イベント情報、子育て・健康・防災など、暮らしに関わる情報を網羅的に掲載しています。
  • ようこそさっぽろ(一般社団法人札幌観光協会) – 札幌市公式観光ウェブサイト。日本語をはじめ7か国語で情報発信され、モエレ沼公園、サッポロビール博物館、サッポロさとらんどなど東区の観光スポットも詳しく紹介されています。

【この町を愛する皆様へ】
この記事は、どのサイトよりも詳しく、正確に、そして魂を込めて執筆しています。町の魅力を最大限に引き出すため、今後も肉付けを続けていきます。ご期待ください。

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